ホタル さん プロフィール

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ホタルさん: 冬のホタル
ハンドル名ホタル さん
ブログタイトル冬のホタル
ブログURLhttp://ptyantyan.cocolog-nifty.com/blog_hotaru/
サイト紹介文2回で完結する超短編。実話や実話からヒントを得たものを小説風に。決して悲しい終わりはありません。
自由文管理人のホタルです。
従来の小説にはない独特な世界観を大切にしています。そのベースとなるものは現実であって、日常です。
色んなことを感じ、色んな人と出逢い、そして・・・。せつない話も多いけど、決して悲しい涙では終りません。是非「冬のホタル」にお越しください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供174回 / 365日(平均3.3回/週) - 参加 2009/10/04 23:53

ホタル さんのブログ記事

  • [No.761-2]いちじくの木
  • No.761-2決して、アウトドア派とは思えない。「そう?案外、“やんちゃ”なのよ、私」その言葉に、ドキッとした。「そ、そうなの!?」別にやんちゃな人が嫌いなわけじゃない。ただ、できれば・・・。「突然のカミングアウトに驚いた?」「ま、まぁ・・・な」彼女と付き合いだして、日が浅い。今なら引き返せる。「失敗したと思ってるでしょ?」「ま、まさかぁ・・・」当たらなくも外れてはいない。それにしても意外な方向へ展開し [続きを読む]
  • [No.761-1]いちじくの木
  • No.761-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「ねぇ・・・この匂い知ってる?」さっきから少し気にはなっていた。「いや・・・ごめん・・・知らない」嫌な匂いではないものの、良い香りでもない。どこか青臭くて青臭くないような・・・。「いちじくの匂い・・・」「正しくは葉っぱの匂いかな?」そういうと、目線の先にある一本の木を指差した。「・・・あれがそう?」「そうよ」いじちく自体は知っ [続きを読む]
  • [No.760-2]ストリートライブ
  • No.760-2邪魔になるどころか、なぜだか心に染みてくる。(・・・なんでだろう)心の中で、自分に問い掛けてみる。特別、歌詞に共感しているわけでもないからだ。「でも、こんなシーンもあるよな」ストリートライブに耳を傾ける。色々な人が、色々な想いをそこに重ね合わせる。ドラマなどでたまに見掛けるシーンだ。「・・・分かる気がする」僕の場合、単に疲れて座っているだけだ。それでも、心癒される。これがストリートライブの [続きを読む]
  • [No.760-1]ストリートライブ
  • No.760-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「じゃぁ、あとはよろしくぅ!」何を“よろしく”されたのかは分からない。「あぁ・・・」とりあえず、生返事だけは返しておいた。「ふぅ〜」ため息にも似た声が出てしまった。でも、どちらかと言えば安堵の声だ。(やれやれ・・・)女性の買い物に付き合うことほど大変なものはない。特に化粧品の場合は。女の花園というか戦場と言うか・・・とにかく居 [続きを読む]
  • ホタル通信 No.319
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.369 ですな実話度:★★☆☆☆(40%)語り手:男性この小説の主軸は、“ですな”で間違いありませんが、実はもうひとつキーワードがあります。この“ですな”を使う人は実在します。ただ、小説のように言葉で言うのではなく、メールをやりとりする際に時々使っていました。メールを貰うたびに愉快になれたことを覚えています。そもそも、この言葉をどこで仕入れて [続きを読む]
  • [No.759-2]運命の人
  • No.759-2「札幌に行ったことは?」二十歳どころか、一度も北海道の地に足を踏み入れたことがない。「じゃあ、彼は?」「彼も同じで、北海道を出たことがないって」つまり、二人は二十歳の時に出会えるはずもない。「・・・まぁ、あくまでも占いというか・・・何というか・・・」友人のフォローがぎこちない。彼を運命の人と思っていただけに、残念な結果だった。「気にしない!気にしない!」と言われても気にせずにはいられない。 [続きを読む]
  • [No.759-1]運命の人
  • No.759-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------「運命の人と出会った年が分かる・・・か」ありがちなキャッチコピーに、まんまとキャッチされた私がいた。「・・・で結果は?」「それが・・・ね」科学的な根拠はないことは分かっている。けど、無視できない何かがある。乙女心とは、そういうものだ。「・・・なるほどね」躊躇する私を見て、察したようだった。「納得いかない結果が出たんでしょ?」「 [続きを読む]
  • [No.758-2]二次会
  • No.758-2「今は・・・なにさ?」「・・・ううん・・・なんでもない」コーラをすする彼の横顔が何だか寂しく見える。「酔ってる?」「・・・かもな」さっきまでの飲み会のことを聞いたつもりだった。「このコーラ・・・きくねぇ〜」「嘘でしょ!?」馬鹿馬鹿しい行為だとは思っている。けど、今は付き合ってあげたい気分だ。「私にも一杯、いただけるかしら?」彼から“おちょこ”を奪い取った。「ちょ、ちょっとそれ・・・」「別に [続きを読む]
  • [No.758-1]二次会
  • No.758-1登場人物女性=牽引役  男性=相手-----------------------------「こんな飲み方しなかった?」そう言うと、ペットボトルの蓋に、コーラを入れ始めた。「ちょ、ちょっと!なにしてるのよ・・・」「おっ、とっ、と・・・」どこかで聞いたことがあるセリフと行動だった。コーラがあふれる前に、口を迎えに行くところなんて・・・。「それって・・・」「子供の頃、よくしなかった?」確かに男子がしているのを見たことがあ [続きを読む]
  • ホタル通信 No.318
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.288 幻の花屋さん実話度:★☆☆☆☆(20%)語り手:女性この小説は、ある理由でとても印象に残っています。それらしく纏まっているように見えますが、かなり試行錯誤がありました。通常は仕事の昼休み中に、1本小説を仕上げるのが、私の長年のスタイルなんですが、この小説に限っては家に帰って何度も書き直しました。ずっと倉庫だと思っていた場所が実は花屋さん [続きを読む]
  • [No.757-2]にぎわいの季節へ
  • No.757-2「どう・・・って・・・」「ほら!変わってないじゃない・・・」彼女と会うのは十数年ぶりだ。その間、一度も連絡したことはない。「相変わらずなんだから!」お酒の勢いもあるのだろうか?けど、昔と変わっていないとも言える。「誘ってるのか?」ちょっと、イジワルく返した。「・・・だとしたら?」「うっ・・・」反対にやり込められてしまった。「冗談よ・・・」「ただ・・・ね」彼女の言いたいことは分かっている。「 [続きを読む]
  • [No.757-1]にぎわいの季節へ
  • No.757-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「ねぇ、覚えてる?」何となく、そんなことを言われそうな予感はしていた。「・・・あぁ」彼女との思い出なら山のようにある。けど、今のシチュエーションなら、あれしかない。「どう・・・当時を振返ってみて?」「なかなか手厳しいな・・・」なにか“あった”のではない。逆に、なにも“なかった”のだ。「そりゃそうよ・・・」「乙女心がわかんない人 [続きを読む]
  • [No.756-2]出世の神様
  • No.756-2「神頼みしなくても大丈夫だから・・・」「万一・・・ってこともあるでしょ?」努力はしてきたつもりだ。だから、それなりに自信はある。「まぁ、お守りだと思って・・・」「・・・そりゃそうだけど」逆に、これがプレッシャーにならなくもない。「じゃ、入れるわよ」彼女の合図で、千円を賽銭箱に投げ込んだ。その後、しばし無言の時間が続いた。「・・・これで・・・大丈夫ね」「この神社は、出世の神様として有名なんだ [続きを読む]
  • [No.756-1]出世の神様
  • No.756-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「ほら、あったわよ!」正直、あまり気乗りしない。「なにしけた顔してるのよ?」「さぁ、行くわよ!」とある神社に連れてこられた。そこそこ有名な神社らしい。「そんなに張り切らなくてもいいだろ?」「あなたのためでしょ?」有り難いと言えば、有り難い話だ。僕のことなのに、神頼みまでしてくれようとしている。「ほら、早くお賽銭!」「これくらい [続きを読む]
  • ホタル通信 No.317
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.290 郵便番号実話度:★★★☆☆(60%)語り手:女性実は今でも直っていません。郵便番号どころか、最近は住所や電話番号も怪しいものです。そう頻繁に書くことがない・・・と言っても、それくらいは覚えているでしょ?と言われそうですが、なぜだか頭に入りません。時々、仕事でビジネスホテルに宿泊する際、住所は大阪なのに電話番号は以前住んでいた札幌の番号 [続きを読む]
  • [No.755-2]vs
  • No.755-2「私だって、本当は・・・」実際に飼っているからこそ、余計に辛い決断だ。「私なんか、すぐ情にながされて・・・」無責任にエサを与えてしまう。結果、生きながらえた彼らが子供を残すこともあるだろう。「彼らになにも罪はないんだけどね」一匹の猫が友人の足元でじゃれつき始めた。私たちの悩みなんて、お構いなし・・・といった感じだ。「ねぇ、あんた・・・その人は“立て札側”の人間よ?」 じゃれつく猫に、イジワ [続きを読む]
  • [No.755-1]vs
  • No.755-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------答えはきっとある。そう願わずにはいられない。「ねぇ・・・どう思う?」「・・・う〜ん・・・」ある立て札の前で、しばし考え込んでしまった。この手の立て札は、時々見掛ける。「あなたはどっちの味方?」「味方って・・・」言わば戦っているのは、人間同士だ。それもご近所同士だろう。「私は“立て札を立てた”側かな」友人ならそう言うと思った。「 [続きを読む]
  • [No.754-2]同じパターン
  • No.754-2「ほら、あの女優さんが・・・」この時点で、あの番組ではないことがわかる。「ごめん!見てないんだ」「・・・何だか嬉しそうね」自分としては隠したつもりだった。「ところで・・・」声のトーンが急に変わった。「ある番組でさぁ・・・同じパターン・・・あったよね」天国から地獄に突き落とされた気分だ。「えっ・・・あっ・・・見たんだ」隠し通せる自信がなかった。だから、素直に白状した。「けんかの原因だったから [続きを読む]
  • [No.754-1]同じパターン
  • No.754-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「・・・ん?」テレビで、あるシーンを見かけた「これって・・・」僕としては、彼女が見ていないことを祈るだけだった。季節の変わり目は、新番組の季節でもある。それだけにおのずと、テレビの話題になりやすい。「昨日さぁ・・・」まさかとは思うけど一応、警戒しておいた方がよい。「なに?」「・・・なにか変・・・緊張してる?」ごく自然に応えたつ [続きを読む]
  • ホタル通信 No.316
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.292 決意の花火実話度:★★★★★(100%)語り手:男性実話度は、一部を除いてほぼ100%ですが、小説のタイトルを見てもどんな話だったのか思い出すことができませんでした。あらためて読んで見ると・・・自分で言うのもなんですが、胸が熱くなりました。実話度が示す通り、ドラマのような展開が、現実に起きようとしていました。彼女は彼と住んではいるものの、 [続きを読む]
  • [No.753-2]遅れた理由
  • No.753-2「・・・で、本当のところはどうなの?」「本当のところ?」同僚が、ドヤ顔で聞いてきた。「体調不良って、うそでしょ?」それなりの演技はしたつもりだった。オーバーアクションにならない程度に。「・・・気付いてたの?」「最初からね」ばれるほど、まだそんなに会話はしていないはずだ。さすが友人と言うべきかどうか・・・。「実は・・・」会社にくる途中、自転車同士の衝突事故があった。「振り返ったら、女の子がふ [続きを読む]
  • [No.753-1]遅れた理由
  • No.753-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------「わぁぁ!・・・・ビックリしたぁー!」あまりの音の大きさに、思わず声が出てしまった。「遅刻なんて、珍しいじゃない・・・」「電車でも遅れたの?」返答に困る。本当のことを言うのは、何だか照れくさいからだ。「ちょっと、体調がすぐれなくて・・・」上司には、始業前に遅れる旨、連絡していた。だから、何も問題はない。「・・・風邪?」「まぁ、 [続きを読む]
  • [No.752-2]変なおじさん
  • No.752-2「十分、変でしょ!?」それに、ほぼ毎日見掛ける。けど、読んでいる場所はマチマチだ。「読んでるだけ?」「う、うん・・・」友人が何を言いたいことはわかる。「それなら別にいいじゃん」「周りに迷惑を掛けているわけじゃないし」そう言われると返す言葉がない。確かに、私がそう思っているだけに過ぎない。「そうかもね・・・」よく考えれば、他にも大勢いる。柔道着を着て、何やら不思議な動きをしている人とか・・・ [続きを読む]
  • [No.752-1]変なおじさん
  • No.752-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------通学路に、変わったおじさんがいる。「どんな人?」風貌が変わっているわけではない。その点については、逆に普通以上に普通に見える。「じゃぁ、なにが?」「行動というか・・・」“している”ことが変わっている。「本を読んでるんだよね」「・・・多分、週刊誌だと思う」本の大きさや目に入る誌面からの推測にはなるが。「普通よね?」「週刊誌だけど [続きを読む]
  • ホタル通信 No.315
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.241 糸実話度:★☆☆☆☆(20%)語り手:女性この手の小説を作る時は、何らかの悩みや困りごとを抱えていることが少なくありません。それが何であったのかは正直覚えていません。でも、思い当たることはあります。もともと、“冬のホタル”自体が、ある悩みごとから生まれたようなものです。特に初期の作品は、同じルーツを辿るといっても言い過ぎではありません [続きを読む]