asa さん プロフィール

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asaさん: 風と歩く
ハンドル名asa さん
ブログタイトル風と歩く
ブログURLhttp://ryousennnokaze.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文高山も低山も、山歩きの幻視の向こうに何が見えるかを書こうとしています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2009/12/01 09:59

asa さんのブログ記事

  • 中国山地幻視行〜カタクリの花・寂地山
  • 中国山地幻視行〜カタクリの花・寂地山  毎年、山口県の最高峰・寂地山(1337?)のカタクリの花を見に行く。タイミングは5月の連休のころと決めていた。春の訪れの早いか遅いかによって、開花時期に若干のずれがある。昨年は4月30日に登ったが、季節は終わりかけであった。今年は4月24日に向かった。春が来るのが遅めで、桜をはじめ開花が遅れていたので、カタクリはやや早いかとの思いがあった。そのため重い一眼レフを [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜山は霞のかなた・三倉岳
  • 中国山地幻視行〜山は霞のかなた・三倉岳 食後のコーヒーと板チョコをザックから取り出す。「しまった」と内心思う。板チョコはドロドロに溶けていた。気温をチェックすると、20度を少し超したあたり。つい先日まで雪だのなんだのといっていたのに。もう携帯用のクーラーボックスが必要な季節が来たようだ。 4月19日。登山口では満開のヤマツツジが出迎えた。ほどなく長い石段に取り付く。汗が額を流れる。幸い、風が少しある。 [続きを読む]
  • 桜開花〜四季・彩時記
  • 桜開花〜四季・彩時記 桜の季節である。櫻の樹の下には屍体が埋まっている、と書いたのは梶井基次郎で、その解釈はさまざまあろうが、とりあえずはその背後に「死」のにおいを感じさせるほど凄みある美しさが桜にはある、とでも言っておこうか。 中国山地の里山に咲く桜を見て回った。サクラの語源としてサ(稲)の神が憑依するクラ(座)だとする説もあるくらいで、桜は里山によく似合う。 広島市の西方、廿日市市津田に向かう [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜・思わぬ雪・恐羅漢山
  • 中国山地幻視行〜・思わぬ雪・恐羅漢山 もうすぐ樹林帯を抜けるはずだ。そう思って足元を見ると、カンジキがあらぬ方向を向いている。ベルトが外れたか。雪面に座り込んでカンジキを外す。「!」。ベルトは、外れたのではなく切れていた。 3月30日、広島・島根県境に位置する恐羅漢山(1346?)。スキー場はとっくに営業をやめている。しかし、例年になく雪は多かった。ゲレンデの下部でカンジキをつけ、登り始めた。ゲレンデ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜残雪の羅漢山
  • 中国山地幻視行〜残雪の羅漢山 羅漢とは阿羅漢の略で、修行僧を指す。ものの本によると、羅漢山という山には奇岩が並び立ち、遠望するとそれらが修行僧のように見えてこの名がついたとされる。しかし、我々からするとこの山に奇岩のイメージはなく、お椀を逆さにしたような半円形の整然とした山容のイメージが強い。いま「羅漢山」と聞いて、修行僧のイメージを思い起こす人は少ないのではないか。なお、この山の北方には恐羅漢 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜春うらら・大峰山
  • 中国山地幻視行〜春うらら・大峰山 「うらら」は「麗」と書く。手元の辞書によれば、空が晴れて、太陽が明るく照っているようす。春の日をいう場合が多い―とある。3月19日、3連休の真ん中のこの日は、この言葉通りの一日だった。 午前9時ごろ、広島市の近郊、大峰山(1050?)のふもとの駐車場に車を入れた。かつては分校のグラウンドであったが廃校となり長く放置されて雑木に覆われた。地元の人たちが整備して、立派な駐 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜残雪漫歩・深入山
  • 中国山地幻視行〜残雪漫歩・深入山 懸案の仕事がひと段落した。窓の外はいい天気。久しぶりに出かけてみるか。しかし、このところ山はご無沙汰。間違いなく体はなまっている。どうしようか。思案をするより、出かけてみよう。 深入山。国道からすぐ入ったあたりまで路面は雪で覆われていた。スノーシューを準備。ところが、最近はいていなかったためか、経年劣化のせいか、ゴムバンドが切れてしまった。急いで予備のカンジキに [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜思わぬ雪と氷・三倉岳(2月13日)
  • 中国山地幻視行〜思わぬ雪と氷・三倉岳(2月13日) 9合目を過ぎて、中岳に向かう。途端に雪が多くなる。この辺りは鞍部で風が通りやすい。山間部に雪を降らせた風が、ここまでくるのだろう。比較的乾いた雪で、足元でキュッと鳴る。靴底の溝に詰まって、滑る感覚がある。アイゼンを持ってくればよかった、と思うがもう遅い。そのうち、狭い溝状の山道になる。 なんとか登り切って、中岳から夕陽岳への長い溝状のルートに向かう [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜快晴の宮島・弥山
  • 中国山地幻視行〜快晴の宮島・弥山 いつのころからか、初登山は宮島・弥山と決めている。1月6日、その弥山に登った。例年のことだが、年々急坂が身にこたえるようになった。いつの間にか大聖院からではなく、もみじ谷からの登山道に取り付くようになった。コース全体としてはそれほど差はないのだが、取り付き部分が、もみじ谷の方が緩い。知らず知らず、なるべく緩くて楽な方を、という選択をし始めているわが身が情けなくも [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜今年初の雪山・窓が山
  • 中国山地幻視行〜今年初の雪山・窓が山 所用があって広島高速を走っていたら、中国山地が白くなっているのが目に入った。そういえば、天気予報は山間部に雪が降るだろうといっていた。思いかえせば1カ月以上も山はご無沙汰である。行ってみるか。…翌日、車を山間部に走らせた。 雪の山といってすぐ頭に思い浮かぶのが、窓が山(711?、佐伯区五日市町)である。なぜだか分からない。市街地から近く手っ取り早いこと、独立峰 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜黄葉の深き森・天上山
  • 中国山地幻視行〜黄葉の深き森・天上山 前回、うっかり「最後の紅葉」とタイトルをつけてしまった。もう見納めと思ったからだ。しかし、見納めではなかった。 天上山(972?)に登った。巨木が連なる深い森がある。かつて郡部だったが、市町村合併で広島市の一部になった。なんとも落ち着かない。中国山地の懐に抱かれた山域、といったほうがしっくりくる。 「竜頭の滝」方面から登った。山頂まで2時間余りである。渓谷に沿っ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜最後の紅葉・大峰山
  • 中国山地幻視行〜最後の紅葉・大峰山 大峰山の山頂直下、ブナ林の陰で一休みしていると葉がざわっと揺れた。風ではない。雨である。予報では、夕刻から降るとなっていたが、少し早まったようだ。山の天気はわからない。先を急ぐ。八畳岩に着いたころ、本降りになった。 期待していなかったが、紅葉(黄葉)は盛りであった。晴れていれば透明感を増していたに違いない。残念なことだった。それでも、はるかに見える西大峰は、晩 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜紅葉の比婆連山
  • 中国山地幻視行〜紅葉の比婆連山 息を切らして池の段の登りを登り切った。冷気と湿度を含んだ風がほほをなでた。思わず後ろを振り返った。紅葉の比婆山にガスがかかり始めていた。比婆山の山頂付近は雨かもしれない。 牛曳山はここ2、3年、紅葉の時期に登っている。今年は比婆山にするか。六ノ原の事務所で、念のため聞いてみた。比婆山は100%、牛曳は60%ぐらい、と返事があった。やはり比婆山に、と決めて歩き出した。  [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜瀬戸の絶景と四国山地・七国見山
  • 中国山地幻視行〜瀬戸の絶景と四国山地・七国見山 瀬戸内海のほぼ中央、広島県・上蒲刈島の七国見山(457?)に登った。正確に言えば中国山地ではないのだが、ここでは便宜上「中国山地幻視行」の一編とさせていただく。 なんだ、500?もない山か、と思われそうだが、登山口は海抜ゼロ?にあり、正味登らないといけない。そのうえ、島の山にはよくあることだが、ほぼ初めから終わりまで急登である。山道は階段状に作られていたが [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜黄金と青の競演・三倉岳
  • 中国山地幻視行〜黄金と青の競演・三倉岳 10月10日、最近になく空は晴れた。おまけに今日は「体育の日」。三倉岳にとりつくと、結構な数の人たちが追い越していった。汗をぬぐい、やり過ごした。若い人が多い。しかし、頂上へ向かう人はほとんどいない。山道の左右に点在する思い思いの岩場に取り付いたようだ。かくして、あくせく登る我が頭上で、セミの声ならぬ人の声が飛び交う。 山頂から見下ろすと、黄金に揺れる稲田が目に [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜秋はいつ来る・吉和冠
  • 中国山地幻視行〜秋はいつ来る・吉和冠 この山は広い裾野と、三角形にとがった山頂付近で成り立っている。その頂上直下にたどり着いたとき、頭上から声がした。目を上げると、人が立っていた。一人ではない、数人だ。と思ったらその数は10人以上に増えた。山頂から降りてきたグループに違いない。道をよけてくれ「どうぞ」という。「いや、ここで休みますので」と答えて、脇に腰かけた。クマよけに、と思って鳴らしていたラジオか [続きを読む]
  • 常人ならざる体験をさらりと語る〜高野秀行の講演を聞く
  • 常人ならざる体験をさらりと語る〜高野秀行の講演を聞く 「謎の独立国家 ソマリランド」という分厚い本を書いた高野秀行の講演を9月24日に聞いた。「未知の旅には罠がある」のタイトルで、広島県山岳連盟が主催した。 高野は早稲田大の探検部にいたころ、コンゴの謎の怪獣「ムベンベ」を追った体験をまとめた「幻獣ムベンベを追え」などで作家として出発した。講演での本人の弁では当初「辺境作家」としていたらしいが、そうす [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜久々の山・恐羅漢
  • 中国山地幻視行〜久々の山・恐羅漢 気がつけば立山・大日岳以来、1カ月以上も山から足が遠のいていた。サボっていたわけではない。所用がたてこみ、夏は暑く、9月になれば雨続きの天候でこうなってしまった。9月23日は、久々に中国山地が晴れたので恐羅漢を目指すこととした。 久しぶりの晴れ間というのに、恐羅漢スキー場の駐車場に車はなかった。花の咲いていないゲレンデをひとりいく。こうなると、怖いのはクマである。ザ [続きを読む]
  • 冒険は表現行為である〜山の図書館
  • 冒険は表現行為である〜山の図書館「旅人の表現術」(角幡唯介著) 角幡は自らを「探検家」と称している。普通、探検家が書いた著作とは、探検という行為がまず完結し、そのおまけとして探検記が存在する。場合によっては、そこにゴーストライターが介在する。しかし、角幡の著作はそうしたものとは全然違う。うらやましいことに、角幡は探検家としての身体能力とノンフィクションライターとしての文章表現能力と思索力を併せ持つ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜深入山・花盛りの山
  • 中国山地幻視行〜深入山・花盛りの山 7月29日、深入山に登った。登山口で気温を計ったら、34度である。さすがにこんな日はだれもが敬遠するらしく、駐車場に車は1台もなかった。つまり、登る人などいないと推測された。 しかし、山道に足を踏み出すと、予想しなかった風景が出現した。まず、キキョウの競演である。道の両側には、紫の花が並んで待っていた。しかし、この暑さ。しばらくして汗が止めどなくふきだす。我慢してし [続きを読む]
  • 北アルプス幻視行〜立山・大日岳縦走(2)
  • 北アルプス幻視行〜立山・大日岳縦走(2)≪7月21・22日≫ 剣御前小屋から新室堂乗越をへて奥大日岳へと向かう。今日の最終目的地は大日小屋である。なだらかな稜線を、花をめでながらルンルンで歩く…と思っていた。 この稜線の最高地点である奥大日岳までは、ほぼ予想通りであった。しかし、その先は険相の山道が続いた。鉄梯子を伝う急降下あり、絶壁上部のトラバースあり…。それでも、大きなピークを二つ越えれば、大日小 [続きを読む]
  • 北アルプス幻視行〜立山・大日岳縦走(1)
  • 北アルプス幻視行〜立山・大日岳縦走(1)≪7月19・20日≫ 九州・中四国・近畿・東海で梅雨明け宣言が出た翌日、信濃大町から扇沢をへて黒部アルペンルートを使い室堂に入った。立山と大日岳を縦走するためである。 もう20年はたつはずだ。富山から室堂に入り五色原、スゴ乗越をへて薬師岳から三俣、双六を縦走したことがある。最後は西鎌から槍へと思ったが台風の急接近で新穂高に駆け下りた。しかし、もうそんなことはでき [続きを読む]
  • 巨大な壁を舞台に人間ドラマ
  • 巨大な壁を舞台に人間ドラマ「大岩壁」(笹本稜平著) ナンガ・パルバット。パキスタン北部にあり、日本語では「裸の山」。標高8125?のうち、谷底から山頂まで標高差5200?のほとんどは垂直に近い岩壁で、吹き付ける強風のためほとんど雪がつかないという。山頂を目指した登山家のうち5人に1人が死亡するという危険な山で「人食い山」とも呼ばれる。冬季登頂が果たされていない8000?峰はK2と、このナンガ・パルバットだけであ [続きを読む]