血液の鉄人 さん プロフィール

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血液の鉄人さん: 血液の鉄人のささやき
ハンドル名血液の鉄人 さん
ブログタイトル血液の鉄人のささやき
ブログURLhttp://tetsujinsan.blog8.fc2.com/
サイト紹介文エイズ研究に長年携わってきた経験から、正しいHIV感染の予防と知識の普及。
自由文エイズ検査の受ける時期、エイズ検査の解釈、その他性行為感染症の検査など幅広い情報を提供しています。

同時に世界各国で発行されたエイズ撲滅キャンペーン切手を紹介しますので、各国がどのようにエイズ撲滅に取り組んでいるかを、切手から読み取って下されば幸いです
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2009/03/09 00:49

血液の鉄人 さんのブログ記事

  • 軟性下疳と硬性下疳の違いとは−2.硬性下疳−
  • 硬性下疳とは、梅毒トレポネーマに感染して10〜90日、平均で21日前後で感染した箇所に赤い丘疹(盛り上がった発疹)として現れるものを言います。硬性下疳は痛みがないのが特徴です。硬性下疳は急速に潰瘍(えぐれたような傷)となり、潰瘍から出る浸出液にはたくさんの梅毒トレポネーマが存在しています。この浸出液に性器や傷のある皮膚が触れるといとも簡単に感染してしまいます。硬性下疳は1〜51週間前後出現していますが、 [続きを読む]
  • 軟性下疳と硬性下疳の違いとは−1.軟性下疳−
  • 現在梅毒が異常な流行を呈しています。そのことから梅毒トレポネーマや軟性下疳菌に感染した時に出来る、"下疳"の違いを正しく理解して頂くために二回に分けて、「軟性下疳」と「硬性下疳」について解説いたします。最初は軟性下疳から解説いたします。軟性下疳は、軟性下疳菌(ヘモフィルス・デュクレイ)の感染により、性器部に出来物を形成する性行為感染症のひとつです。国内での感染事例はほとんどなく、海外での感染が時々報 [続きを読む]
  • 急増する梅毒感染者とHIV感染との関係
  • 2017年3月26日現在、梅毒患者数は1,031人に達し、1999年以降で過去最速ペースとなっています。梅毒患者は、2006年の637人から2016年には4,559人と7倍となり、2017年の3ケ月足らずで既に1,031人に達し、2016年同期の796人を上回っているます。このままの状態で患者が増加すれば2017年1年間で昨年の記録を更新してしまう可能性が高くなってきています。何故これほど梅毒患者が急増したのかは、現時点ではハッキリとは分かってい [続きを読む]
  • SH外来開設について
  • 最近開設されたSH外来について紹介いたします。当ブログを読まれる前に以下の注意をよくお読み下さい!!【ご注意】利用される場合は、以下をよく読まれて不明な点があれば直接該当施設にお問い合わせ下さい。今回はSH外来とはどのような診療科であるかを血液の鉄人の知る限りで紹介しているだけですから、誤った箇所もある可能性も否定できません。該当施設の説明と、当サイトの説明で食い違いがあれば、申し訳ありませんが該当施設 [続きを読む]
  • 梅毒の現状2016
  • 一旦撲滅しかかった梅毒が近年急激にその患者数を増加させています。国立感染症研究所の発表によりますと、2016年に国内の医療機関から報告があった梅毒患者数は4518人で、この内東京都内の患者数は37%を占める1673人となっています。男女別では、男性が70%以上の1218人、女性は455人で、年齢別では男性の中央値が39歳、女性は27歳となっています。 この数字は東京都では2011年以降、男女ともに梅毒の感染が急増しており、2007年 [続きを読む]
  • HIVの感染力は本当に弱いのか?
  • HIVの感染力は非常に弱く、少しくらいの性的接触では感染しない、と言われていますが、これは本当なのでしょうか??!!国内外の文献や専門機関の発表を見てみても、たしかにHIVの感染力は弱いと報告・記載されています。このことを医療従事者の針刺し事故から検証してみますと、1.B型肝炎ウイルス(HBV)・・・30%2.C型肝炎ウイルス(HCV)・・・・3%3.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)・・・0.3%の感染率という有名な研究報告があ [続きを読む]
  • 抗HIV薬の服用とHIV検出限界以下について
  • HIV感染が判明すると、血液中のHIVの量をPCRで検査します。HIV検出限界以下とは、検査で血液中のHIVが検出できないことを言います。HIV陽性者であっても、適切な治療を受けている人は体内のHIV量が検出できないほど少なく、本人の体調が維持できることはむろん、他の人にHIVを感染させる危険も極めて小さくなります。しかしHIV量が検出限界以下というのは、完全に体内のHIVがゼロになったことを示すものではありません。HIVは感染 [続きを読む]
  • 曝露後予防とは
  • 曝露後予防(Post-Exposure Prophylaxis:PEP)とは体内にHIVが侵入(暴露)した後に感染予防をおこなうことです。※PEPはペップと呼ばれています※端的に言いますと医療従事者が患者の血液を採血中に注射針を誤って自分自身に刺してしまった時に行う感染予防治療です。針刺し事故・コンドームなしの膣性行為と肛門性交・薬物注射の際の注射器の共有・レイプなど、体内にHIVが侵入してしまった恐れのある行為後36時間以内(遅くても72時 [続きを読む]
  • 曝露前予防とは
  • HIVに感染していない人がHIV感染予防のために抗HIV薬を服用することを曝露前予防(Pre-Exposure Prophylaxis:PrEP)と呼びます。※PrEPはプレップと発音します※曝露前予防は,HIVの新規感染を減らす有望な手段のひとつとされており,既に米国では全医療従事者を対象としたPrEPのガイドラインもあります。これはHIVに感染するような行為をして、まだHIV検査が陰性の時からツルバダという抗HIV薬を服用することでHIV感染を防止するこ [続きを読む]
  • リステリンと淋菌予防??!!
  • わが国においては、淋菌感染者はおよそ9000人が報告されています。1位クラジミア、2位性器ヘルペスに続き、淋疾は3位となっています。淋疾は淋菌によって引き起こされる感染症で、1回のセックスによる感染率は約30%と高いのが特徴です。。しかも最近ではオーラルセックス(フェラチオ)による感染が多く報告されています。淋菌は一般的には粘膜同士の接触や、精液、膣分泌液を介して性器に感染しますが、咽頭から性器へ、性器 [続きを読む]
  • 梅毒患者激増!!5年間で5倍!!
  • 最近梅毒に関しての記事ばかりでうんざりされている方もいらっしゃると思いますが、最近の梅毒患者急増は由々しき問題です。どうお付き合いください。20016年11月末現在で、梅毒患者が4077人(男性2848人・女性1229人)となっています。この患者数は1974年の4165人を上回る勢いです。梅毒は1940年代の戦後の混乱期には、20万人以上の患者がいましたが、抗生剤の治療に伴い患者は激減し、1967年の12000人をピークに減少し続けて一時期 [続きを読む]
  • 迎春
  • 明けましておめでとうございます。皆様方のご健康とご多幸をお祈りいたします。旧年中は皆様方にご利用いただきありがとうございます。本年も皆様方のお役に立てるよう頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。平成28年 元旦血液の鉄人 [続きを読む]
  • 依然として梅毒の流行が止まらない!!
  • 2016年11月27日現在の累計梅毒患者数は4077人となりました。2015年の2660人の1.5倍を超え、過去10年で最も少なかった2010年の621人の7倍近くに迫る勢いです。2016年は1〜6月で2000人を超えたましたが、7〜11月の5ケ月間で新たに2000人の患者が発生しており、流行が依然として加速している状況です。特に異性間接触による梅毒トレポネーマの感染が増加しています。女性は2011年の177例から2015年には769例に増加し、5年間で5倍 [続きを読む]
  • 急性HIV感染症とは
  • 急性HIV感染症とは、「初期症状」とも呼ばれています。HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、感染後2〜4週頃に起こる、39度以上の発熱・全身のリンパ節が左右対称に腫れる・咽頭痛・口内炎・白血球減少・バラ色の発疹が全身に出るなどの一連の症状を総称して言います。急性HIV感染症は、HIV感染者の50〜70%に起こると言われていますが、全く症状の出ない人がいたり、その症状に気づかない人もあります。これらの症状は、HIV [続きを読む]
  • 3週間3ヵ月3年
  • この数年来、梅毒の感染拡大が続いています。2016年11月6日の時点で既に3779人となり、このままでは年末には4000人を上回る可能性が高いと専門家は危惧しています。梅毒は"梅毒トレポネーマ"という螺旋状の細菌によって引き起こされる感染症です。性行為による感染が多いことから性行為感染症に分類されています。感染後の進行としては"3週間3ケ月3年"というパターンが有名です。"3週間3ケ月3年"を解説しますと、 [続きを読む]
  • クラミジアの感染者急増!!特に若い世代に!!
  • クラミジアは、クラミジア・トラコマチスいう細菌によって引き起こされる性行為感染症です。クラミジアに感染し、放置しておくことにより女性の不妊症、男性の不妊になる確率が極めて高くなります。最近国内において、男女高校生に感染も見られ、10代の若い世代の感染が広がりを見せています。先進国のなかでも異質な感染状況です。クラミジアに感染すると、HIVの感染確率が非常に高くなることか指摘されています。クラミジア感染 [続きを読む]
  • HIVの感染力は本当に弱いのか?
  • HIVの感染力は非常に弱く、少しくらいの性的接触では感染しない、と言われていますが、これは本当なのでしょうか??!!国内外の文献や専門機関の発表を見てみても、たしかにHIVの感染力は弱いと報告・記載されています。このことを医療従事者の針刺し事故から検証してみますと、1.B型肝炎ウイルス(HBV)・・・30%2.C型肝炎ウイルス(HCV)・・・・3%3.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)・・・0.3%の感染率という有名な研究報告があ [続きを読む]
  • 感染したHIVを根絶させたというニュースについての考察
  • 2016年10月2日付の『サンデー・タイムズ』紙はこのほど、この実験が初期段階で成功したことを報じていますが、このことについて考察をしてみたいと思います。現代医学では体内に侵入し感染したHIVは、増殖を押さえ込むだけで死滅無毒化させることは出来ません。そのためエイズを発症させないように日々抗HIV薬を飲み続ける必要があります。このことが事実であれば、HIV/AIDSの制圧につながると大きな期待が寄せられています。現在 [続きを読む]
  • 日本国内でHIV感染者への治療差別!?
  • 日本は先進国でほぼ唯一といえるほど、HIV感染者の増加が続いています。HIVに感染しても早期発見・早期治療により、すでに"死の病"ではなくなり、天寿を全うできるようになってきています。ところがHIV感染者の医療機関での治療差別が問題となっています。例えば、HIV感染者の人工透析の受け入れ拒否。HIV感染者の歯科治療の拒否HIV感染者の一般診療の拒否このような医療機関での受け入れ拒否は何故起きるのしょうか?1.医療従事 [続きを読む]
  • 梅毒の流行はHIV感染者を激増させる!?
  • 依然として梅毒の流行に歯止めがかかりません!!ここ数年は全国的にはもちろん、若い女性にも感染者が急増しています。厚生労働省の「性感染症報告数」によりますと、女性の梅毒者数は2015年には377人だったのが、2016年には763人と1年で約2倍に増加し、更に5年前と比べると約5倍に増加しています。なかでも、20〜24歳、25〜29歳の女性が圧倒的に多く、報告数も1年前に比べ2倍以上増加しています。梅毒患者を男女別に見てみます [続きを読む]
  • HIVとHSV(ヘルペスウイルス)との関係性
  • HIVとHSVは互いに影響しあうウイルスです。HIVの感染と深く関わっているといわれているのが、HSV-2(単純ヘルペス2型)です。HSV-2は性器ヘルペスの原因となるウイルスで、極めて高い感染力を持ち性交渉によって感染します。HSV-2は、HIV感染者の60〜90%が感染しており、HSV-2に感染すると、HIVへの感染率も高くなります。HIVとHSV-2に重複感染している人は、他者にもHIVを感染させる可能性が高くなります。 [続きを読む]
  • 相変わらず増加し続ける梅毒!!
  • 梅毒患者が過去最多となりました。1999年以降感染症法に基づく調査が始まって以来最高の患者数となっています。男性間の性行為による感染に加え、男女の異性間でも感染が広がりつつあります。2016年8月現在、患者数は2674人となり、2015年の2660人を上回り、一向に増加傾向が衰えません。都道府県別の患者数は、東京が1059人で最も多く、大阪348人、神奈川164人、愛知152人、埼玉96人、兵庫90人、千葉78人、北海道と福岡が共に59人 [続きを読む]
  • NAT検査は何処で受けることが出来るのか?
  • NAT検査は何処で受けられるのかという質問を受けますので、今回はNAT検査の受けられる施設について解説致します。ここで言うNAT検査は、リアルタイムPCR検査です。本当のNAT検査は、血液センター専用の検査で医療機関では受けることは出来ません。一般的にNAT検査と呼ばれるのは、リアルタイムPCR検査のことです。結論から申し上げますと、NAT検査は全国何処の医療施設で受けることが出来ます。医療施設の大小(大学病院から個人の [続きを読む]
  • NAT検査により献血血液からのHIV感染は防止できるのか!!??
  • わが国に於いては、年間およそ約580万本の輸血用血液製剤が医療機関へ供給されています。そしてその輸血用血液製剤は、約540万人の善意の献血者の血液から製造されています。わが国に於いては、2003年までに4例の輸血によるHIV感染事例(うち2例は同一献血による感染事例)が起こっています。そのことから日本赤十字社は、1999年に新たにNAT検査を導入し、その後は検体プール数の減少やNATシステムの変更等により感度の向上を図 [続きを読む]
  • 正しい体温について
  • 正しい体温についてよく体温について質問されますから、改めて体温について解説いたしします。体温は、以下のように分類されます。1.微熱37.4℃までの体温を言います。日常生活や仕事においては、ほとんど問題ありませんが、体が少し熱かったりだるさを感じることもありまする大部分の人が何も感じず日常生活を営んでいます。一時的な微熱であればまず問題はありませんが、長期間にわたって続く場合は、慢性炎症性疾患、代謝亢進 [続きを読む]