ガミガモ さん プロフィール

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ガミガモさん: 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩
ハンドル名ガミガモ さん
ブログタイトル君が我が子を抱いた時、君に贈る詩
ブログURLhttp://ameblo.jp/youmake/
サイト紹介文まだ幼い息子達に教えられる日々の詩です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供366回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2009/04/26 01:46

ガミガモ さんのブログ記事

  • 修理魂③
  • ざる蕎麦は好きな方だけど修理を中断してまで駆けつけるというものでもないだけど僕は知っている無類のざる蕎麦好きの君が大きく盛られた蕎麦の山をあっと言う間に平らにしてしまう事を僕は迷わずドライバーを置いて家の中に駆け込んだ大丈夫だまだ山は半分残っているそれにしても僕の修理魂はこんなものだったか修理の渦に巻き込まれるよりもつれた蕎麦をすくう方がよかったのか [続きを読む]
  • 修理魂②
  • 子供の頃から機械いじりが好きで数々のものを修理し数々のものを修理不能にしてきたそんな中で学んだことは僕の人生に役立ってるはずだそして修理の渦に巻き込まれていく様が至上のヨロコビと知り時を忘れ他の成すべきことをないがしろにしてきた「もうお蕎麦なくなってしまうよ」えっ?今日の晩ごはんはざる蕎麦だったか! [続きを読む]
  • 修理魂①
  • 君の自転車の変速機の調子が良くないドライバーで調整ネジを回し自転車に乗って確かめる何度も何度も繰り返すうち街灯に灯りが灯るご近所の人たちも次々と帰って来る「ごはんよー」妻の声に返事はするが納得いくまで終われない今までもずっとそうだったしこれからもずっとそうだろう [続きを読む]
  • チョコは溶けるからダメらしい
  • 今どきの子供はそうなのか遠足だというのに君は持っていくおやつは何でもよくてお金を持って買いに行く訳でもなく家にあった買い置きの中から二つだけを選んだ買っていい金額のぎりぎりまでを駄菓子屋で悩みながら選んでいた僕には全く理解出来ない君のリュックの中外は五月晴れだからいいか [続きを読む]
  • プチトマト
  • 赤くて小さくて丸いプチトマトが僕の皿にはひとつ君の皿にはみっつ君が選んだプチトマトの苗はみるみる大きくなって黄色い花を咲かせて緑で小さくて丸い実をつけた不思議だね少しずつ赤くなっていくいろんな大きさの緑で丸いのを見つけたから僕の皿にはひとつ君の皿にはよっつ、いつつ、むっつ [続きを読む]
  • ワスレテタ
  • 習い事の習字があるのを忘れて友だちと遊ぶ約束をしてきた君どうしよう君は少し迷って友だちの家に遊びに行った母はちょっと不機嫌そうだけど結局は行かせてくれたのだから心配ない習字の日だと覚えていたなら友だちと約束はしなかったろうから心配ない習字は別の日に行ってもいいから心配ない自分の判断を1ミリも後悔しなかったのだから心配ない [続きを読む]
  • 注文の多い父親
  • プチトマトの支柱に手を加えようと割り箸をカッターで削っていると「うわー、それやりたいなーものすごくやりたいよー」そうだろうねもっと力を抜いてもっと先を持ってもっと角度を浅く親指は刃の背中にあてて顔を近づけすぎ結構上手いね ああ順番が逆だったなやっぱり最初に誉めないと [続きを読む]
  • 奇声と共に君は不思議なダンスを始めたその動きは恐ろしく速く手足をただバタつかせてるようにも見えた「なんのダンス?」「変な虫が飛んでた」「変な虫を見て変なダンス?」ようやく踊り終えた君は息を切らせながら「虫が超嫌いで超怖いから体に止まらないように動かしてた」ダンスじゃなかっんだ [続きを読む]
  • 宿題
  • 君が頭をかかえているのは作文の宿題題は決められていて「遊びの話」決められた枠の中で自由にというのは小学生には難しい社会に出ればそういう生き方を強いられ大人は枠を少し出たりしてその加減が人間性を表したりするそして子供は親を見て立ち位置を覚える全く当たり前の話だけどその責任は宿題より重い [続きを読む]
  • 疑問
  • ねえ、お父さんねえ、お父さんどんな小さな疑問でも僕に訊ねてくれた君はもういない理解しきれない事が存在する事を理解して今はまあいいかと流す事を覚えて君の収まりの良さに僕の違和感は収まらない君はきっと今を生きるのに忙しいんだろう僕の疑問に君はいつ答えてくれるのか [続きを読む]
  • セピア色の夕暮れ
  • 「この世の終りのような空やね」ポツリと君が言う「この世の終りの空と始まりの空はたぶん同じだから僕は始まりの空って思いたいな」「お父さんには始まりかも知れないけどボクは終りの空の方がいいな」物事を斜め裏側から見たい気持ちはよく分かる僕もそうだったしそして長い時間をかけてぐるり廻って正面にやってきた君は君のペースで廻ればいいいつか僕と出会えるだろう [続きを読む]
  • 髪は金色じゃないけど
  • 自転車のサドルを5cm上げたとは言っても会社の若い子に「そんなに高いサドル、考えられないっす」と言われずっと下げていたのを戻しただけそれでも急に5cmも高くなると見える世界が変わってこの街がこんなに狭かったのかと知ってしまうまるでスーパーサイヤ人になったような気分 [続きを読む]
  • バランス
  • 意味もなく奇声をあげたり冷蔵庫の前でポーズをとったり腕枕してとからんできたりああそうか君は中二なんだ絶妙なバランスの上で心をバタつかせてる時期なんだ大目に見て深く追求せずに大きく観て小さいことを見逃さず心を落ちつかせて [続きを読む]
  • 無理より様子見
  • 「痛かったら手を上げるから止めてよ」大きく開けた君の口だけど僕の指は大きくて親指と人差し指で歯をつまむのがやっとその乳歯はグラグラ中のグラグラだけど「まだまだ何日かはかかるよ」と言っていたのが四日前今日学校で給食のパンを食べた時にポロリと抜けたらしい「全然痛くなかったよ」やっぱり乳歯は自然に抜けるのが一番いい [続きを読む]
  • 力くらべ③
  • だけどもしかしたら君は手加減して手合わせしてたかも君の性格とその筋肉を見ればありえるそれはそれでせつなく胸がつまる物語ここは騙されたふりして勝たしてもらって喜んだふりするかでも今の君になら 僕のふりはどれも見抜かされそう [続きを読む]
  • 力くらべ②
  • そして僕が腕相撲しようと言わないのは僕は手合わせして差がないように思ったが左利きの僕は左ならあっさり勝てるだけど右ならいい勝負でもしかしたら負けるかも知れない一度でも負ければそのあと何回勝ったとしても負けた事実は消えず君が高二になるまで負けたくない僕は今一度筋トレをと決意したから [続きを読む]
  • 力くらべ①
  • 両手で押し合うこれはいい明確な勝ち負けがつきにくいそのあと君が腕相撲しようと言わないのはやっぱり負けるのが嫌でもしかしたら勝ってしまうのも嫌で中二ってそういう年頃だ君は手合わせして差がないように思ったか [続きを読む]
  • 盛者必衰の理
  • 岬を縫うくねった道の両側に並ぶ旅館その半分以上が閉まっていいる長く続いた繁栄はどこに消えたのか眼下の海はきっと昔のまま打ちつけた波の数が増えただけ老夫婦が手をつないで車道の端をゆっくりと歩いていた [続きを読む]
  • きな粉餅
  • 何もかもが予定外の一日だった遠出だったのに何の成果も得られず遅い目の昼御飯を晩御飯が食べられない位に食べ過ぎて誰のアイディアなのか晩御飯はきな粉餅になってこんな晩御飯はあり得ないと思ったけど主食とデザートが同時に食べられてきな粉餅は万能だと思って予定通りにいかないのが人生でその結果をどう思うのかわからないのも人生だと気付いた [続きを読む]
  • 言葉の刃
  • 気をつけないとやさしい人は言葉に鋭い刃をもっていて心の底をえぐり獲ってしまうか心のひだを削り落としてしまうかそれはお互い気付かないうちにはじまりおわってしまう気をつけないと [続きを読む]
  • 冷や冷や飲んで、飲んでも冷や冷や
  • 水筒にはお湯を入れてもらっているとんでもなく熱い時もあるから飲み口にそっと口づけをして恐る恐る水筒を傾けていくそうだった今日から冷たい麦茶だった予想とは真逆の結果に舌は驚いて丸くなっている胃袋は風呂場で背中に水滴が落ちたみたいになっているそれもこれもみんな自分自身 [続きを読む]
  • 散歩
  • さあ散歩に出かけよう大股で少し速く汗がにじむくらいの散歩にしよう途中でスーパーに寄ってアイスを買おう君らは毎日必ず一つずつ食べるからでも冷凍庫には他のものも入れたいから三日分くらいのアイスを買おうそしてまた散歩に出かけよう [続きを読む]
  • 何かいい事
  • オレンジジュースをテーブルから落とし床にぶちまけてしまったこんな失態は何年ぶりかどんなに床を拭いてもネチネチ感は残ったままこんな時はきっと何かいい事があると思うようにしているがジュースが落ちていく残像があまりに鮮明で忘れてしまっていたあれから11時間何かいい事はまだないやっぱりその時思わないとないのかな [続きを読む]
  • バランス
  • ハンドルを持っていた僕の特権で帰りに園芸店に寄ったちょうど品出しのタイミングでオープンエアーの店内は正にお花畑だった僕がぐるりと三周目子供たちは暇を持て余しじゃれ合い始めた君はそれほど花に興味はなく「これどう?」なんて言いながら庭のバランスを壊しそうな花苗を提案するそれでも僕は君の三度目の提案を採用したでないと僕は店内を何十周もしてしまっていた君こそ全てのバランスを知る人だ [続きを読む]
  • 我慢
  • 公園のアスレチックでネットに足を突っ込んだ君は膝に結構深い傷を作った当然だけど若いというのは素晴らしく一週間でほとんど治っているそういえば君はどんなに痛そうな怪我をしても泣いたことがない我慢強いというのはいいことかも知れないけど大人になると損な場面も多くなるまあそれはそれで君の人生だからいいけど [続きを読む]