橘祐介 さん プロフィール

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橘祐介さん: 詩集『はまなす』
ハンドル名橘祐介 さん
ブログタイトル詩集『はまなす』
ブログURLhttp://ameblo.jp/tachibanapoem/
サイト紹介文心の琴線にふれた言葉や思いを詩にします。嬉しいとき、悲しいとき、何かに迷ったときのために…。
自由文心がちょっとつかれたな、と感じた時、
ほんの少し癒しになればいいなぁと思って書いている詩です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供14回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2009/08/01 04:20

橘祐介 さんのブログ記事

  • 赤い傘
  • 梅雨の黄昏 群青色の空に 星がひとつ、ふたつ まばたきはじめた 晴れて良かったねと 君は微笑む 僕は静かにうなずく 明日も晴れるといいね 君はつぶやく 今は梅雨 明日のことはわからない つないでた手をそっとほどき ゆっくりとバイバイをする 折りたたんでる彼女の 赤い傘が少しゆれた *今、創作者が、作品を気軽に発表できて、新しい繋がりができる 場づくりに励んでいます。「クリエイターが集う場所」というグルっ [続きを読む]
  • いいなぁと思った映画
  • 今日は自分の作品の掲載ではないです。なるべく余分なことは書かないでしておこうという方針でこのブログ運営していますが、ぜひご紹介したい映画があります。 「この世界の片隅に」というアニメーションです。http://konosekai.jp/ 僕はこの映画の舞台となった「広島県呉市」で生まれ育ちました。ハラハラドキドキという感じでなく、日常がほんわかと描かれています。戦争というヘビーな状況下の物語ですが、なんだかいいのです。 [続きを読む]
  • 森の涙
  • どしゃ降りの雨が 深い緑の森に降った 小鳥たちは梢に隠れ 動物たちは身をたたんだ 大きな風も吹いてきた 森のすべてがゆれている まるで森が泣いてるようだ 夜がきてそして朝がきた 雨は上がった、風はやんだ 身をかがめていた小鳥や 動物たちも大きく伸びをした 彼らは知っているのだろう 出来ること、出来ないこと 時には身をかがめることも大切だと [続きを読む]
  • 雷鳴
  • 僕と彼女とハワイのオアフ島でボディボードをした 一日中夢中でやった 次第に海がオレンジ色に染まってきた 今日はそろそろ終わり そう思ってたところに突然のスコール 南の空気を含んで少し暖かい 急いで浜に上がった 激しい雨に僕らは打たれた そして激しい雷鳴 彼女は僕の胸に飛び込んできた 体が小刻みに震えている 強く抱きしめる この震え方は普通ではない 過去に何があったのだろうか もう一度強く抱きしめる 彼女の温も [続きを読む]
  • 灯台
  • 冬の海の岬に建つ白い灯台君と手をつないで階段を登る鈍色の冬の海が見えてきた海猫が飛んでいる つないだ君の右手は暖かい二人で荒れた海を無言で見つめる明日僕は東京に行くこのぬくもりを心に刻んで もう一度ぎゅっと彼女の手を握りしめたいろんな想い出が蘇ってきたもう一度荒れた冬の海を見る 彼女の瞳を見ると少し潤んでいたそして真っすぐ僕を見つめたそして静かに階段を下りた [続きを読む]
  • パイナップル畑で再会
  • 沖縄に帰らなくちゃいけなくなった 彼女はすまなそうに僕にそう言った 彼女の父が倒れたらしい パイナップル畑を経営している 彼女は一人娘 誰かが畑を引き継がなくてはいけない 僕たちは南青山の広告代理店で働いている 付き合い始めてもう2年になる 結婚も考えていた しかし状況が大きく変わった 結局彼女は沖縄の実家に帰った 別れて1年後僕は彼女の携帯に電話した 忙しく仕事をしているという 僕は思い切って彼女に会いに [続きを読む]
  • 笑顔
  • 100万人の称賛よりも 大切な君の たった一つの 笑顔の方が いい [続きを読む]
  • 雨のベンチ
  • 抱きしめた時の君の髪の香り二年たった今でも覚えている幸せだったぜったい君を離さないと思っていた 幸せな月日はながれたでもある日君は僕に別れを告げた突然に 返す言葉はなかった別れを受け入れるしかなかった胸が引き裂かれる思いだった 二人で座ったあの公園のベンチ今は雨に濡れている何も語らずに [続きを読む]
  • 通り過ぎた遠い夏
  • ○「詩集はまなす」電子書籍出版にむけてのご協力のお願いがあります。よろしかったら下記のURLを して詳細をご確認ください。あなたの、一言をお待ちしています。http://ameblo.jp/tachibanapoem/entry-12176755929.html 「通り過ぎた遠い夏」 晴れわたった空の下 ベンチに一時間くらい寝転がった 部屋に帰って鏡を見ると ちょっと違った僕がいる 顔と手の甲が少し日焼けしただけなの [続きを読む]
  • 赤い橋
  • ○「詩集はまなす」電子書籍出版にむけてのご協力のお願いがあります。よろしかったら下記のURLを して詳細をご確認ください。あなたの、一言をお待ちしています。http://ameblo.jp/tachibanapoem/entry-12176755929.html 「赤い橋」 森の中に赤い橋があります もう錆びついたような鉄の橋です 今は通る人もまばら 過去を知ってる人は言います あの橋には沢山の人々が行きかっていた&n [続きを読む]
  • 詩集「はまなす」電子書籍出版に向けてのご協力のお願いです
  •  いつも、詩集「はまなす」をお読みいただきましてありがとうございます。 よちよち歩きでスタートして、もう数年も経ちました。 ここまで続けてこられたのは、皆様のおかげだと感謝しています。 2〜3点の電子出版を考えているのですが、 1点は方針が決まりましたが、あとの詳細はまだ未定です。 「詩集はまなすの、他選、自選、新作集」的なものの発行も視野に入れています。 そこでご協力 [続きを読む]
  • あじさい
  • あじさいの咲き誇る場所に彼女と二人で行った 右を見ても、左を見ても、前を見ても、後ろを見ても全部あじさい 踊り子さんのステージ衣装のように華やかで そしてどこか切ないあじさい  彼女と戯れで1分間で沢山のあじさいの花びらを 数えることが出来るか、競争してみた けっこう本気でやった、でも僕の負け 彼女は誇らしげに微笑んでる  ねえ、私勝ったんだからアイスクリー [続きを読む]
  • 夫婦煙突
  • 僕の住んでる町の工場にはとっても大きな二本の煙突が建っている何だか夫婦みたいに見えるので勝手に夫婦煙突と名前を付けたそれは僕が高校生のころから同じ姿で建っている晴れた日も、雨の日も、雪の日も、風の日も同じ姿で凛と建っている昔は黒くて大きな煙をもくもくとたてていた今は環境のこともあるのか白い煙がちょろちょろ出ているだけだいいこと何だろうけどちょっぴり寂しい気もする夕方に工場が終わったら、門から人の波 [続きを読む]
  • 月光
  • 深夜1時、窓辺に座って、ベートーヴェンの「月光」を聴いている 流れる曲に心も身体も預けている 右手には香りが高いレモンティー ゆっくりとダージリンの茶葉で淹れている  あまり紅茶を飲まない僕だったが 彼女がやさしく紅茶の淹れ方を教えてくれた 茶葉のむらし方、砂時計で計る時間、そして注ぎ方などなど 心ゆくまで教えてくれた、紅茶が大好きになった  彼女はまるで僕 [続きを読む]
  • 飛べない翼
  • ベランダにはぐれた雀が迷い込んできた どうやらエサを探しているようだ 仲間とはぐれて一人ぼっち さみしくはないんだろうか なかなかエサは見つからないようだ 仲間たちの姿も見えない やがて日が暮れた 雀はどこに行ったのかわからなくなった 仲間たちのところに帰れたらいいんだが エサを見つけることが出来ていればいいんだが 何だか自分の姿を見ているような気になった&n [続きを読む]
  • ゆかた祭り
  • 僕の地元では6月に「ゆかた祭り」が開催される 老若男女の多くの人が思い思いの浴衣を着て祭りに繰り出す 赤、青、紫、萌黄色…涼しげな熱帯魚が祭りに繰り出した感じだ 女の人の浴衣のうなじも艶っぽいが、子供の浴衣も可愛い  大きなお祭りだ、多くの人たちが集まってくる 世界で一番幸せそうな顔をしたカップルたちが 腕を組んでアセチレンの光に照らされた 屋台をひやかして遊んでる [続きを読む]
  • 大草原での迷い
  • 泥の中から顔を出したそれは粘土のような土で埋もれている時は息も出来ないくらいだったあたりを見渡すとそこは大草原草しかないような広い草原、青空も広がっている何故僕はここにいるんだ会社から逃げ出しかったしかし、お腹がかなり空いてきた遥か遠くに会社のビルがかすんで見えるご飯も食べさせてあげる、戻ってこいよと言ように草原に突然会社行きの鉄道が現れた最終列車がもうすぐ来ると声が聞こえてきた乗ろうか乗るまいか [続きを読む]
  • 火傷の覚悟
  • 火傷したって仕方ないじゃないかそう思って彼女を強く抱いた最初は戸惑っていたがやがて身体の力を抜いて二人は横になる部屋にはジャスミンの香りが漂っているカーテンからやわらかい光が差してきた朝の光が二人を優しく包むついに今日がきた今から起こることを考えた彼のもとに行くのだ覚悟その言葉を心で強く握ったきっと火傷するだろうぼろぼろになるかもしれない彼女の左手の新しい指輪が朝日に照らされてやさしく光った僕は彼 [続きを読む]
  • 永遠のバイバイ3
  • 5分ほど遅れて彼女はやってきた。ほっ。 「ゴメンネお詫びにコーヒーおごってあげる」。年上らしく彼女は僕をリードしてくれて「美しヶ丘」というしゃれた喫茶店に入った。 僕はカッコつけて「マンデリン」をストレートで注文した。彼女は普通の「ブレンド」。 ゴムを外したワンレングスの黒髪がやわらかな光を浴びて光ってる。品のいい白いワンピースを着て、イルカをあしらったブレスレットをしていた。 バ [続きを読む]
  • 緑のキス
  • 窓の外に目をやる見慣れた近くの山の緑が踊っているようだ今は五月、新緑の季節と呼ばれている新しい衣装を身につけたような緑の森から小鳥の声が聞こえてくる。何かおしゃべりでもしているのだろうかあのやわらかそうな新緑にさわりたくなった近くの山ならすぐそこだやわらかい葉っぱにさわると、木の力がからだに満ちてくるこれを経験しないのはあまりにもったいない今度彼女を連れてこようそして長いキスをしよう [続きを読む]
  • 僕の彼女は五月病
  • 新入社員の僕たち彼女が五月病にかかってしまったまったく元気がない頑張りすぎた反動が出たようだついに会社を休んでしまったあんなに真面目だったのに会社に対する期待感が大きすぎたのだろうか夢をふらませすぎたのだろうかとにかく今は彼女の枕元で手を握っている僕みたいに君もいい加減だったらよかったのにそう言ったら彼女はクスリと笑った僕の見解だが五月病は軽いうつ病の前兆少し元気になったら大きな大きな海を見に行こ [続きを読む]
  • 片道切符
  • もう口をきかなくなって5日目 彼女は何も話そうとはしない 何があったんだろう よくしゃべる快活な女の子だった 何があったのかはあえて聞かない 家の前で水色のジャケットを着た男の人と 少し言葉を交わしたようだ その日から彼女はしゃべらなくなってしまった 片道切符を心の中に手にしていた 切符があの日から使えなくなったようだ 悲しいことに。僕はその切符の行先を知っていた その上で彼女と暮らしていたのだ 偽りの日々は [続きを読む]