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未妊ものがたり<小説> http://blog.livedoor.jp/mcharlotte-happy/

不妊について実際のところはどうなのかあまり知られていません。未妊に明るく前向きに立ち向かう小説です。

小さい頃は、当たり前に27歳ぐらいで結婚し、30歳までには2人の女の子に恵まれて、家族4人仲良く暮らしているんだろうなあと思っていた。 私、松嶋雫(まつしま・しずく)の漠然とした予想は見事にはずれた。

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2009/10/25

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  • 最終話 いつか授かる日が来ますように。

    結婚五年目、36歳になった今でも授かる事はなかったが、私の未妊ものがたりはここで終わりにしようと思う。でも諦めたわけではない。未妊治療を再開する勇気もない私は、授からない事で悩んでいる人の中で"へたれ組"かもしれない。未妊について語る事もなくなってきた

  • 21.“不妊様”と呼ばれる。

    会社を辞めてしばらくして、ブログを始めてみた。今まで働いていて毎日人と接していたのに、専業主婦になってぽつんと一人になったような気分だったのがきっかけかもしれない。ネットを色々検索していると、私のような妊娠を望んでいる人達の事を「ベビ待ち」とか「赤ちゃん

  • 20.延々と聞かされた赤ちゃん自慢

    今までは美容院といえば、会社帰りに会社の近くで行くようにしていた。なので専業主婦になったことだし、空いている平日の昼間に近所の美容院に行ってみることにした。平日の昼間に美容院に行けるなんて、なんて贅沢なんだろうとルンルン気分で出かけていった。 担当してく

  • 19.甘くはなかった退職後の治療

    専業主婦になったら、治療に合わせて毎回休みをとる必要もなく、いつでも行けるようになるなあと楽観的に考えていたが現実はそうではなかった。今までは共働きだったため、財布は別々だった。家賃や光熱費、外食費は夫、その他の食費や日用品代などは私と大まかに決めている

  • 18.会社を辞めた。

    よし!将来子宝に恵まれても、恵まれなくても、今は体調を整える時期だと覚悟が決まった私は上司に伝えた。体調が戻るまで休職してはどうかとありがたい言葉をかけてもらったが、私の心は決まっていた。ただ、その頃新しいプロジェクトが大詰めを迎えており、それを終わ

  • 17.会社を辞めることを考え始める

    会社の昼休みの会話、その他の人間関係、仕事のプレッシャーなどから、私の体調はますます悪くなっていった。目のぴくぴく痙攣がどんどんひどくなり、会議中に上司に「大丈夫か?」と言われたり、電車で座っていると前の人が心配そうに覗き込むぐらいになっていた。動悸も会

  • 16.同僚の妊娠

    その頃、会社の昼休みにはいつも一緒にお弁当を食べる同僚のゆかりがいた。年齢も近く、結婚した時期も同じで、何でも話せるゆかりには唯一未妊治療をしている事も伝えていた。ゆかりもなかなか授からない事を悩んでいて、「本当、妊娠できるのは奇跡だよね。」とか「親が出

  • 15.未妊治療と会社の人

    それから数ヶ月、タイミング法で様子を見たが、なかなか授かることはできなかった。以前、”多嚢胞性卵巣”の疑いを持たれたこともあるほど、ストレスの多かった周期などはなかなか排卵してくれないこともあった。排卵がスムーズでないと妊娠には結びつかないため、先生から

  • 14.診察と検査の日々が始まる

    その後、自分の生理周期に合わせて診察と検査の日々が始まった。まずは、タイミング法で様子を見てみましょうという事で、基礎体温表を見ながら先生が「このあたりでタイミングをとってみましょう。」とハートマークのスタンプを押してくれる。最初は恥ずかしかったが、先生

  • 13.不妊治療専門クリニックへ

    家に帰って、夫に相談しながら、2つのパンフレットを見ながらどちらにしようか考えた。今まで読んだ不妊本によると、病院選びのポイントとして、「家から近いかどうかは二の次」で「自分に合っているかどうかが一番!」と書かれているものが多かった。技術がいいのはもちろ

  • 12.多嚢胞性卵巣の疑いあり?

    こうして授からないまま、結婚生活も3年が過ぎていった。年齢も34歳になり、今から妊娠しても、もう高齢出産になる確率が高いなあという時期を迎えた。夫も私も何が何でも子どもが欲しいというわけではないが、親に孫の顔を見せてあげたい、命をつなぎたい、子どもが単純

  • 11.自前のタイミング法に挑戦してみる

    次に、本やネットで調べて試してみたのは、基礎体温を毎日測って排卵日を自分で予想するタイミング法だ。毎朝、起きてすぐに口に婦人体温計をくわえて、体温を測る。正常に排卵が行われると、生理が始まって2週間ほど低温期が続き、一度かくっと体温が下がって、その後は高

  • 10.子宝求めて漢方薬局へ

    自分が不妊かなと思ったときには、病院へ行く人が多いと思うが私の場合はちょっと違っていた。卵巣のう腫の手術の時、次に産婦人科へ行くのは出産の時にしたいと思うほど、暗いイメージがついてしまったこと。不妊治療は一度始めると、高額のお金が必要となり、ゴールの見え

  • 9.どっぷり"不妊"にはまる

    “不妊”について考え始めると、生活の大半がそのことで頭いっぱいになる。例えば、家でテレビのニュースを見ていても“不妊”について悩む夫婦の特集にばかり目がいくようになる。本屋に行っても、つい「赤ちゃんがほしい人のための本」などのコーナーに足が向かってしまう

  • 8.もしかして私って不妊?

    結婚した頃から、ちょうどタイミング悪く仕事が忙しくなった。会社には「結婚しても今まで通り頑張りますので、よろしくお願いします。」と言っていたので、残業も10時や11時でも引き受けて今まで以上に頑張って働いた。夫の翔太も仕事が忙しく、私より帰宅は遅いので、

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