モリエール山梨 さん プロフィール

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モリエール山梨さん: 猫の後ろ姿
ハンドル名モリエール山梨 さん
ブログタイトル猫の後ろ姿
ブログURLhttps://ameblo.jp/e-no4765/
サイト紹介文映画・演劇・絵画・工芸などなど、モノをつくりだす人への敬意と親愛をこめて。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供127回 / 365日(平均2.4回/週) - 参加 2009/07/13 06:53

モリエール山梨 さんのブログ記事

  • 猫の後ろ姿 1877 投票に行こう!
  •   朝日新聞デジタル(2017年9月20日)によれば、衆院選をめぐり、自民党は安倍晋三首相(総裁)が打ち出した憲法9条に自衛隊を明記する改正案を選挙公約に盛り込む方針を固めた。 安倍首相は、9条1項と2項を残しつつ、自衛隊の存在を新たに書き加える改正を提案。自衛隊明記の改憲を公約に入れるという。 戦争放棄、戦力の不保持を明記した日本国憲法の中に、戦力である「自衛隊」の存在を書き込むことは、憲法の [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1876 暴言の投げ合い
  •    トランプ大統領は19日、国連総会での初めて演説において、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮を強く非難し、「アメリカと同盟国を守らざるをえない場合、北朝鮮を完全に壊滅させるほか選択肢はない」と述べた。 ひとつの国家を完全に壊滅させる、というこの発言、最強軍隊を保有する一国の指導者の発言として、あまりにも軽率ではないか。 一国の指導者の暴言が連続している。17日のニューヨーク・タイムズに我が国の安 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 朝日新聞短歌壇・俳壇
  •  毎週月曜日の朝日新聞短歌壇・俳壇を楽しみにしている。9月18日、(東京都)渡部鈴代さんの次の歌が馬場あき子さんによって選ばれていた。ガラス戸に薄羽蜉蝣(うすばかげろう)羽震うなつかしき顔で不意に死はくる  確かに人の<死>は、不意に、しかも不思議になつかしい顔で訪れる。 ぼくもこの15年でクモ膜下出血を2度発症し、かろうじて今このように生をつないでいる。死は若いころよりもずっと、近しいものとなって [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1874 VSOD
  • https://youtu.be/MQyY9OPSMB4    画家・榎並和春さんが今度の京都での個展に向けて、「ありふれた日々」と題してこう書いておられた。 <私の作品たちは「美しいもの」を美しく表現したものは少ない。日々の生活の中で浮かんでは消えて行くうたかたのような想いを忘れないために描きとどめたオブジェのようなものではないだろうか。どちらかと言えば独り言のような一人芝居の [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1873 人たる名に値するために
  •  榎並和春さんが、千葉の山口画廊での個展を終えて、こんな思いを書いておられた(ブログ5983回 2017年9月8日)。 <もともと絵などというものはなくても生きて行けるもので、生きるか死ぬかの瀬戸際では真っ先に捨てられるものだな。食えるモノではないし、特に私の絵など飾って美しい綺麗なえでもないわけだからね。下世話な話で言えば10万あれば結構な冷蔵庫が買えたり、クーラーが買える。中古なら車だって買え [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1872 安井雄一郎『香月泰男 凍土の断層』
  •   安井さんが長い年月をかけて、作品を見つめ、書簡類・下図など関連資料を博捜して、「シベリアシリーズ」の一点一点がどのように生み出されて来たのかを探求した一書。 読みながら、劇作家・木下順二が「中江丑吉」について書いた文章「どこにドラマは成り立つか」のなかの一文を僕はくりかえし思い返した。 <その人は行動をしない。にもかかわらずその人は、非常な努力と勉強を自分に強いることによって、絶望的に情熱的 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1871 吉田謙吉展 新しい風はいつもこの人から
  •  吉田謙吉。 1924年6月、築地小劇場第1回公演「海戦」の舞台美術を皮切りに、同劇団の舞台美術を50公演以上担当。戦時下にも舞台美術家として活躍。戦後は演劇の舞台美術はもとより、テレビの美術の世界にも進出。パントマイムの普及にも尽力。今和次郎と共に「考現学」を立ち上げ、人の日常生活に細やかな観察の眼を投げかけた。 いつもいつも新しいもののなかに、この人は飛び込んでいった。勇敢に、軽やかに。新しい風は [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1869 「遷」ということ
  •                       http://asobibe.blog.fc2.com/  画家・榎並和春さんが、そのブログの2017年8月28日「とりあえずここまで」でこの絵を載せておられた。 ぼくはこれを「ピエタ」を描いた絵だと思ったので、<ピエタですね。厳粛な気持ちがします。>とコメントした。そうしたら、TSUさんが、<これ「遷」ですね。>とコメントして来られた。 この字の正確な意味を僕は知りません。こんな時 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1868 絵を見る触覚
  •                    http://asobibe.blog.fc2.com/page-3.html  画家・榎並和春さんが、自身のブログの2017年7月26日「麻布を貼る」で、画面の「下地作り」について書いておられた。 <毎年この時期は絵を描くより下地作りに追われている。(中略) いつからこういった下地に作りになったのかよく覚えていない。誰かに習ったわけでもない。試行錯誤しているうちに段々にこういう形になってきたもの [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1867 アンジェイ・ワイダ「残像」
  •  昨日、長野市の「シネマポイント」という小さな映画館で、アンジェイ・ワイダの遺作「残像」を見た。客は僕ら夫婦を入れて、4人だけ。しかし、いい映画を観たという実感が今も胸にある。 観ている最中にも、思わず声をあげて泣きたくなるような、そんな切実な思いに充たされた。 第二次大戦後、ソ連と同様に社会主義政権がイデオロギー統制を強めるポーランドにおいて、自らの信念を貫こうとする画家と、彼を師と慕う学生た [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1866 「生き方の確かさ」を求めて
  •  キム・ジョンウンとトランプという不確かな、賢明ならざる指導者のもとに、愚かなチキン・レースが進んでいる。日本もまたこの波の中に巻き込まれようとしている。こんな時代だからこそ、日々の生活を生きる、まっとうな、確かな思想を持ちたいと思う。 中江丑吉がその五十三年の短い生涯を通じて見事に示した「自覚した大衆」の道を手掛かりとしたい。 阪谷芳直『中江丑吉の肖像』によれば、「自覚した大衆」の道とは次のよ [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1865 クロード・モネ
  • クロード・モネ 死の床のカミーユ・モネ 1879 オルセー美術館  クロード・モネが妻カミーユ・モネの臨終の直後、絵筆をとり描いた絵があることを知った。死の直後の、彼女の顔に現れた色彩の移ろいに心奪われて描いた。 その行いを振り返り、「私を憐れんでください」と神に祈ったという。 なんとも人間というものは業の深いものだとあらためて思う。ものづくりに憑かれた人間がそこにいる。真に誇り高い生であり、同時 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1864 中江丑吉 「自覚した大衆」のひとり
  •    中江丑吉。 中江兆民の子。戦前・戦中を北京に生き、戦時日本が辿るであろう道行を正確に予見し、見据えていたひとりの人間。 ここ何日か中江丑吉に関連するものを読み、この人への思慕がつのりつつある。 とりわけ、現時点で「戦争」の危機が深まる時、この人の確かな思想・感情・生き方の意味がますます大切なものとなってきたと僕は考えます。 戦争への身の処し方として、中江丑吉が言う「自覚した大衆(マッセ) [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1863 水木亮 作・演出「峠の少女」
  • 写真は朝日新聞デジタルより借用しました。   山梨平和ミュージアム主催による「戦争体験・証言を継承する集い」に今日、参加した。初めに、高橋惟文さんの講演「北朝鮮からの引き揚げ体験」があった。引き揚げていく日本人たちの歩く道を「焚き火」で照らしてくれた朝鮮の人たちがいたとのこと。苦しめられてきた朝鮮の人達が、今は引き揚げて行く日本人たちの「安寧」を祈ってくれる。ここに、権力とはまったく離れた、生きる [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1862 中江丑吉という人
  •   たぐいまれな一つの個性−中江丑吉のこと        −加藤惟孝教授に聞く−     門間圭                     1970年7月27日 共同通信 中江丑吉という名はそれほど広く知られてはいないかもしれない。中江は二十八年前の昭和十七年の八月三日に病没、五十三歳だった。その人と思想について、戦後、特にここ数年来、改めて注目され、再評価の動きが高まっている。 中江丑吉の晩年数年にわ [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1861 『中江丑吉の肖像』
  •                中江丑吉 1937年3月 北京にて    撮影:鈴江言一  北朝鮮のキム・ジョンウン、アメリカのトランプ。ここ二、三日の彼らの発言には心底驚くとともに、近い未来への不安が胸にこみあげて来る。 こんなとき、僕は「中江丑吉」というひとりの人間の生きた軌跡を縋るように思い出す。 よく知られている人物ではない。しかし、戦前・戦中に北京に暮し、日本の行く末を透徹したまなざしで [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1860 吉田謙吉展
  •  吉田謙吉。 1924年6月、築地小劇場第1回公演「海戦」の舞台美術を皮切りに、同劇団の舞台美術を50公演以上担当。戦時下にも舞台美術家として活躍。戦後は演劇の舞台美術はもとより、テレビの美術の世界にも進出。パントマイムの普及にも尽力。今和次郎と共に「考現学」を立ち上げ、人の日常生活に細やかな観察の眼を投げかけた。 いつもいつも新しいもののなかに、この人は飛び込んでいった。勇敢に、軽やかに。新しい風は、 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1858 水木亮「峠の少女」
  •  あの峠を超えたらその下に三十八度線。三十八度線を超えたら助かる。春祭りの神楽で巫女舞が神楽殿で舞われるとみんなが幸せになれるんだ。水木亮さんの新作『峠の少女』が下記の要領で上演されます。チラシより引用します。−−−−−−−−−−−−−−−−−山梨平和ミュージアム8月企画講演と『峠の少女』公演日時  8月15日(火) 午後2時〜4時参加費 500円会場  ピュア総合 中研修室 055-251-4171講演  [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1857 高田渡 と なぎら健壱
  •  高田渡。こんな不思議な人は他にいない。この世に生きながら、別の世界にも生きているような、なんとも表現のしようがない。とにかく僕はこの人の事が大好きなのです。 なぎら健壱が、「渡ちゃん」と呼んでその後ろ姿を追いかけて来た高田渡の事を語った本。絶妙に面白い。 こんなことを言っている。 <重要なのは、一人淡々とマイペースで、脚光が当たろうが当たるまいが関係なく歌いつづけてたって事実だよね。> <あ [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1856 いのちぜんぶ生きたか グリよ
  • 金子都美絵『勿忘草の君』  僕の心の友「グリ」が逝って一年が過ぎた。さびしくて、時々心の中で「グリよ」と呼びかけてしまう。グリはおのれの命を生き切ったのだと、自分に言い聞かせて我慢している。香と花の代わりに浜田真理子の曲を捧げます。TSUさん、この歌をグリに聞かせてあげてください。お願いします。https://youtu.be/N1EGZeHdIPU「静寂」(しじま) 作詞・作曲 浜田真理子果てない国の 花畑にゆらりゆらりと夜 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1854 「戦時徴用船の最期 大久保一郎遺作展」
  •  大久保一郎。戦時下の美術について調べているにもかかわらず、僕はこの画家のことを知らなかった。 先の大戦下に物資及人員の輸送の為に、民間の船舶が国家によって徴用された。この「戦時徴用船」はもちろん武装しておらず、敵航空機および潜水艦の攻撃によって多くの船が沈められた。 大阪商船(現・商船三井)の岡田社長は、大久保一郎に「戦時徴用船」の最期を描き残すことを命じた。もちろん、軍事機密に関わることであ [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1853 なぎら健壱『下町小僧』
  •  なぎら健壱さんは、昭和27年・1952年、東銀座の木挽町生まれだそうです。その頃、あのあたりは東京の下町のくらしが息づいていたそうです。 東京の下町に育ったひとりの少年の眼に映った、昭和30年代の風物が見事にこの本には書き残されています。 僕は昭和29年・1954年生まれで、山梨県甲府市の伊勢町に育ちました。そこは、決して豊かとはいえない人々が群れ生きている街でした。父はひとりで商いしておりましたので、つ [続きを読む]