成嶋ハル さん プロフィール

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成嶋ハルさん: Emotional・L
ハンドル名成嶋ハル さん
ブログタイトルEmotional・L
ブログURLhttp://haru1924.blog.fc2.com/
サイト紹介文お話重視、それでも18禁は堅守(笑) 真面目なBL小説を書いております。
自由文基本、痛グロなしのハッピーエンド&医療系BL傾向です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供340回 / 365日(平均6.5回/週) - 参加 2009/07/15 21:14

成嶋ハル さんのブログ記事

  • 花より清く強く 31
  • 花より清く強く 31『花より清く強い人間になりなさい。そうすれば敦くんの背中くらいは見えるから』ロマンチストな悠也さんらしい表現だ。けど「なんですか、さっきのは」ベッドに入って彼に聞いてみた。「‥なにが?」「花より清く強く‥って‥」「そのまんまだよ。白い薔薇だと言ったろう?永田町を薔薇が背筋を伸ばして闊歩してる。凛として美しい、そしてその棘は痛いんだ」「それは悪口でしょう」「まさか。‥その棘はきみの [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 23
  • エクスツェントリッシュ 23『陸ちゃんはあなたにとってどういう存在なのかしら。 あなた、自分の子供と恋愛するつもり? 養子にしたら本当の親子になってしまうのよ、 それはとっても認められないわね』 簡単には認めてもらえないと思ってはいた。 ?自分の子供と恋愛? それはこじつけだろう、事実血は繋がっていないんだから。 「義理でも何でも子供や兄弟という形になったら‥関係を続けたくて 未成年を籍に入れたと言われても [続きを読む]
  • 花より清く強く 30
  • 花より清く強く 30「国会法から内閣法まで理解すれば覚えることはないです。追々中でのルールも身に付くでしょう。後は――さっき幹事長が仰ったように正直でいること。先を見越して動くこと。いつも感性を研ぎ澄ませているのが大事です」「感性‥か」悠也さんがポツリと言った。「‥‥悠也さん、なんですか?」「感性は磨くべきだ。でも一番大事なのは‥敦くんの中にあるよ」なにが言いたいんだろう――「きみら分かる?」「大野 [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 22
  • エクスツェントリッシュ 22 「陸ちゃん、秀俊はどう? 可愛がってもらってるの?」 「はい、とっても」 「そう、よかった。 秀俊さん、つっ立ってないでお座りなさい」 「‥あ、はい」 祖母の向かいに 神妙に腰掛けて‥3人の様子をみた。 大伯母は陸の手を自分の膝の上で握り 祖母はその様子を微笑んでみつめる‥ どういう画だ。 血など繋がってない子がそんなに可愛いんだろうか。 「麗子さん、あの‥」 「不思議に思ってるのね [続きを読む]
  • 花より清く強く 29
  • 花より清く強く 29「この子はね決して前には出ない。控え目なんだけど的場の後ろで輝いてるんだ。オーラがすごいんだ。天性の品格とか、容貌が他人を放っておかないと言うか惹きつけるんだ。永田町で敦くんが嫌いだって人間はいない。私のことは気に入らなくても敦くんが私のパートナーだと知ってる人間は私を批判しない。敦くんのお陰でね」「悠也さん、なんの話しをしてるんですか!」「何って、自慢」「‥‥そんな話しを二人が [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 21
  • エクスツェントリッシュ 21?麻布の本家は伏魔殿だ? 亡くなった父の言葉で一番覚えているのは それだ。 父は婿養子だったから尚更だろう。 気の弱い人だった。 病で亡くなった母の後を追うようにがんを発症し 母が亡くなって1年後に父も死去した。 だから僕は本家の跡取りと言うことになる。 元麻布の超高級住宅街であり得ないほど森閑とした場所に 本家はあった。 伏魔殿と言わしめた理由は‥ そこに根を張っている女性ふたりの [続きを読む]
  • 花より清く強く 28
  • 花より清く強く 28「私たちも最初は一緒に出かけることもしなかったよ。でもきみらは10年だろ?もう手ぐらい繋いで出掛けたっていいだろ」「悠也さん、この子たちの考えもありますから」「あ、大野さん‥僕たちも少し進化しました。大野さんと幹事長のお陰で」「見冬くんも成長したか」「はい、幹事長」お気に入りの見冬くんの返事に悠也さんは笑顔。「久野さんはどうしたいですか?」僕は久野さんに聞いてみた。「腹括りました。 [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 20
  • エクスツェントリッシュ 20「きみを一生傍に置くのか‥随分長生きしないとならないな」 そう苦笑いする僕の胸から体を離して 陸は涙を浮かべたまま笑顔を見せてくれた。 「大丈夫。 僕が面倒見るから‥」 もしかして(介護)‥?と言う二文字が僕の頭に浮かんで 暗澹たる気持ちなったが 僕の手にするりと滑り込んだ指の感触が そんなものを払拭するくらい甘やかなものを僕の中に運んで 胸の高鳴りを連れてくる。 「‥帰る‥?」 そ [続きを読む]
  • 花より清く強く 27
  • 花より清く強く 27悠也さんの提案はレベルが高すぎるんじゃないかな。「コンビニに行きたい?手を繋いで?」「‥はい。そんな普通なことをしてみたいです」「行けばいいじゃないか。これから行こうか?楽しいよ。公園で花とか見ながらさ」「こんな昼間からですか」「そう」「‥‥はい‥でも‥」「休みの日は昼間だって行く。私たちも行くから一緒に行こう」ただの秘書は幹事長には逆らえない。僕だったらNOと言うけど彼らのためな [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 19
  • エクスツェントリッシュ 19『だから、そうじゃなく‥ 結局僕は‥誰もほしくなかったんだ。 ただ‥陸だけは―― きみだけは手離したくない』 最初、冷え切っていた彼の身体が徐々に温まってきて‥ それでも彼は無言だった。 自分の中で僕の言ったことを精査していたのだろう、 「‥陸、どうした?」 僕の問いかけにやっと口を開いた。 「――言ったのに」 「‥なんのことだ‥?」 「時々戻ってきては僕に?母親ってひと?が 言って [続きを読む]
  • 花より清く強く 26
  • 花より清く強く 26翌朝シーツが綺麗に洗濯されてアイロンまでかけられランドリールームにたたんで置かれていた。「‥喧嘩してなくて良かった」僕はそう思うだけだったけど悠也さんは――半分面白がっていた。「シーツは敦くんがまとめて洗うから良かったのに。とりあえず今日は身体が軽いから勉強もはかどるだろう」朝食時に言うから久野さんがお茶をブッと吹き出しそうになった。「悠也さん!余計な事は言わないで下さい」二人と [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 18
  • エクスツェントリッシュ 18「俊ちゃんは、あのひとが好きだったのに幸せじゃなかったの‥?」 ‥刺さるなぁ。「僕のは‥単なる未練だ。 自分から告げられなかったクセにいつまでも ぐずぐずと‥」 陸の純粋にひたすら僕のことを想ってくれた感情とは どこか違う。 「でも皮肉だよね、あのひとも俊ちゃんのこと好きだったのに お互い想い合っていたのに‥あのひときっと全然知らなかったんだ。 俊ちゃんが自分のこと好きだったなん [続きを読む]
  • 花より清く強く 25
  • 花より清く強く 25「‥‥なんかさ、萌えない?」バスタブに浸かりながら悠也さんが変なことを言い出した。「なんですか?」「あの二人もシャワーしてるかと思うと、さ」呆れた。「どMだから言えることですね。おかしな妄想しないで下さい。彼らにも失礼ですよ」「妄想はいつもしてるさ。すれ違う敦くんの後ろ姿を追いながら裸のきみを脳内で見てる」「裸なら今も、いつも見てるじゃないですか!もうっ」いつものように無理やり膝に [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 17
  • エクスツェントリッシュ 17「なんでそこから降りてきたんだ!」 「‥‥それは‥そっちにいたから‥」 と、白川邸を指さす陸。「だからどうして――こっち来なさい、ここじゃ寒い‥公園の入り口んとこに カフェがあったろう、そこに行く!」 「俊ちゃ‥」 「あ、コート着なさい」 僕が陸の手にしていたダッフルコートを取り上げて背中から被せると 黙って袖を通す陸。 風が冷たくなっていていかにも寒そうだ。 黒いオーバーコート [続きを読む]
  • 花より清く強く 24
  • ※ゆるいRシーンあります。ほんのちょっとだけ。花より清く強く 24「こうしてきみの肌に触れるのは何日ぶりかな」彼の暖かく滑らかな指が僕の背や腰や――お尻の膨らみを確かめるように這っていく。「まだ1週間も空いてませんよ」「バイオリズムってあるだろ?今日なんてきみと私はばっちりなんだ」「どこで分かるんですか」「‥きみの鼓動と私の鼓動がシンクロしてる。こんな夜は――」「こんな夜は‥?」「お互い昂揚する」‥‥ [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 16
  • エクスツェントリッシュ 16この間来たのは夏だったか―― 確か夏の初めだった。 梅雨の頃‥ 駅からここまで折りたたみ傘をさして歩いてきたら スニーカーはずぶ濡れだし、 肩も鞄も濡れた。 ジャングルジムにくっついてる滑り台の天辺に登れるはずもなく 傘の中から見上げたのを覚えている。 情けなかった。 いつまでも未練がましく思い出に浸るのも疲れて 雨の中でもうやめようと‥ そんなことを考えてはいた。 今は冬の乾いた風 [続きを読む]
  • 花より清く強く 23
  • 花より清く強く 23「秘書は代議士のお目付け役だと思って下さい。間違った選択をしようとしたら諫めなくてはいけません。それには何が必要ですか?竜崎さん?」リビングで個人的レッスンは佳境を迎えつつあった。「代議士と同じくらい、いえそれ以上の知識が必要です」「そうです。秘書も日々勉強ですね」「‥自分の代議士をどう思えばいいんですか?」と、久野さん。「時には親の気持ちで、時には客観的に。勿論、代議士にとって [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 15
  • エクスツェントリッシュ 15要と僕が医学部6年目の秋を迎えた頃だったろうか あるカフェで要が口にした言葉。 『秀俊は‥結婚とか考えたことないの?』 細い頸を傾げて僕の心の内まで伺うように 片肘をついたまま彼が尋ねた。 『いや、別に‥』 『例えば‥僕は秀俊が学生結婚しても驚かないけど‥僕が結婚するとしたら どう思う?』 『‥するの?』 『‥違う! 例えば‥だよ。親友は秀俊だけだから聞くけど‥素直に祝福できるもの [続きを読む]
  • 花より清く強く 22
  • 花より清く強く 22「東京タワーが綺麗だね」全面ガラス張りから見える夜景。まだ薄紫色の空と東京タワーのイルミネーションが美しい。「‥悠也さん、カクテル1杯だけですよ。今井さんをお待たせしてるんですから」「実はハニーが泊まっているんだよ。部屋に行ってるんじゃない?」夏央さんが‥そうだったのか。「でもゆっくりはできません、あなたと僕を送ってからまた戻ってこないと」「分かってるって」「ところで‥今回は聞かれ [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 14
  • エクスツェントリッシュ 14リビングで陽向と数時間ほど話し込んで正午近くになり さすがに心配になった。 何も言わずに出掛けることはあったが‥関係を持ってしまった現実は やはり彼にとって(自分にとってもそうだが)特別な事態に違いないと 僕は考え始めていた。 「ショックのあまり何かする訳じゃないだろうな‥」 陽向の言葉に愕然とした。 そうだ、あの子はまだ16の精神の脆い、未熟な子なんだ。 僕に幻滅して何か変な気を [続きを読む]
  • 花より清く強く 21
  • 花より清く強く 21「思えば色々と騒がれてきたけどもう慣れたね」悠也さんは呑気と言うかあまり苦にしないし怯むこともない。でも、僕はいつだって心配だ。「慣れたって言ってもいつなにが命取りになるか‥‥」「私は喋っても構わないがプライベートの性志向や伴侶のことまで書くのはルール違反だからそこまで聞いてこないだろう?勝手に書いてもね。きみがそれを心配することはないよ」「僕の事はともかく自由党の議員秘書と秘密 [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 13
  • エクスツェントリッシュ 13朝から頭痛がしてどうしようもなかった。 ベッドの隣に陸はいなかったし、 良心の呵責に苛まれて‥‥ 「なんの用なんだ、朝から」 けたたましくインターホンを鳴らされて玄関に慌てて飛び出ると やって来たのは陽向だった。 「おじいさんの七回忌に全く戻ってくる気がないようだから 説得しろと本家に言われたから来たのになに言ってるんだか」 「‥七回忌? それどころじゃない、こっちは‥」 「何かあ [続きを読む]
  • 花より清く強く 20
  • 花より清く強く 20幹事長室の裏の小会議室は静かだった。で、僕はドアに張り付いて外の音に耳を澄ませていた。騒がしい感じではなくいつもと同じほどの話し声だったり足音だったり――もしかしてもうマスコミは移動したのかな‥そう思っていたらコツコツと革靴の底のこっちに向かってくる気がして息をひそめたんだけど。「大野さん?」覗いたのは困った時の救世主の今井さんだった。「‥今井さん。宮田さんから連絡が?」「そうで [続きを読む]
  • エクスツェントリッシュ 12 R18
  • ※もう少しR続きますので 18歳未満の方と苦手な方はご遠慮ください。 エクスツェントリッシュ 12『‥白川要より‥愛してる‥?』 要を自分のものにしてしまいたいくらい愛していた。 あの白いうなじや、胸元‥指先が近づくたび沸騰して溢れそうになっていた 僕の情愛‥ この美しい者を抱きたい、 腕にかき抱きたい‥何度、何度思ったろう。 無理矢理でもなんでも身体を繋いでしまえば僕のことを愛してくれるのではないかと考えな [続きを読む]
  • 花より清く強く 19
  • 花より清く強く 19『大丈夫ですよ。大野さんは念の為自宅からお出にならないで下さい』今井さんにそう言われても状況が分からないのが辛い。「これから外出します。お二人とも留守番お願いしますね」「マスコミですか?僕たちがいたから拙い事になったんじゃ‥」心配そうに竜崎さんたちが傍に来た。「たまたまなんです。記者は幹事長目当てでウロウロしていたんじゃないのであなた方は悪くありません。大丈夫ですから待ってて下さ [続きを読む]