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  • あの日にかえりたい(乾ルカ)

    乾ルカさんの「あの日にかえりたい」。 こころふるわせる6篇を収録した、大感動の傑作短編集です。 _______________________________ ■内容紹介 施設で会った80歳の老人は、介護士の卵でボランティアにきた 「わたし」だけには心を開いてくれた。 彼の嘘のような失敗続きの半生記にただ聞き入る日々。 あるとき老人が呟いた一言「あの日にかえりたい」の真意とは……!? 戦慄と感動の表題作ほか、 いじめられっ子の家出少年と動物園の飼育員の交流「真夜中の動物園」 地震に遭った少年が翌日体験した夢のような一日「翔る少年」 高校時代の仲間と15年ぶりの..

  • 告白(湊かなえ)

    湊かなえさんの「告白」。 「週刊文春ミステリーベスト10」1位、第29回小説推理新人賞受賞、 さらにその年の本屋大賞1位を受賞したベストセラーの文庫化。 映画化記念で記事にしてみます。 _______________________________ ■内容紹介 「愛美は死にました。しかし事故ではありません。 このクラスの生徒に殺されたのです」 我が子を校内で亡くした中学校の女性教師による告白から、 静かに、この物語は始まる。 語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、 少しずつ、次第に、事件の全体像が浮き彫りにされていく。 _____________..

  • 和菓子のアン(坂木司)

    坂木司さんの「和菓子のアン」。 デパートの食品売り場の一角、和菓子屋さんの周囲で繰り広げられる、 日常の謎系ミステリィと青春小説が同居した連作短編です。 _______________________________ ■内容紹介 やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した 梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起し、 デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。 プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた 和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動や行動に振り回される、 忙しくも心温まる日々。 あなたも、しぶ〜いお茶と一緒にどうですか? ..

  • 死ねばいいのに(京極夏彦)

    京極夏彦さんの新刊、「死ねばいいのに」。 氏の紡ぐ、究極の謎(ミステリィ)です。 _______________________________ ■内容紹介 アサミのこと、聞かせてくれない? 突然無礼な男が私の前に現われ、そう尋ねた。 しかし、私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。 問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、 そして浮かび上がる剥き出しの真実…。 人は何のために生きるのか。 この世に不思議なことなど何もない。 ただ一つあるとすれば、それは—。 _______________________________ 京極夏彦さん..

  • 天国旅行(三浦しをん)

    三浦しをんさんの「天国旅行」。 「心中」をテーマにした短編集の佳作です。 _______________________________ ■内容紹介 自殺を決意し、樹海をさまよう男のもとに現れた青年の真意、 死んだ彼女と日々を生きる若者の葛藤と迷い、 命懸けで結ばれた相手への遺言、 夢の中で想い合った相手を、前世からの宿縁と信じ続ける女の愛の行方、 一家心中で生き残った男の記憶…… そこへ行けば、人はすべて救われるのか。 _______________________________ テーマは心中ですが、説教臭く 「自殺は駄目だよ?心中なんて以ての外だよ?」..

  • 時計館の殺人(綾辻行人)

    推薦する必要のない超名作、綾辻行人さんの「時計館の殺人」。 日本推理作家協会賞受賞の長編本格推理小説です。 _______________________________ ■内容紹介 館を埋める108個の時計コレクション。 鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で10年前1人の少女が死んだ。 館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。 死者の想いが籠る時計館を訪れた9人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。 凄惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは? (「BOOK」データベースより抜粋) _______________________________ 十角館の殺人..

  • メグル(乾ルカ)

    乾ルカさんの「メグル」。 夏光で文藝春秋主催の第86回オール讀物新人賞を受賞してデビューした 著者の3作目。 先に言ってしまいますが、とても良かったです。 _______________________________ ■あらすじ 「あなたはこれよ。断らないでね」 奇妙な迫力を持つ大学学生部の女性職員・ユウキから半ば強要され、 仕方なく指定されたアルバイト先に足を運んだ大学生たち。 その奇妙なアルバイトは、彼らに何をもたらすのか? 五人の若者を通して描かれるのは、さまざまな感情を揺り動かす 人間ドラマと小さな奇蹟の物語。 ____________________..

  • 扉は閉ざされたまま(石持浅海)

    石持浅海さんの「扉は閉ざされたまま」。 2005年「このミステリーがすごい!」第2位。 倒叙ミステリィの大傑作です。 _______________________________ ■あらすじ 大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。 “あそこなら完璧な密室をつくることができる…” とある理由から、伏見亮輔は後輩である新山を事故を装って客室で殺害し、 外部からは入室できないよう現場を閉ざした。 メンバーの中からは自殺説も浮上し、犯行は成功したかにみえた。 しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。 開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった…。 ___________..

  • 叫びと祈り(梓崎優)

    梓崎優さんの「叫びと祈り」。 ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据えた 連作短編集であり、大型新人の鮮烈なデビュー作です。 ちなみに作者の名前の読みはシザキ・ユウさんです。 僕は読めそうで読めなかったので、一応書いてみました。 _______________________________ ■あらすじ 出版社に勤める斉木が今回訪れたのはアフリカのサハラ砂漠。 今も残る塩の道を取材する為、塩を採掘し、生計を立てている集落の キャラバンに同行させてもらっていた。 過酷な砂漠の旅が続く中、突然シムーンと呼ばれる砂嵐が斉木のいる キャラバンを襲った..

  • SWITCH(さとうさくら)

    さとうさくらさんの「SWITCH」。 日本ラブストーリー大賞審査員絶賛賞受賞。 ・・・審査員絶賛賞ってなんでしょう?(笑) _______________________________ ■あらすじ 晴海苫子、現在26歳、満27歳のフリーター。そして処女。 他人と上手くコミュニケーションをとることができず、定職にも就けず、 その上簡単なアルバイトさえもクビになる始末。 彼女は嫌なことがあるたびに自分の首の後ろを押す。 彼女のイメージの中では、そこに人間を消すことができるスイッチがあって、 それを押せば自分は消えてなくなることができるのだ。 そんな彼女がアルバイトを..

  • ラストクリスマス(坂元裕二)

    坂元裕二さんの「ラストクリスマス」。 Motherの脚本家が書いた同タイトルのドラマのノベライズです。 坂元裕二さんの脚本といえば、「東京ラブストーリー」や「同・級・生」、 最近のだと「私たちの教科書」が有名でしょうか。 Motherの第1話に超絶感動したので、急遽この本を紹介することにしてみました。 _______________________________ ■あらすじ 大手スポーツ用品会社に勤めるサラリーマン春木健次は、 どこにでもいる等身大の36歳男性。 性格は明朗快活、上司からの信頼厚く、部下からも慕われる男で、 女性からも人気があるが、現在独身。 そ..

  • メフィストとStory Seller

    今日は最新発売された、このブログの読者さんにおすすめの雑誌を紹介します。 ひとつはミステリィ新本格作家中心の「メフィスト 2010 VOL.1」、 もうひとつはジャンル制限なしで面白い作品を集めた「Story Seller Vol.3」です。 Story Sellerのほうは今回で終わり。 とても残念ですが、今まで楽しい作品をありがとうなのでした。 さすがに個々の作品の感想を書いていくことは出来ないので、 今回はこれで記事を締めますが、どちらも面白いので、 興味のある方は是非どうぞ。

  • 殺戮ゲームの館(土橋真二郎)

    土橋真二郎さんの「殺戮ゲームの館」。 メディアワークス文庫から出版。 クローズドサークルものであり、デスゲーム小説でもあります。 僕はこの2つのジャンルがとても好きなので、大変楽しませていただきました。 _______________________________ ■あらすじ ——誰かが言った。 この二つには共通点があるのではないか。 一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。 そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。 出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、 ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、..

  • 新参者(東野圭吾)

    (この記事は昨年書いたものです。記事の場所を引越ししただけ ですので、以前のものと内容に変わりはありません) 東野圭吾さんの「新参者」。加賀シリーズの最新作です。 シリーズ作品を読んだことがない方は、もったいないので、 他作品を先に読むことをおすすめします。 _______________________________ ■あらすじ 日本橋。 江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。 「どうして、あんなにいい人が…」 周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。 着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を..

  • ラガド 煉獄の教室(両角長彦)

    両角長彦さんの「ラガド 煉獄の教室」。 本作は第13回日本ミステリー文学大賞新人賞の受賞作ですが、 僕はそれではなく、「綾辻行人大絶賛」の帯に惹かれて読んでみたのでした。 読んで納得。確かに「Another」を出版した直後の氏なら、気に入りそうな内容です。 確かにあれも、ある意味空想ファンタジィ(ホラー?)設定がありましたもんね。 _______________________________ ■内容紹介 中学校で起きた無差別殺傷事件。 物語が二転三転していくなかで暴かれる戦慄の真相とは…。 11月4日午前8時30分。 ある私立中学校に1人の男が侵入する。 1..

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