Asako さん プロフィール

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Asakoさん: 特許翻訳 A to Z
ハンドル名Asako さん
ブログタイトル特許翻訳 A to Z
ブログURLhttp://ameblo.jp/saglasie/
サイト紹介文技術翻訳に必要なスキルや考え方を含め、翻訳業界に伝わる様々な情報の妥当性をデータとともに検証。
自由文特許翻訳歴25年、業界改善を目指した情報発信歴22年。
自らの試行錯誤に加え、参加者数のべ1000名を超えるセミナーや講座、年間50名前後の個別相談などを通して得たスキルアップのヒントをお届けします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供205回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2009/08/13 17:52

Asako さんのブログ記事

  • 『健全学』の蘭語原書は?
  • 「○○雰囲気下の謎、再び」からの続きです。『健全学』の冒頭に、英國の醫官「ロベルト・ゼエムス・メン」の著書をオランダの醫人「イ・ルデ・ブロイン・コプス」が訳したものを邦訳した旨、その邦訳の原書が1856年刊の「ゲソンドヘイドレール」だという旨が明記されています。ひとまず「ゲソンドヘイドレール」をそのままGoogleで検索したところ、『江戸時代における養生書の研究:身体運動の養生的価値をめぐって』という北海道 [続きを読む]
  • ○○雰囲気下の謎、再び
  • 以前に、「○○雰囲気下」という言い回しが、どこから来ているかを調べたことがありました。2009年頃です。ある特許技術者の方が、under an atmosphere of nitrogen(窒素気体を充満させた状況)の誤訳と思われる「窒素雰囲気下」という表現に、全然慣れないと話していたことが発端です。たしかにおかしな日本語で、教科書をはじめ、きちんとした資料には見当たらない。特許明細書に山ほど出てくる→明細書から他に広まっていった [続きを読む]
  • PCT 条約作成時の資料
  • 「PCTの発明の名称、なぜ短い?」からの続きです。PCT発効前の1977年になされたワーキンググループの資料に、"two to seven words"の記録を見つけました。PCT Working Group on Guidelines for International Search & Preliminary Examinationこのうち PCT/WG/GSE/II/2の中に、The title of the invention disclosed in the international application "shall be short (preferably from two to seven words when in English [続きを読む]
  • 特許翻訳の新規事項セミナー 参加者の声 (3)
  • 3月4日に開催いたしました特許翻訳の「新規事項」セミナーの参加者の声です。ブログ等に掲載する旨、ご本人の承諾を得ています。実際に参加してみて、いかがでしたか。お2方のセミナーとも、非常に聞きごたえがありました。直接、新規事項の問題に悩んだことは(現時点では)ないのですが、納品物の確認時に心がけるべきことを学びました。「逐語訳」の意味は確かに誤解していたので、今日を境に改めます。今日はありがとうご [続きを読む]
  • PCTの発明の名称、なぜ短い?
  • 発明の名称に対する文字数の規定がPCTだけ短いのはなぜ?と、素朴な疑問が生じました。前提として、発明の名称の「長さ」に対する主要国の要件は、次のとおりです。強調は、こちらで付しています。 米国MPEP 606 Title of Invention [R-08.2012]37 CFR 1.72 Title and abstract.(a) The title of the invention may not exceed 500 characters in length and must be as short and specific as possib [続きを読む]
  • パソコンとの役割分担
  • 産業翻訳者のためのパソコン活用術 > パソコンとの役割分担復刻シリーズです。まずは、2004年当時の内容から。 これまで何の疑問も抱かずに自分の手でこなしてきた作業の中に、じつはパソコンに任せられるものがあるという事実に気づくことが、役割分担の第一歩になります。「パソコンには何ができて何ができないのか」を知り、自分の翻訳条件をさまざまな切り口から見つめてみましょう。少し荒っぽい言い方になり [続きを読む]
  • 特許・実用新案審査ハンドブックの追加・改訂
  • 昨日付けで、特許庁から『特許・実用新案審査ハンドブック』の改訂に関する通知が出ています。今回は、翻訳者には、本体より附属書のほうが重要かもしれません。(本体がどうでもよい、という意味ではないです。念のため。)付属書には、ソフトウェア発明で請求項の末尾が「プログラム」以外の語でも「プログラム」として扱われる例が示されたり、プロダクト・バイ・プロセス(PBP)の裁判例が追加されたりしています。特にPB [続きを読む]
  • WIPO Pearlと酸付加塩
  • 「酸付加塩」はフランス生まれ?との関連です。先日、WIPO Pearlで遊んでいたところ、意外なものを見つけました。(WIPO Pearlというのは、特許明細書から抽出した技術用語の関連性等を表示できるキーワードツールです。)何気なく、「酸付加塩」を検索してみた結果です。 以上のとおり、酸付加塩に対応しているとされる言い回しが、フランス語だけ複数あります。そしてこの中には、前回『Dictionnaire chimique et technolog [続きを読む]
  • PCT規則改正
  • PCTの規則(Regulations under the Patent Cooperation Treaty)が改正になりました。→as in force from July 1, 20172016年版と全文比較をしたところ、目次でいえば、以下の部分が追加・変更になっていました。 Rule 12bis Submission by the Applicant of Documents Relating to Earlier Search12bis.1 Furnishing by the Applicant of Documents Related to Earlier Search in Case of Request under Rule 4.12 [続きを読む]
  • 特許翻訳の新規事項セミナー 参加者の声 (2)
  • 3月4日に開催いたしました特許翻訳の「新規事項」セミナーの参加者の声です。ブログ等に掲載する旨、ご本人の承諾を得ています。実際に参加してみて、いかがでしたか。大変、勉強になりました。私は特許翻訳を始めて10年目の者ですが、「新規事項」のこのような視点から翻訳を考えたことはありませんでした。水野さんの翻訳メモリの危険性については私も以前より、別の点ですが(新規事項以外の点で)誤訳の危険性が高いものと [続きを読む]
  • 2種類のGoogle Patentを比較
  • 以前もときどき言及していますが、検索エンジンGoogleには、特許明細書を検索するための2種類のシステムが存在します。具体的には、Google Patent Searchと、Google Patentsです。この2つがどのくらい違うのか、あらためて比較してみました。前者については、英語ドメインと日本語ドメインの両方で試します。 ① Google Patent Search (日本語 co.jpドメイン)② Google Patent Search (英語 comドメイン)③ [続きを読む]
  • J-STAGE停止時の代替手段
  • 特許庁のJPlatPatのサービス停止が長引いているからか、「JPlatPat停止時の代替手段」へのアクセスが急増しています。これだけ長引くと、影響も大きいのかもしれません。そして特許庁と全く同じ理由で、J-STAGEも3月8日から止まったままです。こちらも、「ある程度」代わりにするための手段をあげておきます。■論文の全文検索をしたい場合CiNii Articlesの「全文検索」、CiNii Dissertations (博士論文)、学術機関リポジトリポ [続きを読む]
  • 特許翻訳の新規事項セミナー 参加者の声 (1)
  • 3月4日に開催いたしました特許翻訳の「新規事項」セミナーの参加者の声です。『特許翻訳の実務』の著者でもある一色国際特許業務法人の沢井さんに、実務の視点から第一部と第二部をお願いし、私が各種ツールとの関連で具体例をあげながら第三部を担当しました。ご参加くださった方の大半が弁理士や経験10年、15年というベテラン翻訳者で、懇親会も含めて非常に密度の濃い時間でした。参加者の声は、ブログ等に掲載する旨、ご本人 [続きを読む]
  • Word2013対応 箇条書き→ベタ打ちマクロ
  • 以前に復刻シリーズでコードを示した、自動の箇条書き設定をベタ打ちにするマクロ。Word 2013で使用したところ、まったく同じコードでそのまま問題なく動作しました。「箇条書き」「段落番号」「アウトライン」のどれでも対応できます。【2017年の目線から】このマクロは、すでに設定されているオートナンバリングを解除するために、作りました。請求項番号に使われていることが多く、そのままでは【請求項○】という隅付きの見出 [続きを読む]
  • 「酸付加塩」はフランス生まれ?
  • 『「酸付加塩」の謎を追う』からの続きです。新しい資料はすでに検索しましたから、「SEOと海外の国公立デジタルアーカイブ」で取り上げた各国のアーカイブで、古い資料を探しました。 すると・・・・。フランスに、ありました。巨大な学術論文データベースをあれだけ検索して出てこなかったものが、印刷物に載っています。フランスの『Bulletin de la Société industrielle de Mulhouse』という資料の402ページで、出版年 [続きを読む]
  • SEOと海外の国公立デジタルアーカイブ
  • 一昨日の朝日新聞朝刊一面のトップに、「検索順位 強制下げ続々」という記事が出ていました。不適切なSEOがあまりに多いというので、グーグルが検索順位を下げる対応に出たというものです。このSEOは翻訳者にとっても需要で、大学をはじめとする有用なコンテンツがSEO対策をしている販売サイトなどの影に隠れて埋もれてしまう、という現象がいくつも生じていました。実際、SEO会社の人に直接確認すると、きちんとした(有名な)大 [続きを読む]
  • ヨルダンがPCTに加盟
  • 今年の初めにヨルダンがPCTに加盟するのではないかという報道が出ていましたが、加盟に至ったようです(条約の発効日は6月9日予定)。 昨日の日付で、同国を加えてThe PCT now has 152 Contracting Statesとなっております。国コードはJOが割り当てられていますね。あまり翻訳に出てくることはないかもしれませんが、JOコードはヨルダンです。 [続きを読む]
  • JPlatPat停止時の代替手段
  • JPlatPatが昨日から全然接続できないと思ったら、緊急停止をしていました。(→お知らせページ)このようにJPlatPatが使えない間にとりいそぎ無料で検索したい場合、用途によってはWIPOのPatentscopeで代用できます。たとえば明細書本文を検索するには、まず、下のほうにある Languageで日本語を指定します。これによって、英語のときはEnglish Descriptionだった欄が自動的にJapanese Descriptionに変わります。あとは、キーワー [続きを読む]
  • 「酸付加塩」の謎を追う
  • ときどき特許明細書で見かける、「酸付加塩」という用語。意味のよくわからない語のひとつで明らかに特許明細書用語と思われるのですが、これが一体どこから来たのか追いかけてみました。 まず、現状の把握です。対応する英語に acid addition salt がありますので、ともに使用状況を確認しました。右側の数字がヒット数です。 キーワード「酸付加塩」・国会図書館サーチ = 0件・CiNii論文検索 = 0 [続きを読む]
  • 2016年 EP特許件数が過去最高に
  • 欧州特許庁から3月7日付で発表されたAnnual Report 2016によると、欧州での特許件数が前年比40%増の約95,900件となり、EPO史上最高数を記録したようです。 出願数も前年比6.2%増の296,000件で、技術分野別ランキングではトップがMedical technologyの12,263件(-2.1%)、これにDigital communicationの10,915件(-1.2%)、Computer technologyの10,657件(+2.9%)、Electrical machinery, apparatus, energyの10,293件(+5.1% [続きを読む]
  • Googleの欠点を、いかに補うか
  • 保留にしておいた、化合物の名称です。現状のGoogle翻訳は化合物にとにかく弱く、片仮名1文字違い、アルファベット1文字違いという微妙な誤訳が、頻発します。メチルをethylと訳されるなど先頭のアルファベットが1文字違うものはまだよいとして、長い物質名の途中が少しだけ違うと、見直しをしても拾いにくいだろうと思うのです。ただし、これについては、ある程度まで欠点をカバーする方法が見えています。原因の予測もできて [続きを読む]
  • 教師データは、どこからくるか
  • 「Google翻訳が悪いわけではなく・・・」からの続きです。なぜ、人工知能を積んだグーグルが自然な翻訳文を出せるのか、なぜ、特許翻訳では致命的な問題が生じやすいのかという話です。誤解のないようにお断りしておくと、前回までのGoogleの訳を手直しだけで使うのは特許翻訳では危険だというのは「いま現在」の状態であって、それが未来永劫続くという意味ではありません。技術はそれこそ日進月歩の状態で進化していますから、半 [続きを読む]
  • Google翻訳が悪いわけではなく・・・
  • 「Google翻訳、メリット&デメリット(2)」からの続きです。前回までのところで、「Google翻訳(の出力)が良くないから、翻訳者には勧められない」というようなものだという指摘がありましたので、少し補足します。個人的には、Google翻訳そのものは、良いも悪いもないと考えています。どれだけ優れた人工知能を積んだからといって、機械は所詮、機械つまり「物」だからですね。Google翻訳にかぎらず、どんなものであっても、「人 [続きを読む]
  • Google翻訳、メリット&デメリット(2)
  • 「Google翻訳、メリット&デメリット(1)」からの続きです。前回同様、The HONYAKUの出力との比較で例を示します。原文A primer derived from a HWPl gene comprising nucleic acid SEQ ID No. 2 or its reverse compliment or derivative, variants or mutants thereof.Google翻訳の出力核酸配列番号2またはその逆相補体、またはその誘導体、変異体もしくは変異体を含むHWP1遺伝子に由来するプライマー。The HONYAKUの出力核酸SE [続きを読む]
  • Google翻訳、メリット&デメリット(1)
  • 人工知能を積んだと言われて以降、非常に精度があがったGoogle翻訳。一例をあげると、英日翻訳では、スペルミスの「予測機能」が相当に強化されています。同じ文を手元の東芝The HONYAKUにかけた結果と一緒に示しますので、比較してみてください。原文The preset invention relates to computer systems and, more particularly, to a computer meory system including a memory.Google翻訳の出力本発明は、コンピュータシ [続きを読む]