raycat さん プロフィール

  •  
raycatさん: 週刊「歴史とロック」
ハンドル名raycat さん
ブログタイトル週刊「歴史とロック」
ブログURLhttp://rock-and-history.blog.jp/
サイト紹介文劇団theatre project BRIDGEの演出家が書く歴史とロックのブログ。たまに本やランニングのことも書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供48回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2009/02/12 10:50

raycat さんのブログ記事

  • 『Sgt. Pepper's』の新旧ミックスを全曲聴き比べてみた 〜B面編〜
  • 残りの全アルバムもリミックスしてくれたらいいのに  前回から引き続き、ビートルズ『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』の50周年記念盤のステレオリミックスとオリジナルのモノラルミックスの聴き比べ。※前回の記事:『Sgt. Pepper’s』の新旧ミックスを全曲聴き比べてみた 〜A面〜  今回はアナログ盤でいうとB面にあたる後半の6曲を取り上げます。前回同様、09年のモノラルリマスターと、今回のステレオリミックスを [続きを読む]
  • 『Sgt. Pepper's』の新旧ミックスを全曲聴き比べてみた 〜A面編〜
  • 音がクリアで聴き取りやすいVS 聴き取りやすけりゃいいってもんじゃない  ビートルズの『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のリリースから、今年でちょうど50年ということで、アニバーサリー・エディションが発売されました。  同時期にレコーディングされていた<Penny Lane>などを含む、多数の未公開テイクの収録も話題になりましたが、目玉はなんといってもステレオ音源のリミックスです。過去に『Let It Be Naked… [続きを読む]
  • 2017年6月の3冊 〜川と地形づくし〜
  • 『川はどうしてできるのか』藤岡換太郎  6月は暗渠の記事を書いたこともあり、川のことをやたらと考えていたので、川や地形関連の本ばかり読んでました。 まず読んだのが、講談社ブルーバックスの『川はどうしてできるのか』。「山」編、「海」編に続く「どうしてできるのか」シリーズの第3弾です。ナイル川がなんであんなに長いかっていうと、総延長7000kmに及ぶアフリカ大地溝帯に沿って流れてるからだとか、川は海に注いで終 [続きを読む]
  • 都内の暗渠を「ロックバンド」に例えて紹介してみる
  •  先週に続いて川・暗渠の話です。(先週の記事:「川」こそアナーキーだ) 誰にも読まれていないのをいいことに、どんどん書きます。  暗渠イスト(暗渠ファンのこと)のバイブル『川の地図辞典』を開くと、かつては東京の街のいたるところを、まるで毛細血管のように無数の川が流れていたことがわかります。上水道や細かい用水路なども含めれば、23区だけでも100本以上の川(水路)が流れていたんじゃないでしょうか。そのほと [続きを読む]
  • 「川」こそアナーキーだ
  • この「素晴らしい風景」は俺にしか見えないんだぜ ランニングを始めて間もないころに直面したのが、「どこを走るか」という問題でした。 最初は近所の大きな公園を走っていたのですが、何度も走っていると、次第に飽きてきてしまいました。それに、だんだん走る距離が伸びてくると、同じコースをグルグル回ることになり、まるで学校の校庭でやらされる持久走のようで、うんざりしてきたのです。 仕方なく、近所の大きな国道や幹線 [続きを読む]
  • Theピーズ30周年日本武道館
  • 武道館らしくないバンドのもっとも「武道館らしい」ライブ この数年、「ベテランバンドの初武道館」がすっかり恒例化しました。怒髪天(2014年、結成30年目)、フラワーカンパニーズ(15年、結成26年)、そしてつい先日のコレクターズ(17年、結成30年)。※思えば09年のピロウズ(09年、結成20年)がその嚆矢だった気がしますそしてつい先日、過去のどのバンドよりも武道館らしくないバンド、ある意味「真打」が、あの八角形の屋 [続きを読む]
  • Beverly 『The Blue Swell』
  • 「軽くなった」は褒め言葉である元Vivian Girlsのフランキー・ローズとPains Of Being Pure At Heartのキーボード、ドリュー・シトロン。この2人が組んだギターロックデュオ、Beverlyを最初に知ったのは、確か彼女たちが1stアルバムを出す前だったと思うので、もう2年以上前になるはずです。重たい轟音ギターによる、靄のかかった深い森のような陰鬱さと、その森に差し込む朝日のように荘厳な、フランキーとドリューのコーラス。一 [続きを読む]
  • 『騎士団長殺し』村上春樹(新潮社)
  • 「68点や43点の人生」だってそんなに悪くはないはずだ発売前に予約して買っていたのですが、一度読み始めたら止まらなくなるだろうからと、読み始めるタイミングを計っていたら、実際に手に取るまでに2か月以上かかってしまいました。でも、やはり予想通り読み始めたら止まらなかったです。文句なしに面白かった。今回はいつにも増して、映像が頭に浮かんでくる作品だったように思います。雨田具彦の家のリビングやアトリエの様子 [続きを読む]
  • Paul McCartney 「One On One Japan Tour 2017」
  • 今回ポールが覚えた日本語:「ゴォルデンウィークゥゥ!」ポールのライブについては過去に2回も書いてるので、#Paul McCartney 「OUT THERE JAPAN TOUR 2013」#Paul McCartney 「OUT THERE JAPAN TOUR 2015」もう書くことなんてないだろうと我ながら思うのですが、それでも何かを書きたくさせるのがポールです。ということで、4月末に行われた、ポール・マッカートニーの来日公演を見に行ってきました。前回の来日が2015年のちょう [続きを読む]
  • The Stone Roses 日本武道館公演
  • 「This Is The One She Waited For」だなんてなんかもう出来すぎたドラマのようですストーン・ローゼズの武道館公演を見てきました。来日自体は2013年のソニックマニア以来4年ぶりですが、単独としてはなんと22年ぶり。ロック史に残る気まぐれ&アクシデント続きのバンドなので、このチャンスを逃したら、もう二度と見られないかもしれません。だいたい、再結成後初の単独来日だって、元々は去年予定されていたんですから(レニの [続きを読む]
  • Jens Lekman 『Life Will See You Now』
  • 「30歳」からはじまるポップネス最近、娘(1歳)が星野源の音楽に興味を示しています。Perfumeとかベビメタには見向きもしないのに、星野源のMVは手をたたきながら楽しそうに見てます。なのでパパは『Yellow Dancer』を買ってしまいました。宇多田ヒカル『Fantome』に続いて、自分一人だったらおそらく買わなかったであろうアルバムです。でも、聴いてみたらめちゃめちゃいいですね。評判が良いのは知ってましたが、超納得。 ん [続きを読む]
  • YUKI 『まばたき』
  • わたしは何度でも「わたし」を歌うYUKIの通算8枚目のアルバム『まばたき』が3月にリリースされました。前作『FLY』が非バンドサウンドを中心だったのに対し、今作は再びバンドサウンド回帰。YUKIの声はやっぱバンドだろ!と思ってる僕にとっては、うれしい変化でした。なので、サウンド的には前々作『megaphonic』の路線と基本的には同じ。曲数も同じだし、曲のタイプのバリエーションも大体一緒。ところが、アルバム全体を通して [続きを読む]
  • 2017年3月の3冊 〜UWFとアントニオ猪木とクラッシュ・ギャルズ〜
  • 『1984年のUWF』柳澤健 結末の決まっているプロレスとは違うリアルファイトを標榜し、アントニオ猪木の新日本プロレスから独立した格闘団体UWFのノンフィクション。増田俊也の『七帝柔道記』『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(←この数年で読んだ本の中でNO.1)そして『VTJ前夜の中井祐樹』にハマった身からすると、同じ『VTJ〜』を完結編とするもう1つのサーガを読んだ気がしました。 10年以上前、当時バイトしてた [続きを読む]
  • The Collectors 『Roll Up The Collectors』
  • ファンタジックな未来を語る「ストーリーテラー」としてのコレクターズ先週に続きコレクターズの話。コレクターズは今年結成30周年で、3/1には初の武道館公演を開催しました。行きたかったなあ。武道館公演の1か月くらい前だったかな?彼らがNHK BSの『The Covers』に出演してたのをたまたま見たのですが、そこで披露した新曲<悪の天使と正義の悪魔>があまりにかっこよくて、すぐにアルバム『Roll Up The Collectors』を買いまし [続きを読む]
  • Skaters 『Manhattan』
  • 陰ってるし、湿ってる2012年に米NYで結成された4ピース、Skaters。いかにもパンク/ガレージをイメージさせる名前の通り、このバンドの音楽のベースにあるのは、ノイズの強いギターと疾走感です。14年に1stアルバム『Manhattan』をリリースしたときは、同じNYのバンドということで「ストロークス直系」なんて紹介もされたようです。でも、ひと筋縄でいかないのがこのバンドの面白いところ。確かにアルバム1曲目<One Of Us>などは [続きを読む]
  • 最終少女ひかさ 『グッドバイ』
  • 愛に対して誠実だからこそ愛に対してブチ切れるかっこいいものからウケ狙いの外したものまで、世の中にはいろんなバンドの名前がありますが、「ヘンな名前」という点では彼らは相当上位に食い込むと思います。2013年結成の5人組、最終少女ひかさ。最終少女ってなんだよ。ひかさって誰だよ。そして、名は体をあらわすといいますが、彼らの音楽も、その強烈に胡散臭いバンド名に負けず劣らず、かなりエッジが利いています。 なんか [続きを読む]
  • 2017年2月の3冊 〜小池重明とJ-POPの「ヒット曲」と日本人の渡来ルート〜
  • 『真剣師 小池重明』団鬼六金銭を賭けた将棋で生計を立てる非プロ=アマの棋士「真剣師」。その中でも最強と言われた小池重明の評伝。先月読んだ『赦す人』から、団鬼六つながりで手に取ったんだけど、これはねー、めちゃくちゃ面白かったです。2年連続アマ名人位を獲得したばかりか、当時将棋連盟の会長を務めていたプロの名人にも完勝してしまうという、無類の将棋の強さ。しかし、棋力とは裏腹に私生活は破滅的。金を盗んで女と [続きを読む]
  • Num Contena 『Smile When You're Dead』
  • 「熱狂に代わる何か」を見つけるまで僕は彼らの音楽を携えていくだろう先日唐突に、以前劇団の芝居で作ったセットのことを思い出しました。舞台の上手と下手に一本ずつ、「木」を立てることになったのですが、僕らはそれを全て手作りで作ろうとしました。「木」ということはつまり幹があって枝があり、その枝の先には「葉っぱ」があります。必要な葉っぱの枚数は、2本合わせて数千枚という量でした。そして僕らはその数千枚もの葉 [続きを読む]
  • For Tracy Hyde 『Film Bleu』
  • 僕にとっての「青」は喪失の色だった東京で活動する5ピース、For Tracy Hyde(フォトハイ)が、昨年12月にリリースした『Film Bleu』。フルアルバムとしてはこれが初になります。以前もこのブログで取り上げたEP『Born To Be Breathtaken』などの過去の楽曲と新しい曲とがほぼ同じ量盛り込まれていて、収録曲の顔ぶれでいえば、現時点での彼らのベストアルバム的な作品。ただ、バンドとしては『Born To Be Breathtaken』リリース後 [続きを読む]
  • 映画 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
  • シリーズの命運は「スピンオフ」が握ってるんじゃないか遅ればせながら『スター・ウォーズ』のスピンオフ、『ローグ・ワン』を見てきました。めちゃくちゃ面白かった!『エピソード4』の前日譚ということでしたが、マジであの10分前までの話なんですね。思わず家に帰ってから『エピソード4』見返しちゃいました。『ローグ・ワン』見た後だと『4』の見え方がまったく変わりますね。序盤のR2-D2とC-3POの逃亡劇を、今までは「2人とも [続きを読む]
  • 2017年1月の3冊 〜ブータンと脱北者支援と団鬼六〜
  • 『未来国家ブータン』高野秀行昨年末に『謎の独立国家ソマリランド』を読んで衝撃を受けて、高野秀行による同じ「異国冒険ルポ」というつながりで手に取ったのが本書。ブータンというと経済ではなく国民の「幸福度」で豊かさを測るGNH(国民総幸福)を提唱していることで有名でだけど、ブータンの幸福というのは仏教によって生活も人生の目的も規定され、「あれこれ迷わない安心感」という側面が強く、決して「自由」という意味で [続きを読む]
  • 2017年大河ドラマ 『おんな城主 直虎』
  • 僕の知ってる大河ドラマは死んだでも、きっとこれでいいんだ今年のNHK大河『おんな城主 直虎』、正直、僕はまったく期待してなかったんだけど、始まってみると意外や意外、けっこう面白いです。いろいろな事件が起こるのに台本がとてもよく整理されているし、キャラクターもきっぱりはっきりしている。子役の3人もめちゃくちゃ上手ですね。おとわ役の新井美羽ちゃんは出演者クレジットで堂々の先頭を飾っていましたが、これっても [続きを読む]