raycat さん プロフィール

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raycatさん: 週刊「歴史とロック」
ハンドル名raycat さん
ブログタイトル週刊「歴史とロック」
ブログURLhttp://rock-and-history.blog.jp/
サイト紹介文劇団theatre project BRIDGEの演出家が書く歴史とロックのブログ。たまに本やランニングのことも書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供48回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2009/02/12 10:50

raycat さんのブログ記事

  • ザ・クロマニヨンズ 『ACE ROCKER』
  • 「大好きなものがあると人生は楽しくなる」ということ 活動してきた全てのバンドのアルバムを持ってるし、本や雑誌のインタビューも大事にとってあるし、自分で作った芝居でも何度も曲を流したし、多分、日本のアーティストで一番多く歌を知ってるのも彼らだと思います。 にもかかわらず、これまで一度も彼らのことをブログで取り上げなかったのは、受けた影響の大きさを、とてもじゃないけど言葉に言い表せられないと思ったから [続きを読む]
  • 2017年8月の3冊 〜岡っ引きと渡世人と座頭市〜
  • タカとユージの生きる場所は「捕物帳」の中しか残ってないんじゃないか 7月に東郷隆作品を読んでいたら止まらなくなって、結局8月も引き続き彼の作品に手を出してました。 ただ、7月に読んでいたのは歴史小説だったのに対し、8月に読んだのは時代小説。同じジャンルと思われがちですが、過去に実在した人物を主人公にして、史実に基づいた物語を描いている作品が歴史小説で、歴史上の一時代を舞台にしているものの登場人物も物語 [続きを読む]
  • Tashaki Miyaki 『The Dream』
  • 「ドリームポップ」の本当の意味を初めて知ったのかもしれない「タシャキ・ミヤキ」ってずいぶん変わった響きのバンド名だけど、何語なんだろう?と思っていたら、なんと日本語でした。映画監督の「三池崇史」の言い間違いをそのままバンド名にしたそうです。 このエピソードからも想像がつく通り、バンドのメンバーは相当なシネフィル揃いで、中でもボーカル&ドラムのペイジ・スタークは、音楽を始める前からモデル・女優として [続きを読む]
  • The Trash Can Sinatras 『Cake』
  • The SmithsとThe Stone Rosesその「隙間」「トラッシュキャン・シナトラズ」というバンド名だけを聞くと、いかにもひねくれ者っぽい風変わりな音楽を鳴らしそうですが、実際には情緒あふれるメロディと粒だったギターを特徴とした、とても繊細で優しい印象を与えるバンドです。イギリスのバンドですが、ロンドンやマンチェスター、グラスゴーといった都会ではなく、スコットランドの沿岸部の町、アーヴァインという出身地の風土が [続きを読む]
  • Manic Sheep 『Brooklyn』
  • 「轟音ギターノイズ」はむしろ優しい タイのYellow Fungについて書いたときに、「母国語で歌うアジアのバンド」という話をしましたが、昨年の暮れに新しい出会いがありました。台湾出身のManic Sheepです。 何度かメンバーチェンジをしてるそうですが、現在は男性2人女性2人の男女混成4ピース。2012年にセルフタイトルの1stアルバムをリリースし、今年1月に2ndアルバム『Brooklyn』をリリースしました。僕の場合は彼女たちを知っ [続きを読む]
  • 2017年7月の3冊 〜2人の薩摩藩士のサーガ〜
  • 『九重の雲 闘将 桐野利秋』「嫌がる西郷隆盛を無理やり担いで暴発した狂犬の親玉」というイメージがあるかと思えば、「いやいや、単なる過激主義者とは違う合理的思考の持ち主で彼もまた下の者に担がれただけの犠牲者だった」という意見もあり、毀誉褒貶激しい人物である桐野利秋。 本書はその桐野を主人公にしているだけあって、基本的には彼を肯定的に描いてはいるのですが、一面的ではありません。たとえば「人斬り」と呼ばれ [続きを読む]
  • Charly Bliss 『Guppy』
  • 目新しくはないけど「こういうの」が聴きたかった  最初に聴いた1曲が2016年のシングル<Turd>と<Ruby>のどちらだったのか、実は思い出せないのですが、1コーラス目だけを聴いただけで「これはヤバい。大好きになる」と確信したことははっきりと覚えています。 NYブルックリン出身の4ピース、Charly Bliss。14年に自主制作EP『Soft Serve』を発表して以来、2枚のシングルに1枚のライブEPと、コンスタントに音源をリリースし、 [続きを読む]
  • 『Sgt. Pepper's』の新旧ミックスを全曲聴き比べてみた 〜A面編〜
  • 音がクリアで聴き取りやすいVS 聴き取りやすけりゃいいってもんじゃない  ビートルズの『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のリリースから、今年でちょうど50年ということで、アニバーサリー・エディションが発売されました。  同時期にレコーディングされていた<Penny Lane>などを含む、多数の未公開テイクの収録も話題になりましたが、目玉はなんといってもステレオ音源のリミックスです。過去に『Let It Be Naked… [続きを読む]
  • 2017年6月の3冊 〜川と地形づくし〜
  • 『川はどうしてできるのか』藤岡換太郎  6月は暗渠の記事を書いたこともあり、川のことをやたらと考えていたので、川や地形関連の本ばかり読んでました。 まず読んだのが、講談社ブルーバックスの『川はどうしてできるのか』。「山」編、「海」編に続く「どうしてできるのか」シリーズの第3弾です。ナイル川がなんであんなに長いかっていうと、総延長7000kmに及ぶアフリカ大地溝帯に沿って流れてるからだとか、川は海に注いで終 [続きを読む]
  • 都内の暗渠を「ロックバンド」に例えて紹介してみる
  •  先週に続いて川・暗渠の話です。(先週の記事:「川」こそアナーキーだ) 誰にも読まれていないのをいいことに、どんどん書きます。  暗渠イスト(暗渠ファンのこと)のバイブル『川の地図辞典』を開くと、かつては東京の街のいたるところを、まるで毛細血管のように無数の川が流れていたことがわかります。上水道や細かい用水路なども含めれば、23区だけでも100本以上の川(水路)が流れていたんじゃないでしょうか。そのほと [続きを読む]
  • 「川」こそアナーキーだ
  • この「素晴らしい風景」は俺にしか見えないんだぜ ランニングを始めて間もないころに直面したのが、「どこを走るか」という問題でした。 最初は近所の大きな公園を走っていたのですが、何度も走っていると、次第に飽きてきてしまいました。それに、だんだん走る距離が伸びてくると、同じコースをグルグル回ることになり、まるで学校の校庭でやらされる持久走のようで、うんざりしてきたのです。 仕方なく、近所の大きな国道や幹線 [続きを読む]
  • Theピーズ30周年日本武道館
  • 武道館らしくないバンドのもっとも「武道館らしい」ライブ この数年、「ベテランバンドの初武道館」がすっかり恒例化しました。怒髪天(2014年、結成30年目)、フラワーカンパニーズ(15年、結成26年)、そしてつい先日のコレクターズ(17年、結成30年)。※思えば09年のピロウズ(09年、結成20年)がその嚆矢だった気がしますそしてつい先日、過去のどのバンドよりも武道館らしくないバンド、ある意味「真打」が、あの八角形の屋 [続きを読む]
  • Beverly 『The Blue Swell』
  • 「軽くなった」は褒め言葉である元Vivian Girlsのフランキー・ローズとPains Of Being Pure At Heartのキーボード、ドリュー・シトロン。この2人が組んだギターロックデュオ、Beverlyを最初に知ったのは、確か彼女たちが1stアルバムを出す前だったと思うので、もう2年以上前になるはずです。重たい轟音ギターによる、靄のかかった深い森のような陰鬱さと、その森に差し込む朝日のように荘厳な、フランキーとドリューのコーラス。一 [続きを読む]
  • 『騎士団長殺し』村上春樹(新潮社)
  • 「68点や43点の人生」だってそんなに悪くはないはずだ発売前に予約して買っていたのですが、一度読み始めたら止まらなくなるだろうからと、読み始めるタイミングを計っていたら、実際に手に取るまでに2か月以上かかってしまいました。でも、やはり予想通り読み始めたら止まらなかったです。文句なしに面白かった。今回はいつにも増して、映像が頭に浮かんでくる作品だったように思います。雨田具彦の家のリビングやアトリエの様子 [続きを読む]
  • Paul McCartney 「One On One Japan Tour 2017」
  • 今回ポールが覚えた日本語:「ゴォルデンウィークゥゥ!」ポールのライブについては過去に2回も書いてるので、#Paul McCartney 「OUT THERE JAPAN TOUR 2013」#Paul McCartney 「OUT THERE JAPAN TOUR 2015」もう書くことなんてないだろうと我ながら思うのですが、それでも何かを書きたくさせるのがポールです。ということで、4月末に行われた、ポール・マッカートニーの来日公演を見に行ってきました。前回の来日が2015年のちょう [続きを読む]
  • The Stone Roses 日本武道館公演
  • 「This Is The One She Waited For」だなんてなんかもう出来すぎたドラマのようですストーン・ローゼズの武道館公演を見てきました。来日自体は2013年のソニックマニア以来4年ぶりですが、単独としてはなんと22年ぶり。ロック史に残る気まぐれ&アクシデント続きのバンドなので、このチャンスを逃したら、もう二度と見られないかもしれません。だいたい、再結成後初の単独来日だって、元々は去年予定されていたんですから(レニの [続きを読む]
  • Jens Lekman 『Life Will See You Now』
  • 「30歳」からはじまるポップネス最近、娘(1歳)が星野源の音楽に興味を示しています。Perfumeとかベビメタには見向きもしないのに、星野源のMVは手をたたきながら楽しそうに見てます。なのでパパは『Yellow Dancer』を買ってしまいました。宇多田ヒカル『Fantome』に続いて、自分一人だったらおそらく買わなかったであろうアルバムです。でも、聴いてみたらめちゃめちゃいいですね。評判が良いのは知ってましたが、超納得。 ん [続きを読む]
  • YUKI 『まばたき』
  • わたしは何度でも「わたし」を歌うYUKIの通算8枚目のアルバム『まばたき』が3月にリリースされました。前作『FLY』が非バンドサウンドを中心だったのに対し、今作は再びバンドサウンド回帰。YUKIの声はやっぱバンドだろ!と思ってる僕にとっては、うれしい変化でした。なので、サウンド的には前々作『megaphonic』の路線と基本的には同じ。曲数も同じだし、曲のタイプのバリエーションも大体一緒。ところが、アルバム全体を通して [続きを読む]
  • 2017年3月の3冊 〜UWFとアントニオ猪木とクラッシュ・ギャルズ〜
  • 『1984年のUWF』柳澤健 結末の決まっているプロレスとは違うリアルファイトを標榜し、アントニオ猪木の新日本プロレスから独立した格闘団体UWFのノンフィクション。増田俊也の『七帝柔道記』『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(←この数年で読んだ本の中でNO.1)そして『VTJ前夜の中井祐樹』にハマった身からすると、同じ『VTJ〜』を完結編とするもう1つのサーガを読んだ気がしました。 10年以上前、当時バイトしてた [続きを読む]
  • The Collectors 『Roll Up The Collectors』
  • ファンタジックな未来を語る「ストーリーテラー」としてのコレクターズ先週に続きコレクターズの話。コレクターズは今年結成30周年で、3/1には初の武道館公演を開催しました。行きたかったなあ。武道館公演の1か月くらい前だったかな?彼らがNHK BSの『The Covers』に出演してたのをたまたま見たのですが、そこで披露した新曲<悪の天使と正義の悪魔>があまりにかっこよくて、すぐにアルバム『Roll Up The Collectors』を買いまし [続きを読む]
  • Skaters 『Manhattan』
  • 陰ってるし、湿ってる2012年に米NYで結成された4ピース、Skaters。いかにもパンク/ガレージをイメージさせる名前の通り、このバンドの音楽のベースにあるのは、ノイズの強いギターと疾走感です。14年に1stアルバム『Manhattan』をリリースしたときは、同じNYのバンドということで「ストロークス直系」なんて紹介もされたようです。でも、ひと筋縄でいかないのがこのバンドの面白いところ。確かにアルバム1曲目<One Of Us>などは [続きを読む]