白黒ぼたん さん プロフィール

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白黒ぼたんさん: ◎スイッチ◎
ハンドル名白黒ぼたん さん
ブログタイトル◎スイッチ◎
ブログURLhttp://cho-tanpen.sblo.jp/
サイト紹介文オリジBL。親の借金のカタにヤクザの所有物になったイツキの、ハランバン☆ジョー物語。一応、純愛。
自由文メインブログはコチラ。
「酸いも甘いも酒の肴」
http://sakenosakana.sblo.jp/
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供241回 / 365日(平均4.6回/週) - 参加 2009/03/19 18:37

白黒ぼたん さんのブログ記事

  • 馬鹿な子・最終話
  • 翌日、二人は何事も無かったように、普通にホテルを後にする。あまり口も開かず、目も合わせないのは…若干、夕べのコトが、甘すぎ熱すぎた為だろう。交わった瞬間の高揚した気持ちが、世界に二人だけの濃密な時間が、夜が明けてまで長続きするほど、まだ二人は本当の恋人同士ではないようだ。それでもイツキは別れ際にもう一度、黒川に礼を言い、黒川も軽く、悪態を付く。そして、仕事が忙しいなどといつもの言い訳をして、イツキ [続きを読む]
  • 馬鹿な子・22
  • 「……あっ、……あーっ……あーっ……ッ」やがて頼まなくても事は激しくなる。どこぞから取り出したジェルを塗り、全ての指を使って中まで馴染ませ、一気に黒川自身を埋める。イツキの腰を持ち上げ、一番奥へと行ける角度を探し、小刻みに揺らす。イツキの中は黒川をしっかりと咥え込み、息をするように少し緩んだかと思えば、急に締上げ、奥へと引きずり込む。「……やっ……、だめだめ、マサヤ……」「………く。………お前がや [続きを読む]
  • 馬鹿な子・21
  • 長い長いキスを終えると黒川は一度身体を起こしベッドの脇に立つ。そして、自分で、自分の服を脱ぐ。実を言えば部屋の明かりは、まだ煌々と灯されたまま。鍛え上げられた肉体。むき出しになった欲望の形。逆に、イツキは照れて、視線を逸らせる。「……マサヤ。…電気……」言い終わらない内に部屋の明かりが丁度良い加減まで落とされる。同時に、黒川が、再びイツキの上に重なる。今度は触れるか触れないか、もどかしい感触のキス [続きを読む]
  • 馬鹿な子・20
  • 黒川は自分の上にいたイツキの、頭の後ろに手をやり…そのまま、胸に押し当てる様にして、抱き締める。イツキは黒川の腕の中で、身動きが取れなくなり…、しばらく、じっと息を潜める。お互い顔も見れず、どんな表情をしているのか解らない。どちらのものか区別がつかない、心臓の鼓動が聞こえる。「……糞」黒川は小さく悪態をつく。けれどそれは決して、怒っている訳ではないようだ。二人でぐるりと向きを変え、横向きに。少し身 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・19
  • 黒川がイツキの中から指を引き抜くと、イツキは、ぱたんとベッドに倒れてしまう。顔をシーツに伏せたまま、苦しそうに湿った息を吐き、中途半端な快楽に身体を震わせる。黒川はベッドに上がると、イツキの髪の毛を掴み、自分の方へ向けさせる。閉じた瞼。長い睫毛に、涙の粒。薄く開く、唇。紅潮した頬。「言う事があるだろう?イツキ」黒川は、イツキの髪を掴んだまま、何度か揺する。イツキは目を開き、一度閉じ、もう一度開き、 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・18
  • 「こうなると解っていて、自分から仕向けたんだろう?ココに、…挿れられると解っていて……」黒川はイツキの蕾に人差し指の先を当てる。少し、揺らし、少し、無理に押し込めると、つぷんとそれは中に入る。加瀬が使ったジェルの感触がまだ残っているのか、中はべたつき、そう力を入れずとも指の途中までは簡単に飲み込む。黒川は、一度指を引き抜き、今度は人差し指と中指を中に入れる。「…相変わらず、…ユルイな。…お前の身体 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・17
  • 黒川は黙ったままイツキの傍に歩み寄る。イツキは…、一応、助けてくれた黒川に礼を言った方が良いのだろうかと…口を開けてみるも…、声は出ない。何故か喉の奥が乾きヒリヒリとする。ともすると、息も出来ない。ベッドの横まで来た黒川は、口の端だけ釣り上げ笑ったまま、イツキが身体に巻いていた毛布を引く。部屋の明かりは煌々と灯されたまま。隠しようもなく、裸のイツキが晒される。「……マ…サヤ、……あの、……えっと。 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・16
  • 「はは。冗談だよ、センセ。イツキが世話になっているからな、今までの分はチャラだ」黒川は両手を広げ、笑いながら、そう言う。それはとても冗談とも、楽し気な話とも思えなかったが。それでも加瀬はこの場から逃げられると、壁を這うようにして、黒川から離れる。「…そ、そうか。…じゃ、じゃあ、私はこれで失礼するよ…」「ああ。後ろから刺されないように気を付けて帰れよ」「は、は…。そうするよ…」「……センセ?」もう少 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・15
  • 黒川は指を二本立て、「コレでいいぜ」と言う。加瀬はようやくズボンに足を突っ込み、ベルトをカチャカチャやりながらそれを見る。「…2、…二万?」「阿呆。桁が違う」「……二十万…?」「もう一つだよ」「…ばっ…馬鹿な…、そ、そんな話があるか…!」法外な額を吹っ掛ける黒川に加瀬は思わず声を荒げる。そして、これ以上話を続けても意味が無いと言わんばかりに、顔を顰め、黒川の脇をすり抜け部屋を出ようとする。「…ぎゃ [続きを読む]
  • 馬鹿な子・14
  • ようやく加瀬は脱いだ下着を手に取り、慌ててそれを身に着ける。「イツキのような子」と関係を持つこと自体、罪悪感は持っていないにしろ…そのパトロンを前にしては、話は違う。「……言っておきますけど、…この子から、誘ったんですよ?……この子から」「ああ。そうらしいな。…こいつは尻が軽い」そう言って、黒川はイツキを見て笑う。問題は、それ、では無いらしい。加瀬はといえば、脱いだ時に裏向けになったズボンを直すの [続きを読む]
  • 馬鹿な子・13
  • 黒川が突然現れ、驚いたのは西崎も同じだった。今日、この時間に部屋を取ることは、一応、黒川に報告はしていたのだがまさか、訪れるとは思わなかった。『悪いな、西崎。気が変わった。…イツキは、ナシ、だ』西崎はリビングのソファでアダルト番組を見ながら、次の順番を待っていたのだけど黒川にそう言われては、もう、どうする事も出来ない。『…イツキは?』『寝室です。…加瀬さんと。…ちょい前に始めたトコロです…』『…ふ [続きを読む]
  • 馬鹿な子・12
  • 加瀬は呆然と、その場に立ちすくむ。上背も肩幅もある鋭い目をした男。見るからに仕立ての良いスーツ。仕事柄、生徒の父兄とよく会うが、そういった人種とは明らかに違う。イツキの知り合いらしいが、間違いなく、父兄などでは無いだろう。「………だ、誰だ?…」加瀬は、黒川とイツキを交互に見る。「……マサヤ。……黒川…マサヤ。…俺の……」「持ち主だ。……こいつが勝手に「営業」するもんでな、少し、話をしに来た…」黒川 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・11
  • それはちょうど先端をくぐらせたあたり。イツキも加瀬もコトの真っ最中で、少しの物音には気付かない様子。扉が開き、人の気配がする。加瀬は西崎が、様子を見に来たのかと、横目で後ろを伺う。「……ああ、お構いなく。どうぞ続けて」男の声に、加瀬は思わず後ろを二度見する。扉の枠にもたれかかり煙草をふかす男は西崎ではなかった。「…あ、…あ…、……あんた、誰だっ?」見覚えのない男に加瀬は驚き、素っ頓狂な声を上げる。 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・10
  • 見えなくても、加瀬が自分の尻の前に顔を寄せているのが解る。…入念に洗浄した、石鹸の匂いの中から、何か別の匂いを嗅ぎ分け、笑っているような気がする。そして、それを思うだけで、残念ながらイツキは、軽く、感じてしまう。「……うん?……お口が、…ぱくって開くね。……どうしてかな?」そんな事をわざわざ聞く。「……せんせ、……でんき…」「……ふふ。……じゃあ、いい声で鳴いたらにしようか…」加瀬は指の先で、イツ [続きを読む]
  • 馬鹿な子・9
  • 別に焦らしている訳でも煽っている訳でもないのだがイツキが、服を脱ぐ様子は、見ものだった。俯き加減、伏せた瞼。細く白い指がシャツのボタンをひとつ、ひとつ外す。ベルトを外し、ズボンのボタンを外すと、面倒なのか、下着ごと一気に足元に下す。その雑さが、滲み出る色気と違い過ぎていて、逆に面白い。イツキはどこか怒っている風で、加瀬と視線を合わせないまま、ベッドに上がる。上がってから、靴下を脱ぐのを忘れていたこ [続きを読む]
  • 馬鹿な子・8
  • 加瀬の手はねちねちと絡みつくような動きをして、いやらしい。ベッドの横にイツキを立たせると、わざと舌を出し、顔中を舐める。シャツのボタンを途中まで外し、指を差し入れ、乳首を執拗に捏ね回す。イツキが湿った息を吐き、顔を背けると、逆に嬉しそうに、腰を摺り寄せて来る。それでもイツキは「嫌」と言うことも、突き飛ばして逃げ出すこともしない。諦めてしまったのか、どんな抵抗も無駄だと、今までの経験上、解っているの [続きを読む]
  • 馬鹿な子・7
  • 水曜日。とあるホテルの一室に加瀬と西崎とイツキがいた。加瀬は言わずもがな悪い男で、公職に就きながら、多少裏とも関わりがある。西崎とは以前、西崎の息子が地域で問題を起こした時に、色々便宜を図ったらしい。どちらかが一方的に強いという訳でもない。持ちつ持たれつ、状況により旨い汁を吸う、といった様子だった。西崎にすれば、今回の話は、イツキが振って来た話なのだし、黒川にも了承を得ている。ついでに、自分もお零 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・6
  • 「……むずかしいね。……いろいろ…」「…何の話だ?」「……んー。……いろいろ。……上手くいかないね……」イツキは毛布に包まりながら、身体を丸めながら、独り言のようにつぶやく。何度か瞬きをするのだが、黒川を見ることはない。「……俺が、……やることなんて、……馬鹿なことばっかりだ。……いつまでたっても……」おそらく、加瀬との件を話しているのだろうけどきっぱり、嫌だ、と言う訳でもなく。今回のように元はと [続きを読む]
  • 馬鹿な子・5
  • 黒川が二人の部屋に戻って来たのは、真夜中を過ぎた頃。珍しく、部屋中の明かりは消され、イツキはベッドの中に埋もれる様に眠っていた。黒川は、イツキがちゃんとそこに居る事を確認すると安心したように小さな笑みを浮かべ、シャワーを浴びに行く。ざっと済ませ、リビングに入ると、キッチンの暗がりにイツキが立っていて、驚く。「……起こしたか」「…お水、飲みに来ただけ」イツキは冷蔵庫から水のボトルを取り、コップに注ぐ [続きを読む]
  • 馬鹿な子・4
  • 西崎の言葉に黒川は、イツキの表情を探る様に伺い見て、そして、また馬鹿にしたように鼻で笑う。イツキが学校の副理事と関係を持っている事も、本当はそれを嫌だと思っている事も、別に、どうでも良いらしい。「…くだらない事で揉めるなよ。ヤらせておけばいいだろう?、減るものでも無し。どうせお前はそれしか取柄が無い……」黒川が予想通りの返事をした所で、イツキはソファから立ち上がり、精一杯、黒川を睨みつけて、事務所 [続きを読む]
  • 馬鹿な子・3
  • 「……そんなこと、勝手にしたら…、……マサヤが怒る…」「はぁ?勝手にしているのはお前の都合だろう? …お膳立てしてやってる、俺の身にもなれよ」「……だから、そんな事、頼んでない…」「解らない奴だな。…ギブ・アンド・テイクくらい、いい加減覚えろよ。お前にやれる事なんて、ヤる事しか無いだろう!」西崎がまた大声を出しイツキを威嚇した所で、事務所の扉が開き黒川が入ってくる。黒川はただならぬ雰囲気を感じたの [続きを読む]
  • 馬鹿な子・2
  • 「……そうだ、イツキ。お前、来週の水曜日、空けておけ。メシに行くぞ」急に西崎がそう言いだして、イツキは目を丸くする。西崎と食事に行く理由が解らなくて…、…思い当たる事が無い訳でもなくて…、それをどう聞けば良いのかと、少しの間、考える。「加瀬さんと、だよ」そして、イツキが口を開くより先に、西崎がその名前を告げる。「……いい。……俺、行かない…」「馬鹿か。断れる話じゃないんだろう?」「…なんで、俺、あ [続きを読む]
  • 馬鹿な子・1
  • 夕方、イツキは黒川の事務所に向かう。普通に待ち合わせて、食事に行き、そのまま二人の部屋に帰る週末。明かりが漏れる事務所の扉をノックし、中に入るとそこにいたのは、西崎だった。「よう、イツキ」「………こんにちは。……マサヤは?」イツキは一瞬、息を飲む。狭い事務所をぐるりと見回してみるも、黒川の姿は見当たらない。「…社長ならちょっと出てるぜ。 『パピヨン』で急用が出来たってよ。…まあ、すぐ戻るんじゃねぇ [続きを読む]
  • ガールズトーク・2
  • 「…あたしは高校中退。地元のカレとアレコレあって、家で揉めちゃって、出て来ちゃったの。でも、学校は行っておけば良かったなーって、今では思うよ。イツキくんもさ、行けるなら行った方がいいよ。卒業した方がいいよ」「…うん…」とある街中のカフェで、イツキはカヨと会っていた。カヨは、以前、黒川と訪れたクラブのホステスで、何となくイツキとは気が合い、たまにメールをしたりお茶をする仲になっていた。オープンテラス [続きを読む]
  • 頃合
  • 廊下の向こうに加瀬の姿を見つけ、イツキは、気付かなかったフリをして目を背けるのだけど、独特の、舐めるような視線を感じ、つい、顔を上げてしまう。加瀬はニヤリと笑い、ちょいちょいと手招きをするように手を振って、廊下の向こうに消える。当然、無視して、立ち去ってしまっても良いのだが、どうせ絡まれるのは、遅いか、早いかだけの問題。「君はさ、進路、どうするの?…この間、資料室にいたけど?」「……別に、まだ。… [続きを読む]