今でも忘れられないひとへ… きみはあの空で自由を手に入れましたか?
もう…あのころみたいに、胸を掻きむしりたいほどの想いをすることはないでしょう♪ 夜空を見上げるたびに、あのひとを思い出します… そんなちょっと?いや、かなり?せつないお話を書いてます♪
天使になった君へ… 君の幼い面影だけを思い出にした僕は 時間の波に流れていく消えそうな記憶を ゆっくりとたぐり寄せた あの満月の夜に僕は還り 君に問い掛ける……
ルカの訃報を元クラスメートから聞いたミユキは、しばらく言葉が出ないほど絶望していた。それは、友人のルカを失ったことよりも、ルカを追い詰めてしまった責任の一端が…
¨ユウト…あたし…先に行くね…バイバイ…¨ 『ルカ…どこへ…行くんだよ…』ユウトは満月に向かって話しかけていた。ユウトにはもう分かっていた。この病院の中にルカ…
その頃、タカユキから連絡を受けたユウトは病院を目指して、必死に自転車のペダルを踏んでいた。あの日以来、ユウトは携帯を手離すことはなかった。 病院まであと少し……
『ルカ…ルカ?』真知子はルカの瞳の閉じかたが普通と違うことに気付いていた。ルカが瞳を閉じたと同時にハートモニターがアラーム音を発した。 『ルカッ!ルカッ!』駆…
『ルカ、具合はどう?』真知子はルカに声をかけた。ルカは一日中寝ていることが多い。たまに目を開けて笑顔を見せたりもするが、40度近い熱が下がらない。医師の話では…
『よぉミユキぃ…なんだよ話って』ミユキはカツミを呼び出していた。『カツミさん…あなた…』今日のミユキは明らかに態度が違っていた。『おい…今大事なお客についてん…
『あたし…ばかなことしちゃった…』『本当だ。ルカは大ばかだよ』『あたし…ねぇ。やり直したかったの…』『やり直したかった?』『うん。死んだら、また…生まれ変われ…
学校が終わるとすぐにドラッグストアでバイト…ユウトはダンボールから洗剤の容器を取り出していた。来月からは自動車学校にも行く予定だった。ミユキとも別れ、ユウトは…
ルカの母、真知子はその日の夜、なかなか眠れなかった。あと二時間もすれば夜が明けるだろう。おそらくルカは彼氏と一緒であるだろうから心配はしていないが、少しみょう…
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