kazu さん プロフィール

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kazuさん: ヘタな読書も数撃ちゃ当る
ハンドル名kazu さん
ブログタイトルヘタな読書も数撃ちゃ当る
ブログURLhttps://ameblo.jp/kimamasyohyou/
サイト紹介文純文学〜ミステリ、政治経済まで独断で7段階評価している乱読書評 たまにミスチルの詩も紹介しています
自由文浅田次郎、伊坂幸太郎、いしいしんじ、稲見一良、車谷長吉、東野圭吾、町田康、村上春樹、村上龍(初期)、東海林さだお、アレッサンドロ・バリッコ、カズオ・イシグロ、G=ガルシア・マルケス、フランツ・カフカ、ポール・オースター
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供80回 / 166日(平均3.4回/週) - 参加 2009/04/20 10:09

kazu さんのブログ記事

  • 652冊目 古都/川端康成
  • 「古都」川端康成著・・・★★★☆捨子ではあったが京の商家の一人娘として美しく成長した千重子は、祇園祭の夜、自分に瓜二つの村娘苗子に出逢い、胸が騒いだ。二人はふたごだった。互いにひかれあい、懐かしみあいながらも永すぎた環境の違いから一緒には暮すことができない……。古都の深い面影、移ろう四季の景物の中に由緒ある史蹟のかずかずを織り込み、流麗な筆致で描く美しい長編小説。 先日読んだ、三島由紀夫の「午後の [続きを読む]
  • 651冊目 ロリータ/ウラジミール・ナボコフ(再読)
  • 「ロリータ」ウラジミール・ナボコフ著・・・★★★★(再読)ヨーロッパの教養豊かに育ったハンバート・ハンバートは、幼い頃の最初の恋で心に傷を負っていた。理想のニンフェットを求めながらも、パリで結婚するが失敗。離婚を機にフランス語教師としてアメリカに渡った彼の下宿先には、一人の少女がいた。ロリータ。運命のいたずらから、ロリータと二人きりとなったハンバートは、彼女とともに車で全米を転々とすることになる― [続きを読む]
  • 649冊目 崩れゆく絆/チヌア・アチェベ
  • 「崩れゆく絆」チヌア・アチェベ著・・・★★★古くからの呪術や慣習が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。 最近「世界最高の小説 BEST100」というものを見つけた。https://matome.naver.jp/odai/2133241493872010001 それによれば「ノルウェー・ブ [続きを読む]
  • 648冊目 午後の曳航/三島由紀夫
  • 「午後の曳航」三島由紀夫著・・・★★★★☆船乗り竜二の逞しい肉体と精神に憧れていた登は、母と竜二の抱擁を垣間見て愕然とする。矮小な世間とは無縁であった海の男が結婚を考え、陸の生活に馴染んでゆくとは……。それは登にとって赦しがたい屈辱であり、敵意にみちた現実からの挑戦であった。登は仲間とともに「自分達の未来の姿」を死刑に処すことで大人の世界に反撃する――。 私は、何故こんな素晴らしい作家(文豪と呼ば [続きを読む]
  • 647冊目 ご遺体/イーヴリン・ウォー
  • 「ご遺体」イーヴリン・ウォー著・・・★★★☆英国出身でペット葬儀社勤務のデニスは、友人の葬儀の手配のためハリウッドでも評判の葬儀社“囁きの園”を訪れ、そこのコスメ係と恋に落ちる。だが彼女の上司である腕利き遺体処理師もまた、奇怪な方法で彼女の気を引いていたのだった… 聞いた事もない作家だったが、図書館で表紙を前に向けて「おすすめ本」みたいに陳列され、且つ薄い本だったので読んでみた。 著者(1903-1966) [続きを読む]
  • 646冊目 誰にも書ける一冊の本/荻原 浩
  • 「誰にも書ける一冊の本」荻原 浩著・・・★★★★疎遠だった父の死に際して故郷に帰った「私」に手渡されたのは、父が遺した原稿用紙の束。気が乗らぬまま読み進めるうちに、過去にまつわるいくつかの謎が浮かび上がる。果たしてこれは、父の人生に本当にあったことなのだろうか?次第に引き込まれるうち、父と子の距離は、少しずつ埋まっていく―。父親の死を通して名手が鋭く描き出す、生きる意味と、親子の絆。 薄い本シリーズ [続きを読む]
  • 645冊目 異国のおじさんを伴う/森 絵都
  • 「異国のおじさんを伴う」森 絵都著・・・★★★☆思わぬ幸せも、不意の落とし穴もこの道の先に待っている。どこから読んでも、何度でも、豊かに広がる10の物語。誰もが迎える、人生の特別な一瞬を、鮮やかにとらえる森絵都ワールド。 私が今まで読んできた作家の男女比率でいうと、圧倒的に男性作家が多い。(作家自体の絶対数で言えばそうなるのかも知れないが・・・)そんな少ない女性作家の中で、森絵都は私と相性がいい。 [続きを読む]
  • 644冊目 顔のない裸体たち/平野啓一郎
  • 「顔のない裸体たち」平野啓一郎著・・・★★★地方の中学教師・吉田希美子が出会い系サイトで知り合ったのは、陰気な独身公務員・片原盈だった。平凡な日常の裏側で、憎悪にも似た執拗な愛撫に身を委ねる彼女は、ある時、顔を消された自分の裸体が、投稿サイトに溢れているのを目にする。その時、二人は……。 著者のデビュー作であり芥川賞作品「日蝕」は難解な漢字のオンパレードに挫折し、その後素通りしてきた作家だったが、 [続きを読む]
  • 643冊目 レヴォリューションNO.0/金城一紀
  • 「レヴォリューションNO.0」金城一紀著・・・★★★☆典型的オチコボレ男子高に入学した僕。“学校”という箱庭で先の見えない苛立ちや息苦しさを抱える僕らを「団体訓練」という名のシゴキ合宿が待ち受ける。どうしてこんなクソみたいな目に遭いながらここにいるのか?欺瞞に満ち溢れた世界に風穴を開けるため大脱走計画を練るうち、停滞していた世界に熱い血が通い始める―すべてを捨て去りゼロに戻ることを恐れるな!ザ・ゾンビー [続きを読む]
  • 642冊目 ある一日/いしいしんじ
  • 「ある一日」いしいしんじ著・・・★★★☆「予定日まで来たいうのは、お祝い事や」。にぎやかな錦市場のアーケードを、慎二と園子は、お祝いの夕食にと、はもを探して歩いた。五年前には、五ヶ月でお腹の赤ちゃんの心音が聞こえなくなったことがある。今回は、十ヶ月をかけて隆起する火山のようにふくらんでいった園子の腹。慎二と迎えたその瞬間、園子に大波が打ち寄せた――。新たな「いのち」の誕生。その奇蹟を描く物語。 マ [続きを読む]
  • 641冊目 G./ジョン・バージャー
  • 「G.」ジョン・バージャー著・・・★★★ 1972年ブッカー賞受賞作品。 図書館(閉架)で本書を受け取り、中をチラッと見て嗚呼(心の声)。。。(><;)2段組みでそれも字が小さ〜い!300ページ程だが、普通の本で換算すれば1.5倍位になりそう。これは、ちと手強そうだぞと・・・ 物語の舞台は1800年代後半〜1900年前半(第一次世界大戦の開戦頃)のイギリス。イタリア人で”野獣”と呼ばれた貿易商の父と、イ [続きを読む]
  • Mr.Children 〜詩の世界〜 12 『青空』
  • Mr.Children 〜詩の世界〜 12 『青空』 前回紹介した『フォーエバーヤング』に続き、『青空』?そんな曲ミスチルにあったっけ?という曲です。。。(;^_^A この曲は、ミスチルと同じ事務所の妹分であるSalyuに桜井が提供した楽曲で、桜井が他のアーティストに楽曲提供したのは、私が知る限りではこの曲だけである。(共作や共演はある) よって、今回紹介するのも『フォーエバーヤング』と同じく、ミスチルファンにも馴染みが薄い [続きを読む]
  • 640冊目 解錠師/スティーヴ・ハミルトン
  • 「解錠師」スティーヴ・ハミルトン著・・・★★★★八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くこと、そしてどんな錠も開くことが出来る才能だ。孤独な彼は錠前を友に成長する。やがて高校生となったある日、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり、芸術的腕前を持つ解錠師に…… 2013年「このミス」海外部門1位の作品。このところ、マニアックな本ばかり読んでたので、久 [続きを読む]
  • 639冊目 すべては消えゆく/アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ
  • 「すべては消えゆく」アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ著・・・★★★★五月の陽光が降りそそぐパリの美しい午後。娼婦でもあり女優でもある分身のような二人の宿命の女が、エロスと血の儀式を繰りひろげる。遺作となった本書においてマンディアルグ独特の魔術的文体の催眠効果は頂点をきわめ、現代版マニエリスムに到達する。 「話題の新刊」まつりで、国内の人気作ばかり読んだ反動からか、マニアックな海外作家物が続きま [続きを読む]
  • 637冊目  逆さまゲーム/アントニオ・タブッキ
  • 「逆さまゲーム」アントニオ・タブッキ著・・・★★★☆本書は、現代イタリア文学の旗手アントニオ・タブッキが、見事に「逆さまゲーム」でありながら、頭脳的なゲームにおわることなく、ふかい人間的な感動をともなう世界をノスタルジックに描く。 現在、日本で知られている、イタリア文学作家といったら極少数だろう。各国の文学についてウィキペディアで調べても、メジャーなイギリス、ロシア、ドイツ、フランス、アメリカなど [続きを読む]
  • 636冊目 魅惑者/ウラジミール・ナボコフ
  • 「魅惑者」ウラジミール・ナボコフ著・・・★★★☆ ナボコフといえば名作との誉れ高い「ロリータ」が知られているが、本書はその原型となった作品のようである。本作も「ロリータ」と同じく、1人の少女に魅せられた中年オヤジの話である。 少女を自分のものにするために、未亡人である母親に近づき義父の関係となるが、邪魔者になった妻を毒殺しようか?などと考えを巡らすオヤジ。しかし、妻は病んでおり都合よく病死する。オヤ [続きを読む]
  • 635冊目 選ばれし者/バーニス・ルーベンス
  • 「選ばれし者」バーニス・ルーベンス著・・・★★★銀色の魚がカーペットの上を這う。麻薬による幻覚に襲われるノーマンは、息苦しいまでの親の期待に遂に押しつぶされ、今は心を病んでいる。深く愛し合いながらも正常に機能しない家族を描く、ルーベンスの力作。 1970年ブッカー賞作品。 ユダヤ教の元司祭を父にもつ弁護士ノーマンは、麻薬を常習し、床いっぱいに銀色の魚が這う幻覚症状に襲われていた。同居する父のツヴェッ [続きを読む]
  • 632冊目 蜜蜂と遠雷/恩田 陸
  • 「蜜蜂と遠雷」恩田 陸著・・・★★★☆3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、 [続きを読む]
  • Mr.Children 〜詩の世界〜 11 『フォーエバーヤング』
  • Mr.Children 〜詩の世界〜 11 『フォーエバーヤング』 「フォーエバーヤング」?ミスチルにそんな曲あったっけ?と、思うミスチルファンは少なくないと思う。かくゆう私も最近まで知らなかった。(;´▽`A``この曲はうちの娘に教えて貰い、今回娘のリクエストに答え紹介する事にした。 実はこの曲は”Golden Circle"という寺岡呼人(JUN SKY WALKER(S)のベーシスト。ゆずのプロデュースも手掛ける)が主催するイベントのコンピ [続きを読む]
  • 631冊目 罪の声/塩田武士
  • 「罪の声」塩田武士著・・・★★★★「これは、自分の声だ」京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。本作は1984 [続きを読む]
  • 630冊目 リバース/湊かなえ
  • 「リバース」湊かなえ著・・・★★★深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来のことも考え始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深 [続きを読む]