sa12color さん プロフィール

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sa12colorさん: 小説になれるかなぁ
ハンドル名sa12color さん
ブログタイトル小説になれるかなぁ
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/sa12color
サイト紹介文 自作の小説をのんびり投稿していきます。小説が成長していく姿を見とどけてください♪
自由文 初めまして!一つ一つの思いを丁寧につづっていきます。よろしくお願いします。※当ブログで使用している文章の無断使用・無断転載を禁じます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供18回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2009/05/27 14:38

sa12color さんのブログ記事

  • 短編小説「孤独の終わりに」 vol.2 (6話完結)
  •  失敗を揶揄(やゆ)された恥ずかしさと悔しさで、己を恨むと同時にそいつをも憎む。 味方になってくれる者はいないのか。 相手をたしなめる者はいないのか。 心で必死に叫んでも誰も助けてはくれない。自分の存在が虚無であることを痛感し、でもそれを認... [続きを読む]
  • 「あなたへ届けたい」
  • バスは途中下車。彼女の住んでいる街で降りる。一緒にいられるのなら、労は惜しまなかった。いつも肩を寄せあうのは、大きな病院の前の、芝生が生えている土手。ベンチもあるけれど、だいたい二人して芝生の上にすわりこむ。 勇気を出して、そっと手... [続きを読む]
  • 中編小説 「戻れぬ者たち」4
  •  ふぞろいの木の枝、虫に喰われた葉、そして茅(かや)のような細長い野草。それらを何重にも重ねてこしらえたテントの中は、いつでも土臭い。通気にも換気にも気をかけなければ頭が痛くなる。雨風がしのげることだけでもよしとしないと、正気ではやっていられない... [続きを読む]
  • 中編小説 「戻れぬ者たち」10
  •  本当は外界の人間に怯えている。ちがうか? ゼロ番のダティ、ハラルドは、そんな文言をもう一人の自身に毎日ささやかれていた。 外界の人間への怯えを態度に表わさないようにするには、とても腐心する。外界の者と接する際には、ある種の緊張感がみなぎって... [続きを読む]
  • 中編小説 「戻れぬ者たち」3
  •  両者の最後の抗争から早十年。血の歴史を肌身で覚えている者は少なくなりつつある。対立の構造はもとより、互いに見えない未来を探しあぐね、疲弊しきっていた。 外界の人間は橋が完成しさえすれば、再び故郷に戻れると信じている。しかし、自らの奴隷的な労働... [続きを読む]
  • 中編小説 「戻れぬ者たち」1
  • 「もうひと踏ん張りだ。最後まで運べ」 監視役の冷静な指示で、気を失いかけていた自分に気づく。天秤棒にぶら下げていたはずの麻袋二つが、地面に付いていた。袋の中身は液体状の灰色の砂利で、二つ合わせれば十キロはあるだろう。胸にゼロ番の刺繍をした監視役... [続きを読む]
  • 中編小説 「戻れぬ者たち」6
  •  頭上にある太陽に熱され、ぎらつく海上の波に目をやられる。後ろを向けば、細い丸太を運んでくる人々の列が陽炎で踊っている。目線を下に落とすと、砂利で塗られた足場が急速に乾き始めていた。 雨でも降ってくれれば、屋根のない橋の上での作業は中止となる。... [続きを読む]
  • 中編小説 「戻れぬ者たち」7
  •  沖に出た波がそわそわと浜へ戻ってくる。大波と小波が混ざり合い、途中でこぼれていく波がありながらも浜辺にしみこんで寄こす。そんな風に、リンとダティとの一触即発事件は陸にも伝わってきた。「リンのやつ、ダティに何をふっかけたんだろ。じゃないと会合だ... [続きを読む]