鳩羽 さん プロフィール

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鳩羽さん: 夜思比売の栞
ハンドル名鳩羽 さん
ブログタイトル夜思比売の栞
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/yasi_omou/
サイト紹介文ミステリ・推理小説が多めの読書日記。ライトノベル、ヤングアダルト系,小説以外等も。
自由文基本的に読書日記ですが、好きなアーティストやら音楽記事も結構あり。それに関する調べものの本を紹介したりもしているので、やっぱり本メインかも。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供141回 / 365日(平均2.7回/週) - 参加 2009/10/07 23:07

鳩羽 さんのブログ記事

  • マカロンはマカロン 近藤史恵
  • マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ) [単行本]近藤 史恵東京創元社2016-12-12小さなビストロ・パ・マルは、スタッフ四人の気軽な雰囲気でフレンチを楽しめるお店。シェフの三舟はフランスの田舎を転々と修行してきた人物で、素浪人みたいな容貌だが、意外な気配りと観察眼の持ち主でもある。ギャルソンの高槻が気づいたことから、来店したお客さん達の人間関係や抱えている問題を解きほぐし、そっと慰撫してくれる。そんな [続きを読む]
  • 夫のちんぽが入らない こだま
  • 夫のちんぽが入らない [単行本]こだま扶桑社2017-01-18人と熊の生態数が同じくらいの、互いの人間関係が筒抜けになっているような田舎の集落で生まれ育った筆者が、大学進学のため下宿することとなった。そこで始めに声をかけてくれたのが、一つ年上の男子学生。同じ下宿先のその男子学生のペースに乗せられるようにして、人見知りで上手く他人とコミュニケーションが取れないことを苦にしていた筆者は、読者としてはいささかあっ [続きを読む]
  • ビニール傘 岸政彦
  • ビニール傘 [単行本]岸 政彦新潮社2017-01-31タクシー運転手、ガールズバーの女の子、日雇い労働者……大阪の貧しさが垣間見える光景を渡り歩くように、誰でもあって特定の誰かでもある人間を描写していく短編小説。芥川賞の候補にもなっていたらしい「ビニール傘」。タクシー運転手や日雇い労働者の若者が出てくるが、誰の視点とも説明されないまま、いろんな人の頭の中を渡り歩いていくような書き方の小説だった。微妙に似通って [続きを読む]
  • 騎士団長殺し 第1部・第2部 村上春樹
  • 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 [単行本]村上 春樹新潮社2017-02-24騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編 [単行本]村上 春樹新潮社2017-02-24肖像画家をしている「わたし」は、妻・ユズから離婚を切り出され家を出ることにする。しばらく車で各地をさまよったあと、著名な日本画家雨田具彦の息子であり友人でもある政彦の好意で、とある山の谷間を家に住まわせてもらうことになり、「わたし」はそこで絵画教室の講師のバイ [続きを読む]
  • 桜風堂ものがたり 村山早紀
  • 桜風堂ものがたり [単行本(ソフトカバー)]村山 早紀PHP研究所2016-09-21子供の頃に家族を亡くし、他人と距離を置く傾向のあった一整。勤め先の書店で文庫担当として、他の店員と親しく打ち解けるということはないものの、売りたい本を仕掛けようと、それなりに充実した日々を送っていた。ところがある日、万引きした少年を捕まえようと追いかけ、少年は逃げた先で交通事故に遭う。一整の行動はネット上で執拗に咎められ、一整は [続きを読む]
  • 黄色い雨 フリオ・リャマサーレス
  • 黄色い雨 (河出文庫) [Kindle版]フリオ・リャマサーレス河出書房新社2017-03-10山の斜面に貼りつくようにしてある、アイニェーリェ村。最後の隣人フリオも村を出て行き、村には妻のサビーナと雌犬一匹、そして「私」だけが残される。少しずつ崩壊していく村を止められず、季節は冬へと向かう。夜中に村をさまよい歩くようになったサビーナは首をつり、「私」はとうとう一人きりになった。村中を歩き、思い出を一人で噛み締めながら [続きを読む]
  • おそれミミズク オキシタケヒコ
  • おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ) [Kindle版]オキシタケヒコ講談社2017-02-21両親を亡くし叔母夫婦の住む田舎に引き取られた少年瑞樹は、山中の屋敷に迷い込む。そこには不気味な老婆と、屋敷の座敷牢に隠された一人の少女ツナがいた。真白の着物に袴姿のツナは、歩くこともできず、這いずるようにして片言や意味のわからない言葉を話すのみ。怯える瑞樹に老婆は、ツナと友達になるのなら、時々ここへきてツナ [続きを読む]
  • 愉しき夜 ヨーロッパ最古の昔話集 ストラパローラ
  • 愉しき夜: ヨーロッパ最古の昔話集 [単行本]ジョヴァン・フランチェスコ ストラパローラ平凡社2016-06-10ルネサンス期の16世紀イタリア人によって書かれた、ヨーロッパの古い昔話集。本当なら『デカメロン』のような枠物語の構造を持った話らしいのだが、昔話風のものを厳選して編まれた一冊になっているので、誰かの語りによる話という雰囲気は希薄である。グリムやペロー、バジーレの昔話との類話もあり、初めて読むような目新し [続きを読む]
  • 子どもと本 松岡享子
  • 子どもと本 (岩波新書) [新書]松岡 享子岩波書店2015-02-21研修で勧められたので。著者が子供の頃どんなふうに本を愉しみながら成長してきたかに始まる、子どもと本の良い関係についての本。以下はメモ。子どもにとっても、その周りの大人にとっても、本というよりよいものが暮らしの中にあり、外に出れば図書館でたくさんのなかから選ぶことができ、気に入ればそれを本屋で入手して、所有する喜びを感じられるというのが最高だろ [続きを読む]
  • 手のひらの京 綿矢りさ
  • 手のひらの京 [単行本]綿矢 りさ新潮社2016-09-30おっとりと大人しめの長女・綾香、派手な恋愛体質の次女・羽依、大学院で研究しつついつか京都を出て行きたいと思う三女・凜。三姉妹それぞれの日々の小さな葛藤が、京都の美しい四季の描写と共に描かれる。*現代版『細雪』というのが適切かどうかは分からないが、まあ着物と帯を散らかしてあーでもないこーでもないというシーンがあったので、よしとしよう。結局着物は着て行かな [続きを読む]
  • 狩りの時代 津島佑子
  • 狩りの時代 [単行本]津島 佑子文藝春秋2016-08-05絵美子には三つ年上の兄・耕一郎がいたが、耕一郎はダウン症で十五歳のときに亡くなった。子供の頃から、よだれを垂らし、大声をあげて走り回る兄と一緒にいるのが当たり前だった絵美子だったが、母親の常に緊張した態度や周囲の視線などを感じないではいられなかった。絵美子には、子供の頃、母方の従兄弟の誰かが自分の耳に囁きかけた「フテキカクシャ」という言葉が、ずっと心に [続きを読む]
  • 聖エセルドレダ女学院の殺人 ジュリー・ベリー
  • 聖エセルドレダ女学院の殺人 (創元推理文庫) [文庫]ジュリー・ベリー東京創元社2017-01-12十代の少女達七人が、淑女として相応しい振る舞いを身につけるために在籍している聖エセルドレダ女学院。ある日の夕食中、校長であるミセス・プラケットがいきなり倒れて死んでしまう。そして食事をしに来ていた校長の弟のアルドス・ゴッディングも……。突然のことに動揺しつつも、校長が死んで学院が無くなれば、家に返されることに気づい [続きを読む]
  • 十一月のマーブル 戸森しるこ
  • 十一月のマーブル [単行本]戸森 しるこ講談社2016-11-15小学六年生の波楽は、あるとき父親の書斎から七回忌の案内のはがきを見つけ出す。それは波楽を産んだ女性、波楽が赤ちゃんのときに不倫をして出ていった人の法事の案内だった。父親とその再婚相手、半分だけ血の繋がった妹との四人家族になんの不満も持っていない波楽だったが、母が不倫をしていた相手・凪に会ってみたいという気持ちを抑えきれず、こっそりと凪の画廊を訪れ [続きを読む]
  • 金魚たちの放課後 河合ニ湖
  • 金魚たちの放課後 (創作児童読物) [単行本]河合 二湖小学館2016-09-14勉強もスポーツもなんでもそこそこできる五年生の灰原慎だが、なぜか生き物を飼ったり育てたりするのは得意でなく、いつも早くに死なせてしまう。クラスメイトのタビトなどは、適当に育てているようにしかみえないのに育てているものはいつも元気で、慎は時々こっそり入れ替えたりもしたのに、結果は同じなのだった。その原因を呪いだと思ってみたり、家庭環境 [続きを読む]
  • サロメ 原田マハ
  • サロメ [単行本]原田 マハ文藝春秋2017-01-16ロンドンに派遣されている客員学芸員の甲斐は、未発表版の『サロメ』を見つけたというワイルドの研究者からのメールを受け取る。現物を目にした甲斐が見たのは、有名なビアズリーの絵。ただしサロメがかかげる生首は、ヨカナーンではなく包帯を巻いた男のものだった。特別な教育を受けたわけでもないのに、独特の世界観で見るものの心を鷲掴みにしたオーブリー・ビアズリー。そしてその [続きを読む]
  • ハリー・オーガスト、15回目の人生 クレア・ノース
  • ハリー・オーガスト、15回目の人生 (角川文庫) [Kindle版]クレア・ノースKADOKAWA / 角川書店2016-08-25仕える主人に犯された台所女中は、駅でひっそりと私生児を産み落とし亡くなった。生まれた子供はハリー・オーガストとして、屋敷の下働き夫婦の養子となる。そのまま戦争に行き、普通の人生を終えた……はずだったが、その記憶を残したまま、もう一度ハリー・オーガストとしてハリーは生まれる。精神を病み、宗教にすがった [続きを読む]
  • 狩人の悪夢 有栖川有栖
  • 狩人の悪夢 [単行本]有栖川 有栖KADOKAWA2017-01-28大人気ホラー作家白布施と対談することになったアリスは、白布施の別宅に招待され、その部屋に泊まると必ず悪夢を見るという部屋に泊まる。悪夢は見なかったものの、近所の空き家で手首のない女性の遺体が発見された。かつてその空き家には、白布施の助手で、悪夢のネタの提供者でもあった渡瀬が住んでいたが、彼は2年前に病死。その渡瀬を偲ぶためにきた女性が、殺されたのだっ [続きを読む]
  • 屋根裏部屋の花たち V.C.アンドリュース
  • 屋根裏部屋の花たち (扶桑社ミステリー) [文庫]V.C. アンドリュース扶桑社1989-10ハンサムな父親と美しい母親、少し意地悪なこともあるけど優しい兄と綺麗な双子の兄妹の、六人家族。キャシーは絵に描いたような幸せな家族の一員だった。ところが、ある日、父親が事故死してから事態は一変する。生活力を持たない母親は、裕福な実家に四人の子供を連れて帰ることにするが、キャシーの祖父は娘のかつての振る舞いに怒っており、遺産 [続きを読む]
  • 幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア 田中優
  • 幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア (河出文庫) [Kindle版]田中優河出書房新社2017-02-03ボランティア活動というと、子供の頃から学校でも地域でもなんだかんだと言われたりさせられたりと、言葉自体はとても身近なものだ。だが、そのボランティア活動をなんのためにするのか、ということを考えたことがあまりない人が多いのではないだろうか。活動を起こす目的としては、環境のためだとか地域福祉のため、困ってい [続きを読む]
  • 白頭の人 富樫倫太郎
  • 白頭の人 [単行本(ソフトカバー)]富樫倫太郎潮出版社2015-02-05敗将の部下ということで、寺の住職の好意で勉学を受けさせてもらう子供だった佐吉と平馬。それがちょっとした縁から佐吉が秀吉の目にとまり、平馬共々秀吉の小姓となる運が開ける。才走った佐吉はめきめきと頭角を現すが、平馬は落ち着いた誠実な人となりを秀吉に可愛がられていた。しかし、調略の使者として使わされた平馬は敵に捉えられ、土牢に入れられて激しい [続きを読む]
  • 本バスめぐりん。 大崎梢
  • 本バスめぐりん。 [単行本]大崎 梢東京創元社2016-11-30定年退職したのち嘱託で勤め、そこからも引退した照岡は、友人の公認という形で移動図書館の運転手として勤めることになる。移動図書館の存在すら知らなかった照岡だが、ウメちゃんこと司書の梅園菜緒子を相棒に、移動図書館めぐりん号で市内のステーションを回る日々が始まった。それぞれのステーションにはそれぞれの利用者がいて、雨の日も風の日もめぐりん号を待っている [続きを読む]
  • ニ壜の調味料 ロード・ダンセイニ
  • 二壜の調味料 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [文庫]ロード ダンセイニ早川書房2016-11-22クイーンと乱歩が評価していたという、ダンセイニのミステリ短編集。それだけでRevoさん好きそう〜と、邪な気持ちでいそいそと読み始めたが、なかなか読みづらかった。二十六篇の短篇が収められており、一篇一篇はとても短いが、オックスフォード出の学のある紳士リンリーが謎を解く連作も、その他の話も、素直に話が進まないので(その皮肉がか [続きを読む]
  • 七月に流れる花 & 八月は冷たい城 恩田陸
  • 七月に流れる花 (ミステリーランド) [単行本]恩田 陸講談社2016-12-20八月は冷たい城 (ミステリーランド) [単行本]恩田 陸講談社2016-12-20転校してきたばかりのミチルは、町のなかで全身緑色の「夏の人」とも呼ばれる「みどりおとこ」に追いかけられる。その際に渡されたのは林間学校の案内で、ミチルは学校も違う少女達と一緒に石の城で暮らすことになる。奇妙なルールや、ほぼ幽閉状態の生活にも慣れてきたミチルだが、あるとき [続きを読む]