純文学〜ミステリ、ノンフィクションまで独断で7段階評価している乱読書評 たまにミスチルの詩も
浅田次郎、伊坂幸太郎、東野圭吾、町田康、村上春樹、東海林さだお、カズオ・イシグロ、G=ガルシア・マルケス、イアン・マキューアン、ポール・オースターetc
他の事に知力を奪われ、小説を読む気力も萎えている為このブログは暫く休みます。気が向いて本を読んだらまたUPします。
「月と六ペンス」サマセット・モーム著・・・★★★☆あるパーティで出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼…
「ゴールド・コースト」ネルソン・デミル著・・・★わたしはジョン・サッター、善良なる市民にして有能なる弁護士、そしてワスプの代表選手。妻は美しく知的で、ときに適…
「ディビザデロ通り」マイケル・オンダーチェ著・・・★★★☆血のつながらない姉妹と、親を殺された少年。一人の父親のもと、きょうだいのように育った彼らを、ひとつの…
「ギケイキ2 奈落への飛翔」町田 康著・・・★★★☆兄頼朝との対面&対立、恋人静との逃避行。源義経本人が語る、源氏千年の祈り。抱腹絶倒の超大河小説。 「ギケイ…
「DRY」原田ひ香著・・・★★★☆北沢藍は職場の上司と不倫して、二人の子供を置いて家を出た。十年ぶりに実家に戻ると、男にだらしない母と、お金にがめつい祖母がう…
「ギケイキ 千年の流転」町田 康著・・・★★★☆はは、生まれた瞬間からの逃亡、流浪。千年の時を超え、私は、私の物語を、語ろうと思う―私の名は源義経。打倒平家を…
「氷の闇を越えて」スティーヴ・ハミルトン著・・・★★★☆わたしの心臓のすぐそばには、一発の銃弾が眠っている。わたしが警官だった時代にローズという男に撃たれたも…
「木曜日の子ども」重松 清著・・・★★★☆7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に越してきた私は、妻の連れ子である…
「屍人荘の殺人」今村昌弘著・・・★★★神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留…
802冊目 このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる・ハプワース16~/J・D・サリンジャー
「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年」J・D・サリンジャー著・・・★★★「バナナフィッシュにうってつけの日」で自殺したグラース家…
「永遠についての証明」岩井圭也著・・・★★★☆特別推薦生として協和大学の数学科にやってきた瞭司と熊沢、そして佐那。眩いばかりの数学的才能を持つ瞭司に惹きつけら…
800冊目 ライ麦畑でつかまえて/J・D・サリンジャー(再読)
「ライ麦畑でつかまえて」J・D・サリンジャー著・・・★★★★☆(再読)インチキ野郎は大嫌い! おとなの儀礼的な処世術やまやかしに反発し、虚栄と悪の華に飾られた…
「朽ちないサクラ」柚月裕子著・・・★★★☆警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!?警察不祥事のスクープ記事。新聞記者の親友に裏切られた…口止め…
「ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯」クレア・キップス著第二次世界大戦中のロンドン郊外で、足と翼に障碍を持つ一羽の小スズ…
「探偵ガリレオ」東野圭吾著・・・★★★突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、…
796冊目 the four GAFA 四騎士が創り変えた世界/スコット・ギャロウェイ
「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」スコット・ギャロウェイ著GAFAが創り変えた世界の姿とは。この激変を予言した著名教授が断言する、次の10…
「タンポポ団地」重松 清著・・・★★★取り壊しが決まった団地に暮らす祖父を訪ねた六年生の杏奈。そこはかつてドラマ『たんぽぽ団地のひみつ』のロケ地だった。夢の中…
「華氏451度」レイ・ブラッドベリ著・・・★★★☆華氏451度──この温度で書物の紙は引火し、そして燃える。451と刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で…
793冊目 amazon 世界最先端の戦略がわかる/成毛 眞
「amazon 世界最先端の戦略がわかる」成毛 眞著「何が勝って、負けるのか」ビジネスの基礎知識も身につく!この一社を知ることは、最新のビジネス感覚を身につけ…
「あの家に暮らす四人の女」三浦しをん著・・・★★★☆ここは杉並の古びた洋館。父の行方を知らない刺繍作家の佐知と気ままな母・鶴代、佐知の友人の雪乃(毒舌)と多恵…
「前夜祭」連城三紀彦著・・・★★★☆亡き親友の妻との不倫に走る夫。妻は夫の部下と関係を持つ。そんなある日、夫は部下に離婚届を託し失踪した…。 浮気・不倫・離婚…
「BUTTER」柚木麻子著・・・★★★☆結婚詐欺の末、男性3人を殺害したとされる容疑者・梶井真奈子。世間を騒がせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿と、…
「ブラック・ダリア」ジェイムズ・エルロイ著・・・★★★★1947年1月15日、ロス市内の空地で若い女性の惨殺死体が発見された。スターの座に憧れて都会に引き寄せ…
「地下鉄道」コルソン・ホワイトヘッド著・・・★★★☆コーラはランドル農園の奴隷だ。身よりはなく、仲間たちからは孤立し、主人は残虐きわまりない。ある日、新入りの…
「臨床真理」柚月裕子著・・・★★★☆第7回『このミス』大賞は大紛糾! 選考委員がまっぷたつに分かれ、喧々諤々の議論の末、大賞ダブルの受賞となりました。本作は、…
「11 eleven」津原泰水著・・・★★★☆百年に一度生まれ、未来を予言するといわれる生き物「くだん」。鬼の面をした怪物が「異形の家族」に見せた世界の真実と…
「いちばんここに似合う人」ミランダ・ジュライ著・・・★★★☆水が一滴もない土地で、老人たちに洗面器一つで水泳を教えようとする娘(「水泳チーム」)。英国のウィリ…
「マイケル・K」J.Mクッツェー著・・・★★★☆内戦下の南アフリカ。手押し車に病気の母親を乗せて、騒乱のケープタウンから内陸の農場をめざすマイケル。内戦の火の…
「半席」青山文平著・・・★★★☆御家人から旗本に出世すべく、仕事に励む若き徒目付の片岡直人。だが上役から振られたのは、不可解な事件にひそむ「真の動機」を探り当…
「深夜プラス1」ギャビン・ライアル著・・・★★★腕利きドライバーのケインが受けた仕事は、ごくシンプルに思えた。相棒となるボディガードとともに、大西洋岸のブルタ…
「土曜日」イアン・マキューアン著・・・★★★★ある土曜日の朝4時。ふと目が覚めた脳神経外科医ヘンリー・ペロウンは窓の外に、炎を上げながらヒースロー空港へ向かう…
「静かな炎天」若竹七海著・・・★★★☆ひき逃げで息子に重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。依頼が順調に解決する真夏の日。晶はある疑問を抱く…
「オラクル・ナイト」ポール・オースター著・・・★★★★重病から生還した34歳の作家シドニーはリハビリのためにブルックリンの街を歩き始め、不思議な文具店で魅入ら…
「孤狼の血」柚月裕子著・・・★★★★昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。飢えた…
777冊目 対立の世紀 グローバリズムの破綻/イアン・ブレマー
「対立の世紀 グローバリズムの破綻」イアン・ブレマー著ドナルド・トランプの登場、ブレグジットは始まりに過ぎなかった。グローバリゼーションとその恩恵を受ける一部…
「ゴーストマン 時限紙幣」ロジャー・ホッブズ著・・・★★★☆カジノの街で現金輸送車が襲われた。強盗のうち一人は現場で死亡。残る一人がカネとともに姿を消した。犯…
775冊目 アウシュヴィッツの図書係/アントニオ・G・イトゥルベ
「アウシュヴィッツの図書係」アントニオ・G・イトゥルベ著・・・★★★☆アウシュヴィッツ強制収容所に、囚人たちによってひっそりと作られた“学校”。ここには8冊だ…
「べつの言葉で」ジュンパ・ラヒリ著40歳を過ぎて経験する新しいこと。文学と人生を語る初めてのエッセイ。夫と息子たちとともにローマに移住したラヒリは、たどたどし…
「銀河鉄道の父」門井慶喜著・・・★★★☆宮沢賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、創作に情熱…
「ツバキ文具店」小川 糸著・・・★★★ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大…
「フロスト日和」R・D・ウィングフィールド著・・・★★★☆肌寒い秋の季節。デントンの町では連続婦女暴行魔が跳梁し、公衆便所には浮浪者の死体が転がる。なに、これ…
「キラキラ共和国」小川 糸著・・・★★★☆ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞き…
「夏子の冒険」三島由紀夫著・・・★★★☆裕福な家で奔放に育った夏子は、自分に群がる男たちに興味が持てず、神に仕えた方がいい、と函館の修道院入りを決める。ところ…
「すべての見えない光」アンソニー・ドーア著・・・★★★★★ラジオから聞こえる懐かしい声が、若いドイツ兵と盲目の少女の心をつなぐ。ピュリツァー賞受賞作。孤児院で…
「月の満ち欠け」佐藤正午著・・・★★★★あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一…
「追いつめる」生島治郎著・・・★★★☆志田刑事は暴力団浜内組幹部を追跡中、同僚刑事を誤射して引責退官している。妻側からもらった離婚慰謝料を資本(もとで)に、志…
「何者」朝井リョウ著・・・★★★☆就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから―。瑞月の留学…
「サヴィルの青春」デヴィッド・ストーリー著・・・★★ 小さい字の2段組み全437ページ、半分ほど読んで挫折。。。ort 本作は1976年のブッカー賞受賞作で、…
「月と蟹」道尾秀介著・・・★★★☆海辺の町に祖父と母と暮らす小学生の慎一。よそ者として、クラスになじめない慎一は唯一の友達・春也と、ヤドカリを「ヤドカミ」様と…
「王とサーカス」米澤穂信著・・・★★★新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。現地で知り合っ…
「漂砂のうたう」木内 昇著・・・★★★☆御一新から10年。武士という身分を失い、根津遊廓の美仙楼で客引きとなった定九郎。自分の行く先が見えず、空虚の中、日々を…
「熾火」アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ著・・・★★★マンディアルグの第3短篇集。作者自身が《最も気に入っている会心作》と公言する「ダイヤモンド」「幼児…
「悲しみのイレーヌ」ピエール・ルメトール著・・・★★★★☆若い女性の惨殺死体が発見された。パリ警視庁のヴェルーヴェン警部は、裕福な着道楽の部下ルイらとともに捜…
「戦場のコックたち」深緑野分著・・・★★★★1944年6月、ノルマンディー上陸作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライ…
757冊目 ビック・サーの南軍将軍/リチャード・ブローティガン
「ビック・サーの南軍将軍」リチャード・ブローティガン著・・・★★★歯なしの若者リー・メロンとその仲間たちが、カリフォルニアはビッグ・サーで繰り広げる風変わりで…
「涙香迷宮」竹本健治著・・・★★★囲碁界では有名な老舗旅館で発生した怪死事件。IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久は謎を追いかけるうちに明治の傑物・黒岩涙香が愛…
「倒錯のロンド」折原 一著・・・★★★☆精魂こめて執筆し、受賞まちがいなしと自負した推理小説新人賞応募作が盗まれた!? ──その“原作者”と“盗作者”の、緊迫…
754冊目 フリーキー・グリーンアイ/ジョイス・キャロル・オーツ
「フリーキー・グリーンアイ」ジョイス・キャロル・オーツ著・・・★★★★ほんとうは打ちあけたかった。ぼんやりとした記憶の底にある、あの音。こわかった…。夢だと思…
753冊目 フィフティ・シェイズ・フリード/EL・ジェイムズ
「フィフティ・シェイズ・フリード」EL・ジェイムズ著・・・★★★☆愛するクリスチャンのプロポーズを受け入れたアナ。家族や友人に祝福された結婚式に、憧れのヨーロ…
「5時過ぎランチ」羽田圭介著・・・★★★☆ガソリンスタンドのアルバイト、アレルギー持ちの殺し屋、写真週刊誌の女性記者。日々過酷な仕事に臨む三人が遭遇した、しび…
「この世界で君に逢いたい」藤岡陽子著・・・★★★☆恋人と与那国島へ旅行に来た須藤周二は、「島留学」中の美しい少女・久遠花と出会う。何かを探しているという花の姿…
「珍妙な峠」町田 康著・・・★★貧困にあっても希望はある。友達を読んでホームパーティをやりたい! そんなささやかな願いを叶えるべく、俺は『珍妙な峠』を歩くが……
「ポスト・オフィス」チャールズ・ブコウスキー著・・・★★郵便システムの末端で働くチナスキー。本音を言えば即座にはじき出される建前会社に感じる疑問や不条理さを、…
「愛人 ラマン」マルグリット・ギュラス著・・・★★★☆18歳でわたしは年老いた―。あの青年と出会ったのは、靄にけむる暑い光のなか、メコン河の渡し船のうえだった…
「蜘蛛女のキス」マヌエル・プイグ著・・・★★★ブエノスアイレスの刑務所の監房で同室になった二人、同性愛者のモリーナと革命家バレンティンは映画のストーリーについ…
「長いお別れ」中島京子著・・・★★★☆かつて中学の校長だった東昇平はある日、同窓会に辿り着けず、自宅に戻ってくる。認知症だと診断された彼は、迷い込んだ遊園地で…
「佐渡の三人」長嶋 有著・・・★★★物書きの「私」は、ひきこもりの弟、古道具屋の父とともに佐渡への旅に出る。目的は、祖父母の隣家に住む「おばちゃん」の骨を、郷…
「おもかげ」浅田次郎著・・・★★★★商社マンとして定年を迎えた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、集中治療室に運びこまれた。今や社長となった同期の嘆…
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