asa さん プロフィール

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asaさん: 夕陽の回廊
ハンドル名asa さん
ブログタイトル夕陽の回廊
ブログURLhttp://yuuhikairou.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文今の世の中これでいいのか、と思いながら一言
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供68回 / 365日(平均1.3回/週) - 参加 2009/12/03 13:50

asa さんのブログ記事

  • 単純が生む面白さ〜映画「ノー・エスケープ 自由への国境」
  • 単純が生む面白さ〜映画「ノー・エスケープ 自由への国境」  トランプ大統領の選挙中の公約に、米国とメキシコ国境に壁を造るというのがあった。まだあきらめていないらしいが、移民排斥の動きは、トランプ大統領だけでなく米国民の感情の底流としてあるのだろう。この映画も、そうした感情を織り込みながら米国・メキシコ国境で起きていることを映像化した。  といっても、政治的色彩はまったくない。追うものと追われるも [続きを読む]
  • 現下の政治を整理するための好著〜濫読日記
  • 現下の政治を整理するための好著〜濫読日記 「自民党―『一強』の実像」(中北浩爾著)  森友学園疑惑、加計学園疑惑と、安倍晋三政権の腐敗が露呈している。根幹には、「一強」ぶりが際立つ官邸に対して政官の行き過ぎた忖度があると思われる。では、官邸の一強体制はどのように出来上がったのか。それを考えるうえで参考になる書である。それは同時に、現下の政治状況を整理するための、最適な一冊でもある。  全体を俯 [続きを読む]
  • 超監視社会への流れを告発〜映画「スノーデン」
  • 超監視社会への流れを告発〜映画「スノーデン」  「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が7月11日付で施行された。多くの市民が懸念するように、複数の人間で特定の意思表示を企てただけで処罰の対象になりかねない。その前段として「企て」を立証するために、権力を行使する側の膨大な監視行為が行われる。  国会での議論で、政府は「一般人が対象になることはない」といいながらも「目的が一変して犯罪集団とみ [続きを読む]
  • 戦場から虚無の世界へ〜濫読日記
  • 戦場から虚無の世界へ〜濫読日記 「大岡昇平 文学の軌跡」(川西政明著)  むかし、雑談をしていて大岡昇平の「レイテ戦記」に話が及び「これだけ詳細に戦場を描いていながら女性のこと(「慰安婦」のこと)が出てこないのはなぜだろう」という指摘を聞いたことがある。確かに、戦記文学の最高峰といっていい「レイテ戦記」には「戦場にいた女性」のことが書かれていない。しかし、それを「不思議なこと」とは思えなかっ [続きを読む]
  • 動乱の時代が始まった〜社会時評
  • 動乱の時代が始まった〜社会時評 都民が常識的な判断 A)すでに報じられているように、東京都議選は自民が惨敗。小池百合子知事を先頭に立てた都民ファーストの会が第一党になった。 B)自民の惨敗は予想通り。これまで、安倍晋三をリーダーとする自民党がなぜこれほど強気でいられるのか理解できなかった。東京都民が常識的な判断をしたといえる。 C)しかし、それに代わって小池新党というのも…。 A)変わり映えしない [続きを読む]
  • 暴言・暴言また暴言〜社会時評
  • 暴言・暴言また暴言〜社会時評 言語クーデター A)暴言が続く安倍晋三政権で、またまた暴言が飛び出した。 B)稲田朋美防衛相の自民党候補応援演説。6月27日夜に「防衛省、自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と発言した。 C)防衛省や自衛隊として特定の候補をお願いする、などというのは少しでも社会常識のある人間なら分かりそうなこと。この程度の人間が日本の防衛の中枢にいるのかと思えばぞっとする。 A) [続きを読む]
  • 戦後思想のかたちを変える作品〜濫読日記
  • 戦後思想のかたちを変える作品〜濫読日記 「東京プリズン」(赤坂真理著)  15歳の時、母のある考えで米国の高校に通うことになったマリ。米国メイン州の片田舎で1級遅れの9年生として通う中で言語や文化の壁と格闘する。16歳になったある日、1級遅れを解消するための課題が学校側から提示される。「天皇の戦争責任」について、ディベートの口火を切るスピーチをせよというものだった。「天皇の戦争責任」どころか「戦争 [続きを読む]
  • いつまで続く政治の荒野〜社会時評
  • いつまで続く政治の荒野〜社会時評 ◆2回生議員の不祥事相次ぐのはなぜ  既に多くのメディアで報道されているが、自民の当選2回組の不祥事が相次ぐ。それも信じられないものばかりだ。「週刊新潮」6月29日号(6月22日発売)は豊田真由子議員(埼玉4区)による、秘書へのパワハラを報じた。秘書のミスを異常ともいえる言葉遣いで叱責。音声データも公開されたため、逃れられない物証となった。傷害、暴行、脅迫などの容疑 [続きを読む]
  • 強まる翼賛体質〜加計学園問題を考える
  • 強まる翼賛体質〜加計学園問題を考える ◆再リーク恐れた政権 A)加計学園問題が大詰め局面に入った。6月16日には、半日だけにせよ安倍晋三政権は参院予算委を開かざるを得なかった。 B)その前に、民進党が国会で提示した文科省の内部文書が、全部ではないが存在が確認された。これを受けて内閣府も内部調査を行い、結果を発表した。内閣府の方はたった半日の調査だ。 C)当初から予想されたことだが、「総理のご意向」「 [続きを読む]
  • 「国会」が死んだ日〜社会時評
  • 「国会」が死んだ日〜社会時評 ◆中間報告―本会議採決という愚行 A)いわゆる共謀罪法(改正組織的犯罪処罰法)が6月15日、参院本会議で採決、成立した。委員会審議を中間報告という形ですっとばした異例の強硬策だった。 B)日本の国会は委員会制度をとっている。選挙の結果得た議員の数だけが意味があるのであれば委員会審議は必要ない。しかし、少数政党の意見も聞き、できる限り政策に反映させるため委員会審議も行わ [続きを読む]
  • 都市こそが事件の引き金を引いた〜濫読日記
  • 都市こそが事件の引き金を引いた〜濫読日記 「まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学」(見田宗介著)  「永山則夫 封印された鑑定記録」(堀川惠子著、岩波書店)に以下のような記述がある。  「?連続射殺魔?は、あらゆる人間関係の磁場からはじき出され、孤立していた。少なくとも逮捕されるその日まで、彼にまなざしを注いだ人間は誰もいない。(略)彼は、どこにいなかった。いることができなかったからこそ [続きを読む]
  • 100年前と変わらぬヨーロッパ〜映画「サラエヴォの銃声」
  • 100年前と変わらぬヨーロッパ〜映画「サラエヴォの銃声」  1914年、サラエヴォで響いた一発の銃声が、ヨーロッパを奈落の底に叩き落した。事件から100年、「ホテル・ヨーロッパ」では記念式典が開かれようとしている。大学教授にインタビューするジャーナリスト、演説の原稿を練るVIP、ストを企てる従業員とそれを阻もうとする経営者。そんな中に、あの事件と同姓同名の男、ガウリロ・プリンツィプが現れる…。  「ヨーロ [続きを読む]
  • 戦後思想をきちんととらえるには〜濫読日記
  • 戦後思想をきちんととらえるには〜濫読日記 「さらば、民主主義 憲法と日本を問い直す」(佐伯啓思著)  安倍一強独裁の昨今の政治を見ると、何とかならないかと思う。しかし、考えてみればこの政権、我々の投票結果を受けてできた。嫌ならこうした政権ができないような投票行動をすればいい。しかし、なかなかそうはならない。なぜだろうか。あるいは、米国でトランプという異形の大統領が生まれた。これは民主主義の危 [続きを読む]
  • 浅はかで軽薄な駄作〜映画「たたら侍」
  • 浅はかで軽薄な駄作〜映画「たたら侍」  「たたら(鑪)」とは古代から続いた日本独自の製鉄法で、中国山地にも炉跡が残る。映画は戦国期から江戸期にかけての出雲の山村を舞台にした。期待はしなかったが、素材の魅力にひかれて観てしまった。感想は…。いやはや、である。入場料を返して、と本気で思った。  たたら製鉄を生業とする村の若者、伍介(青柳翔)。かつて野武士に襲われた経験から、村を守る手段を持ちたいと思 [続きを読む]
  • 安倍政権並み、メディアの体たらく〜社会時評
  • 安倍政権並み、メディアの体たらく〜社会時評 内調とつながる「ジャーナリスト」 A)このところ、メディアのだらしさが目立つ。 B)ひとりの女性が5月29日、検察審査会に不服申し立てをし、その後会見した。準強姦罪の被害者としての訴えだったが、顔も出して覚悟の会見だった。相手は元TBSの山口敬之という記者だ。 C)この件は週刊新潮5月18日号、25日号で詳しく報じている。注目すべきは、新潮の取材を知った山口が [続きを読む]
  • いつのころからか「青年」がいなくなった〜濫読日記
  • いつのころからか「青年」がいなくなった〜濫読日記 「青年の主張 まなざしのメディア史」(佐藤卓己著)  そういえば、かつて「青年の主張」というのがあった。「成人の日」のころ全国大会があり、NHKが放映していた。この書の巻末資料によると、1954年に第1回があり、途中で「青春メッセージ」と改題して2005年まで続いたらしい。最初はおそらくラジオだったのだろうが、そこまでの記憶はさすがにない。働く青年を [続きを読む]
  • もう、安倍政治を取り換えるしかない〜社会時評
  • もう、安倍政治を取り換えるしかない〜社会時評 距離感が保てない政治家 A)森友学園問題に続いて、加計学園問題が政権を揺るがせている。 B)「国家戦略特区」によって加計学園が経営する岡山理科大の獣医学部新設がこの1月に認められ、今治市内で来年4月開校の運びとなった。その経緯をめぐって、当初から「加計学園ありきでは」とみられていたが、「総理のご意向」などと記した文科省の文書が民進党など野党の手にわた [続きを読む]
  • なぜか今、改憲議論
  • なぜか今、改憲議論 ■まるで読売の勧誘員 A)安倍晋三首相が読売新聞のインタビューに応じ、5月3日付で掲載された。ポイントは三つあって、まず改憲の目安を2020年としたこと、二つ目は憲法9条の1項、2項を現状のまま残し、新たに3項を加えて自衛隊の存在を認める文言を盛り込むこと、三つ目は教育無償化を前向きに議論すること―。大まかにはこんなところか。同様の趣旨のビデオメッセージが3日の改憲派の集会で披露さ [続きを読む]
  • ある誠実な作家の生と死〜濫読日記
  • ある誠実な作家の生と死〜濫読日記「戦場で書く 火野葦平と従軍作家たち」(渡辺考著) 五十嵐恵邦著「敗戦と戦後の間で 遅れて帰りし者たち」は五味川純平の「人間の條件」を取り上げる中で、主人公の梶上等兵が祖国に帰還しないまま中国東北部の雪原で死んでいったことに触れ「とうとうダイダンエンか」とつぶやいた臼井吉見の読後感を紹介している。「人間の條件」は、敗戦から2年遅れて中国から帰国した五味川が、良心 [続きを読む]
  • 米国の現実に迫る〜映画「ムーンライト」
  • 米国の現実に迫る〜映画「ムーンライト」  フロリダの黒人街を舞台に差別と貧困、いじめ、ドラッグ、ゲイの問題に焦点を当て、その中で生きていく一人の青年シャロンの内面を浮き彫りにした作品である。製作総指揮はブラッド・ピット。全編青を基調にした美しい映像とドキュメンタリータッチの迫真に満ちたカメラワークが貫かれている。ドラマ的なまとまりよりもそうした映画としてのタッチに比重が置かれている。その分、ス [続きを読む]
  • 重厚で安定した映像美〜映画「追憶」
  • 重厚で安定した映像美〜映画「追憶」  「駅 STATION」や「夜叉」「あなたへ」で高倉健を主役に、日本的な味わいの映像美を追求してきた降旗康男監督が、岡田准一を主役に据えて撮った新たな「降旗ドラマ」である。木村大作を映像監督に起用、日本海に沈む夕陽と北アルプスの山塊がドラマに奥行きを与える。  海辺のスナック「ゆきわりそう」は、家庭の温かみを知らない三人のこどもたちにとって、つかの間の和みを共 [続きを読む]
  • 「朝鮮半島危機」に関するいくつかの疑問
  • 「朝鮮半島危機」に関するいくつかの疑問  1994年以来の「朝鮮半島危機」が深刻化している。けさ(5月1日付)の新聞報道によると、稲田朋美防衛相が安保関連法に基づき、米国艦艇などを守る「武器等防護」を自衛隊に命じたという。これによって有事の際にはヘリ搭載型護衛艦「いずも」が米補給艦を防護する。補給艦は日本海を北上中の米原子力空母カール・ヴィンソンへの補給活動が想定され、これによって米朝間で戦闘が発生 [続きを読む]
  • 薫り高く精緻な世界〜濫読日記
  • 薫り高く精緻な世界〜濫読日記 「地下道の鳩 ジョン・ル・カレ回想録」(ジョン・ル・カレ著)  出世作「寒い国から帰ってきたスパイ」以来、「スマイリー」三部作や「リトル・ドラマー・ガール」、最近では「誰よりも狙われた男」で注目されるジョン・ル・カレ。1931年生まれだから、既に80代の後半である。老境のカレが過去を振り返り、いくつかのエピソードをまとめた。  タイトルからしてミステリアスである。自身の [続きを読む]
  • 広島と沖縄 死者との対話 A・ビナード×三上智恵?
  • 広島と沖縄 死者との対話 A・ビナード×三上智恵? 沖縄の人たちを二度殺すのか  三)戦争で沖縄は防波堤にされた。捨て石で時間稼ぎだったが、本当は防波堤にすらならなかった。沖縄戦は無駄死にだった。20万人が地獄のような2カ月間を体験する中で日本国の指導者たちが少しでもいい和解を引き出すことができたかかといえば、何もできなかった。それどころか、沖縄の島々にたくさんの日本軍を配置して沖縄の若者も使っ [続きを読む]