raycat さん プロフィール

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raycatさん: 週刊「歴史とロック」
ハンドル名raycat さん
ブログタイトル週刊「歴史とロック」
ブログURLhttp://rock-and-history.blog.jp/
サイト紹介文劇団theatre project BRIDGEの演出家が書く歴史とロックのブログ。たまに本やランニングのことも書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供48回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2009/02/12 10:50

raycat さんのブログ記事

  • Jens Lekman 『Life Will See You Now』
  • 「30歳」からはじまるポップネス最近、娘(1歳)が星野源の音楽に興味を示しています。Perfumeとかベビメタには見向きもしないのに、星野源のMVは手をたたきながら楽しそうに見てます。なのでパパは『Yellow Dancer』を買ってしまいました。宇多田ヒカル『Fantome』に続いて、自分一人だったらおそらく買わなかったであろうアルバムです。でも、聴いてみたらめちゃめちゃいいですね。評判が良いのは知ってましたが、超納得。 ん [続きを読む]
  • YUKI 『まばたき』
  • わたしは何度でも「わたし」を歌うYUKIの通算8枚目のアルバム『まばたき』が3月にリリースされました。前作『FLY』が非バンドサウンドを中心だったのに対し、今作は再びバンドサウンド回帰。YUKIの声はやっぱバンドだろ!と思ってる僕にとっては、うれしい変化でした。なので、サウンド的には前々作『megaphonic』の路線と基本的には同じ。曲数も同じだし、曲のタイプのバリエーションも大体一緒。ところが、アルバム全体を通して [続きを読む]
  • 2017年3月の3冊 〜UWFとアントニオ猪木とクラッシュ・ギャルズ〜
  • 『1984年のUWF』柳澤健 結末の決まっているプロレスとは違うリアルファイトを標榜し、アントニオ猪木の新日本プロレスから独立した格闘団体UWFのノンフィクション。増田俊也の『七帝柔道記』『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(←この数年で読んだ本の中でNO.1)そして『VTJ前夜の中井祐樹』にハマった身からすると、同じ『VTJ〜』を完結編とするもう1つのサーガを読んだ気がしました。 10年以上前、当時バイトしてた [続きを読む]
  • The Collectors 『Roll Up The Collectors』
  • ファンタジックな未来を語る「ストーリーテラー」としてのコレクターズ先週に続きコレクターズの話。コレクターズは今年結成30周年で、3/1には初の武道館公演を開催しました。行きたかったなあ。武道館公演の1か月くらい前だったかな?彼らがNHK BSの『The Covers』に出演してたのをたまたま見たのですが、そこで披露した新曲<悪の天使と正義の悪魔>があまりにかっこよくて、すぐにアルバム『Roll Up The Collectors』を買いまし [続きを読む]
  • Skaters 『Manhattan』
  • 陰ってるし、湿ってる2012年に米NYで結成された4ピース、Skaters。いかにもパンク/ガレージをイメージさせる名前の通り、このバンドの音楽のベースにあるのは、ノイズの強いギターと疾走感です。14年に1stアルバム『Manhattan』をリリースしたときは、同じNYのバンドということで「ストロークス直系」なんて紹介もされたようです。でも、ひと筋縄でいかないのがこのバンドの面白いところ。確かにアルバム1曲目<One Of Us>などは [続きを読む]
  • 最終少女ひかさ 『グッドバイ』
  • 愛に対して誠実だからこそ愛に対してブチ切れるかっこいいものからウケ狙いの外したものまで、世の中にはいろんなバンドの名前がありますが、「ヘンな名前」という点では彼らは相当上位に食い込むと思います。2013年結成の5人組、最終少女ひかさ。最終少女ってなんだよ。ひかさって誰だよ。そして、名は体をあらわすといいますが、彼らの音楽も、その強烈に胡散臭いバンド名に負けず劣らず、かなりエッジが利いています。 なんか [続きを読む]
  • 2017年2月の3冊 〜小池重明とJ-POPの「ヒット曲」と日本人の渡来ルート〜
  • 『真剣師 小池重明』団鬼六金銭を賭けた将棋で生計を立てる非プロ=アマの棋士「真剣師」。その中でも最強と言われた小池重明の評伝。先月読んだ『赦す人』から、団鬼六つながりで手に取ったんだけど、これはねー、めちゃくちゃ面白かったです。2年連続アマ名人位を獲得したばかりか、当時将棋連盟の会長を務めていたプロの名人にも完勝してしまうという、無類の将棋の強さ。しかし、棋力とは裏腹に私生活は破滅的。金を盗んで女と [続きを読む]
  • Num Contena 『Smile When You're Dead』
  • 「熱狂に代わる何か」を見つけるまで僕は彼らの音楽を携えていくだろう先日唐突に、以前劇団の芝居で作ったセットのことを思い出しました。舞台の上手と下手に一本ずつ、「木」を立てることになったのですが、僕らはそれを全て手作りで作ろうとしました。「木」ということはつまり幹があって枝があり、その枝の先には「葉っぱ」があります。必要な葉っぱの枚数は、2本合わせて数千枚という量でした。そして僕らはその数千枚もの葉 [続きを読む]
  • For Tracy Hyde 『Film Bleu』
  • 僕にとっての「青」は喪失の色だった東京で活動する5ピース、For Tracy Hyde(フォトハイ)が、昨年12月にリリースした『Film Bleu』。フルアルバムとしてはこれが初になります。以前もこのブログで取り上げたEP『Born To Be Breathtaken』などの過去の楽曲と新しい曲とがほぼ同じ量盛り込まれていて、収録曲の顔ぶれでいえば、現時点での彼らのベストアルバム的な作品。ただ、バンドとしては『Born To Be Breathtaken』リリース後 [続きを読む]
  • 映画 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
  • シリーズの命運は「スピンオフ」が握ってるんじゃないか遅ればせながら『スター・ウォーズ』のスピンオフ、『ローグ・ワン』を見てきました。めちゃくちゃ面白かった!『エピソード4』の前日譚ということでしたが、マジであの10分前までの話なんですね。思わず家に帰ってから『エピソード4』見返しちゃいました。『ローグ・ワン』見た後だと『4』の見え方がまったく変わりますね。序盤のR2-D2とC-3POの逃亡劇を、今までは「2人とも [続きを読む]
  • 2017年1月の3冊 〜ブータンと脱北者支援と団鬼六〜
  • 『未来国家ブータン』高野秀行昨年末に『謎の独立国家ソマリランド』を読んで衝撃を受けて、高野秀行による同じ「異国冒険ルポ」というつながりで手に取ったのが本書。ブータンというと経済ではなく国民の「幸福度」で豊かさを測るGNH(国民総幸福)を提唱していることで有名でだけど、ブータンの幸福というのは仏教によって生活も人生の目的も規定され、「あれこれ迷わない安心感」という側面が強く、決して「自由」という意味で [続きを読む]
  • 2017年大河ドラマ 『おんな城主 直虎』
  • 僕の知ってる大河ドラマは死んだでも、きっとこれでいいんだ今年のNHK大河『おんな城主 直虎』、正直、僕はまったく期待してなかったんだけど、始まってみると意外や意外、けっこう面白いです。いろいろな事件が起こるのに台本がとてもよく整理されているし、キャラクターもきっぱりはっきりしている。子役の3人もめちゃくちゃ上手ですね。おとわ役の新井美羽ちゃんは出演者クレジットで堂々の先頭を飾っていましたが、これっても [続きを読む]
  • L⇔R 『Singles & More』
  • 14歳の頃よりも今のほうが彼の音楽が好き中学2年で初めてギターというものを手に入れたとき、僕にはまだ、「ギターという楽器はコードをジャカジャカかき鳴らすか、指を魔術のようにくねらせながらティロリロ弾くもの」という程度のイメージしかありませんでした。そのイメージを最初に変えたのが、L⇔Rでした。彼らの代名詞となったミリオンセラーシングル、<Knockin' On Your Door>のバンドスコアを開いてみると、そこにはコー [続きを読む]
  • ついに「ストリーミング配信」に手を出した
  • いつでもどこでも聴ける豪華な「試聴機」タイトルの通りなのですが、昨年末、ついにストリーミング配信サービスに手を出しました。「ついに」と書いたのは、僕はこれまでストリーミング配信に否定的だったから。音楽を聴くことが端末の電波状況に左右されるなんてありえないし、何より、ジャケットやインナースリーヴまでを含めて音楽だと思っているので、単なるパケットを「音楽」と呼ぶことにはものすごく抵抗感があったのです。 [続きを読む]
  • And Summer Club 『Heavy Hawaii Punk』
  • 鳴ってる音のすべてが僕の音楽遍歴そのものYouTubeやSoundCloudのおかげで、「自分の知らない曲」を毎日手軽に聴けるようになりました。もちろん、隅から隅までなんて到底聴けないので、(各種のWebサービスが作り手に発表の場を広げたことで、日々の音楽の供給量は天文学的です)僕が1日に聴く「新曲」は、多くてもせいぜい10曲程度。それでも年間通せば3000曲以上の未知の曲を聴いてることになります。んで、曲を聴くたびに「最 [続きを読む]
  • 『A Christmas Gift For You From Phil Spector』
  • ウォール・オブ・サウンドはクリスマスソングでこそ輝くクリスマスアルバムが好きで毎年ちょくちょく買い足しているのですが、(過去最大のヒットが「ザ・ビートマス(ビートルズ×クリスマス)」)今年また新たなアイテムが増えました。フィレスレコードが1963年にリリースしたコンピ、『A Christmas Gift For You From Phil Spector』です。フィレスレコードというのは、1961年に音楽プロデューサーのフィル・スペクターが設立し [続きを読む]
  • ラブリーサマーちゃん 『LSC』
  • 大人になる一歩手前の「憂い」と「揺らぎ」毎日顔を合わせていたクラスメイトの女の子が、実は某国のお姫様だった。あるいは、いつまでも子供だと思っていた近所の女の子が、ふと気づいたらいつの間にか大人の女性に変身し、手の届かないところへ羽ばたいていってしまった。…みたいな例えをアラフォー男がブログに書くのは、本当にキモいって分かってはいるんだけど、ラブリーサマーちゃんのメジャーデビューアルバム『LSC』を最 [続きを読む]
  • The School 『Wasting Away And Wondering』
  • ありがとう50年代、60年代のアメリカンポップスたち英国ウェールズの首都カーディフ出身のバンド、The School。今年に入ってから激ハマリしているバンドです。現時点での最新作が、2015年にリリースした3枚目『Wasting Away And Wondering』。まずなんといってもジャケットがいいですね。セピアがかった写真のトーンもいいし、古いマーケットのようなレコードショップというロケーションも素敵。このレコード屋行ってみたいなあ。 [続きを読む]
  • The Primitives 『Spin-O-Rama』
  • 「王道」という名の希少種英国コヴェントリー出身のバンド、The Primitives。3年ほど前に初めて知って、あまりに好みにドンピシャだったので聴きまくっているのですが、バンドの結成は1985年という、実は超がつくほどのベテランバンドです。85年の結成後、何度かのメンバーチェンジを経て、88年に発表したアルバム『Lovely』とシングル『Clash』が全英チャートの6位を記録。当時、The SmithsのモリッシーがThe PrimitivesのTシャツ [続きを読む]
  • Car10 『BEST SPACE』
  • 「地方」「食えない」を軽やかに飛び越えて3ピースバンド、Car10(カーテン)を最初に聴いたとき、「あ、イギリスのバンドだな」と思ったんだけど、調べてみたら日本の、それも栃木県足利市を拠点に活動する地方のバンドで驚きました。そのくらいこのバンドはスケールがデカく、日本的な匂いを感じさせません。猛烈なスピード感と潰れたギターの音は最高にかっこよく、英語と日本語がごくナチュラルに入り混じった歌詞のセンスも素 [続きを読む]
  • The Beatles 『Live At The Hollywood Bowl』
  • 「ビートルズは下手だった」って言ってたのはどこのどいつだ?ビートルズは1964年と翌65年の世界ツアー中、米ロサンゼルスのハリウッドボウルで計3回のライブを行い、そのときの演奏は録音されました。もちろん、あとでライブアルバムを作るためです。ところが、あまりに大きな観客の歓声や、そもそもの録音環境の悪さによって音源化は見送られました。(ポールのマイクが音を拾えてなかったという事故(ミス?)もあったそうです [続きを読む]
  • 映画 『Eight Days A Week』
  • そして彼らは「大人」になっていく『アポロ13』や『ダヴィンチ・コード』で知られる映画監督ロン・ハワードによる、ビートルズのドキュメンタリー映画『Eight Days A Week』を見てきました。主にキャリアの前半期、特に63年から66年までの、殺人的なスケジュールでツアーを回っていた時代のビートルズが取り上げられています。ビートルズのドキュメンタリーというと、アップルが95年に制作したTVシリーズ『アンソロジー』がありま [続きを読む]
  • 宇多田ヒカル 『Fantome』
  • 「母になった私」ではなく「母と私」を歌う娘(0歳)が毎朝『とと姉ちゃん』を見てたら、主題歌の<花束を君に>に反応を示すようになったので、父さんは宇多田ヒカルの新作『Fantome』を買ってしまいましたよ。宇多田ヒカルが『Automatic』でデビューしたのは、僕が高校3年生のときでした。彼女とは2歳差なのでほぼ同世代です。『Fantome』の発売前に超久々に『First Love』を引っ張り出して聴いてみたら、一瞬で心が17歳の頃にワ [続きを読む]
  • Morrissey Japan Tour 2016
  • 気難しいのではなく「照れくさい」だけなのでは9月の終わり、モリッシーの来日公演を見てきました。来日は4年半ぶりだそうです。その前は10年空いたというから、(彼にしては)短いスパンでの再来日ということになります。会場の8割が、・おじさん・一人で見に来てる・友達いなさそう・なのにスミスとモリッシーについて語り始めたらすんごい勢いで喋りそう・物販で支払うお金は万単位・つまりめんどくさそうという、相当ハードコ [続きを読む]