den さん プロフィール

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denさん: シッタカブリアンの午睡
ハンドル名den さん
ブログタイトルシッタカブリアンの午睡
ブログURLhttp://den393.blog81.fc2.com/
サイト紹介文アート・ドキュメント・ブック・ミュージック・パフォーマンス・時事・ねたみ・やっかみ・おせっかい…
自由文フリーでグラフィックデザインを生業としている50代半ばのオヤジです。ギャラリーをまわり、作家さんと直接お話ししながら、これぞと思った個展についてコメントを“書き散らかして”おります。現代美術の面白さを少しでも皆さんと共有したいと思っています。少しずつのんびりとやっております。よろしくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供438回 / 365日(平均8.4回/週) - 参加 2009/10/23 17:14

den さんのブログ記事

  • 「 尾行的運動描画 〜 嶋田 元菜妃 」
  • 2017.04.11〜04.22【 galerie 16 】以前のグループ展が初見でした。その着想と作品のクオリティのみならず、何よりも「想定外の臨場感」を強く感じ、大注目でした。頭に小型ビデオカメラを装着し、主観的映像でマラソンレースの沿道画像をスライスしてレイヤーした作品でした。そして今回は渋谷のスクランブル交差点で特定の人物の背後から、その行動を追尾し“移動の時刻”を任意に選び、やはり「レイヤーを統合」したものです。 [続きを読む]
  • 「 北村 きちろう 展 〜 魑魅/SUDAMA 」
  • 2017.04.17〜04.22【 ギャラリー白 】SUDAMAとは聞き慣れない言葉ですが、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の内の二文字ですね。山林の気、山の怪、のことです。この画家たる気迫に満ちた“風景画”は、その種の絵にありがちな親和性よりも、対象に潜む得体のしれない何ものかへの畏怖と、まるで呼び寄せたように画面を目にも止まらぬ速さでかすめる「もののけ」たちを直感的に筆先に表し、カンバスを引っ掻き、絵具を塗り付けた鬼気迫 [続きを読む]
  • 「 ポルノ・ムービー・エステティカ展 」
  • エディソンからアンドリュー・ブレイクまで視線と扇情の文化史2017.04.14〜04.23【 CINEMATIK SALOON 】行った日の1時間後の長澤均氏×西田博至氏のトークイベント(その前のヴィヴィアン佐藤さんも然り)には時間の都合で行けなかったのが残念。この展示&上映は昨年9月の原宿VACANTからの巡回展です。遡ればエディソンの時代のエロティック・フィルムから数えて100年、時代背景や往事のデザインセンスを見事に反映したグラフィッ [続きを読む]
  • 「 松井 康子 展 」
  • 2017.04.17〜04.22【 Gallery H.O.T 】おそらくはどの方の画像を見ても、実物感とは相当にかけ離れたものになると思います。松井さんも笑いながら「無理でしょ」と。ここまでのミニマリズムを目の当たりにすると、もう抽象画です、とかよりも、全く別な像を結ぶ事態に。どこかで見た事がある(と勘違いしている)アイコンなりピクトグラムなりサインなり…「どう見えても構いませんよ」と柔らかな面差しの作家。この油画の赤は彼岸 [続きを読む]
  • 「 田中 梢 展 〜 遠くにいても近くに居る様な 」
  • 2017.04.17〜04.22【 ギャラリー白3 】6年前の印象はやはり強烈だったんですね。ポンコツ海馬の僕でも作品を見てすぐによみがえってきました。当時、ギャラリーオーナーと「なんてカッコいいんでしょうねぇ」と。やっとご本人に会えて僕の中でケジメができた思いです。田中さんの絵は人物がフレームインしてから、やや、というか相応な間があって、当事者たちが互いに或る納得した行動体系を互いにバランスよく作っていくところを [続きを読む]
  • 「 一掬/Slight fragnebts 〜 八木 玲子 個展 」
  • 2017.04.11〜04.16【 ANEWAL Gallery 】BIWAKOビエンナーレでしっかりと記憶に留まっている作品でした。八木さんの作品そのものは「対象=琵琶湖」と「仕組み=ピンホールカメラ」が写真家の必然として、あるいは明解な根拠に基づくものとして、優れて作家性に富んだ視覚表現として成立しています。加えて一葉のフィルムを二次元的に提示するのではなく、対象が持つ幽遠なムードを存分に引き立たせるインスタレーションとしても提 [続きを読む]
  • 「 小島 えいゆ 個展 〜 屏風風漫画作品:風雷雲龍ズ漫画 」
  • 2017.04.04〜04.16【 アートライフみつはし 】こういう “もったいつけない” 展示というのはとても好きです。それは出自が漫画であり、結果も漫画であるということとは関係なく、です。というのは実際、現在の漫画=マンガ=MANGAの状況というものをほぼ把握していない自分として、例えば小島さんの作品を漫画とカテゴライズする、あるいはするだけの知識は持ち合せていません。僕はあくまで「作品」として見るだけなので、こうい [続きを読む]
  • 「 横井 ゆうこ 展 」
  • 2017.04.04〜04.15【 MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w 】なんでブログをするの、とか、なんでレビューをするの、とか、直に問うひとはあまり居ませんが、そう訊かれたら、結局は、ジェラシーです、と答えます。つい先日に別のギャラリーで横井さんの展示を見て、あぁ、こういう“表し方”のできるひとに対して単純に嫉妬している自分を確認するんですね。乱暴な言い方で申し訳ないのですが “愚直なまでに表現者” という印象 [続きを読む]
  • 「 黒川 徹 展 〜 心の構造 」
  • 2017.04.11〜04.23【 ギャラリー揺 】弛まざる造形への発露、と言うんでしょうか。前回の艸居での個展「野生の数学」がこの1月ですから驚きのスパンです。その前回、複雑に入り組んだ有機的構造体と呼べる造形に仰天し、黒川さんはどこへ行くのかと思いめぐらせていると、僕にとっての黒川さんの作品イメージが、なんとなく一巡して“帰って”きたようだと勝手ながら…。この緩やかな曲線は心のうねりや二律背反、裏と表がいつのま [続きを読む]
  • 「 春を寿ぐ 〜 ギャラリー15周年記念企画 」②
  • 松井 利夫/八幡 はるみ2017.04.04〜04.16【 ギャラリー恵風 】のっけから何ですが、アウフヘーベン。「或るものをそのものとしては否定するが、より高い段階で生かすこと」という哲学用語です。松井さんを追っていくととんでもない方だとわかってきますが、それはまた検索してみてください。「サイネンショー」は今まで何度も聞いたことがあって遅ればせながら実物は初めて拝見。使われた焼物を回収し1350℃という高温で焼き上げ [続きを読む]
  • 「 春を寿ぐ 〜 ギャラリー15周年記念企画 」①
  • 川村 悦子/松本 ヒデオ2017.04.04〜04.16【 ギャラリー恵風 】昨年夏に西宮市大谷記念美術館で開催された川村さんの展覧会に行けず終いでかなり反省していたので、今回川村作品に会えてやはり、なんというか切々と絵を見るころができる幸せを感じます。「草花を愛で育てることと絵を描くことは似ている」という一文。やがて筆先から表れる桜の様相に作家の心は躍り、気分は花咲か婆になるわけですね。会場中央に鎮座するのは松本 [続きを読む]
  • (無題)
  • 「 村山 幸子 展 〜 S h u n 」2017.04.08〜04.22【 GALLERYRELLAG 】以前にレビューされていただいたのは確か5年か6年か前。当時僕が唸りながら関わっていた演劇のお話もちゃんと覚えておられ、しかも個展レビューは出力して、今でもとってあるとのこと。駄文拙文に有り余る光栄。お久しぶりの村山さんですが、相変わらずキマってますねぇ。もうご自身が作品してますもん。息子さんやお友達に端切れの服を着させて撮った写真作品 [続きを読む]
  • 「 奥田 善巳 展 」
  • 2017.03.18〜04.23【 京都トアロード画廊 】まだ開廊1ヶ月の真新しいギャラリー。白川通りを北へ、曼殊院道近く。ギャラリーの床面積の狭さを逆手にとって二階をとぱっらって5メートルの吹き抜けと自然光降り注ぐ4つの天窓の独特のホワイトキューブです。さて開廊記念、こけら落としは1931年生まれの奥田善巳氏。このギャラリーの壁面積から考えたら明らかに物理的展示密度は高いはずなんですが、なぜかギャラリー空間全体が一つの [続きを読む]
  • 「 銀 × 和紙 × 水 〜 maimai jewelry exhibition 」
  • 2017.04.08〜04.22【 GALLERYRELLAG EX 】僕の中ではアクセサリーデザインというのが、作家本人が周知の上で自らのデザイン性を作品に反映させていくというジャンルだと勝手に思っていたので(特に金属加工を施したものは研磨という工程にかかる時間によってイメージが鮮明になるのではと…)これらの作品の成り立ちに相当驚きます。タイトルにある三大要素を孕みつつ、想定を越えた造形を“なすがままに”立ち上がらせる発想から [続きを読む]
  • 「 ひとがた 〜 human appearance 」
  • 【 Gallery View vol.1022 】松山淳キュレーション上原 浩子/北川 宏人/木下 雅雄/名和 晃平/花岡 伸宏/松山 淳2017.04.08〜04.16【 KUNST ARZT 】8年ほど前の立体ギャラリー射手座での個展が初見だった松山淳さんがキュレーションの6名の作家が参加された企画展。ここでの展示作品はいわゆる「彫像であって彫像を越える意味性の付加」ではないかとシッタカぶります。一口に人のカタチになぞらえたり例えたりとする彫刻作品で [続きを読む]
  • 「 西村 勇人 写真展 〜 Commons 」
  • 2017.04.04〜04.15【 MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w 】素材にヤラれる=参る写真というものがありますね。そこでは写真としてのテクニカルな側面はことごとく霧散し、目の前の「写真という“過去”」の所産だけが光彩を浴びたように輝くんです。ここにあるのは研究者たちが「黒板という池」にそれぞれの思惟や思索、時には強い主張、さらに論破の矢印を突き刺したり投げたりしている“最中”のもので、それらが記録されるこ [続きを読む]
  • 「 シマズヨウ彫刻展 〜 溶/The Feeling of Melting 」
  • 2017.04.04〜04.09【 gallery MARONIE 3 】できるだけ足を運ぼうと思っているのが、木彫、石彫、鉄などの作品展。やはり制作される作家さんの絶対数が減っているようです。さて、シマズさんはかつては木の本来の肌合い、風合いそのものを大事にされてきた作家さんで “磨いて仕上げる”ということはあえてしなかったと言われます。ところがやってみたら存外に「違う感覚を得た」ということで、磨いていると表情が刻々と変化し「愛 [続きを読む]
  • (無題)
  • 「 This isn't Happiness 〜 橋爪 彩 」2017.03.11〜04.08【 imura art gallery 】「私の技術をもってすればマグリットが本当に見たかった風景を描き出せるのではないか」 さて、2014年に「ノスタルジー&ファンタジー現代美術の想像力とその源泉」と銘打った国立国際美術館での10組が出展する展覧会での橋爪さんの作品に、大げさでなく腰を抜かしそうになったのは、記憶に新しいです。それは絵を描く前段階でのシチュエーション [続きを読む]
  • (無題)
  • 「 現代・春画展 〜 教・神・慰・表 」2017.04.01〜04.12【 JARFO 京都画廊 】出展作家:麻谷 宏/井上 紗琳/菊地 ルイ/貴志 在介小池 荘太/古屋 利幸/Shu konishi/中村 孝平二階 武宏/橋本 六久/平賀 壯太/廣田 聡一郎松尾 栄太郎/松谷 武判/森 浩毅/柳 海洋マリオ・マンフレディーニ、ヤマゲン・イワオあの時は驚きました。京都に巡回した春画展の予想を上回るその動員数。果たして現代と冠のついた作品展示はどうい [続きを読む]
  • 「 きこえてくる 」
  • 【 Gallery View vol.1016 】玉城 正紀/福岡 伸雄/横井 裕子/KOU2017.03.25〜04.04【 ギャラリーえがく 】ここは、その昔(30年以上前かな)「羊小屋」というカフェでした。しっかり覚えておりますよ、独身時代に近所に居ましたから。オーナーである福岡さんの柔和なお人柄もあって濃い話をさせていただきました。世界を目指してニューヨークで10年活動し挫折したとおっしゃる若気の塊だった福岡青年の話や往事の京都の話。昨年 [続きを読む]
  • 「 ふて寝に晴天、平常の炸裂 〜 田中 秀介 展 」
  • 2017.03.31〜04.16【 gallery PARC 】ここでもよく「作家性」という言葉を都合よく使うことがあります。お前自身が作家でもないのに作家性の何がわかるんや?というお叱りもなく、今まで無事に乗り越えてきましたが、今回の田中さんの展示を見てつくづくこの、作家性というものを考えました。作家はどういう経過によって支持体に向い、一体何を描こうとしているのか。そう、先の櫻井類さんの時も考えてましたね。どの作品もスカッ [続きを読む]
  • 「 櫻井 類 個展 〜 何も映さない鏡に浮かぶ 」
  • 2017.03.28〜04.08【 galerie 16 】もしかしたら櫻井さんは “自由” と闘っているのかも知れない、というギャラリスト。そのことを帰り道で考えながら、今しがた見てきた「発露のるつぼ」と化したかに見えたホワイトキューブの様相を思い出しながら「画家とは何でも自由にカンバスに描ける“だけの”覚悟を持ったひとである」という言葉が浮かんできました。とは言ってもこれは僕が作ったんですが…その覚悟とは何かというと “或 [続きを読む]
  • 「 DANIEL KELLY 〜 Painting & prints 」
  • 2017.03.28〜04.09【 アートギャラリー博宝堂 】何せシッタカブリアンですから知ったように申しますが、ダニエルさんの作品の魅力はもしかしたら、そのバタ臭さ、泥臭さにあるのではないだろうか、と。対象は様々でまた手法も多岐に亘っています。前回のヌードのドローイング作品群に見事にヤラレまして今回も楽しみにまいりましたが、やはりこの人、面白い。技巧的であるとか表現の濃さとかというよりも対象の捉え方と色合いの妙 [続きを読む]