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藤井博の世界 https://blog.goo.ne.jp/fuujin_raijin_r

現代美術作家藤井博の現在に至るまでの作品等を紹介するブログ。

「もの派」の文脈の中で時折、登場してくる作家、藤井博。彼の作品は「もの派」ではくくれなかった何か重大な提示をしてきた。そんな作品群の紹介ブログ。

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2009/10/30

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  • 『「桑山忠明展」、藤井博「アートプログラム青梅2012」の作品について 』 石村実(美術家)

    「桑山忠明展」、藤井博「アートプログラム青梅2012」の作品について石村実(美術家)「桑山忠明展」(1月14日まで)を神奈川県立近代美術館・葉山館に見に行きました。ミニマリズムの作家、桑山忠明(1932-)の作品は、学生の頃によく見ました。その頃はメタリックな塗料を均質に塗布した作品が多く、常に仕上がりが完璧で妥協のない感じがしました。今回の展覧会は、おおむねそのイメージのままですが、作品はさらに大掛かりになり、順調なキャリアを積んでいるのだな、という印象を受けました。素材として使っているチタンの表面は、見る角度により色が違って見えて、その効果を生かすために工夫されたインスタレーションの作品、と言ってもいいと思います。単体として見るよりも、部屋全体として見るように配慮されています。わざわざ壁を作らせているところ...『「桑山忠明展」、藤井博「アートプログラム青梅2012」の作品について』石村実(美術家)

  • 『10thアートプログラム青梅2012「存在を越えて」』に参加。

    『10thアートプログラム青梅2012「存在を越えて」』に参加。2012年10月20日から2012年11月25日まで開催された『10thアートプログラム青梅2012「存在を越えて」』に、2年ぶりに参加。藤井博の新品4点は青梅市立美術館の2階一角にて展示。*『10thアートプログラム青梅2012「存在を越えて」』参加作家:長谷川佐知子、原游、末永史尚、麻生志保、真部知胤、水上嘉久、望月厚介、楠本正明、作間敏宏、原田丕、、藤井博、藤澤江里子、母袋俊也、山口啓介、池田龍雄、神彌佐子、山岡敏明、川崎広平、大川真実子、千崎千恵夫、田島史朗、戸谷成雄、間島秀徳、サクサベウシオ、内田あぐり(ひとたち`12-2)2012145.5×224.0cmカンバス・油彩・テープ(ひとたち`12-1)2012130.5×162.0cmカン...『10thアートプログラム青梅2012「存在を越えて」』に参加。

  • 『藤井博の作品と言葉』(4) 衣川 哲夫(美術家)

    藤井博の作品と言葉(4)衣川哲夫(美術家)4.神の遊(すさ)びゴムに石がぶらさがって、ゆるーりゆらーりと、ぶち当たったり弾んだりする夢を見る、藤井博の作品写真のせいだろう。(参1)合板を刻み、布を挟んで形にしてみた、自分としては時間の手順を明快に指示できたと思ったが、藤井博から『俺は入会地ではない』と一喝された。彼の初期の作品の、天然に似て、夢にまで見てしまう根元性。中期の作品の意識にのぼりにくく写(うつ)しをしてしまう、シンディ=シャーマンのような、技法。今度の作品にはどのような自然と違和が隠されているのだろうか。人間の内には自然が内蔵されており、人類は自然を喪うときに消滅するだろうが、少数は、違和の中で人工の自然を使って生き延びるものもいるか。人類が滅亡した後に、外宇宙から来た知的生命体は、藤井博の作品をな...『藤井博の作品と言葉』(4)衣川哲夫(美術家)

  • 『藤井博の作品と言葉』(3) 衣川 哲夫(美術家)

    藤井博の作品と言葉(3)衣川哲夫(美術家)3、ためられた時間神の創造は去った、なにゆえに、人間として永く暮らしすぎたのだ。藤井博の作品群は、見分けやすい、木に布をはさみこんだ一群の作品(参1)を中期として前後に分けるのが簡明だろう。この中期の作品群は、角材を任意に切り取って綿布を挟み、巻き、元の形にもどしたり、バラしたりして、人工空間に配置した作品で、人によっては負傷した人間を想像させる出だしの作品が、終わり頃平面と並置されるようになってからは、やはり宇宙の隕石を思わせるような空間になっている。先ず自然空間に配置されなくなったこと、行為としての力学よりは、切りこみはさみの時間性が、素材のモチーフと同じぐらい重要になっていて、つまり神(不死)が人間(有死)になり、時間というものが介入してきたわけである。主要な行為...『藤井博の作品と言葉』(3)衣川哲夫(美術家)

  • 『藤井博の作品と言葉』(2) 衣川 哲夫(美術家)

    藤井博の作品と言葉(2)衣川哲夫(美術家)2、自然と違和空間はいまだ人間に淘汰されることのない自然で、時間は空間の連続を認識する人間の属性だと考えられている。彼が『すぐれた作品には自然が含まれる』と言うとおり、印象派から展開されてきた空間は、モノを選択し空間に配置するだけの美術の方法に使われている。実際彼の初期の作品には、主要な二者のモノが、最小限の(要素が少ない)行為によって、画廊空間に力学されるのだが、ギリギリの素材と行為で人工が示されているので、自然の空間では、コンテキストがない限り、美術とも見えづらいのであって、自然に同化するか、日常に違和感をもたらしたと感ずる。(ニートラルな画廊空間が重要なのだ)。例えば街路に並べられた肉塊である。最新の平面的な作品で彼はしきりに『違和』の表出を口にしはじめたが、そこ...『藤井博の作品と言葉』(2)衣川哲夫(美術家)

  • 『藤井博の作品と言葉』(1) 衣川 哲夫(美術家)

    1980年代(藤井博第2期か)からの藤井博をよく知る美術家の一人である衣川哲夫氏により2005年に書かれたテキスト『藤井博の作品と言葉』を4回にわたり段落ごとに掲載していく予定です。藤井博の作品と言葉(1)衣川哲夫(美術家)1.波動する時間すぐれた作品にはどんなものでも『神』〈注〉を感じさせるところがあって、その『神』〈注〉を今風に言えば、始原の自然、宇宙の法則というようなことになるだろうか、しかし身近の自然が人間の考えた自然に矮小化され、闇への怖ささえも忘れた今、『神』〈注〉へのオソレも本当の自然も人間には分からなくなっている。藤井博の肉と鉛の作品、石と石粉の作品写真(参1)などを眺めていると、宇宙の涯てで、気が遠くなるほどの刻をかけて、隕石群が整然と、音もなく、ぶちあたったり、離れたり、砕け散ったりしている...『藤井博の作品と言葉』(1)衣川哲夫(美術家)

  • 再度宜しくお願いします。

    長い間、更新出来ず申し訳ありませんでした。幾つか記事が揃いましたので再度更新していきたいと思っていますので宜しくお願い致します。さて、藤井博の近況と致しましては、昨年「アートプログラム青梅2012」に参加し久々に新作を発表。尚、この時の模様が『美術手帖』第14回芸術評論の佳作『藤井博論─もの・言葉・時間─』の著者であり美術家の石村実氏による作品評がブログ〈平らな深み、緩やかな時間:http://blog.ap.teacup.com/tairanahukami/〉に掲載されておりますので、是非ご覧下さい。こちらのブログにおいても写真と共に掲載予定となります。また、1980年代(藤井博第2期か)からの藤井博をよく知る美術家の一人である衣川哲夫氏により2005年に書かれたテキスト『藤井博の作品と言葉』を数回にわたり掲...再度宜しくお願いします。

  • 芦原義信賞記念講座 藤井博「現代の視覚表現について-原理論1」

    ArtProgramOme2010藤井博作品より*芦原義信賞記念講座2009年に受賞した、第6回武蔵野美術大学建築学科芦原義信賞において、藤井博本人による記念講座が、武蔵野美術大学にて行われます。内容:藤井博「現代の視覚表現について?原理論1」藤井博のしごとにふれながら日時:11月18日(木)16:30~18:00場所:武蔵野美術大学1号館103講義室*『ArtProgramOme2010』様々な作家たちの作品が、青梅市内に様々な形で展開されている!!!詳しくはArtProgramOme2010循環の体ホームページ:http://www.art-program-ome.com/芦原義信賞記念講座藤井博「現代の視覚表現について-原理論1」

  • 『Art Program Ome 2010 循環の体』青梅市立美術館開催中!

    *ArtProgramOme2010循環の体のプログラムチラシ地図より青梅市立美術館10/16~12/59:00~17:00(入館16:30まで、月曜日休館、入場料=200円)作家:藤井博、岡本信治郎(小坂義夫、小堀令子、清水陽子、松本旻、山口啓介)、母袋俊也、岡崎乾二郎、王舒野、原田丕、為壮真吾、大浦雅臣詳しくはArtProgramOme2010循環の体ホームページ:http://www.art-program-ome.com/『ArtProgramOme2010循環の体』青梅市立美術館開催中!

  • 『Art Program Ome 2010 循環の体』へ参加!!!

    『ArtProgramOme2010循環の体』開催!!!ArtProgramOme:東京都青梅市にて、美術館、高校の講堂、各種施設そして街中に多数の作家たちと美術大学の学生たちの作品が、街全体に展示される美術展。2003年から開催され今年で8回目となる。藤井博の作品は、10/16~12/5まで青梅市立美術館のロビーと2階一部にて新作を展示。*循環の体青梅市立美術館10/16~12/59:00~17:00(入館16:30まで、月曜日休館、入場料=200円)作家:藤井博、岡本信治郎(小坂義夫、小堀令子、清水陽子、松本旻、山口啓介)、母袋俊也、岡崎乾二郎、王舒野、原田丕、為壮真吾、大浦雅臣青梅織物工業協同組合施設[BOXKI-O-KU、SAKURAFACTORY]10/30~11/2810:00~17:00(月曜日休...『ArtProgramOme2010循環の体』へ参加!!!

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