上野原から小菅村を経由して丹波山村に抜ける山梨県道18号線を走るようになってずいぶん経ちます。バイクに乗り始めた30年前から、かなりの頻度で走っていますね。年間に20回程度は走ると思いますので、単純計算で600回?いや、そこまではいかないと思いますが、400回は走ってる感じ。なのですが、知ってるようで分かってないことって結構あって、ここにお堂があるのに気づいたのは2年ほど前。つい数日前に行ってきました。急カー...
明治から昭和初期の古い建物の写真がメインです。 愛車はYamaha TMAX530で、バイク写真も撮ります。 機材はEOS RP+RFレンズ、またはEOS M5+EF-Mレンズ。
上野原から小菅村を経由して丹波山村に抜ける山梨県道18号線を走るようになってずいぶん経ちます。バイクに乗り始めた30年前から、かなりの頻度で走っていますね。年間に20回程度は走ると思いますので、単純計算で600回?いや、そこまではいかないと思いますが、400回は走ってる感じ。なのですが、知ってるようで分かってないことって結構あって、ここにお堂があるのに気づいたのは2年ほど前。つい数日前に行ってきました。急カー...
数日前、柳沢峠を越えて塩山の方へツーリングに行ってきました。まだ桜が残っておりましたが、塩山周辺の農地ではピンク色の花が絨毯のように広がっておりました。桃の花ですね。『桃色』とはよく言ったもので、それ以外の形容詞が見当たらず。Wikiによれば、英語の「ピンク」は元はナデシコを指していたそうですので、桃を指すには適しておりません。ピンク色には人間の攻撃性を緩和する効果があるらしく、ピンク色の独房、ピンク...
前回記事の続きです。御殿場線山北駅北口の西側にある商店街です。力強い書体が魅力の元八百屋さん。 《MAP》八百屋さんの隣にある電気屋さんですが営業してる感じは無かったです。 《MAP》板壁になっているので、たぶん戦前の建物でしょうね。最近は家電などは量販店で購入し、据え付け工事が必要なら量販店で同時に依頼する、というパターンが多いような気がします。しかし、町の電気屋さんは、小回りが利くし、ちょっとした相...
【80's ヨーロッパ旅行】 アムステルダムにて vol.2
前回記事の続きです。木造跳ね橋『マヘレ橋』のすぐ近くです。 《MAP》オランダは世界でも有数の自転車大国。その理由は、国土が平坦だからです。最南部にある ファールス山 (ファールゼルベルク)の山頂323mがオランダの最高地点で、高尾山(599m)の半分程度しかないという状態。オランダ国内には総延長4500kmに及ぶ自転車ルートが整備され、オランダ人の年間の自転車移動距離は900kmになるという試算があるとか。一方で我が国...
前回記事の続きです。山北駅前の広場にやってきました。看板建築が並び立ち、重厚感が感じられます。右がタケイ美容室《MAP》で、左がYAMAKITAバル。看板建築は、大正12年の関東大震災後の復興期に流行したもので、地方から大勢やって来た職人さんが仕事を通じて技術を身に着け、その後故郷に帰って広めた、というものです。関東大震災の震源地は、小田原辺りを通過して南北に延びる相模トラフの境界だそうですので、このすぐそ...
静岡で3月31日に桜の開花宣言があったそうで、毎年行っている山梨の桜を見に行くべくタイミングを計っていたのですが、季節の変わり目にありがちですが、雨に次ぐ雨。昨日、予定されていた用件がキャンセルされたのを幸いに桜を見に塩山の方へツーリングしてきました。未明に雨から曇りになり、夕方以降また雨という微妙な天気予報でしたが、構わず決行。乙ヶ妻(おっかづま)の枝垂れ桜。 《MAP》いつもはすぐ近くまで行くのです...
前回記事の続きです。町の東側から攻めて徐々に駅前に向かってますが、めぼしい物件があちこちにあり、ジグザグに歩き回っております。細い路地にある土蔵です。 《MAP》土蔵の土壁が維持できなくなってトタンを被せるのは良くあるパターン。そして、この明るめの緑色もかなり頻繁に見ますね。トタン=明るめの緑色というのが一般的だった時代があるのかもしれません。その昔は何かの商店だったらしき建物。 《MAP》2階の窓の桟...
【80's ヨーロッパ旅行】 アムステルダムにて vol.1
前回記事の続きです。今回からはオランダに場を移しますが、鎖国時代にも交流があり、日本と縁が深い国なので、その歴史を簡単に書いておきます。オランダははライン河などの複数の大河の河口が集中する地域で、古代から人が住んでいたそうです。中世には両隣のドイツやフランス、それからスペインの支配を受けるなど、波乱万丈の歴史を辿ります。11世紀以降にはバルト海・北海貿易および地中海方面との貿易を通じて非常に栄え、17...
御殿場線沿いにある山北町をご存じの方はあまりいないでしょうか? 東名大井松田ICからR246を御殿場方面へ向かう途中に山北町があります。山北町やさらに西にある小山町などは、かつて栄えた街だったようです。明治22年(1889)に東京-大阪間で開通した東海道本線は、当時は山北町や小山町を通過していたそうです。箱根を超えるため、比較的勾配が緩い御殿場を経由するルートが選択されたのでしょう。しかし、箱根の少し南部を東...
今年の冬は、御殿場線沿いのR246を走るツーリングに幾度となく出かけました。R246はクネクネ道とかは少なめですし、交通量も少なくないですが、富士山が見える区間が割とあり、走ってて気持ちが良いのです。もう一つの理由は、御殿場の少し東にある『道の駅 ふじおやま』の食堂の爆盛りの豚汁が気に入ったのも大きいです。むちゃくちゃ盛っておりますwこれで650円。今後何度か、御殿場線沿いの写真をアップしようと思います。『道...
【80's ヨーロッパ旅行】 パリにて vol.3
前回記事の続きです。オルセー美術館にやってきました。 《MAP》19世紀半ば以降の近代美術を専門に扱う世界的に有名な美術館です。近代美術以前の古典系美術については、セーヌ川対岸のルーヴル美術館が扱うという住み分けだそうです。オルセー美術館は元々は、1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて建設された、高級ホテル併設の鉄道駅『オルセー駅』だったそうです。一見して石造ですが、鉄骨造の表面を石材で覆う手法により古...
【80's ヨーロッパ旅行】 パリにて vol.2
前回記事の続きです。パリ入りして3日目です。パリのノートルダム大聖堂だと思ってましたが、よく見ると違うので、どこだろうとストリートビューで探しまくってようやく判明しました。パリから北方へ120kmほどの都市アミアンにある、ノートルダム大聖堂(アミアン大聖堂)でした。 《MAP》上の写真は、3つある入口のうち、左側の入口を飾る尖頭アーチに施された石造です。自分の首を手にした聖人がホラーチックです。この像がそれ...
新東名の新御殿場ICから新秦野IC間は、現在工事中です。東名より北側の険しい山間部を通るため、橋を架けたり、トンネルを掘ったりで、手間がかかりまくるため、開通目標は何度か延期されてるようで、最新と思われる情報では2027年(R9)度中に開通予定、というもの。あと4年・・・・、まあ過ぎてしまえばあっという間ですが。その新東名工事現場のうち、丹沢湖から南側に流れ出る河内川を一跨ぎする『仮称:河内川橋』の建設現場...
前回記事の続きです。十輪寺を出たら、今回の最大の目玉物件へ向かいます。トキワスーパーと、かつて食料品店だった土蔵造りの常盤屋さんの間にある細い路地『成田横丁』を見に来ました。横町の奥に成田不動尊があるらしいということです。横町に入って左手は常盤屋さんの各建物が並びます。少し奥に門が見えますが、これが正面玄関だそうです。普通のお屋敷なら表通りに面して門を設けますが、常盤屋さんの場合は目の前に十輪寺が...
前回記事の続きです。十輪寺の三門です。 《MAP》山門の脇には草鞋が奉納されていました。草鞋や巨大な大草鞋を寺社に奉納するのは、わりと聞く印象があります。無病息災や健脚などを願う意味があるようですね。クルマや自転車などなく、公共交通機関も未発達だった時代は自分の脚だけが頼りですから、その願いは今と比べ物にならないでしょう。本物の草鞋だとすぐに朽ちてしまうので、こうして銅板とかブリキによる草履を奉納す...
【80's ヨーロッパ旅行】 パリにて vol.1
前回記事の続きです。バルセロナからパリへ移動してきたその翌日。グランダルシュ(仏:Grande Arche)と呼ばれる新しい建物。 《MAP》エトワール凱旋門とカルーゼル凱旋門を結ぶ『パリの歴史軸』の延長線上に建てられる門型の超高層ビルです。グランダルシュは1985年に着工され、僕が訪れたのは工期後半頃のようです。完成後は映画の舞台になったりしてますね。グランダルシュが建つのはパリ市ではなく、西隣のオー・ド・セーヌ...
去年6月に埼玉県の小鹿野町を街歩きしたのですが、そのあとで気付いていないエリアがあるのに気づき、去年12月に再訪しました。過去記事-1過去記事-2関東近県では暖冬傾向で12月に標高1500m級の峠が普通に走れる日も多かったですが、12月16日も一段と暖かい日で、平年は最低気温はマイナスで、最高気温は10℃ちょっとというのが平年値ですが、この日は秩父で最低気温が5℃以上、最高気温20度以上というライダー向けのサービスデー(笑...
ツーリングからの帰路で通りかかった公園では、河津桜が絶賛満開中でした。バイクを停めていざ撮影。機材はフルサイズのEOS RPと、RFレンズの単焦点35mmと50mm。夕方近くだったので、良い感じの色が出ました。初物ということでついつい夢中で撮ってしまいますが、あまり撮りすぎると、4月にソメイヨシノが咲いても、全く撮る気が起きないという副作用があるので注意が必要です。にほんブログ村太平洋の島国『キリバス』の各地名が...
【80's ヨーロッパ旅行】 スペイン バルセロナからパリへ移動
前回記事の続きです。この日はスペインのバルセロナを出てパリへ移動する日です。たしかバルセロナからは空路でジュネーブ。ジュネーブからはパリまでTGVでした。今はバルセロナまでTGVが来てますが、80年代の時点ではピレネー山脈が立ちふさがっていて未開通でした。ジュネーブ空港からTGVに乗り換えるため、いったんジュネーブの中心部へ出ました。時間調整か何かのためだったと思います。高さ140mの噴水は、ここレマン湖のシン...
昨年12月に麹町にある行きつけの歯医者さんで定期のクリーニングをしてもらった帰り、久々に新宿まで歩いてみるか、と気まぐれを起こして、歩き始めました。もう日暮れ時で薄暗くなってきてます。普段は滅多に夜景は撮らないので、新鮮な感じ。JR四ツ谷駅前の四谷見附橋。 《MAP》街灯がレトロな感じですが、赤坂離宮が近いのにかこつけた、『なんちゃってレトロ』ではないかと勝手に思ってましたが・・・・調べによれば、本物の...
【80's ヨーロッパ旅行】 スペイン : バルセロナ vol.4
前回記事の続きです。バルセロナの2日目です。初日はガウディ建築をいくつも廻ったら結構お疲れで、2日目はのんびりと市内を散歩します。サン・セバスチャン海岸にて。 《MAP》泳ぐでもなく、海辺でのんびり過ごす方がたくさんいました。こちらは暑くてもせいぜい30℃程度なので、快適です。港からケーブルカー 《MAP》 が出ていて、西の方にあるモンジュイックの丘まで行けます。バルセロナは観光が盛んですが、18世紀にスペイン...
昨年12月10日に、R411(青梅街道/大菩薩ライン)を走り、柳沢峠(1472m)を越えて塩山までバイクで走ってきました。柳沢峠でメーターでは気温は13℃を示していますが、実質10℃程度でしょう。昼頃とはいえ、12月中旬の標高1472mで10℃とか、例年ではありえないですよ。今年は暖気が長く居座り、例年ならとっくに走れなくなってる高所を走れるのはありがたいです。ぜんぜん寒くないですし、皆さん普通に走ってきてます。柳沢峠から塩山...
11月の終盤にR411(青梅街道/大菩薩ライン)を走って塩山の方まで行ってきました。11月終盤と言ったら、この辺りは路面凍結してバイクでは走れないのが普通ですが、今年は暖冬ということでまだ走れます。柳沢峠を甲府盆地側に少し下ったところにある場所は、富士山が良く見えて、バイクも駐車しやすくて、ちょうどいい展望スポットになっています。 《MAP》もう少し下ったところに、ちゃんとした展望台があるのですが、富士山側に...
【80's ヨーロッパ旅行】 スペイン : バルセロナ vol.3
前回記事の続きです。バルセロナ市街地の北にある『グエル公園』にやってきました。 《MAP》アントニ・ガウディのパトロンであった実業家のグエル氏が土地を購入し、ガウディに依頼したのは、元々は富裕層向けの高級住宅地だったようです。1900年に着工して1914年にはオープンしたものの、ほとんど売れず、グエル氏が18年に亡くなると、バルセロナ市に寄贈されました。ガウディは工事中の1906年に父や姪と共にここに居を構えたそ...
奥多摩と甲府盆地をつなぐ青梅街道または大菩薩ライン(R411)は、関東近郊のツーリング&ドライブコースとして人気の高いコースです。僕は30年ほど前から何度もここを走っていますが、クネクネを緩和する改良工事が進み、走りやすく難易度が低くなったことで、事故が少なくスムーズに流れるようになったと思いますが、あえて難易度の高さを好むようなマニア層には寂しさを感じる方もいらっしゃるかも?この辺りの改良工事としては...
【80's ヨーロッパ旅行】 スペイン : バルセロナ vol.2
前回記事の続きです。バルセロナのシンボル『サグラダ・ファミリア』を手掛けた建築家アントニ・ガウディ(1852~1926)の作品を見て回ります。ガウディが手掛けた建築物はWikiに掲載されたものによると20件近いようですが、その大多数がバルセロナ市内にあり、割と気軽に回ることが可能なようです。サグラダ・ファミリアを含めて多くが世界遺産に登録されていて、今回見て回ったものは全部世界遺産になっています。カサ・バトリョ...
前回記事の続きです。茅野のホテルからの朝の陽ざし。7時過ぎです。中央道を走って直帰するのではなく、適当に大回りしながら峠を巡っての帰宅ルートを取るつもり。雲が多めで、予報では夕方以降は崩れるようですが、様子を見ながら適宜対処していきます。中央道を走りながらコースを考えます。曇っていますが、明るい曇りで当分持ちそうな感じ。なので、ここまで来たから走れるコースを検討した結果、『八ヶ岳高原ライン:長野県...
前回記事の続きです。酒造所密集エリアを出て、チラっと見えていたお寺の三門を目指します。教念寺の三門。 《MAP》門前には味わい深い家屋が建ち並んでおります。写真の向かって右手が元DIYショップになってて、その資材がこうやって立てかけられてるようですが、この建物は見た感じの印象では元旅館か何かのように見えます。ずらっと窓ガラスになってて雅な感じなんですが、冬は死ぬほど寒いはず。ところで、二足歩行した最古の...
【80's ヨーロッパ旅行】 スペイン : バルセロナ
前回記事の続きです。スイスから一転して地中海に面する南国スペインのバルセロナにやってきました。 《MAP》バルセロナはスペインの最北部、ピレネー山脈の麓にある都市です。バルセロナはカタルーニャ州の州都ですが、カタルーニャ州はカタルーニャ語という独自の言語があり、歴史的にもスペイン内の他の地域とは違う要素が大きく、『カタルーニャ人』としての民族意識を持っているそうです。スペインやポルトガルの大半は8世紀...
前回記事の続きです。上諏訪宿跡を離れて裏通りを散策してきましたが、再び上諏訪宿跡へ戻ってきました。もうその東端のエリアです。酒造所「舞姫」です。 《MAP》この辺りはわずか街道沿い500mほどの範囲に、5つもの酒造メーカーが建ち並ぶ『諏訪五蔵』というエリアになっているそうです。 《参考》情報によれば、試飲用のグラスとスタンプカードがバッグに入った「ごくらくセット」を2500円で購入すると、各蔵で4~5杯の試飲が...
【80's ヨーロッパ旅行】 スイス : グリンデルワルトからユングフラウへ
前回記事の続きです。イタリア最北部のストレーザから、陸路でスイスのグリンデルワルトにやってきました。 ヨーロッパ・アルプスの3名峰とも言われる、モンブラン(4,801m)、マッターホルン(4,478m)、ユングフラウ(4,158m)のうち、ユングフラウの足元にあるのがグリンデルワルトです。モンブランやマッターホルンは、アルプス山脈内ですが、ユングフラウが属するベルナー・オーバーラント山脈とは別の山塊に属していて、ここから...
前回記事の続きです。旧上諏訪宿跡の辺りの看板建築を狙い歩いています。ここらの看板建築のボスキャラ的存在の『三村貴金属店』です。 《MAP》昭和3年竣工で、施工は諏訪建築㈱(現スワテック建設㈱)で、設計は同社取締役の小口平助氏。登録有形文化財に指定されています。文化遺産オンラインには、【・・・・・諏訪には看板建築が多数残るが、今回が第1号。茅野出身の藤森先生が関わる。】との記載があり、あたかも大火後の看...
前回記事の続きです。ボローニャからさらに北上し、イタリア半島最北エリアのミラノにやってきました。5世紀の西ローマ帝国消滅後は様々な勢力がミラノを支配しますが、11世紀頃から商業で栄え、15世紀のルネサンス期には当時の支配者スフォルツァ家がレオナルド・ダ・ヴィンチを招き、彼は20年近くをここで過ごしたそうです。18世紀末にはフランス革命時のナポレオン戦争において、ナポレオンがイタリア北部を占領し、ミラノを首...
前回記事の続きです。諏訪湖畔の片倉館を後にして、上諏訪駅前を通る国道20号に向かいました。言うまでもなくこれが甲州街道で、ここ上諏訪は上諏訪宿と上諏訪温泉が複合して発展した街になります。昔の地図がネットでは全然出てこないので想像混じりですが、国道20号沿いに上諏訪駅前《MAP》より北方の諏訪湖岸までの区間が温泉街、上諏訪駅前から南部の鍵之手交差点《MAP》までが、概ね上諏訪宿という感じだったようです。鍵之手...
【80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ピサ大聖堂からボローニャへ vol.2
前回記事の続きです。ピサ大聖堂の名物、ピサの斜塔です。 《MAP》ガリレオが、物体の自由落下速度に物体の質量が関係ないことを証明して見せたのが、ピサの斜塔の実験だというエピソードがありますが、実際はピサの斜塔でやったのかどうかは分からないそうです。なお、ガリレオはここピサの生まれで、ピサ大学で学び、同校で教授職も務めたそうです。ガリレオの教え子が、ピサが生んだ偉人にピサの斜塔という印象的な舞台を与え...
前回記事の続きです。重要文化財の片倉館ですが、入り口が2つあって、これは南側。ポーチの柱が凄い模様の大理石になってます。大理石は古代ギリシャのパルテノン神殿やミロのヴィーナス像、ミケランジェロのダヴィデ像、などの名作に使用されたことから、大理石というのは各種石材の中でも特別なステイタスがあるようです。現代では日本で使われる大理石はほぼ輸入品らしいです。かつては国会議事堂の建設では国産にこだわった大...
【80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ピサ大聖堂 vol.1
前回記事の続きです。フィレンツェから西に70kmほどのところにあるピサへやってきました。ピサと言えば、犬猫でも知ってるほど有名な『ピサの斜塔』があるピサ大聖堂がお目当てです。ピサはローマ帝国の下で軍事基地であり、造船が盛んで交易地でもあり、9世紀からは海上で軍事活動を行い、11世紀にはジェノバと共に西地中海のイスラム海軍を圧倒し、この時期にはピサ共和国となりました。12世紀に入ると十字軍に参加したことを契...
11月上旬に、諏訪湖東岸の上諏訪へ1泊でツーリングに行ってきました。上諏訪市の目抜き通り沿いには、看板建築がかなり残っていて、主なお目当てはそれらです。宿泊は茅野のビジホで、2日目は霧ヶ峰とかを走りつつ帰京するつもりでした。上諏訪は市町村合併の過程で既に地名としては消滅しているそうですが、JRの駅名に残っています。その上諏訪は、江戸時代には諏訪藩高島城の城下町と、甲州道の上諏訪宿や上諏訪温泉が複合して...
80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:アッシジ・フィレンツェ vol.3
前回記事の続きです。このフィレンツェのドゥオモは、ルネサンス時代の幕開け的な位置づけですが、それは主にブルネレスキによる八角形ドームを指します。建物本体はルネサンスの前の13世紀に設計され着工したものなので、今見ているこの内部は、たぶんルネサンスの前のゴシック様式のはずです。しかし同じくゴシック様式であるパリのノートルダム大聖堂や、ドイツはケルン大聖堂のように、とんでもない高さを追い求めるものではな...
今日は2024年(令和6年)のおめでたい元日ですが・・・・・・16時過ぎにスマホから地震警報が!!警報から揺れが来るまで結構あったので、震源地が遠いんだろうと思ったら、能登半島で震度7の大きな地震がきやがってました。続報を見てると、ビルや家屋の倒壊から液状化で道路がメチャクチャとか、いろいろ来てます。よりによって一年で最も来て欲しくない時期に、嬉しそうに地震を浴びせかける天の神は、育ちが悪そうです・・・・...
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします (^O^)/撮影場所は長野県小諸市の少し南にある『旧いちご平バス停』です。 《MAP》既に路線は廃止されていますが、バス停は残っていました。 ...
年末ということで、ふと思いついて、戸棚の香辛料類の賞味期限をチェックしてみました。普段使う香辛料はもっぱら塩と胡椒に限られますが、時々作る具だくさんのスープではタイムやセージなどの香辛料が登場します。使用頻度が低いので、使い切るまでは相当時間を要します。ワースト5人衆を並べてみました。賞味期限は2015年とか・・・しかも、未開封のもありやがります。なかでもセージは凄い。なんと賞味期限2009年となwそれっ...
11月のことですが、山梨県北杜市長坂町の蕎麦屋『翁:おきな』へ行ってきました。蕎麦は大好物でして、毎週金曜日を『蕎麦の日』に制定し、行きつけの蕎麦屋で夕食をとるのが楽しみ。この日は久々に遠出したくなり、かなり遠いですが中央道をひた走って長坂ICで降り、しばらく走って『翁』へ到着。 《MAP》八王子ICから120kmほどあります。『翁』はここ20年位の間に5回くらい行きましたっけ。僕が知ってる蕎麦屋さんのなかでトッ...
80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:アッシジ・フィレンツェ vol.2
前回記事の続きです。ミケランジェロ広場から見えたサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にやってきました。別名「花の聖母マリア大聖堂」などとも言われますが、ここフィレンツェでは単に『ドゥオモ』あるいは『ドゥオーモ』と呼ばれます。『ドゥオーモ』はイタリア語で、フランス語の『カテドラル』と同じく、司教座のある教会、つまり『大聖堂』を指すそうです。ちなみに14世紀から16世紀にかけてのルネサンス時代は、ここフ...
11月初め、長野方面ツーリングの帰路、クリスタルラインで山梨県の塩山に抜けるコース取りをしました。8月半ばに14年ぶりとかの超久々で走った 《記事》 のですが、路面の痛みが激しい部分が多く、1~1.5車線の狭くタイトな路が50kmほど続くというハードさを久々に味わったわけですが、一方で長野から山梨の塩山まで、最短距離で走れるという利便性があります。今回はこの利便性を意識しつつ、もう山岳部のツーリングシーズンの終...
80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:アッシジ・フィレンツェ vol.1
前回記事の続きです。ナポリ・ポンペイの次は、ローマから北上しながらアッシジを経てフィレンツェへ向かいます。アッシジは、山の麓近くの緩やかな斜面にある小さな町で、キリスト教の修道会『フランシスコ会』を創設した『アッシジのフランチェスコ』の生誕の地であり、彼を讃えるサン・フランチェスコ聖堂を中心とした中世の集落を形成しています。フランシスコ会はヨーロッパ中世に当たる1209年に創設され、その趣旨は『一切の...
この前、自宅PCのCドライブを担うSSDを250GBから500GBに容量アップしました。 《記事》僕の流儀ですが、PC内のドライブ類の配置を示した配置図を紙に描いて、PC内に入れておきます。ドライブ交換などで、どれが何のドライブなのか分からないと間違いの元だと思っているからです。頻繁に作業するなら図など不要かもですが、ドライブ交換とかは忘れた頃にやってくる作業ですし。で、今回のCドライブSSD交換で配置図を修正する必要が...
前回記事の続きです。浅草橋駅で『未来世紀ブラジル』っぽいダクトを撮った後は、地上に戻り、さらに南下を続けました。玉置堂薬局本店です。 《MAP》ビル名としては『玉置文治郎ビル』となり、竣工は昭和4年(1929)で、森山松之助氏の設計だそうです。中央区の解説文によれば、売薬卸問屋「玉置文治郎商店」として竣工した当該ビルは、医薬品を取り扱う性質上、日の光の影響を受けにくい北向きの立地を選んだそうです。設計者の...
80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ナポリ・ポンペイ vol.2
前回記事の続きです。ナポリを出て、ポンペイへ向かいます。30kmも無いほどなので、すぐです。途中で車窓から見えた教会。サン・ミケーレ教会で、修道院がセットになってるようです。 《MAP》GoogleMapの口コミによると、元はここに礼拝堂があったようですが、ナポリからやって来た修道士たちが定住し、17~18世紀にかけて大きな教会などの施設が整えられたものの、第二次世界大戦により廃墟となったそうですが、1950年頃にレデン...
2022年の5月に新しく組んだばかりの自宅PCですが、11月あたりからCドライブの容量がひっ迫する状態になりました。Windows11でCドライブ用に250GBのSSDを当てておりましたが、ひっ迫度が高くて一時ファイルの削除などというその場しのぎでは乗り切れない感じでしたので、動かざるを得ず。今回は旧SSDのクローンを作り、新しいSSDに移植という方法を取りました。クローンは存在は知ってましたが、新たなSSD/HDDにクリーンインストー...
前回記事の続きです。東武浅草駅をあとにして浅草橋の方へ南下します。次の目的地まで1.5kmほどあるので、時間節約のため、地下鉄でたった一駅ですが蔵前で降りました。 創業明治17年の蛇善さん。 《MAP》マムシとか黒焼きなどの滋養強壮系の専門店です。蛇とかまむしとか、普通は見ない文字がババーンと掲げられていてインパクトが大きいです。ホームページを拝見し、黒焼きの商品案内とかを見ても、どれも本当に黒焦げてて何が...
80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ナポリ・ポンペイ vol.1
前回記事でローマは終了し、今回からナポリ・ポンペイに移ります。ローマからナポリまでは230kmほど離れており、だいたい東京-浜松間くらいに相当します。移動は鉄道かバスかになると思いますが、今回はコストの安いバスにしました。ナポリ市街を見下ろせるポリジボの丘にて。 《MAP》建物は概ねベージュ系の色合いで統一され、建物の高さも大きな凸凹はなく、整った町並みが明るい日差しのもとに展開されていて、とても美しく感...
前回記事の続きです。さて、今回の主目的に移りましょう。東武浅草駅の駅ビルに向かって、鉄骨造の高架線がカーブを描きながら入っていく部分が、かなり格好いいのです。スカイツリーの方から、ほぼ90度の角度で東武浅草駅に向かう線路は、隅田川を渡った直後に大きくカーブしながら駅の2階のホーム階に接続していくのですが、その急カーブ部分の鉄骨造の高架の架構が見どころになります。駅ビル(東武ビルディング)は昭和6年の建...
【80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ローマ vol.4
前回記事の続きです。ローマ・シリーズのラストです。カンピドリオ広場。 《MAP》ここはローマ帝国(帝政ローマ)の前身の共和制ローマのさらに前の都市国家ローマの時代からの官庁街的な場所。左手はコンセルヴァトーリ宮殿(カピトリーノ美術館)、右手はパラッツォ・ヌオーヴォ(新宮殿)、背後はセナトリオ宮(ローマ市庁舎 )となっています。この独特の楕円形広場は16世紀にミケランジェロが設計したもの。カクカクした幾何...
今月の初旬に、東武浅草駅を訪れました。 《MAP》ストリートビューを見てて、東武浅草駅の駅ビル2階のホームに向かって、鉄骨造の高架線がカーブを描きながら入っていく部分が、かなり格好いいのに気づき、見物に行ってきたわけです。 《参考ストリービュー》浅草駅の後は南下しながら人形町《MAP》に向かいます。 8月終盤の一泊ツーリングで埼玉県の深谷あたりで猛暑のせいで体調不良になりかけたあと、度を過ぎた暑さのせいと...
【80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ローマ vol.3
前回記事の続きです。パンテオンからコロッセオに移動してきました。コロッセオは帝政ローマ(ローマ帝国)の初期のものです。 《MAP》このコロッセオやその西隣のフォロ・ロマーノの辺りが当時の中心部だったとか。コロッセオは正式名称「フラウィウス円形競技場」(完成80年)と呼ばれ、暴君として有名な皇帝ネロの自殺(68)の後に起こったローマ内乱を抜けて勝ち残ったウェスパシアヌス帝(69~79)と、その子のティトウス帝によ...
10月末、長野方面へのツーリングに行ってきました。紅葉シーズンだということもありますが、今季の走り収めが近いこともあり、走れるうちに走っておきたいというところ。日本は四季がある美しい国土、が売りなようですが、僕的には夏→夏→夏→夏の常夏が望ましいと本気で思ってますw冬には「来るなら料金払え」と言いたいところですよw十石峠《MAP》の峠の少し群馬側。カラマツの落ち葉が多くて路面がスリッピーなので慎重に走りま...
【80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ローマ vol.2
前回記事の続きです。サン・ピエトロ大聖堂の屋上です。 《MAP》大ドーム(クーポラ)は、屋上からの高さだけで60mほどあります。地上からだと120mくらいあり、30階建てビルとかに相当します。こんなとこまで大きな石材をどうやって担ぎ上げたのか・・・どうやら、石材を吊り上げるクレーンは、古代ギリシア時代にはあったようです。フレームとなる丈夫な木材と、滑車(プーリー)とロープを組み合わせ、人力で駆動すること以外は...
青梅街道の柳沢峠のやや東側、僕が割と頻繁にバイク写真を撮る空き地があります。この写真は10月上旬に撮ったもの。来る秋冬などみじんも感じないです。しかし、つい先日、ここを通ったら葉っぱなどすべと落ちて、寒々しい風景になっておりました。山坂路が大好きなライダーとしては、走れる場所が極端に絞られる冬は天敵とすら言えます。真冬でも凍結の心配をせずに走れるのは関東近県だと千葉・三浦半島・伊豆半島だけ。しかし三...
【80's ヨーロッパ旅行】 イタリア偏:ローマ vol.1
大学生時代にヨーロッパ旅行したとき以来、放置状態だったネガフィルムをデータ化しました。その海外旅行は80年代後半で、イタリア、スイス、スペイン、フランス、オランダ、イギリスを約2週間かけて回るというかなりのもの。同期の友人が海外旅行マニアだったのですが、僕が美術部に所属してることを知って、ヨーロッパの古い建物を見に行くということで誘ってくれたのでした。その友人が何から何まですべて手配してくれたおかげ...
これまで異様に暖かい日が続き、心身ともに安楽な日々を過ごしておりました。このまま来年の夏になれば良いなと思っておりましたが、一転して寒さが牙をむいてきた感じで、昨夜から痛んでいた肩の神経痛が治っておらず、昼までごろ寝しておりました。さて、10月の終盤に、青梅街道の柳沢峠を越える、お馴染みルートを走ってきました。暖かいことと関係があるのか、柳沢峠から良く見えるはずの富士山が、これまでほとんど雲に隠れて...
先月の後半に、長野県の小諸のやや南部にある『旧いちご平バス停』を訪れました。この辺りでよく見かける屋根のある小屋状のバス停です、丘陵地帯の中にあり魅力的に見えますが、2021年8月にバス路線が廃止されてしまったそうで、取り壊されることもあり得るので、今のうちに撮っておきたいということで、やや遠いですが行ってきた次第です。通りかかった秩父のミューズパークは銀杏が見頃でした。R299で群馬県上野村までやってき...
紅茶は割と好きで、近所に紅茶専門店があり、山ほどの種類が並んでるので、片っ端から試してます。僕はダージリンやアッサムなどの混ぜ物無しの紅茶が普通だと思ってましたが、どうやら紅茶などに様々な香りをつけたフレーバードティー(フレーバーティー)と呼ばれる分野がかなり大きいようです。アールグレイがフレーバードティーだということは、最近になって知りました。フレーバードティーは、紅茶という嗜好性の高い商品の商...
自宅PCは2020年に組んだもので、比較的新しいものですが、ケースの前面にUSBのType-Cポートが欲しくなり、USBポート付のフロントパネルを増設しました。PC側にType-Cが必要になるケースはあまりなく、90%は普及してるType-Aです。Type-AはUSB 3.2 Gen 2 【10Gbps】までは対応しておりますので、現状は問題ないことがほとんどということでしょうか。しかしこのワンランク上のUSB 3.2 Gen 2×2 【20Gbps】からはType-Cのみになるので...
9月の末に長野と群馬を巡るツーリングに行ってきました。そこでの写真をいくつか。秩父から群馬へ向かう途中に通りかかる秩父ミューズパークで朝の缶コーヒーを頂いてると、向こうから「スカイトレイン」がやってきました。1日5往復しかないので、行き会うのは珍しいです。これの連想ネタですが、「お猿の列車」とか「お猿電車」というのを聞いたことがあるものの、実物を目にしたことは無かったので、ちょっと調べてみました。Wik...
あと数日で11月となります。今日は長野の方へツーリングに行ってきましたが、風が冷たくてグリップヒーターを使いました。ついこの前までクソ暑かったのに、いつの間にか冬寸前となり、寂しい気持がしてます。写真は先週のもの。青梅街道の柳沢峠付近の林にて。色づいた紅葉がアクセントになり、この時期でしか撮れない絵になります。・・・・・・が、夏の方が数百倍好きですwちなみに納車は今年1月末ですが、走行距離は19,000km...
前回記事の続きです。長野県の奥地にある南相木ダムの堰堤上部にいます。 《MAP》この非日常的な巨大建造物のスケール感を出そうとしてるのですが、かなり苦戦。人物やクルマなどの比較対象が辺りに無いので難しいんですね。石灰岩がぎっしり並べられています。ただ積んでるだけに見えますが、この堰堤の角度や見えない部分でも様々な検討のうえで決定しているようです。満水時に地震で水が揺れて堰堤に動水圧がかかることなども...
9月中旬のシルバーウィークに、長野県の南相木(みなみあいき)ダムを訪れました。 《MAP》群馬県と埼玉県と長野県の県境が集まる三国峠にほど近い山中で、かなりの奥地。用事が無ければ決して通ることのない道の奥にあり、ダム堰堤最上部の標高は1532mにもなります。田舎を愛する僕ですが、心臓がぞわぞわする感じの秘境感がありました。秘境探検に備え、行きつけの焼肉屋さんでパワーをつけます。ダムへはほぼ一本道。南相木温...
長野県にある行きつけの食事処の隣の空き地にホンダのステップバンが長年放置されています。5月にも写真をアップしましたが、その後も時々撮っております。廃車って独特の情感があります。クルマに対して、人の手足の延長になるもの、あるいは人に近いロボット、というような感覚を持つからそう見えるのでしょうか。ただの機械だとみなすのであれば、このような感覚は生まれないような気がします。ここ数年、クルマだけでなくバイ...
前回記事の続きです。相模湖公園内の西側にある店舗エリアを見て回っています。1951年の開園以来、そのままの姿が保存されてるのではないかと思うほど徹底した昭和テイストです。万国旗にメリーゴーランド。この他にも古いゲーム機が置いてあるそうです。アンパンマンは、アニメは見たことないですが、73年刊行の絵本を見たことがあります。困ってる人のところへ飛んできて、『さあ、私を食べなさい』というのですが・・・・・・無...
相模湖公園は相模湖の北岸にある公園で、傍らの道を時々通りかかっており、存在は知っていました。 《MAP》その園内に昭和すぎるエリアがあるという噂を聞きつけて行ってきました。 相模湖公園は1951年開園。1947年の相模ダム建設の際に合わせて整備され、1964年の東京オリンピックでカヌー競技の会場となったそうです。どうもカヌーを収納するガレージ?があるらしく、僕が行った時もボートの練習が盛んに行われていました。こ...
深谷・榛名湖ツーリング 《2日目》・・・・vol.2 榛名湖・秩父 【最終回】
前回記事の続きです。台湾寺院法水寺の後は、榛名湖へ向かう峠道を駆け上がりました。某走り屋系アニメでは『秋名』コースと呼ばれるクネクネしてて楽しい道ですが、路面が荒れている部分が多く、バイクでは無理できない感じの道です。登り切って峠を越えると、約1.8kmの直線路が目前に。高低差100mほどのジェットコースターを駆け下りるのは爽快そのもの。しかし、こんないかにもな場所でネズミ捕りに引っかかると、むかつきやが...
深谷・榛名湖ツーリング 《2日目》・・・・vol.1 台湾寺院 法水寺
前回記事の続きです。深谷のホテルに一泊し、ホテルを出たのはチェックアウト期限の10時ごろ。特に不調の実感は無いのですが、念のため身体を気遣ってゆっくりしてました。深谷から関越道までかなり走らされましたが、関越はスムーズに流れており、順調に走って渋川伊香保ICで降りました。ナビに従い、初めて通る水沢観音方面への道をゆっくり走ります。「命と性ミュージアム」とか「珍宝館」とか、温泉地らしいアレな感じの施設を...
深谷・榛名湖ツーリング 《1日目》・・・・vol.5 深谷街歩き
前回記事の続きです。書き忘れましたが、前回のツカモト燃料商会から始まって、今歩いているのは旧中山道です。ここには江戸から9番目の宿場町である『深谷宿』が置かれ、本陣1軒、脇本陣4軒、旅籠80軒という中山道の中でも最大規模の宿場町だったようです。ここから1つ江戸寄りの熊谷宿は、八王子や秩父へ向かう脇街道が交わる交通の要衝として商業都市としては大規模でしたが、宿場としての機能は旅籠が19件しかないなど、深谷宿...
深谷・榛名湖ツーリング 《1日目》・・・・vol.4 深谷街歩き
前回記事の続きです。行田市の『大和橋』《MAP》の見学後は、R17に復帰して深谷駅前のホテルを目指しました。暑さのせいか体調が思わしくないので、大事を取ってホテル入りしようということです。ホテルに着いたのは14時過ぎ。チェックインは15時~ですが、掃除などは終わっており、部屋に入ることができました。安静にしてる限り、全く不調は感じず。どこかが不調をきたしていて暑さのため顕在化、というより暑さそのものが原因の...
前回記事の続きです。新佐賀橋の見学中、明らかに暑さで調子を崩しかけてるようなので、いったん引き上げることに。水分はかなり摂ってて、500mLのスポーツ飲料3本を既に飲み干しています。あとできることは、涼しい場所への移動だけ。R17を熊谷方面に走りながら、めぼしいレストランか喫茶店を探しました。しかしこういう時に限って、決して入らないと決めている、ガ〇トとか、バー〇ヤンが目につきます。やがて5kmほど走ったと...
前回記事の続きです。埼玉県行田市・鴻巣市の『堀切橋』の次は、西方に2km少々離れたとこにある『新佐賀橋』を目指しました。あと数百メートルで着く、というとこで、見過ごせない物件を発見しました。JR吹上駅の近くです。手書きの看板と、野党ポスター群という定番セット。昭和な商店街には必ずある店名とセットになった照明器具も味わい深いです。航空写真を見ると、隣の廃店舗と一緒になった長屋で、向こう側は複数の建物がご...
8月の終盤に埼玉県深谷市あたりから榛名湖を経由して下仁田に抜ける1泊ツーリングに行ってきました。割と急に思い立ってのツーリングです。全国に気になってる物件はGoogleマップに登録してあり、その数は山ほどあるので週末ごとに通い詰める勢いでも足りないほどなのですが、ちょっといくらなんでも多すぎまして。登録数は全国で2,200か所を越えています。見ていると、どこから見るべきか迷いすぎて思考停止状態にw青いマークは...
数年前から、歴史の勉強を始め、今も続いております。最初は社会人向けのざっくりした日本史の本を読んで、これが結構ヒット。元々、調べ物が趣味みたいなところがあって、それとうまくリンクしたようです。その後、日本史の通史を1冊、幕末史を1冊読んで、それから世界史に取り組んでいるとこ。歴史の本はあくまでもガイド本という位置づけで、その事項の詳しい背景や動機などは、いちいちネットで調べながら進めています。調べた...
2006年に写真を始めてから、これまで数多くのカメラ用バッグを使ってきました。どんなバッグも、ここは良いけど、これは残念、というような部分があって、それって店頭で見ただけでは100%は分からず、使って見て分かってくるというのが多いです。なので、割と頻繁に入れ替えしてます。新しもの好き、という部分も多いですね。僕のバッグ選びの条件となるのは、以下の通り。 ①ショルダーバッグでなくてはならない ②メッセンジャ...
8月中旬の塩山ツーリングの帰路のコース脇にある佐野川石楯尾神社(いわたておじんじゃ)に立ち寄りました。 《MAP》どうも神奈川県の相模原市や座間市や藤沢市などに7社もの『石楯尾神社』があるようです。その7社ある『石楯尾神社』は【論社】という位置づけとされ、その由来は以下の通りです。平安時代中期に朝廷が作成した『延喜式:えんぎしき』は、当時の法律である『律令』の施行細則にあたる文書で、全50巻、約3300条とい...
『腕用喞筒』は『革マル派』と読み、すなわち大昔の手動ポンプによる消防用放水車のことです。以下、ご覧ください。8月中旬に塩山方面へツーリングに行ってきましたが、途中にある休憩施設『羽置の里 びりゅう館』に立ち寄りました。 《MAP》『道の駅』ではないのですが、駐車場やバイク置き場(屋根無し)もあり、食事処と野菜などの地元の産物コーナーがあり、お手洗いもあります。施設の軒先に置かれているのが、前記『腕用喞...
8月の前半、塩山方面へツーリングに出かけました。上野原から小菅村を経由し、丹波山村《MAP》から青梅街道を西へ走れば塩山ですが、この日は西の空がどんよりしてて、柳沢峠の辺りで雨に降られそうでした。なので、青梅街道を東へ向かい奥多摩湖方面に向かいました。奥多摩湖畔の蕎麦屋『陣屋』でとろろ蕎麦を頂きました。《MAP》野菜の煮物も追加。食後は奥多摩周遊道路へコースイン。最後に走ったのはたぶん2019年なので、4年ぶ...
8月半ばに、山梨県の甲府盆地北部の山間部を通る『クリスタルライン』を走ってきました。クリスタルラインのルート。長野県の清里から甲府盆地の塩山付近に至る、約70kmにも及ぶ長大なルートで、この8割は舗装林道となります。かつては割とよく走っていましたが、最後に走ったのは2009年頃で、それ以来かなりの御無沙汰でした。この日は秩父を経由し、十石峠を越えて長野入りするいつもの通常ルートを走っていました。ランチは行き...
ここ1年ほど、毎週金曜日は最寄り駅前の蕎麦屋で夕食を頂くことにしています。鴨南蛮。最近値上げとなり1800円とかなり良いお値段です。このお蕎麦屋さんは、お蕎麦そのものは平均レベルですが、鴨系の料理はかなり美味しいです。これまで、街歩きをしていて、ふらっと立ち寄ったお蕎麦屋さんが美味しかったというのはほぼ無いし、食べログで高評価だった蕎麦屋で納得したこともあまりないのが実情。なので、家から近いとこに行き...
7月の終わり、長野方面への定番ツーリングへ行ってきました。群馬県上野村から田口峠《MAP》を経て長野入り。佐久市臼田の行きつけの蕎麦屋『ともせん』で昼食をいただきました。 《MAP》『浅間おろしそば』です。山菜と大根おろしとつまが乗った冷やし蕎麦。辛みのある大根では無いのでクセのない味です。暑くて食欲が減退気味な時でも食べやすいですね。左端の小鉢は『もつ煮』。帰路にR299志賀坂峠を秩父方面に向かって走り、...
ちょっと前には、いわゆる『フェンダーレスキット』と言われてたヤツです。TMAXの場合は『ライセンスプレートホルダー』という名がついてます。かつてのバイクはリヤフェンダーというパーツにナンバープレートを取り付ける形が一般的で、『フェンダーレスキット』は、そのフェンダーを外してリヤを支えるフレームにナンバープレートを直付けする方式を取ることからそう呼ばれていたと思います。しかし昨今のバイクは、フェンダーか...
前回記事の続きです。ツーリングの終盤、秩父でちょっと立ち寄りをしました。前から意識してましたが、ツーリング後半で疲れてきてる場面では、ちょっと止まるってのがむしろ面倒に感じるもので、これまではスルーしてきましたが、今回は朝から決めておりました。秩父橋近くの電気屋さん。 《MAP》西日が当たったシャッターアートが良い感じです。上の壁面にはかつては店名とSANYOの看板がかかっていましたが、2015年以降に撤去さ...
前回記事の続きです。R299の十国峠を越えてR141を南下し、行きつけの焼肉屋さんでランチを頂きました。ランチの後はお店のすぐ近くにある自動車修理工場へ。前から撮ろうと思ってましたが、R141のこの辺りは交通量が多くて流れも速いので、いつもは流れに乗ったまま走りすぎてしまってました。『横浜家系ラーメン』系のロゴタイプでイカツイですが、色褪せにより適度に馴染んでいます。少し離れた別の修理工場にて。横浜ゴムは大正...
7月半ばに長野方面へツーリングしてきました。混み合う秩父市街地を抜け、R299の流れが悪く大回りになる区間をショートカットするため、秩父ミューズ・パーク内を通過するルートを取ります。 《MAP》地図で見ると一目瞭然ですが、R299は秩父ミューズ・パークの北方へ大きく迂回しており、これがめんどくさいのです。ミューズ・パークを通るルートも大幅なショートカットにはならず、中途半端ではあります。秩父ミューズ・パークの...
7月の初めに塩山方面へツーリングに行ってきました。国道411号線の柳沢峠《MAP》を越えて甲府盆地へ降りていくルートです。行きつけの民芸茶屋清水さんで、『巨峰おざら』を頂きました。もう常連客と化しているので、注文してないものも出てくるお得セットですw「おざら」は「ほうとう」と並ぶ山梨の郷土料理で、麺はたぶん同じもの。「ほうとう」は味噌仕立ての汁で野菜や肉と一緒に煮たもので、特にカボチャが重要な具材となり...
前回記事の続きです。船枻(せがい)造りの民家の対面にある倉庫には、気になるものがあって、ずいぶん前から狙ってましたが、通りかかるたびにスルーしてました。道が狭くてバイクを停めづらいのもありますし、先の予定があると途中で止まって寄り道するのは案外抵抗感があります。今回ようやく撮れました。医薬用外劇物・毒物保管所です。赤地に白文字、白地に赤文字、などは法で決まってる表示だとか。手書きの筆使いがうねうね...
6月末に、秩父から群馬県上野村を経て、田口峠を越えて長野県へ入り、千曲川沿いのR141を南下し、ぶどう峠で上野村に戻ってくるという定番ツーリングに行ってきました。群馬県の上野村から長野県へ入るルートは4本あり、最もまともなのはR254ですが、大型トラックがやたらに多く、あるいはめちゃくちゃ遅い軽トラの後ろに20台ほどの行列ができてるというような様相で、ほぼ全線追い越し禁止なのでどうしようもなく、バイク乗り的に...
6月にバイクのタイヤ交換のため、世田谷通り沿いにあるタイヤショップを訪れました。もうだいぶ前からお世話になっており、他のショップやディーラーよりはるかにロープライスで交換してもらえます。自宅からの行き来に高速道路を使ってもお得ですからかなりのものです。しかし土日の混み具合はかなりのもので、2~3時間待ちは普通で、最大で4時間待ちというのを経験したことも。そういう時は近くのレストランや喫茶店、あるいは街...
小鹿野町を後にし、R299をズンズン走って十国峠を越えて佐久穂町へ出てきました。いつもはR141で南下するのですが、今回は気まぐれでR141と並走する長野県道2号線で南下。古くからの集落の中を走る狭めの道路で、ペースは上がりませんが、集落の雰囲気を楽しみながら走れます。『天国は永遠の命』だそうですが、それってどんな感じなのでしょうか?ダンテの『神曲』を題材にした19世紀の人気挿画師G.ドレのイラストだと、こんな感...
前回記事の続きです。小鹿野市街部の西の外れにある洋館です。 《MAP》2012年にここを撮った時より、さらに痛みが進んでおりました。庭の木々も伸び放題。「ふるさと」というスナックを営んでいたようですが、この手の洋館でスナック経営というのは、あまり見ないような気がしますが、そうでもないんでしょうか?外壁は下見板張りで屋根は日本瓦のようです。おそらく大正時代か昭和初期のものではないかと思います。もし昭和一桁...
長野方面への定番ツーリングの途中、秩父の西側に隣接する小鹿野町《MAP》に立ち寄りました。秩父からR299で群馬方面に走ると、R299の南側を並走する旧道が小鹿野の古い町並み。小鹿野はスポットでほんの少しだけ訪れたりは何度かしてましたが、前回ちゃんと街歩きをしたのは2012年のことでした。なんと10年も経ってたんですね。歳取ると時間の経過が早すぎて困ります。小鹿野は、江戸と信州を結ぶ重要な街道の宿場町だったとか。...
前回記事の続きです。法務省旧本館の次は国会議事堂方面へ向かいます。正確には議事堂ではなく、その手前にある施設が目的地。しかし、この辺りは片側3車線とかの道路ばかりで、横断歩道がかなり少なく、道路の対面に目標が見えてるにもかかわらず涙を呑んで大回りしなくてはならないことがしばしば。歩行者に優しくない街ですが、この官庁街を徒歩でウロチョロしてるのは極めて少数派。その歩行者の60%は警察官、39%は皇居ラン...
このExcel 2000、つい最近まで現役で使ってました。Office 2000は、日本では1999年7月9日発売され、Excel 2000単体は8月6日に発売開始で、価格は27,800円。アップデートのOffice 2000 SR-1の提供は2000年5月10日。購入時期はもはや覚えてませんが、2000年5月10日の後なんでしょうね?2018年にWindows7から10へオンラインアップデートした後も問題なく作動し、2021年にMS Office Personal 2021の永続版導入まで、20年以上に渡って利...
前回記事の続きです。久々の皇居見物を楽しんだら、お次は桜田門の対面にある法務省へ向かいました。この壮麗な建物は、法務省旧本館です。 《MAP》旧司法省庁舎として明治28年(1895)に竣工。ドイツ・ネオバロック様式で、基本設計はたお雇い外国人のドイツ人建築家ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンが行い、実施設計と工事監理は河合浩蔵が担当したそうです。前回記事にも出てきましたが、河合浩蔵氏は皇居の正門石橋...
「ブログリーダー」を活用して、MuhWさんをフォローしませんか?
上野原から小菅村を経由して丹波山村に抜ける山梨県道18号線を走るようになってずいぶん経ちます。バイクに乗り始めた30年前から、かなりの頻度で走っていますね。年間に20回程度は走ると思いますので、単純計算で600回?いや、そこまではいかないと思いますが、400回は走ってる感じ。なのですが、知ってるようで分かってないことって結構あって、ここにお堂があるのに気づいたのは2年ほど前。つい数日前に行ってきました。急カー...
数日前、柳沢峠を越えて塩山の方へツーリングに行ってきました。まだ桜が残っておりましたが、塩山周辺の農地ではピンク色の花が絨毯のように広がっておりました。桃の花ですね。『桃色』とはよく言ったもので、それ以外の形容詞が見当たらず。Wikiによれば、英語の「ピンク」は元はナデシコを指していたそうですので、桃を指すには適しておりません。ピンク色には人間の攻撃性を緩和する効果があるらしく、ピンク色の独房、ピンク...
前回記事の続きです。御殿場線山北駅北口の西側にある商店街です。力強い書体が魅力の元八百屋さん。 《MAP》八百屋さんの隣にある電気屋さんですが営業してる感じは無かったです。 《MAP》板壁になっているので、たぶん戦前の建物でしょうね。最近は家電などは量販店で購入し、据え付け工事が必要なら量販店で同時に依頼する、というパターンが多いような気がします。しかし、町の電気屋さんは、小回りが利くし、ちょっとした相...
前回記事の続きです。木造跳ね橋『マヘレ橋』のすぐ近くです。 《MAP》オランダは世界でも有数の自転車大国。その理由は、国土が平坦だからです。最南部にある ファールス山 (ファールゼルベルク)の山頂323mがオランダの最高地点で、高尾山(599m)の半分程度しかないという状態。オランダ国内には総延長4500kmに及ぶ自転車ルートが整備され、オランダ人の年間の自転車移動距離は900kmになるという試算があるとか。一方で我が国...
前回記事の続きです。山北駅前の広場にやってきました。看板建築が並び立ち、重厚感が感じられます。右がタケイ美容室《MAP》で、左がYAMAKITAバル。看板建築は、大正12年の関東大震災後の復興期に流行したもので、地方から大勢やって来た職人さんが仕事を通じて技術を身に着け、その後故郷に帰って広めた、というものです。関東大震災の震源地は、小田原辺りを通過して南北に延びる相模トラフの境界だそうですので、このすぐそ...
静岡で3月31日に桜の開花宣言があったそうで、毎年行っている山梨の桜を見に行くべくタイミングを計っていたのですが、季節の変わり目にありがちですが、雨に次ぐ雨。昨日、予定されていた用件がキャンセルされたのを幸いに桜を見に塩山の方へツーリングしてきました。未明に雨から曇りになり、夕方以降また雨という微妙な天気予報でしたが、構わず決行。乙ヶ妻(おっかづま)の枝垂れ桜。 《MAP》いつもはすぐ近くまで行くのです...
前回記事の続きです。町の東側から攻めて徐々に駅前に向かってますが、めぼしい物件があちこちにあり、ジグザグに歩き回っております。細い路地にある土蔵です。 《MAP》土蔵の土壁が維持できなくなってトタンを被せるのは良くあるパターン。そして、この明るめの緑色もかなり頻繁に見ますね。トタン=明るめの緑色というのが一般的だった時代があるのかもしれません。その昔は何かの商店だったらしき建物。 《MAP》2階の窓の桟...
前回記事の続きです。今回からはオランダに場を移しますが、鎖国時代にも交流があり、日本と縁が深い国なので、その歴史を簡単に書いておきます。オランダははライン河などの複数の大河の河口が集中する地域で、古代から人が住んでいたそうです。中世には両隣のドイツやフランス、それからスペインの支配を受けるなど、波乱万丈の歴史を辿ります。11世紀以降にはバルト海・北海貿易および地中海方面との貿易を通じて非常に栄え、17...
御殿場線沿いにある山北町をご存じの方はあまりいないでしょうか? 東名大井松田ICからR246を御殿場方面へ向かう途中に山北町があります。山北町やさらに西にある小山町などは、かつて栄えた街だったようです。明治22年(1889)に東京-大阪間で開通した東海道本線は、当時は山北町や小山町を通過していたそうです。箱根を超えるため、比較的勾配が緩い御殿場を経由するルートが選択されたのでしょう。しかし、箱根の少し南部を東...
今年の冬は、御殿場線沿いのR246を走るツーリングに幾度となく出かけました。R246はクネクネ道とかは少なめですし、交通量も少なくないですが、富士山が見える区間が割とあり、走ってて気持ちが良いのです。もう一つの理由は、御殿場の少し東にある『道の駅 ふじおやま』の食堂の爆盛りの豚汁が気に入ったのも大きいです。むちゃくちゃ盛っておりますwこれで650円。今後何度か、御殿場線沿いの写真をアップしようと思います。『道...
前回記事の続きです。オルセー美術館にやってきました。 《MAP》19世紀半ば以降の近代美術を専門に扱う世界的に有名な美術館です。近代美術以前の古典系美術については、セーヌ川対岸のルーヴル美術館が扱うという住み分けだそうです。オルセー美術館は元々は、1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて建設された、高級ホテル併設の鉄道駅『オルセー駅』だったそうです。一見して石造ですが、鉄骨造の表面を石材で覆う手法により古...
前回記事の続きです。パリ入りして3日目です。パリのノートルダム大聖堂だと思ってましたが、よく見ると違うので、どこだろうとストリートビューで探しまくってようやく判明しました。パリから北方へ120kmほどの都市アミアンにある、ノートルダム大聖堂(アミアン大聖堂)でした。 《MAP》上の写真は、3つある入口のうち、左側の入口を飾る尖頭アーチに施された石造です。自分の首を手にした聖人がホラーチックです。この像がそれ...
新東名の新御殿場ICから新秦野IC間は、現在工事中です。東名より北側の険しい山間部を通るため、橋を架けたり、トンネルを掘ったりで、手間がかかりまくるため、開通目標は何度か延期されてるようで、最新と思われる情報では2027年(R9)度中に開通予定、というもの。あと4年・・・・、まあ過ぎてしまえばあっという間ですが。その新東名工事現場のうち、丹沢湖から南側に流れ出る河内川を一跨ぎする『仮称:河内川橋』の建設現場...
前回記事の続きです。十輪寺を出たら、今回の最大の目玉物件へ向かいます。トキワスーパーと、かつて食料品店だった土蔵造りの常盤屋さんの間にある細い路地『成田横丁』を見に来ました。横町の奥に成田不動尊があるらしいということです。横町に入って左手は常盤屋さんの各建物が並びます。少し奥に門が見えますが、これが正面玄関だそうです。普通のお屋敷なら表通りに面して門を設けますが、常盤屋さんの場合は目の前に十輪寺が...
前回記事の続きです。十輪寺の三門です。 《MAP》山門の脇には草鞋が奉納されていました。草鞋や巨大な大草鞋を寺社に奉納するのは、わりと聞く印象があります。無病息災や健脚などを願う意味があるようですね。クルマや自転車などなく、公共交通機関も未発達だった時代は自分の脚だけが頼りですから、その願いは今と比べ物にならないでしょう。本物の草鞋だとすぐに朽ちてしまうので、こうして銅板とかブリキによる草履を奉納す...
前回記事の続きです。バルセロナからパリへ移動してきたその翌日。グランダルシュ(仏:Grande Arche)と呼ばれる新しい建物。 《MAP》エトワール凱旋門とカルーゼル凱旋門を結ぶ『パリの歴史軸』の延長線上に建てられる門型の超高層ビルです。グランダルシュは1985年に着工され、僕が訪れたのは工期後半頃のようです。完成後は映画の舞台になったりしてますね。グランダルシュが建つのはパリ市ではなく、西隣のオー・ド・セーヌ...
去年6月に埼玉県の小鹿野町を街歩きしたのですが、そのあとで気付いていないエリアがあるのに気づき、去年12月に再訪しました。過去記事-1過去記事-2関東近県では暖冬傾向で12月に標高1500m級の峠が普通に走れる日も多かったですが、12月16日も一段と暖かい日で、平年は最低気温はマイナスで、最高気温は10℃ちょっとというのが平年値ですが、この日は秩父で最低気温が5℃以上、最高気温20度以上というライダー向けのサービスデー(笑...
ツーリングからの帰路で通りかかった公園では、河津桜が絶賛満開中でした。バイクを停めていざ撮影。機材はフルサイズのEOS RPと、RFレンズの単焦点35mmと50mm。夕方近くだったので、良い感じの色が出ました。初物ということでついつい夢中で撮ってしまいますが、あまり撮りすぎると、4月にソメイヨシノが咲いても、全く撮る気が起きないという副作用があるので注意が必要です。にほんブログ村太平洋の島国『キリバス』の各地名が...
前回記事の続きです。この日はスペインのバルセロナを出てパリへ移動する日です。たしかバルセロナからは空路でジュネーブ。ジュネーブからはパリまでTGVでした。今はバルセロナまでTGVが来てますが、80年代の時点ではピレネー山脈が立ちふさがっていて未開通でした。ジュネーブ空港からTGVに乗り換えるため、いったんジュネーブの中心部へ出ました。時間調整か何かのためだったと思います。高さ140mの噴水は、ここレマン湖のシン...
昨年12月に麹町にある行きつけの歯医者さんで定期のクリーニングをしてもらった帰り、久々に新宿まで歩いてみるか、と気まぐれを起こして、歩き始めました。もう日暮れ時で薄暗くなってきてます。普段は滅多に夜景は撮らないので、新鮮な感じ。JR四ツ谷駅前の四谷見附橋。 《MAP》街灯がレトロな感じですが、赤坂離宮が近いのにかこつけた、『なんちゃってレトロ』ではないかと勝手に思ってましたが・・・・調べによれば、本物の...
お気に入りの塩山方面へのツーリングコースの途中に、西原という集落を通過します。その集落にはシンボル的存在の「丸山」という小高い丘があり、頂上には杉あるいは檜のの大木が聳え、傍らには祠が鎮座しております。つい先日、ここを通りかかったとき、鯉のぼりの飾りつけが行われてて、8割がた終わってる雰囲気でした。天気もよく良い感じだったので、ちょっと見学させていただくことに。丸山の頂上は標高631m。花が咲いてて、...
関東西部在住の僕からすると、道志路(R413)を通って山中湖へ抜けるツーリングは、お手頃なコースです。これが都心部からのアクセスとなると、道志路の入口となる青山交差点《MAP》は中央道や東名高速の最寄りICから決して近くないですし、特に中央道は八王子から渋滞していることも多く、お手軽とは言えない感じですね。またこの道志路はほぼ全線が追い越し禁止なんですが、時速30㎞とかでヨロヨロと走るクルマも多く、彼らは道...
3月の終わりの週に、塩山方面へのお気に入りツーリングコースを走りました。どんよりした雲が空を覆い、いまいちな天気ですが、雨の予報は無し。上野原の棡原(ゆずりはら)集落にある消防小屋にて。 《MAP》道のカーブの具合と相まって、この消防小屋と火の見櫓は、なかなか絵になります。そこへ桜まで絡んでくると、撮らずに済ませるのは不可能w色々と雑多なものも混じってますが、そういうのも含めての味わいですね。消防小屋の...
3月の初旬、気温も高くなり、そろそろ走れるのでは?と思って、僕の超お気に入りコースへ走りに行きました。コース図はこちら。上野原から県道18号で鶴峠、今川峠を越えて、丹波山村。丹波山村からは国道411号(青梅街道)で、柳沢峠(標高1472m)を超えて甲府盆地の塩山に向かって下り、道の駅『花かげの郷まきおか』がゴール。このルートの大部分は、渓谷沿いになっていて冷えやすいですし、柳沢峠は1500m近い高所ですので、12月...
前回記事『乙ヶ妻の枝垂れ桜 ~2023年~』の続きです。桜撮影は乙ヶ妻集落を抜けた丘の上にあるので、自然と集落の撮影もセットになります。僕が集落好きになったのは、ここの集落撮影がきっかけとなった要素が強いですね。ちなみに、『乙ヶ妻』という地名はすでに消滅してて、牧丘町の『室伏』という地名に統合されています。古くからあるそれぞれに由緒があるであろう地名をバッサバッサと切り捨てて『合理化』して、誰が得する...
甲府盆地の北縁にある乙ヶ妻の枝垂れ桜を見てきました。 ※「おっかづま」と読みますこの桜には2010年頃に偶然出会ってから、毎年のように通っております。昨年の春は、前年10月からの長期入院と数度の短期入院や連日の通院などのバタバタにめげてしまって、行けませんでしたので、2年ぶりの訪問となります。麓からの見上げ。桜が大きいせいか、すぐそこに見えますが、高低差は40~50mはあります。ここだけではありませんが、甲府...
突然ですが・・・・今年の年賀状にピッタリと思ったんですが、大人の判断で中止にw2014年に大井川鐵道の奥泉駅前で撮ったものです。 《MAP》付近で縄文時代の遺跡が出たことにちなんでのものだとか。ウサギのお肉は国内でもジビエ関係のお店で扱ってますし、ヨーロッパでは普通に食べる国もあるとか。我が国も、昔の唱歌で、『ウサギ美味し、彼の山~』とあります。『美味し』じゃなく『追いし』だろ、という突っ込みがありそう...
3月の初めに朝霧高原の辺りをバイクで走ってきました。この時期は、寒さが緩んでくる日も増えつつも、まだかなり寒くなる日もあり、富士山周辺の高原地帯はまだまだ要注意。しかし、この日は最高気温が現地で10℃を大きく上回り、出動指令が出ました。道志路(R413)で山中湖に抜け、R139をひた走ります。R139は何度走っても好きになれないですね。地域の幹線ですから、大型トラック含めて交通量はかなり多いし、沿道は店舗や観光地...
ふとした拍子に、昔読んだ本を思い出して、再読したくなるということが、たまにあります。こういうときの本って、物質的な要素を多分に含んだ記憶なので、文庫本やKindle本を買えばいいという話では無いです。当時読んだ本と同じのを読みたい!!、ということですね。で、購入したのは、【江戸川乱歩全集 第1巻:屋根裏の散歩者(講談社 1978年発行)】でした。横尾忠則の怪しい挿画が強烈に記憶にあって、これじゃなくてはならな...
南伊豆町で河津桜を撮った日。 《記事》菜の花ってすごく苦手意識があって、まともに撮れたことないです。見た目通りの爽やかな黄色と緑色がどうやっても出ないんですね。ホワイトバランスやコントラストや彩度など、各種パラメータを動かすと、動かすほどに汚い絵に・・・・なので、こうやって濃い目に仕上げて誤魔化してますが、狙ってるのはこういう方向性では無いです。花は全般に難しいですが、菜の花が僕にとっては格段に難...
2月の終わりに、再び南伊豆町へ行ってきました。冬季の定番コースである西伊豆ツーリングの折り返し地点がちょうど南伊豆町なので、河津桜の開花状況に関わらず、この辺りは頻繁に出没中です。南伊豆町へ向かう途中で桜並木を発見して、小道に入り込みました。幅員2.5m程度で普通自動車がようやく通れるような道なので、誰も通らず。南伊豆町へ到着。この辺りの河津桜見物の中心地は、道の駅 下賀茂温泉の近辺。 《MAP》今回はそ...
前回記事の続きです。西荻窪から淀橋方面へ移動します。JR西荻窪駅から中央線に乗って東中野駅で降りて、大江戸線の東中野駅から数駅の西新宿五丁目駅で降りました。関東在住歴30年を軽く超えますが、全く未知の路線でした。次に乗るのは、30年後?西新宿五丁目駅から割とすぐの住宅地にある淀橋庚申堂です。 《MAP》庚申塔(庚申塚)はあちこちにありますが、ちゃんとしたお堂になってて、夜は照明まで点くようなのはあまり見た...
前回記事の続きです。柳小路の次は、同じく駅南口の西荻南口仲通街へ移動。 《MAP》伊藤氷室というのが目を引きます。日本における機械製氷は明治時代前半あたりから始まり、複数の製氷会社の吸収合併と共に事業多角化を経て、最終的に生き残っているのが今の「ニチレイ」等だそうです。家庭においては今に通じる冷凍冷蔵庫は1960年代に登場したようです。僕自身は見たことないですが、1930年代に冷蔵庫(冷凍無し)ができるまでは、...
2月終盤にJR西荻窪駅周辺と西新宿の旧淀橋地区辺りを歩いてきました。両者は直線距離で8km近く離れてますので、移動は電車利用です。日暮れ頃に淀橋地区に着くことを意図しておりましたので、JR西荻窪駅到着が15時ごろという遅めの時間でした。Googleマップによると西荻窪駅周辺は喫茶店など食事スポットが少ないようだったので、一駅新宿寄りの荻窪駅で降りました。どこでランチするか全く決めてませんでしたが、星乃珈琲の看板を...
2月の後半、とても暖かい日が続きました。打ち合わせが入っていたのが流れてしまった隙を逃さず、バイクで緊急発進!国道413号線(道志路)を山中湖方面へ向かいました。山中湖辺りは期待したほど暖かくはなく、10℃には届いてなさそう。その場の思い付きで、パノラマ台の方へ登っていきました。パノラマ台は山中湖(標高980m)から100mほど高い位置にあり、遮るものなく山中湖越しに富士山が見える絶好の展望スポットです。駐車場...
西伊豆の松崎町市街地のやや北にある『松崎新港』という港があります。 《MAP》2月にここを通りかかったとき、何やら巨大な構造物が作られておりました。2021年には、コンクリート製の漁礁が仮置きされていて、撮影させていただいたことが。 《Entrapment :2021年02月24日》かなり大きいです。高さは、15mくらいはありそうです。看板によると、やはり漁礁の製作中だそうです。この各部の形の意味は何なんでしょうか?ただのジャ...
前回記事の続きです。前回は洗濯機への給水栓の首振り部分パッキン交換と、排水ホースの交換を行いました。作業の終わりに洗濯機に少量の水を張って排水し、排水ホースに水漏れが無いことを確認して、いったん作業を終わらせました。しかし、その数日後に洗濯機を使おうと思ったのですが、一応念のために洗濯機を引っ張り出し、前回テストより水位を上げたうえで排水テストしたら・・・・・ダダ洩れ!?マンションと違って一軒家で...
2月の初旬にずいぶん暖かい日がありました。R413(道志路)も大丈夫かも?・・・ということでバイクで走ってきました。この時期は路面凍結の恐れがまだあるので、ここを走ることは滅多にないです。神奈川県側の道志路玄関口となる青山交差点で標高200mほど、道志川の渓谷沿いに走って、山中湖直前にある山伏峠のトンネルで1100m弱と、結構な標高となります。山中湖、氷結してますよ?!1月の24~31日にかけて連日のように最低気温...
このあいだ、南伊豆町の下賀茂に河津桜を見てきました。 《MAP》青野川の土手沿いに河津桜の並木があり、本家の河津町と違って土手の勾配が穏やかで手すりが無いので写真を撮りやすいことと、人もぜんぜん少なくて、河津の1/5とかかも?その代わり、屋台などはほぼ出てないので、食べ歩きは難しいでしょうか。平日だったんですが、行きの東名高速では事故渋滞が延々、沼津からの伊豆中央道もめちゃ混み。それ以降はばらけるからひ...
2017年にTMAX530が納車されてから5年ちょっと。2022年の7月に新型TMAX560がリーリースされた時点で10万キロをはるかに超えており、次の愛車はこの新型TMAX560に決めておりました。たしか9~10月ごろにバイクショップへ予約をかけたのですが、生産が滞っていて入荷の見込みが立たない状態とのことで、ウェイティング・リストに登録だけしてもらいました。待つこと数ヶ月・・・・ようやくこの前、ショップから連絡があり、そのまま契...