モリエール山梨 さん プロフィール

  •  
モリエール山梨さん: 猫の後ろ姿
ハンドル名モリエール山梨 さん
ブログタイトル猫の後ろ姿
ブログURLhttp://ameblo.jp/e-no4765/
サイト紹介文映画・演劇・絵画・工芸などなど、モノをつくりだす人への敬意と親愛をこめて。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供143回 / 365日(平均2.7回/週) - 参加 2009/07/13 06:53

モリエール山梨 さんのブログ記事

  • 猫の後ろ姿 1845 宮崎正義という男
  •   宮崎正義。戦前、1930年代に、ソ連の五か年計画をモデルにして、日本の「総力戦体制」を構築するために、官僚主導による生産力成長路線を企画した男。石原莞爾とも深いかかわりのあるこの男の事をもっと知りたい。この日本という国の在り方を考える手掛かりがここにある。 この本、その宮崎正義の生涯をたどる本なのだが、この中に、今まで僕が疑問に思い続けて来た事に対する一つの答えが書かれていた。 僕が抱き続けてい [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1844 加藤一雄『蘆刈』
  •   先日、加藤一雄さんの小説『蘆刈』をネットで検索したら出品されていたので、購入した。何年も探していて、全然入手できなかったので、図書館で借りて、全頁コピーして製本して、もう何度も読んだ。それがやっと手に入った。 文学史上、著名な作家・作品でもないのに大げさなと云うご意見もおありでしょうが、私個人にはなにものにも代えがたい、大切な作品なのです。 富士正晴さんが「おいしい小説」という一文でこの作品 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1843 小出裕章講演会 明日、甲府で
  •  明日、甲府で小出裕章氏の講演会がある。演題は「廃炉への課題」。 主催:市民大学「一柿塾」 会場:「みどり・山梨」事務所    甲府市小曲町1255−2 日時:2017年6月17日 13:30〜15:30 参加費:200円 原発廃炉のためには専門家の知識と技術と経験が必須。原子力エネルギー生産の研究者に、廃炉に関する研究と実践を要請する事。これは一見、彼らに自己を否定することを望んでいるかのよう [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1842 『中江丑吉の肖像』
  • どうもここ最近の日本の国は誤った方向、端的に言えば、他国との敵対と戦争への道をたどっているように僕には見える。「戦時下をいかに生きるか」。この問いが、今の僕には最も緊急の課題となっている。戦時下をまっとうに生きるための指針を得たいと思う。ひとつの手がかりは、「中江丑吉」という人。 中江兆民の子であり、1942年のその死まで、長く中国・北京に暮らしたこの一人の求学者。非常に魅力的な人物であ [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1841 『浅川伯教朝鮮古陶磁論集』校正中
  •   浅川伯教・巧兄弟資料館発行の『浅川伯教 朝鮮古陶磁論集』の編集のお手伝いをしている。 浅川伯教の朝鮮古陶磁に関する論文を集めたこの本、将来のものづくりを志す人達に読んでもらいたい。だからこそミスの無いものにしたいという思いで、昨日・今日、目薬を差しつつ、小さな文字と取り組んでいる。 どんなにミスの無いものをとがんばっても小さなミスは必ずある。それでも、小さな文字を追い続ける。最善のもの [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1840 「秋だから」
  •               https://youtu.be/cYBMCDjmDAs  「秋だから」 長谷川きよし 曲・歌、葵梨佐 詞。 先々週のゴンチチさんのFMの番組で初めて聴いて以来、この歌が忘れられず、時折、心のなかにこの曲が流れている。長谷川きよしの声がいい。詞もメロディーもいい。秋だから ひとりであてもなく街を歩いてみたいの落葉の舞う 舗道を コツコツとなる靴音だけを ききながら秋だから 暖かい コーヒーをひ [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1839 「日本は日本人がほろぼす」
  •  6月2日の衆院法務委員会において金田法相は、「治安維持法」違反に問われた人々への損害賠償をするべきではないかとの質問に対して次のように答弁した。 「治安維持法は、当時適法に制定されたものでありますので、同法違反の罪にかかります勾留・拘禁は適法でありまして、同法違反に関わる刑の執行も、適法に構成された裁判所によって言い渡された有罪判決に基づいて、適法に行われたものであって、違法があったとは認 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1838 『友川カズキ独白録』
  •  うかつに手を出してはいけない本がある。これだ。たった一人で、火だるまになりながら、走り続ける表現者・友川カズキ。 トモカワの言葉に、時に怒り、時に戦慄し、そしてあまりにおかしくて笑う。そんな彼の言葉を抜き書きしておきます。 トモカワにうかつに手を出したら、もう抜け出せないぞと警告しておきます。・ひとりでなければなんにもできない。・表現者の端くれとしては、「ひとりである」ということがすべて [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1837 「快慶」展 奈良国立博物館
  •  京都の友人N君から、奈良国立博物館で開催中の「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」展に行って来たとのメールをいただいた。 学生の頃、週に一度、清水善三先生の引率により関西圏内の美術作品を現地で実見するという贅沢な講義があった。 ある年のテーマが「快慶」だった。京都市内はもとより、兵庫県や高野山まで快慶を見て回った。 N君は医学部生だったけれど、この実地見学の講義に一緒に廻った。 今思えば、現 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1836 「共謀罪」審議音読
  •  昨日の朝日新聞に興味深い記事があった。「広がる『共謀罪』審議音読−臨場感伝える再現 問題点の検証も」。 わかりにくい国会の質疑を自分の声に出して読んでみて、自分の頭で考えようということらしい。 国会中継を観ているだけでは、よくわからない。自分で読んで、声に出してみると、国会での審議なるものがいかにあいまいでいい加減なものであるかがよくわかる。 今の政治問題を自分の問題としてよく理解し、と [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1835 岩合光昭 猫を知れば、世界が変わる
  •  昨日、NHK総合で「プロフェッショナル 仕事の流儀 動物写真家・岩合光昭」を観た。 岩合さんという人はなんともチャーミングな人だ。始めて会った野良猫が、岩合さんの方にどんどん寄って来て、頭の上にちょこんと乗っかったりする。猫には岩合さんが、ごく親しい存在であるかのようだ。 この地球に生きる「生命」の仲間として、猫という形、人間という形をしているけれど、おなじ「命」を生きる存在であることに [続きを読む]
  • 1833 猫の後ろ姿 「よみがえる わが町の記憶」
  •  5月21日、NHK総合テレビで、「よみがえるわが町の記憶〜岩手・陸前高田〜」 を見た。 岩手県陸前高田市の閉鎖中の小学校で、陸前高田市立博物館に収められていた文化財の修復作業が進められている。 その99%が市民から寄贈されたもので、「長襦袢」、使っていた少年の名前が記された「教科書」、イワシの油を搾る桶等々。国宝とか重要文化財などではなく、ひとびとの暮しの中にいきてきたものばかり。56万の寄 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1832 田村志津枝『李香蘭の恋人』
  •  李香蘭とその恋人・劉吶鴎。 日本人であることを隠し、中国人として女優をつづけた李香蘭。台湾に生まれ、日本の台湾占領により日本国籍をもたされたが、上海において中国人として映画製作にかかわった劉吶鴎。 戦時下に「国と国のはざまに生きた」このふたりの物語。非常に興味深いものだった。 30年代「満洲」と上海を舞台とする複雑な政治的・文化的状況を垣間見ることが出来る。「映画」はこの時代、最も大 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1831 大久保一郎 戦時徴用船を描く
  •    「戦時徴用船〜知られざる民間商船の悲劇〜」(2014年2月8日NHKテレビ)を見た。 「大東亜戦争」時、民間の商船が、軍事物資および兵員の輸送に徴用された。米軍の飛行機・潜水艦の攻撃により撃沈された船数およそ2500隻。戦死した船員6万人。一般船員の死亡率は43%で、海軍軍人の2倍以上にのぼったという。 大阪商船(現・商船三井)は、3年半におよぶ戦争で200隻あまりの船と4000人以上の [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1830 声低く語れ
  •             榎並和春 《小さな声》 F20 2017年    昨日、榎並和春さんがそのブログでこう書いておられた。 <多数決が正しい訳ではない。大きな声がまかり通ってはいけない。耳を澄ませ、真実は小さなささやきだ。> その通りだと思う。「語るなら、声低く語れ」とミケランジェロが言っていた。 真実は小さな、低い声で語られる。 「小さなささやき」を聞き逃さないように、耳を澄ましたい [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1827 フランス大統領選 融和か決断か
  •   フランス大統領選は中道のマクロンの勝利となった。選挙戦のポスターがこれ。 1のマクロンのポスターには「Ensemble la France」と書かれており、「手を取り合って、とにかくまとまって行こう」と国民の融和を呼びかけている。 これに対して2の極右・ルペンのポスターには、「CHOISIR LA FRANCE」と、フランス国民に今が「選択」の時であり、ひとりひとりの覚悟を求めている。 いつの時代も、大きな変革期には、保 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1826 阿部首相 2020年改憲
  •   昨日、テレビ・ニュースで安倍首相の改憲宣言を聞いた。 <安倍晋三首相(自民党総裁)は憲法記念日の3日、憲法改正を求める集会にビデオメッセージを寄せ、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と明言した。改憲項目として、戦争の放棄を定めた9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加することと、高等教育の無償化を定めた条文の新設を挙げた。>(朝日新聞) <(憲法)9条1項、2項を残しつつ自 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1825 北朝鮮のこと 
  •  北朝鮮は日本時間の4月29日午前5時半すぎ、首都ピョンヤンから北東におよそ80キロの内陸部にある西部ピョンアン南道のプクチャン(北倉)から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは空中で爆発し、アメリカ軍と韓国軍は発射は失敗だったと見ている。 米韓の合同軍事演習が30日まで行われており、北朝鮮はこれに強く反発して、このような挙に出たのだといえる。 我が家の敷地のすぐそばで、こちらを仮想敵とす [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1824 金桜神社 太大神楽
  •   甲府の北の山中に「金桜神社」という由緒ある神社があります。金峰山をご神体とするこの神社一帯の自然と文化を記録・保存し、後代に伝えていこうという運動が始まっています。 僕も、この神社で奉納される「神楽」の歴史を調べ、各演目の内容とあらすじを文章化するお手伝いをすることになりました。まずは、神楽を実見させていただくために、4月23日、例大祭に参列いたしました。桜も見事に咲き、実に気分 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1823 ペンスとルペン
  •        「平和は武力によってのみ達成される。」 4月19日、アメリカ合衆国副大統領ペンスは、横須賀のアメリカ海軍空母の上でこう言った。翌20日、こうも言った。   「北朝鮮は、最も危険で差し迫った脅威だ。」 アメリカは北朝鮮に対する軍事行動を起こす準備を終えた。  今日、フランス大統領選挙は中道マクロンと極右・国民戦線のルペンの二人による決選投票となった。 ルペンの演説する机に [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1822 小林英夫『昭和をつくった男』
  •   「石原莞爾」という男の事を考えている。「満洲事変」を領導した男。「満洲国」を作った男。特異なビジョンを持って、「昭和」を生きたこの男の事がとても気にかかる。  この本の副題に「石原莞爾、北一輝、そして岸信介」とある。 石原莞爾、北一輝。彼らのことを著者は、単なる「現状破壊派」ではなく、おのれのビジョンをこの世に在らしめようとした「新体制構築派」と呼ぶ。 しかし、右翼と呼ばれる「現状 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1821 「学芸員はガン」発言
  •  NHKテレビのニュースで、地方創生大臣のびっくりするような発言を聞いた。当人は早速、陳謝し撤回したとの事。NHK NEWS WEBによれば次の通り。 <山本地方創生相「いちばんのがんは学芸員」発言 きょう撤回 陳謝       4月17日 11時34分 山本地方創生担当大臣は16日の講演で、外国人旅行者に対する文化財の観光案内が不十分だと指摘したうえで、「いちばんのがんは学芸員で、一掃しなければならない」など [続きを読む]