Asako さん プロフィール

  •  
Asakoさん: 特許翻訳 A to Z
ハンドル名Asako さん
ブログタイトル特許翻訳 A to Z
ブログURLhttp://ameblo.jp/saglasie/
サイト紹介文技術翻訳に必要なスキルや考え方を含め、翻訳業界に伝わる様々な情報の妥当性をデータとともに検証。
自由文特許翻訳歴25年、業界改善を目指した情報発信歴22年。
自らの試行錯誤に加え、参加者数のべ1000名を超えるセミナーや講座、年間50名前後の個別相談などを通して得たスキルアップのヒントをお届けします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供272回 / 365日(平均5.2回/週) - 参加 2009/08/13 17:52

Asako さんのブログ記事

  • 【Word2013対応1行マクロ】書式なしでペースト
  • 1行マクロ実例101 > 書式なしでペースト復刻シリーズのWordマクロです。Word 2003で公開したものですが、2013までは動作確認ができています。■コードSelection.PasteAndFormat Type:=wdFormatPlainText [ホーム]タブの[貼り付け]→[形式を選択して貼り付け]→[テキスト]を選んだときと同じ結果になります。他のファイルからデータをコピーしたとき、書式まで一緒にコピーされてしまって修正が面倒というような場面で、書式 [続きを読む]
  • 破損したWordファイルの回復方法(Mac→Win)
  • Wordで作業をしていると、まれに保存時のエラーでファイルが破損することがあります。古いものだとWordパッドを使う方法、Word 2007以降のファイルなら拡張子docxをzipに変更し、そのまま解凍して文字だけ取得するという方法も、あるようです。→[Word]破損したdocxファイルの文章を救い出す方法 ただ、最初にMacintoshで保存したデータの場合、全体が文字化けしてしまい、うまくいきません。そういう場合の回復方法です。 1.破 [続きを読む]
  • 絵本を使って、語彙を一気に増やす
  • 翻訳をしているときに、全部の単語を英英辞典で調べ直すというのは、非現実的です。ある程度、頭の中にある語彙を使うことになりますよね。この場合、snail=カタツムリとは限らないとか、イルカ=dolphin+porpoiseの場合があるとかいうことは、知っていれば正確なスペルや語義を忘れても調べ直すことができますが、そもそも知らないと、機械的に訳してしまうことになりかねません。当然、持っている語彙や知識は多ければ多いほど [続きを読む]
  • snailは、カタツムリか巻貝か
  • 電子メールとの対比で昔ながらの郵便物に使われる、snail mail (smail)という表現。カタツムリのゆっくりした動きから転じた、レトロニムです。Googleの画像検索でsnailを検索しても、出てくる画像はカタツムリばかり。ところがsnail=カタツムリとはかぎらず、たとえば下に示す例では、明らかに不自然です。 The method of claim 27, wherein said aquianimal culture is further selected from the group consisting of oysters [続きを読む]
  • 「歴史は繰り返す」、発祥は英国の新聞?
  • 前回からの続きです。「歴史は繰り返す」がマルクスの言葉だという説を、その根拠とされている著作と年代の両方から(一応)否定したところまで至っていました。そしてマルクスとは別に、歴史家クルティウス=ルーフス(Quintus Curtius Rufus)説があります。この連載の最初に示したように、ルーフス説は、『大辞林 第3版』(1988年)や『大辞泉 第2版』(1995年)にも掲載されています。ほかには、『故事・俗信 ことわざ大辞典』 [続きを読む]
  • マルクスではない? 歴史は繰り返す
  • 「歴史は繰り返す」と、国語辞典からの続きです。前回、古代ギリシャの歴史家トゥキュディデスによる書物が出ていましたので、何が書かれているのか、確認してみました。今回は、岩波文庫から上・中・下巻の三冊組で出版されている邦訳を利用しています。以下、上巻と中巻から、一部を抜粋します。強調は、こちらで付しました。 また、私の記録からは伝説的な要素が除かれているために、これを読んで面白いと思う人はすくないかも [続きを読む]
  • 「歴史は繰り返す」と、国語辞典
  • History repeats itself, first as tragedy, second as farce.日本では、前半部分が「歴史は繰り返す」「歴史は繰り返される」などと翻訳され、おそらく知らない人はいないだろうと思うほど有名なフレーズです。由来をたどると、インターネット上に多いのがローマの歴史家クルティウス・ルーフス説とドイツの哲学者カール・マルクス説の2つ。前者については根拠不明で、後者のほうはWikipediaをはじめ、根拠がはっきりしていまし [続きを読む]
  • まとめ:直訳と意訳を「両立」させる
  • 前回からの続きです。「直訳、義訳、意訳…いま昔」で書いた、「直訳」とは何か、「意訳」とは何かという定義すらあるのかないのかわからないまま、不毛とも言えるような議論が繰り返されている状況があまりに惨憺たるもので、こんなに無駄な議論を繰り返すくらいなら、いっそのこと線引きをすべて白紙撤回してしまうほうがまだましではないかと思ったのが、複数の事例をあげた最大の理由です。 ・・・が、頂戴したコメント [続きを読む]
  • 誰が決める?直訳 vs. 意訳
  • 「直訳 vs. 意訳論争は、なぜ無意味なのか」からの続きです。直訳意訳論争に多い、この訳は意訳だとか、これは直訳だとかいった議論。原文に対する解釈に誤りがないという前提に立つと、前回も書いたように、そこから先は程度問題になるでしょう。ただし、「誤りがない」というのは誰から見て誤りがないのか、という問題が残ります。たとえば前回ハムレットの例をあげましたが、特に福田訳と小田島訳は、比較検討の材料として頻 [続きを読む]
  • 直訳 vs. 意訳論争は、なぜ無意味なのか
  • 翻訳とは、「起点言語」を母語とする人が原文から受け取る情報と、「目標言語」を母語とする人が翻訳文から受け取る情報ができるだけ等価になるように、起点言語で書かれた文を目標言語で表現すること。 何をもって翻訳というか?という問いに対して、なし得る答えのひとつです。もちろん、起点言語の単語を目標言語の対応する単語に置き換えるなど、まったく違う形も可能でしょう。ただ、どういう形にしろ、翻訳には常に「こ [続きを読む]
  • 直訳、義訳、意訳…いま昔
  • 直訳・意訳の歴史を繙くと、古くは紀元前ローマにまでさかのぼります。政治家であり哲学者でもあったキケロが、ギリシャ語からラテン語への翻訳時に、それまでの逐語訳的手法を捨てて用いた、自由な訳し方。その翻訳では、江戸から明治の蘭学者・英学者同様に、多くの「新語」を生み出したとか。このスタイルが後世の人々に大きな影響を与えるとともに、欧州諸国で数々の「直訳・意訳論争」を引き起こしています。 欧米における「 [続きを読む]
  • 歴史から学んでいない、英語教育
  • 前回の「翻訳で、正しい日本語に戻すには…」に頂戴したコメントに、意訳直訳問題と教育の問題が出ておりました。これについて、後者から、先に取り上げます。全国小学校に英語科を新設だが、先生からが英語を知らず  といって英語教師を雇えば金がいる! このたび文部省は小学校の教科に英語を加えてもよいと通達したが、英語を教えられる教員がいない。専門の英語教師を雇うにも予算がない。そのため、現行の教員を研修させ [続きを読む]
  • 翻訳で、正しい日本語に戻すには…
  • 「一語一訳の直訳方式は、こうして生まれた」からの続きです。 前回も書いたように、江戸から明治にかけての蘭学者・英学者による翻訳には漢文の訓読がそのまま応用されていて、まさに「蘭文訓読」「英文訓読」という状態でした。 下の画像は、1788年に大槻玄沢が記した日本で初めてのオランダ語文法書『蘭学階梯』を、1914年に当時の現代語で記した『文明源流叢書』からの抜粋です。オリジナルの蘭学階梯と、同じ内容です。大槻玄 [続きを読む]
  • 一語一訳の直訳方式は、こうして生まれた
  • 前回からの続きです。同じく柳父章の『日本語の思想』から、一部を抜粋します。強調は、こちらで付しました。  日本で、西洋語文をまともに翻訳するようになったのは、戦国時代のキリシタン宣教師によるポルトガル語やラテン語の翻訳からである。しかし、この時代の翻訳は、直訳式ではなく、日本語の文脈に即した文体が重視されていたようである。「〜は」の構文もあるが、とくに主語の翻訳を意識して用いていたとは思えない。た [続きを読む]
  • 日本語の思想
  •  日本語には主語はない。主語はかつてなかったし、近代以後の日本語にもない、と、今日ではかなり多くの日本語研究者、国語学者が考えるようになっている。 これに対して、本書での私の立場では、日本語には、かつて主語はなかった。しかし、近代以後、「主語」は存在するようになった。それは翻訳によってつくられた、というのである。 もっとも、ここで私の言う「主語」は括弧つきである。 それは、名詞中心にものを考え、そ [続きを読む]
  • クジラとイルカ、どう訳す?
  • 「モミジとカエデ、どう訳す?」との関連です。 日常生活にはいろいろな総称がありますが、総称は、特許翻訳者にとって意外と考えることが多いことばです。日本語のサケ&マスと英語のsalmon & troutのように意味が完全にずれている(=1:1に対応しない)総称もあれば、クジラとイルカのように、英語でもおおむね日本語と同じ基準が目安になっている総称もあります。ただし、クジラとイルカは大きさによって呼び名が [続きを読む]
  • モミジとカエデ、どう訳す?
  • 東京近郊では5月になると枝いっぱいにぶら下がる、モミジの種。赤や緑のプロペラが何ともいえずかわいらしく、毎年、散歩をしながら花から種への変化を眺めるのを、楽しみにしています。今日も近所でこの小さな「竹とんぼ」たちを愛でていたのですが、そのときにふと、仮にモミジとカエデが同じ文書の中に出てきたら、どう訳す?と思いました。植物の分類上、モミジとカエデは同じもの。どちらもムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の [続きを読む]
  • 韓国の四捨五入事情
  • 四捨五入の連載のつづきです。韓国語に存在する「四捨五入(사사오입;ササオイプ)」という語が、一説にあるように日本由来なのか否かを探るために、韓国の国語辞典や百科事典をあたってみました。まず、現代語と古語を一括検索可能な『標準国語大辞典(표준국어대사전)』。国立国語院の運営です。「사사오입」は見出し語にあるにはありますが、「반올림(パンオルリム)」の古い表現だと説明されています。そこで、「반올림」を [続きを読む]
  • 辞書を使うと、誤訳になりやすい一例
  • 「つり革←→strapと、特許翻訳」からの続きです。handleだけでstrapも含めることができるのではないかという旨とともに、別案として、passenger assist handle、passenger assist handle/strapといった表現を、コメントで頂戴しました。たしかに、Google画像検索にしろ各種ストックフォトにしろ、handleだけで元祖つり革が出てきます。このブログでは、説明にぴったり合う画像が欲しいときに 123rf.comというストックフォト [続きを読む]
  • 江戸の和算家は、世界トップレベル
  • 「米国も、五捨六入?それとも・・・」からの続きです。諸外国における「四捨五入」を調べる過程で、日本語以外には、今のところ中国語と韓国語に対応する単語が見つかりました。ただ、少なくとも韓国は、1954年の四捨五入改憲(사사오입 개헌)で半ば強引に日本の四捨五入の仕組みが適用されるまで、四捨五入という概念自体が存在していなかったという説があります。中国は中国で、「四舍五入」という語の説明でありながら、実際 [続きを読む]
  • つり革←→strapと、特許翻訳
  • 事故防止のため、お立ちの方は、つり革・手すりなどにおつかまり下さい。公共交通機関で、おなじみの車内放送です。都心近郊のJR線では、If you are standing, please hold on to a hand strap or a railという、英語放送が流れることも。 この「つり革」。正式には「吊り手」と呼ぶようですが、ここではつり革で話を進めます。 和英辞典で「つり革」を調べると、strapあるいはhand strapという訳語が出てきます。日本か [続きを読む]
  • 数学における「式」、英語では?
  • 数学関係の技術文書を読んでいると、「式」という言葉が、よく出てきます。そして、日本語から英訳された明細書を見ていると、使いわけが意外と(かなり?)曖昧です。 出てくる単語は、equationが圧倒的に多く、ほかにexpression、ときどきformula。和英辞典で「式」を引くと、formula=[化・数]式、expression=[数]式、equation=[数・物・化]等式、方程式といった感じで出ています。かたや英和辞典がこれらの語にどのよ [続きを読む]
  • ことばに対する「解像度」を高める
  • これは一昨日にメールマガジンで書いたものなのですが、反響が大きかったので、こちらにもあげておくことにしました。 milkを牛乳と訳すことが新規事項になり得るのなら、roundを四捨五入と訳すことも同じはず・・・この小さな考えが発端になって、諸外国の四捨五入を調べました。ブログでは数言語をあげて5連載で終わらせたのですが、裏では何倍も多くの日本語→外国語の辞書を引いています。正直、四捨五入がこれほど「 [続きを読む]
  • 英和辞典、各社「誤訳」の謎を追う
  • 「whole number=整数は、正しい?」からの続きです。 英和辞典の誤訳はそれほど珍しくないのですが、ここまで各社揃って曖昧な状態になっているケースというのはあまり多くないので、原因を考えてみました。現代の国語辞典や百科事典で「整数」を引くと、整数、分数、小数というときの「整数」ではなく、自然数+自然数の負数+0の総称という語義が載っています。ブリタニカ国際大百科事典 世界大百科事典 日本大百科全書 [続きを読む]
  • 米国も、五捨六入?それとも・・・
  • 「イタリアは、五捨六入」との関連です。1982年の米国で、ラジオの周波数をめぐる訴訟が起こりました。判決文の冒頭部分を抜粋します。強調は、こちらで付しました。 695 F.2d 1050 (1982)WALT-WEST ENTERPRISES, INC., Plaintiff-Appellee,v.GANNETT COMPANY, INC., Defendant-Appellant.Nos. 81-2939, 81-3005.United States Court of Appeals, Seventh Circuit.Argued March 31, 1982.Decided December 21, 1982. Edw [続きを読む]