ホタル さん プロフィール

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ホタルさん: 冬のホタル
ハンドル名ホタル さん
ブログタイトル冬のホタル
ブログURLhttp://ptyantyan.cocolog-nifty.com/blog_hotaru/
サイト紹介文2回で完結する超短編。実話や実話からヒントを得たものを小説風に。決して悲しい終わりはありません。
自由文管理人のホタルです。
従来の小説にはない独特な世界観を大切にしています。そのベースとなるものは現実であって、日常です。
色んなことを感じ、色んな人と出逢い、そして・・・。せつない話も多いけど、決して悲しい涙では終りません。是非「冬のホタル」にお越しください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供176回 / 365日(平均3.4回/週) - 参加 2009/10/04 23:53

ホタル さんのブログ記事

  • [No.774-1]ひまわりとセミ
  • No.774-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「いきいきしてるやん!」通りすがりの道端に、ひまわりが植えられていた。皆、太陽を見つめるかのように咲いている。「黄色がまぶしいな」「せやね」まるで黄色のお手本のような色鮮やかさだ。虫じゃなくても、つい近寄りたくなる。「これなんか、うちより背が高いやん・・・」そういうと、その場で軽くジャンプをした。「それでも、負けてるし!」「・ [続きを読む]
  • ホタル通信 No.326
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.262 解けた氷実話度:★★★☆☆(60%)語り手:男性彼女は、実際には私の直接の部下ではなく、ある仕事を通じての部下というポジションでした。彼女と仕事をするようになった当初の印象は最悪でした。単に事務的ということではなく、小説にも書いた通り、一言で言えば不信感があらわになっていました。ただ、その理由を聞けなかったため、仕事を通じて信頼関係を [続きを読む]
  • [No.773-2]思い出の品
  • No.773-2「小さい頃に遊んだボールなの?」「多分な・・・」遊んだ記憶はあっても、そのボールだったかは覚えてない。ただ、わずかながらその痕跡が残っていた。「痕跡?」「あぁ、とっても分かりやすい痕跡が・・・ね」マジックで書かれたであろう文字がうっすらと残っていた。たった一文字だけ。「それって・・・」「思ってる通りだよ」そこには僕の名前が書かれていたのだろう。最初の一文字だけが何とか読み取れた。「昔はそん [続きを読む]
  • [No.773-1]思い出の品
  • No.773-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------壁に、いい感じの段差があった。「それって、今で言う“おひとり様”?」「まぁ・・・そうだね」向かいの壁にボールを投げる。その跳ね返ってきたボールをキャッチする。ひとり遊びの定番だった。「壁に段差があって」「そこに当たると、色んな角度で戻ってくるんだよね」“フライ”もあれば、“ゴロ”もある。変化に富んだ動きが、子供心を刺激した。「 [続きを読む]
  • [No.772-2]仕事終わりの・・・
  • No.772-2「・・・楽しみ?」札幌からだと空路を使うしかない。「まさか、飛行機に乗るのが楽し・・・」「子供じゃあるまいし・・・違うわよ」その楽しみは、最後の最後に訪れる。「最後に・・・?」「そう!東京を離れる最後にね」商談が上手くいったとしても、いかなかったとしても・・・だ。それは東京出張における一種のルーティンとも言える。「・・・ということは空港だよね」「そういうこと!」緊張の糸が切れ、良くも悪くも [続きを読む]
  • [No.772-1]仕事終わりの・・・
  • No.772-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------「クゥ〜きくねぇ・・・」思わず声が漏れた瞬間、周りの男性の視線が集中した。「昨日はお疲れ〜!」同僚が開口一番、労いの言葉をかけてくれた。「うまくいった?」「もちろん!」商談のために、昨日、東京に出張していた。「けど、いいわよね〜」「またその話・・・」いつも東京への出張を羨ましがる。「遊びに行ってるわけじゃないんだから・・・」「 [続きを読む]
  • ホタル通信 No.325
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.247 BGM実話度:☆☆☆☆☆(00%)語り手:女性前回のホタル通信と同じように、なんとも言い難い微妙な小説ですね。何かを狙って作っている感が、ありありです。ハッキリとは覚えていませんが、BGMではなく、好きな曲をセレクトしている・・・が小説のきっかけだったと思います。これを軸に話を進めていると、BGMの流れになった気がしています。好きな曲を集めても [続きを読む]
  • [No.771-2]エチケットブラシ
  • No.771-2「特に男子なんてさぁ」女子以上に気にしていた。「分かる分かる!」「ほんと色気づいちゃって」もちろん、女子だって色気づいてはいた。けど、女子はもっと前からだ。「暇さえあれば、ブラシでゴシゴシ・・・」一体、何を期待しているのかと思うくらいだ。「あれで、もてるとでも思ってたのかしら・・・」「当時はそれがオシャレのひとつだったんじゃない?」今、振り返れば可愛いと言うか・・・。「けどさぁ、それはそれ [続きを読む]
  • [No.771-1]エチケットブラシ
  • No.771-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------懐かしいものを目にした。もしかしたら、中学生以来かもしれない。「エチケットブラシ!?」「そう!久しぶりに見たよ」ぼんやりとネットを見ていた時、それが目に入ってきた。「懐かしいね〜」今でも現役で売られている。だから、レトロな商品というわけではない。むしろ、進化しているようだった。「よく使ってたよ」「私も」学生服の素材の影響もある [続きを読む]
  • [No.770-2]誰のせい?
  • No.770-2「昨日は、朝からデートだと知ってたでしょ?」「あぁ、あれだけ何度も聞かされれば」僕達は恋人同士ではない。単に“似た者同士”の友人に過ぎない。「わざと?」「えっ!?ま、まさか・・・」デートを台無しにしようと考えたと思っている。「せめて、昨日は家に居てくれなきゃ・・・」「ハァ・・・」反論したくてもできない自分がいる。自分の“雨男力”を知っているからだ。「初デートだったのにぃ!」「ご、ごめん」確 [続きを読む]
  • [No.770-1]誰のせい?
  • No.770-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「・・・最近どう?」「微妙・・・だな」何の前触れもない話でも通じ合えている。「梅雨時期だからな」「それもそうね」自分は雨男だと自覚している。科学的根拠はないが、実績がそれを物語っている。「君は?」「私も似たようなものよ」それでも、梅雨に“貢献”している可能性は否定できない。昨日も、大雨の上を行く、土砂降りの雨に変えた。「それっ [続きを読む]
  • ホタル通信 No.324
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.284 プラタナスの道で実話度:☆☆☆☆☆(00%)語り手:女性う〜ん・・・なんとも言えない微妙な作品ですね。その微妙感の理由はとても簡単です。小説に、ある歌詞が出てきていますが、この歌詞のタイトルは「夏の微笑」という荻野目洋子さんの曲です。その歌詞の一部を小説のタイトルにしています。正しくは、小説を作ってタイトルを付けたのではなく、タイトル [続きを読む]
  • [No.769-2]掴んで引き寄せて
  • No.769-2「そう言えばさぁ・・・」友人がなにかを思い出したかのように話し始めた。「恋愛も同じパターンよね」「・・・恋愛?」指折り数えて・・・というほど恋愛経験はない。あったとしても、99%は苦い経験だ。「ほら、いつも先を越されてたじゃん」なぜか、他の人が先に告白をしてしまう。「恋愛は、間一髪・・・“間に合わなかった”ほうだけど」「よく覚えてるわね!?」言い終わった後に、私もあることを思い出した。「“他 [続きを読む]
  • [No.769-1]掴んで引き寄せて
  • No.769-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------「えいぃ!」閉まりかけたドアノブを、間一髪で掴んで引いた。「な、なにしてるのよ!?」「なにって、見たまんまよ」もう少し遅ければ、完全に閉まっていた。「分かってるけど・・・」「そこまでしなくても」「そうだけど・・・」いちいちパーソナルカードをかざすのが面倒なだけだ。今はどこもかしこもセキュリティがうるさい。「閉まったら、開ければ [続きを読む]
  • [No.768-2]きっと届いてる
  • No.768-2その気になれば、周りの人に聞くこともできた。でも、あえてしなかった。「誰にでも必ず巡ってくることよ」「僕にも?」彼女が大きくうなづいた。やはり、僕が考えていた通りのようだ。「ごめんね・・・隠すつもりはなかったんだけど」「言うのも・・・ね」気持ちは分かる。進んで他人に話すようなことでもない。「構わないさ」「そんな気がおきないよな」土日を挟んで数日間、会社を休んでいたことも知っていた。だからこ [続きを読む]
  • [No.768-1]きっと届いてる
  • No.768-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「そう言えば・・・さぁ・・・」今まで、聞くべきか聞かざるべきか迷っていた。「・・・あのこと?」「よく分かるな!?」僕の神妙な雰囲気を感じ取ったらしい。「いずれ聞かれると思ってた」1ヶ月前、2週間ほどLINEのやり取りが途絶えたことがあった。「ずっと気になってて」いつもなら、特に意味がないスタンプがしきりに飛んでくる。僕も、さほど意味 [続きを読む]
  • ホタル通信 No.323
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.255 個性実話度:★☆☆☆☆(20%)語り手:女性あらためて読んでみると、ちょっと読み難かったですね。良くも悪くも作者の“個性”が出ています。猫との出会いは事実です。それも小説と同じく、食堂脇に陣取り、エサを貰おうと出待ちをしているようでした。ただ、その猫がお世辞にも綺麗とは思えず、毛は汚れ顔は目やにでいっぱいでした。それに嫌悪感を抱く私と [続きを読む]
  • [No.767-2]彼の背中
  • No.767-2「それだけで、責任感と言うか・・・」「集団下校“あるある”だよ、それ」いっぱしのリーダー気取りだったのかもしれない。けど、それなりの行動はしたつもりだ。「ある意味、これも教育だよね」「あぁ、大切なことだと思う」6年生の背中を見て育ち、それを受け継いだ。「どうだった?」「えっ!?なにが・・・?」彼が唐突に何かを質問してきた。「なにがって・・・背中だよ、俺の背中!」「背中が・・・どうしたの?」 [続きを読む]
  • [No.767-1]彼の背中
  • No.767-1登場人物女性=牽引役  男性=相手-----------------------------「懐かしいよね〜」反対側の歩道を小学生の集団が歩いている。「今頃の時間なら、集団下校だろうな」これから遠足という時間ではない。「だよね・・・ほら!」それぞれの集団の先には、高学年らしき人が居る。飛びぬけて背が高いからすぐ分かる。「俺らの時代も、こうだったよな」私たちの学校は、毎週土曜日がそれだった。運動場に集められ、一斉に下校 [続きを読む]
  • [No.766-2]目やに
  • No.766-2「そ、それなら、仕方ないわね」「聞かないの?」“予期せぬ出来事”なんて、追及の格好の的だ。それが事実でも事実ではなかったとしても。「なにを?」「なにをって・・・“予期せぬ出来事”だよ」多少なりともそこに弁明の余地がある。ただ、それを認めてくれるかどうかは彼女次第だ。「別に聞いたって仕方ないでしょ?」「仕方なくはないよ」僕としては出来れば聞いて欲しい。「・・・もう、いいから、行くわよ」意味も [続きを読む]
  • [No.766-1]目やに
  • No.766-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「お前・・・すごい“目やに”だな」持っていたポケットティッシュで、そっと目の周りをぬぐった。「・・・ごめん・・・怒ってる・・・よね?」1時間の遅刻だ。「あなただったらどうなの?」怖いくらい冷静な対応だ。「普通、お、怒るよね・・・」「待ち合わせの時間、何時だっけ?」ジワジワ攻めてくる。「え・・・っと、10時かな・・・」「・・・かな? [続きを読む]
  • ホタル通信 No.322
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.246 大人な私実話度:★★☆☆☆(40%)語り手:男性今回の実話度は微妙な判定かもしれません。実際に小説のような会話がなかったのに、40%と高めにしました。彼女が言う“大人”が僕にとっては強がりにしか見えないこと、また、あるところは子供のままであること・・・これらは全て事実です。でも、このような会話があったわけではありません。言いたくても言え [続きを読む]
  • [No.765-2]消えてしまいたい〜風〜
  • No.765-2「ごめん・・・今更、こんなこと聞いて」彼女に、辛い記憶を思い出させることになった。「別にかまわないよ」「逃げたってしかたない・・・事実だもん」当時は、聞こうにも聞けなかった。「ごめんな、一番つらかった時に」「仕方ないよ、だってほら・・・」彼女の言いたいことは分かっている。「触れれば、壊れそうだったからでしょ?」「う、うん・・・」そんな時、あの言葉を聞いた。「消えてしまいたい・・・か」振り返 [続きを読む]
  • [No.765-1]消えてしまいたい〜風〜
  • No.765-1 [No.608]消えてしまいたい登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「・・・私の場合?」「あぁ、一番理解できる立場だと思って・・・」唐突にあることを聞きたくなった。無責任だけど、周りの雰囲気が僕をそうさせた。「そうね・・・」しばらく沈黙が続く。この沈黙の長さが、心のキズの深さでもある。「私の場合はね・・・」「・・・私の場合だからね!」それは理解しているつも [続きを読む]
  • [No.764-2]やさしい人
  • No.764-2「とにかく、気をつけてね」普段なら、とことん追及されるところだ。今回は、多少オーバーな演技が功を奏したようだ。「ところで君も自転車だろ?」「気をつけろよ」最近、自転車の事故も増えている。「そうね」「あなたみたいにならないように気をつけるわ」そんな会話から、1週間が過ぎた時だった。「まさか・・・」「その、“ま・さ・か”よ」僕と同じように、自転車で転倒したらしい。「なんでまた!?」「石ころ?」1 [続きを読む]