benirabou さん プロフィール

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benirabouさん: 本を見て森を見ず
ハンドル名benirabou さん
ブログタイトル本を見て森を見ず
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/benirabou/
サイト紹介文ヘンテコな古本を探して右往左往するブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供8回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2009/08/23 13:18

benirabou さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 「城市郎文庫目録」を買って来た
  • 明治大学図書館に寄贈された、発禁本コレクターの城市郎の蔵書。その目録が完成したというので、早速、買いにいった。6,000円+税で575ページ。筆禍図書・雑誌1,662冊、一般図書・雑誌7,575冊の書誌が収録されいる。中はこんな感じ筆禍図書の方は、だいたい他の城市郎の著作で紹介されている本なので意外性はないけど、一般図書の方は「なぜこんなものを」という本が多くて面白い。赤塚不二夫、つげ義春や筒井康隆 、正木ひろし、 [続きを読む]
  • 日布時事 布哇年鑑
  • 『日布時事 布哇年鑑』日布時事社編集部=編(日布時事社:昭3)布哇年鑑という枡形本を安価にて発見。昭和3年度における、ハワイ邦人コミュニティの年鑑のようだ。版元の日布時事は、当時ハワイ最大の日本語新聞社らしい。研究者が見れば、政治・経済・人口分布・人名録など、当時のハワイ邦人の情報が読み取れる貴重な歴史資料なのだろうけど、俺みたいな在野の馬鹿にとっては広告が一番面白い。布哇綿花製造所高村洋服店日出製 [続きを読む]
  • 宮武外骨「変態知識」(半狂堂)
  • 「変態知識」12冊合本宮武外骨編(半狂堂:大正13年) 「変態知識」っていったい何だ? と思いきや、実は川柳の研究雑誌。 江戸の無駄知識が多くて面白い。 でも、川柳の解釈、江戸の雑学などのメイン記事を差し置いて、この雑誌の一番の見所といえば、宮武外骨と川柳作家阪井久良岐の紙上喧嘩。 もはや論争とかじゃなくて、ただの喧嘩なの。これがまあ面白い。  発端は第三号に掲載された「傾城を買はぬ男は罵られ [続きを読む]
  • 宮武外骨『奇態流行史』(成光館出版)
  • 『奇態流行史』宮武外骨 (成光館出版:昭和4年、第四版) 太古から現代の流行を列挙した雑学本。気軽に読めて面白い一冊。 初版は大正11年で、入手したのは昭和4年の第四版。 奇態とうたうだけあって、突飛な事象が多い。  木製の入れ鼻(宝暦ごろ)だったり(梅毒で欠けたのだろうか)、人目を忍んで吉原へ行く時の付け髭(天和貞享)、法廷にて判決の量刑当て賭博が流行る(明治41年)など。 出征軍人に贈る千人針の [続きを読む]
  • 新渡戸稲造邸に入った強盗
  • 戦前の犯罪実話が好きで、ちまちまと読んでいる。中央公論社の防犯科学全集『強力犯篇』(昭和10年)を読んでいたら面白い記事を発見した。その記事は、昭和4年1月19日に発生した、ピストル強盗・福田諭吉(30)の事件で、この凶賊が押し込んだ先が、なんと新渡戸稲造邸なのだ。さらに、その犯人を目撃したのが、翻訳家の堀口大学というオマケ付き。午前二時半ごろ、新渡戸邸の茶室の格子窓を破って侵入した福田は、二階へ上り睡眠 [続きを読む]
  • 世界を牛耳るユダヤの陰謀 『今次大戦と裏のニュース』
  • 大東亜戦争開戦直前に出版された、ユダヤの陰謀論をゲット。裸本だけど、表紙のダビデの星がいい感じ。『今次大戦と裏のニュース』 国際政経学会調査部=訳編(政経書房:昭和16年)これは「国際秘密力研究叢書」の一冊。叢書の名前からして胡散臭いが、ラインナップはさらに胡散臭い。なにしろ全十巻の総てが、ユダヤとフリーメイソンの陰謀論。 『ユダヤの人々』 安江仙弘 『国際秘密力の話』 長谷川泰造 『猶太秘密力 [続きを読む]
  • 談奇館随筆がやっと揃った。
  • 文芸市場社の談奇館随筆が、ようやく揃った!!談奇館随筆は、昭和4年に文芸市場社から刊行された全6冊の叢書。完全予約制の会員頒布本で、かなり攻めた内容。そのせいで、全6冊中5冊が発禁処分を受けている。内容見本にあった「談奇館随筆発刊之趣旨」を読むと、かなり力を入れた企画だったらしく、出版に対する並々ならぬ意気込みが伝わって来る。 「此の集は、いはば私達の仕事の自叙伝とも云ふ可きもので(中略)つまりは耽 [続きを読む]
  • 見書台付き変装本 中川三郎『ダンス元年』
  • 『日本ダンス百十三年全史 ダンス元年』中川三郎(劇場コーバ:昭和52年)変装本の中でも、五角形というのは珍無類。奥付けによれば、この体裁はウェブスター社のアイリーン・チャールズ・コリン 氏に権利があるというので、この人が考案したのだろう。この装丁が凄いのは、背の下の辺を机に置けば、そのまま見書台になるというところ。手に持たず読むことが出来る。実際に試してみると、ちゃんと自立する。まあ、ノドが開きづら [続きを読む]
  • 昭和の性・犯罪本が大漁
  • 昭和一桁の性・犯罪本を大漁に入手。●『同性愛の種々相』アルベール(文芸市場社:昭和4年) 談奇館随筆の1冊。これで全6冊のうち4冊集まった。 この本で扱われる同性愛はレズビアン。翻訳本なのでちょっと微妙。 ●『世界性欲学辞典』佐藤紅霞(弘文館:昭和4年)  雑誌「変態資料」に掲載されたものの単行本化。雑誌は持っているのだけれど、単行本があるなら、それはそれで欲しい。発禁本。●『日本恋愛秘史』村田実( [続きを読む]
  • 現下の諸問題 是非対抗熱弁集
  • ちょっと面白そうな雑誌付録を購入。「現下の諸問題 是非対抗熱弁集」(大日本雄弁会講談社) 「雄弁」昭和6年新年号の付録。さまざまなテーマに対して、肯定派と否定派、両方の論考を併記するという企画。とりあげるテーマが面白いし、執筆陣も豪華。気になるのはここら辺。・芸者有用無用論  反対 高島米峰  賛成 松崎天民・死後の生命ありや否や  あり 宇野圓空  否  本荘可宗・無声映画か? トーキーか?  [続きを読む]
  • 『変態風俗画鑑』 時代世相研究会:昭和6年
  • 『変態風俗画鑑』時代世相研究会:昭和6年昭和のエログロ世相を反映したビジュアル本としては、新潮社の『現代猟奇尖端図鑑』(昭和6年)が有名だけど、この『変態風俗画鑑』もなかなかの代物。さすがに、大新潮社と比べるのは酷だが、小出版社にしては奮闘している。美醜、尖端都市と未開部落、というような対比の妙が光る。例えば、フランスの裸レビューと、半裸で生活するアフリカ原住民を並べるという具合。美(エロ)と醜(グ [続きを読む]
  • 勝てば官軍 サッカーの教科書
  • 少し前に、ネットで話題になった本をブックオフにて発見。『「サッカーの教科書」勝利への裏技188』サッカー技術研究委員会(データーハウス:2010年)一見、普通のサッカー教本のようにも見えるが、実はバレないように反則する方法を指南したトンデモ本。アマゾンのレヴューをみると、サッカーファンが本当に怒っているようで、「とても後味が悪い」「酷い内容」「ジョーク本にしても非常に悪質な本」「国辱もの」と非常に評判が [続きを読む]
  • 北村順二『姦淫享楽囚』
  • 書名に惹かれて不見転で購入。『性的グロテスク叢書第一編 姦淫享楽囚』北村順二(龍生堂:昭和6年)巻末案内によれば、この叢書は全6冊からなるらしいが、どうもこの一冊しか出ていないクサい。ちなみに残りの題は『暴虐症患者』『私刑崇拝狂』『性欲変態鬼』『同性愛教師』『性魔像信者』。著者は不明なれど、いずれもそそられるタイトルだ。今回入手した『姦淫享楽囚』は、死刑、姦淫、姦通、性的犯罪についての考察。近代犯罪 [続きを読む]
  • 平山蘆江『左り褄人情』
  • 平山蘆江『左り褄人情』(岡倉書房:昭和8年)『続 左り褄人情』(岡倉書房:昭和8年)平山蘆江は都新聞(後の東京新聞)の記者で、主に花柳記事や演芸記事を書いていた人物。著作も多く、戦後に出された『三味線芸談』『女優展望』『長崎出島』などは古本屋でよく見かける。7、8年前に、ウェッジ文庫から『東京おぼえ帳』『蘆江怪談集』が復刊されたので、それで知った人もいるかも知れない。蘆江の本は、古書的にはそれほど稀覯 [続きを読む]
  • 青野李吉『サラリーマン恐怖時代』(先進社:昭5)
  • 早稲田で青野李吉『サラリーマン恐怖時代』(先進社:昭5)というのをお手頃価格で発見。モダニズム文献だと喜んだのも束の間、読んでみたら面白くも何ともない。要は、共産主義の論文で、お固いのなんの。サラリーマンは、資本家と労働者の間で潤滑油の役割を果たすのだけれど、彼らもまた労働者同様に搾取されており、産業の機械化が進むに連れ不要になって首が切られることになる、みたいなことが書かれている。俺は、考現学的 [続きを読む]
  • 『きむすめ論』と『細君論』
  • 白雨楼主人(増田丘一)『きむすめ論』(神田書房:大正2年)『細君論』(錦文堂書店:大正10年)   タイトルのインパクトに惹かれて購入。『きむすめ論』の方は発禁。 中身は、全編に渡って男性優位の視点から語られる女性論。『きむすめ論』の前書きには、「今の娘は前科犯の如し、身辺常に監視人の附き纏ふを見る」「娘は一の見料なき見世物なり」「おもしろくもなきに笑ひ、下らぬ事に泣き、詰らぬものを悦ぶ」「小さ [続きを読む]
  • 少年少女講談社文庫
  • 少年少女講談社文庫を2冊購入。文庫といってもB6判の上製本。少年少女講談社文庫は、背表紙の色で3つのジャンル分けがされている。 赤色「名作物語」(『たのしいムーミン一家』『宝島』『坊ちゃん』) 黄色「伝記と歴史」(『野口英世』『エジソン』) 青色「科学・記録となぞなぞ」(『恐龍をもとめて』『ゆうれい船のなぞとふしぎ』)買った二冊はどちらも青色。妹尾隆彦『首がり族の王になる』(昭和47年)エリック・ウィリ [続きを読む]
  • 写真集『割れめ』
  • 均一本で、ヘンテコな写真集を発見。その名も『割れめ』(平田森三先生還暦記念会:昭和42年)。題の通り、いろんな割れ目の写真集。この本は、割れ目の研究していた物理学者、平田森三教授の饅頭本だ。前も説明したと思うが、饅頭本というのは、故人の業績や思い出などを懐かしむ目的で出版された本の総称で、葬式饅頭の変わりに配布されるので、饅頭本と呼ばれる。で、この本には、故人が学術研究のために撮影した、いろんな割れ [続きを読む]
  • 性交譜ってなんだ?
  • 「あまとりあ」第1巻第9号(昭和26年10月号)を読んでいたら、とんでもない記事に出くわした。 それは 押鐘篤「性交譜」という8ページの記事。副題には「性交運動のリズムとテンポと運動図式の研究に対する序論」とある。  この記事の論点を簡単にまとめると、性交における男女の動きを譜面にしようというものだ。この時点でかなり面白い。 著者の押鐘篤は日本大学教授の医学博士。「夫婦生活」第15巻第1号(昭和29年1月号)に [続きを読む]
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