キャプローグ さん プロフィール

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キャプローグさん: この男、猥褻につき
ハンドル名キャプローグ さん
ブログタイトルこの男、猥褻につき
ブログURLhttp://www.waisetsu.net/
サイト紹介文タイで風俗業を営む男の半生
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供148回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2009/11/28 08:07

キャプローグ さんのブログ記事

  • 第二百十五話「無限ループ」
  •  やはり予想通りの展開で、クラブ「椿」についた途端に、会長からの説教が始まって、結局、朝まで延々と美味しくない酒を飲んで、夜を明かした。とにかくデカい声で、休むことなく罵倒され続けるのは辛いんだけど、今の家庭の事情と考えると、なにもなく真っすぐに自宅に帰るのに比べれば、こっちの方が楽な気もする。 ソープランドの買収に長い時間を要し、さらに工事が大規模化したために工期が伸びた。このため、開業準備が整 [続きを読む]
  • 第二百十四話「ハートブレイク」
  •  カバンのなかを入念にチェックした。すでに朝から三度目だけど、いったん中身を全部取り出して、何か不審なものが入っていないか、手で触り、目で見て、確認した。特にサイドポケットには何度も手を突っ込んでみた。銀行の通帳などを入れてある小さなポーチのなかも、カバンと同じように十分に確認したけど、何も見つからなかった。「和臣、なにかある?」「えっと、明日、店の全体ミーティングです。」「そうなんや。時間が合っ [続きを読む]
  • 第二百十三話「悪夢」
  •  雄琴のソープランドの売買の本契約が完了し、ピチピチグループ史上最大の投資額となる大規模な改修工事が始まった。プライベートでも、カオルコが見事にお受験を乗り越え、お嬢様大学の付属小学校への入学が決まった。公私ともに明るいニュースがあるのに、俺自身はミカを失った悲しみだけが心を埋め尽くしている。「これ、どっちの白が良いと思います?」「派手で目立つから、こっちでお願いします。」「はいはい、分かりました [続きを読む]
  • 第二百十二話「恐怖と悲しみ」
  •  いつまで俺は正座を続ければ良いんだろうか。この女の子の一人暮らしには最適な小さな部屋に、俺と、ミカと、そしてサエコの三人がいるのは、何故だろう。誰がどう見ても、俺は絶体絶命の大ピンチの真っただ中にいるんだけど、どういうわけか俺自身はとても冷静だ。いや、俺にはどうしようもない状況に追い込まれいて、自分からは何のアクションも起こせないから、じっと静かに嵐が過ぎるのを待つ以外に選択肢がないだけだ。「い [続きを読む]
  • 第二百十一話「ウソ」
  •  「嘘つきの浮気野郎!おるのは分かってんねんで!おい、?つき野郎!」と叫びながら、壊れてしまいそうなくらい思いっきり扉を叩いたり、蹴ったりと騒ぎ立てるサエコに耐えかねて、ミカが玄関の扉を開け、サエコを室内に招き入れた。俺は慌てて服を着ようとしたけど間に合わず、上半身は裸で、ズボンに片足を突っ込んだだけの恥ずかしい状態で、サエコと対面する形になった。「ここって、北海道なん?」「いえ、違います。」「イ [続きを読む]
  • 第二百十話「ピンポーン」
  •  プライベートに連動するように、仕事の方でもモヤモヤした状態が続いた。春先には本格的に動き出した雄琴出店プロジェクトだけど、結局、ソープランドの譲渡契約さえ締結することが出来ずに、そのまま年を越してしまった。出鼻をくじかれたから、徐々に俺のテンションも下がってきた。ミカとの密会のための口実作りには好都合だけど、このままの状態が続くのは辛い。「お前、暇やったら北海道を見てこい。」「クリちゃんのとこで [続きを読む]
  • 第二百九話「反省」
  •  シズエのように包丁を持ち出して追い回されるようなことは無かったけど、それでも身体のあちこちをグーで殴られたり、枕で頭を叩かれたりと、完全なサンドバック状態のまま、俺は謝り続けた。とにかく「もうしません!」と「許してください!」を繰り返すだけの悲惨な状況であったということを必死で説明したら、ミカが頭をなでて慰めてくれた。「今日は自宅に帰るの?」「朝方には帰るつもりやけど。」「大丈夫なの?」「俺の心 [続きを読む]
  • 第二百八話「パーティ」
  •  部下と一緒に楽しく酒を飲んで、そのままベッドに倒れ込んで、朝まで寝てしまった。あまり寝付きの良い方ではないから、酔っぱらったままの勢いで寝た方が、しっかりと深い眠りに入れて、翌朝も気持ちよく目覚められる。昨晩は、うちに帰ってきたらサエコが起きていて、何か話をしたような記憶があるんだけど、定かではない。「で、誰なん?」「いや、店の女の子やって。」「店の女の子に、“愛してる?”って聞くん?」「お客さ [続きを読む]
  • 第二百七話「メッセージ」
  •  すすきのの店が全く期待通りの結果を出せず、担当のクリちゃんが軽い鬱状態になってしまっているらしい。うちのグループが京都以外で出した初めての店舗で、俺を含め幹部それぞれが出資をしている店舗でもあるから、うまくスタートして欲しかったけど、新天地での出店は、そう簡単ではなかったようだ。時間が作れれば、様子を見に行ってあげようと思いつつ、俺の方も慌ただしい状態で、なかなか北海道まで行ける機会がない。「固 [続きを読む]
  • 第二百六話「ハードとソフト」
  •  ピチピチグループを代表する最高の店舗を作らなければならない。これまで会長から褒められたことなんて数えるほどしかないけど、雄琴のソープランド開業プロジェクトを任せてもらえたということは、俺のことを認めてくれている証拠だ。これは絶対に失敗できない。必ず成功させなければならない。こんな風に気持ちだけは昂ぶっているんだけど、開業までの道のりは遠い。「これ何ですか?めっちゃ高いですけど。」「耐震工事ですわ [続きを読む]
  • 第二百五話「相槌係」
  •  カオルコのお受験面接の当日の朝、気持ちよく寝ているところをサエコに叩き起こされた。まだ朝の六時半、もう少し寝かせて欲しいとサエコの手を払いのけたんだけど、何度も身体を揺すられて、仕方なく起き上がった。なにか文句を言ってやろうと思ったものの、サエコが真顔で俺を見ていて、頬のあたりが引きつっている。文句を言えるような雰囲気ではない。「どないしたん?」「今日はな、カオルコにとって大事な日やから。」「う [続きを読む]
  • 第二百四話「田村浩平」
  •  雄琴での買収店舗の決定から三日後、鮫島部長から電話がかかってきたんだけど、どうも様子がおかしい。すぐに時間を作って欲しいと言われたから、和臣とのミーティングを中断して、上の階に上がろうとしたんだけど、なぜか木屋町の喫茶店に来て欲しいと言う。その喫茶店は、以前にレッドポイントグループの女の子を引き抜こうとしてる現場を目撃されて大騒動になった場所で、あれ以来一度も行っていない。あまり気乗りはしないけ [続きを読む]
  • 第二百三話「タウエさん」
  •  フォーナイトの現役店長の件はさておき、キョウカさんの話からは学ぶべきことが数多くあった。本番ありの風俗であるソープランドで働く女性たちは、お小遣い欲しさにアルバイト感覚でやってくるファッションヘルス嬢たちとは、根本的に覚悟が違うようだ。そして、そんなソープ嬢たちを集めるには、グループ全体からの協力を求めなければならないことも分かった。「もしもし、田附ですが。」「おう、どないした?」「会長、今は京 [続きを読む]
  • 第二百二話「キョウカさん」
  •  いわゆる“中の人”から、雄琴に関する情報を聞くことが出来るのは、とても嬉しい。とにかく色んなことを聞きたいんだけど、いきなり細々としたことを聞いても仕方がないから、まずはキョウカさん自身が、どうして雄琴で働くことになったのかという経緯に照準を絞ることにした。なぜなら、店で働いてくれる女の子がいなければ、営業することが出来ない業態だから、どのようにして女の子を集めれば良いのかについて、少しでもヒン [続きを読む]
  • 第二百一話「面接」
  •  もうそろそろ雄琴の件にも進展がありそうだと思いながら、なにも目立った動きがない悶々とした日々を過ごしている。俺の心の中にポッカリと開いた穴を埋めてくれるのは、妻のサエコではなく、やはりミカしかいない。ここ最近は、雄琴への泊りの視察だという口実で家をあけ、週の半分くらいはミカの部屋で寝泊まりする生活になっている。「また、琵琶湖?」「そうそう、雄琴に二泊くらいすると思うわ。」「大変やね。頑張ってな。 [続きを読む]
  • 第二百話「自分のペースで」
  •  ミカの部屋に立ち寄って、一週間前から置いたままになっていた道後温泉のお土産を持って、自宅へと戻った。返品が出来なかった福岡のお土産に関しては、ミカが職場や知り合いなどに配って処理してくれるというので任せた。サエコが喜んでくれるだろうと思って買った明太子も、どう考えても話の辻褄が合わないので諦めた。「ただいま。帰ったで。」「パパ、おかえりなさい。」「カオルコ、これ、お土産やで。」 さすがに十日間も [続きを読む]
  • 第百九十九話「ヨカナイト」
  •  俺のお相手のヨシエちゃんは、ジャケットを脱がす前にズボンをおろし、さらにパンツを脱がせて、いきなりプレイを開始した。壁三面が鏡張りのバスタブ付きワンルームでの二時間の戦いは、予定通りの三回戦で終了した。 フォーナイトでの戦いに全力を出し過ぎたから、もう他の店に出掛ける元気は無く、「時間があるときに通って、雄琴のことを調べ上げます。」と会長に言って、今回の視察を終えた。あれだけのサービスを受けた後 [続きを読む]
  • 第百九十八話「フォーナイト」
  •  雄琴の街をひと通り見て回ってから、事前に予約してあった湯元屋という温泉旅館にチェックインした。まずはフォーナイトを見てみたいから、さっき電話して、午後イチで迎えのクルマに来てもらうように手配した。「田附、そのジーパン、履き替えろよ。」「え?」「あの店は、ジーパンはNGや。」「ほんまですか。」「あと、ジャケットも忘れんなよ。」 時間通りに到着した送迎車両は、ピカピカに磨き上げられた黒光りしたセンチュ [続きを読む]
  • 第百九十七話「おごと視察」
  •  平和堂っていう滋賀県のご当地スーパーマーケットを除けば、特に目立った建物が無い道路を、会長を助手席に乗せて、雄琴へと向かう。旧道の方を回れば、琵琶湖が見えたりして風光明媚なのかもしれないけど、信号が多いし、道も狭いから、二倍くらいの時間がかかるらしい。「なんて店に向かえば良いですか?」「とりあえず車でグルっと回って、それから考えよか。」「分かりました。」 今回の雄琴視察は、これまでに行ったすすき [続きを読む]
  • 第百九十六話「アウトロー」
  •  職員室に併設されている会議スペースのようなところに座って、ファッション業界ではなく、ファッションヘルスであることを説明して、まずは誤解を正した。それから、高校を卒業して大学に入り、芸能プロダクションに入社して、オヤジが死んで、風俗業界に入った経緯を話していたら、すぐに小一時間が経った。「俺には良く分からん世界やけど、元気そうで良かったよ。」「先生も、おかわりなくお元気で、嬉しかったです。」「また [続きを読む]
  • 第百九十六話「アウトロー」
  •  職員室に併設されている会議スペースのようなところに座って、ファッション業界ではなく、ファッションヘルスであることを説明して、まずは誤解を正した。それから、高校を卒業して大学に入り、芸能プロダクションに入社して、オヤジが死んで、風俗業界に入った経緯を話していたら、すぐに小一時間が経った。「俺には良く分からん世界やけど、元気そうで良かったよ。」「先生も、おかわりなくお元気で、嬉しかったです。」「また [続きを読む]
  • 第百九十五話「ヒロコちゃん」
  •  自分が担当するわけでもない店舗の視察となって、完全にヤル気が無くなった。昨晩は乱交パーティだったし、明け方にも勢い余ってミカの部屋で一発やったし、もう今の俺なんて絞りカスのようなものだ。とはいえ、道後温泉と言えば、日本有数の温泉街だから、とんでもない掘り出し物の女の子に出会えるかもしれない。「いらっしゃいませ。どーぞ。」「あ、はい。」「お兄さん、うちは何回目ですかね?」「いや、初めてです。」「見 [続きを読む]
  • 第百九十四話「噂の」
  •  いよいよ明日から松山出張だ。高校時代に遊びに行ったことがあるピンサロなどは、もう無くなってしまっているだろうけど、久しぶりに故郷に帰るようで気分が弾む。しかも、今回は、俺が担当することになる店の視察だから、札幌の時とは気合いの入れようが違う。あの街で最も有名なファッションヘルスを作ったるねん。「たぶん、戻りは来週の日曜くらいになるわ。」「うん、分かった。頑張って来てな。」「カオルコとサクラコにも [続きを読む]
  • 第百九十三話「ケイコちゃん」
  •  クリちゃんが雄琴の件で電話をくれた翌日、月例の店長会議があり、会議終わりに会長から「来週末は、道後温泉や。」と告げられた。クリちゃんの情報、全くアテにならへんやん。札幌で業務に追われているから、耳の調子まで悪くなってるんかもしれん。 たしかに、道後温泉と言えば、俺が中学と高校の六年間を過ごした松山だから、土地勘がある俺に任せるのが順当なところだろう。雄琴でソープをやる気満々だったけど、道後温泉だ [続きを読む]
  • 第百九十二話「出張予定」
  •  店長候補として入店してから一カ月が経った和臣は、女の子たちからの信頼を勝ち取り、二人のマネージャーを従えて、俺の期待以上のスピードで成長している。プリプリが自分の手から離れてしまうような気がして少し寂しくもあるけど、俺自身が好きなように動き回れる状態になったことが嬉しい。別に大した仕事はしてないとは言え、煩わしい日常の業務から離れることが出来れば、自由に出張にも行ける。「今度、どっか出張に行こか [続きを読む]