白黒ぼたん さん プロフィール

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白黒ぼたんさん: ◎スイッチ◎
ハンドル名白黒ぼたん さん
ブログタイトル◎スイッチ◎
ブログURLhttp://cho-tanpen.sblo.jp/
サイト紹介文オリジBL。親の借金のカタにヤクザの所有物になったイツキの、ハランバン☆ジョー物語。一応、純愛。
自由文メインブログはコチラ。
「酸いも甘いも酒の肴」
http://sakenosakana.sblo.jp/
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供215回 / 365日(平均4.1回/週) - 参加 2009/03/19 18:37

白黒ぼたん さんのブログ記事

  • 楽しい遊び
  • 男たちは30代半ばといったところか。体格も良く、少し派手だが、見るからに良いスーツを身に纏っている。胸もとには金のネックレス、腕には高級時計。遊び慣れている様子で、イツキを、好き勝手に扱う。「…へぇ。…乳首、勃っちゃうんだね。コリコリ。…舐められると、感じちゃう?これだけでイっちゃうのかなぁ…。ふふ。君さ、中でイクんでしょ?…見てみたいなぁ…。止まらないってホント?」腹の上の男はイツキのあちこちを [続きを読む]
  • 親指と人差し指
  • 『私は、してないよ? 時間になったから、イツキくん、帰って良いよって言ったんだよ?タクシーも呼んであげたんだけど…イツキくん、途中で誘われて、付いて行っちゃったみたいなんだよねぇ…。自分から、オネダリしちゃったって?ふふ、さすがに、良い躾、されているねぇ……』後で小野寺は、そう言って黒川に釈明したらしい。それはあながち間違いでは無いけれど、勿論、正解ではない。部屋は、ゲストの控室か休憩室のようなも [続きを読む]
  • 意外と簡単
  • 「お疲れさま、イツキくん。もう、帰っていいよ」約束の時間になると、小野寺はそう言った。意外と簡単に開放されるのだなと、イツキは安堵するよりも、不安になる。「……良いんですか?」「居たいのなら、ずっと居て構わないけど。…ふふ」「帰ります!」「そうだろうねぇ。……迎えは?……ああ、エントランスに車を用意させるから…」小野寺はケータイを取り、何か話す。車の手配をしてくれているのだろうか。イツキは、小野寺 [続きを読む]
  • フル回転
  • 気付けばホールの照明はさらに落とされ、間近でなければ相手の顔も解らない程、薄暗く。バンドの楽曲は、ムードのあるものに変わり、中央では男女が身体を密着させ踊っていた。片隅のソファで抱き合う二人は、すでに、そこで、始まっているのかも知れない。燻る紫煙と、酒の匂い。この空間にいるだけで、酷く酔ってしまいそうだった。イツキは犯されこそしなかったがいっそ、そうされてしまった方が良かったと思った。服を着たまま [続きを読む]
  • 別の話
  • 「小野寺さん。……何の、話?。………俺の、こと…?。………写真って…」「ふふ。まあね、君は有名だから。…誘われる事も、多いだろう? みんな、君に興味があるんだよ」「……俺、……そんなんじゃ…、ないです。……もう、そういうのは…、してないです」「解ってるよ。だから、今日は、話だけ。……まあ、後は黒川くんと、交渉次第だけどね」小野寺は、悪びれる事もなく、取り扱う商品の説明をするように、男たちにイツキを [続きを読む]
  • 展示会
  • とりあえずイツキは小野寺の一歩後ろに立ち、手元のグラスに口を付けつつ小野寺の元に来る人たちに、小さく微笑み、ぺこりと頭を下げる。当たり障りのない挨拶に、お約束のような次の仕事の予定。お互い、連れているお飾りを褒め、小声でヒソヒソ何やら話し合う。突然、手を引かれて、ホールの片隅に追いやられ、騒ぎに乗じて犯される。……そんな事は、無かったけれど、別段楽しい事がある訳でもなくイツキは何となくそこらを眺め [続きを読む]
  • 半分
  • 「…何?一人で来たの?…ああ、黒川くんの車ね。何、彼、帰っちゃったの?まったく、顔ぐらい出して行けばいいのにね…、まあ、話す事もないか…はっはっは」大きくもなく小さくもなく、都心の、洒落たホテルのロビーで小野寺はイツキを出迎える。少し緊張した面持ちのイツキの肩を気軽にぽんぽんと叩き、軽口を叩きパーティーの会場へと案内する。「そんなに硬くならくていいよ。ふふ。可愛い君を横に連れて歩きたいだけだよ。別 [続きを読む]
  • 刷り込み
  • 多分、どう考えたっておかしいのは解ってる。俺がしている事も、俺とマサヤの関係も、どう考えたって、マトモじゃない。今だって、一応、恋人…っぽい立場の俺を、大嫌いとだと言っていた男に、平気で差し出す。俺が、そこで、何をされようが、別にお構い無しで。俺だっておかしいと思っているなら、逃げ出せばいいのに。マサヤの元から離れて、隠れて、別れてしまってもいいのに。好きでもない男と、好きでもないセックスを強要さ [続きを読む]
  • 時間貸し
  • 「……まあ、時間貸しみたいなもんだ。19時から21時まで、2時間。小野寺のくだらんパーティの付き合いだ。適当に笑ってろ。小野寺は、手は出さないと言っていたぜ、良かったな。……残念か?まあ、気楽にしていろ。飲み過ぎるなよ?飲むとお前はロクな事がないからな」パーティーの会場へと向かう車内で、黒川はハンドルを握りながら、助手席のイツキに話しかける。いつもより饒舌なのは、自分でも多少、やましさを感じている [続きを読む]
  • 一ノ宮の進言
  • 一ノ宮が事務所に戻ると、黒川は一人でパソコンに向かっていた。真面目に仕事をしていると、一ノ宮は感心し、コーヒーを淹れ、黒川のデスクに置く。ふと、パソコンの画面を覗くと、そこには文字が並ぶ契約書でも、計算ソフトの升目でもなく新緑豊かな、どこかの温泉宿の、案内があった。「………ご旅行ですか?」「ああ。…まあ、その内な…」「接待でしょうか?」「いや、イツキとだ。たまには息抜きも必要だろう?」そう言って黒 [続きを読む]
  • 一人の部屋
  • 一人の部屋で明かりも付けずにイツキは、キッチンの流しの前に立ったまま、飲み終わった牛乳のコップを洗っていた。とうに汚れは落ち、洗剤の泡も流されていたけど底に、少し、曇りが残っているような気がして、出しっ放しの水の下で、コップをくるくると回す。別に、自分が黒川の恋人になった訳ではない事は解っていたけどそれでも、ただの商売道具ではなくて多少は、情がある、深い仲になったと、イツキ自身の意思を尊重し、大切 [続きを読む]
  • 数十分後
  • 「さて、次は何で遊ぼうか?」男はそう聞いて、イツキの湿った背中に手をやる。実際、今のイツキは、その感触だけで…どうにかなってしまいそうだったが、それは、隠す。部屋に来てから一時間、二時間。イツキだけずっと、鳴かされ続けていた。玩具を詰められ、刺激され、限界の手前まで追い立てられては、緩められ何度も際まで来たのだが、イクことはなく、男は、最後に少し自身を擦り、射精したようだったがそれは目的ではないら [続きを読む]
  • おつかれイツキ
  • 「お疲れ」事務所に顔を出したイツキに、黒川は、本当に、普通に、ただ外回りに行って来た若造に言うように気軽に、声を掛ける。イツキは、黒川を見遣り、解りやすく頬を膨らませ、黙ったまま中ほどに進む。一ノ宮でもいれば、イツキに優しく労いの言葉を掛け、甘いコーヒーでも淹れてやるところだが生憎、今は、黒川のみ。黒川は自分の仕事の手を休めることもなく、イツキを見も、せず。あろうことか、飲み物を取りに冷蔵庫に向か [続きを読む]
  • 合間
  • 『……あ、イツキ。…悪い、こんな時間に。あのさぁ、俺、約束、明日って言ったっけ?』「…………ん?…………なに?、……かじわら…」『え、ほら。夜、一緒に勉強しようって言ってたやつ…』「…………ん?」夜の8時ごろ。梶原は予備校の合間の時間に、イツキに電話をする。約束の確認をしたかったのだが、電話の向こうのイツキはどこかぼんやりとしていた。『…あのさ、明日もちょっと忙しくてさ。…明後日でもいいかな?』「 [続きを読む]
  • 小さな約束
  • 10月の連休を挟んで4日間、梶原は予備校の集中講座に参加していた。午前に3時間、合間に休憩と自習を挟んで、午後には5時間と、ハードな内容だったが、常日頃、自己流で勉強を続けている梶原には、ありがたい機会だった。「……俺はもうウンザリ。あと2日も耐えらんない」飲食が出来るラウンジで、買って来たコンビニの弁当を食べながら大野は盛大な溜息をつく。大野にしてみれば普段の予備校生活が、さらに強力に延長された [続きを読む]
  • 波紋
  • 昼休み。委員の仕事や何やらで、忙しなく動いていた梶原が教室に戻ると、イツキは自分の机に突っ伏して、うとうと、昼寝をしているようだった。午後の日差しがカーテン越しに、穏やかにイツキに注ぐ。そこだけ世界が違うようで、梶原は思わず息を止めて、見入ってしまう。別段、何の下心もない風に装って、空いていた前の席に座る。気配で、イツキの瞼が二、三度、ぴくりと動く。「………梶原?」「…お、おお。……悪い、起こしち [続きを読む]
  • 小話「駄目な男」
  • 部屋に帰るとマサヤがいた。薄暗いリビングで、お酒を飲んでいた。「……ただいま」と声を掛けても返事は無い。俺は別に気にもしないで、風呂に入ろうと洗面所に向かった。「……どうだ?……吉村は良かったか?」「………っ」鏡に向かって服を脱いでいたら、突然、後ろからマサヤが抱き付いてきた。首筋に顔を寄せ、手は、シャツのボタンを外そうとしていた俺の手に、重ねられる。鏡に映るマサヤは髪の毛もボサボサ、目が据わり、 [続きを読む]
  • 小話「寝ぼけイツキ」
  • よしむらさんはすき。優しいし、俺を大事に扱ってくれる。頬を叩かれる事も、髪を掴んで引き倒す事もしないしボタンが飛ぶほど乱暴に、服を脱がされることも無い。夜景が綺麗なホテルの部屋で、甘いデザートワインを飲んで、頭を撫ぜられて、親指の腹で唇に触れられたらキスもしていないのに、お腹の奥が熱くなって、もぞもぞしてくる。「……吉村さん。……そんなに舐められたら、おれ、溶けちゃう……」愛撫も丁寧で、優しくて、 [続きを読む]
  • 夜の駅前・終
  • 「ギョーザは俺のオゴリ」「いやっ、俺が食べたんだから、俺が払います」会計の前に少し揉め、結局自分が食べた分は自分で支払い、店を出た。夜の駅前は独特の賑やかさで、人混みのどこかにイツキがいるのではないかと、眺めてしまう。「……梶原」呼ばれて梶原が顔を向けると、清水は煙草を口に咥え、火を付ける所だった。あまりに違和感のない様子に、梶原は、たしなめる事さえ忘れてしまう。「…あいつの事、見てやれって言った [続きを読む]
  • 夜の駅前・2
  • 「…俺、今ちょっと勉強とか…大変で…。イツキとあんまり…一緒にいてやれないかなって…、なんか、勝手に思ってたんだけど…気が付いたら、あいつの方が、俺に気を使って…、…俺から距離を取ってる」梶原はラーメンを啜りながら、まるで独り言のように、話し始める。イツキの事は、誰にも話せない。話せないからこうやって、清水の前でだけ、ぽつりぽつり、呟く。「……学校も休んでばっかりだし、勉強もギリギリだし。いつもフ [続きを読む]
  • 夜の駅前
  • 夜の駅前でバッタリ、清水は梶原と出会う。清水はフラフラと遊び回り、これから馴染みの店に行く途中で梶原は参考書を探しに大きな書店を回り、今から、家に帰るところだった。お互い顔を見合わせ、軽く顎を突き出すだけの挨拶で、すれ違ってしまっても良かったのだけど、うっかり立ち止まってしまう。そして、丁度目の前にはラーメン屋があり、豚骨の匂いが二人の空腹を煽った。「大変だよなぁ、受験生。お前なんて、どこでも楽勝 [続きを読む]
  • 短い話
  • 洗面所で鏡に向かうイツキを後ろから抱き締める。首筋にキスをしながら、留めたばかりのシャツのボタンを、ひとつひとつ、外していく。「……おれ、……向こう、帰る。……明日、学校あるもん…」「行くなよ。優しくして欲しいんだろう?……お前の好きなだけ、くれてやるよ?」「……ずるいなぁ、……マサヤ…」肌蹴たシャツの隙間から手を差し入れ、素肌に指先を這わせる。鏡に映るイツキは顔を俯かせ、黙って、俺の手に弄れてい [続きを読む]
  • 想定外
  • 翌日昼下がり。黒川がマンションに立ち寄ると、イツキは丁度風呂から上がったところの様で髪の毛を拭きながら、リビングのソファに座っていた。聞けば、夜中にはこちらに戻り、一眠りして、先ほど起きて来たのだと言う。「…どうせ、ヤって来たんだろう?」いつもの、解りきった、馬鹿にした表情で黒川は尋ねる。自分からそう仕向けたのだ。勿論、それを怒るつもりは無い。ただ、不本意ながらそうなってしまった時の、イツキの、拗 [続きを読む]
  • 脆弱イツキ
  • その夜のイツキは何故か、酷く、脆かった。接待と称し、黒川を交え、顔なじみの客と酒を飲んでいたのだけど黒川は、『どちらでも。お前の好きにしていいぜ』とイツキに耳打ちし、消えてしまう。イツキの判断に任せると、イツキの気持ちを尊重するると、そんな優しさを装いつつこの状況では、選択肢など、一つしか残されていない。酒に酔い、ふらつき、介抱されながら手洗いに行くといつの間にか寝室に通されていた。違う、と言おう [続きを読む]
  • 帰り道
  • 一緒に帰るつもりではなかったけれど駅までの道が一緒なので、とりあえず並んで歩く。最近、あまり、話す機会のない二人は、奇妙に緊張する。付き合いたての恋人か、別れたばかりの恋人か、そんな感じ。口火を切るのはイツキ。「……加瀬さんと、話してた。……面接が…あるの?」どうしても気になった事を尋ねる。「え?……あ、ああ。……ほら、俺、特待生だから。……ちゃんとやってますか?って確認だよ」「…大変そう。…大学 [続きを読む]