運命をわけるもの

それは遺伝とか 環境ではなく 気まぐれだと思う。     ...

今日の大仏

天気が良くて とても暖かかったけど ちゃんと お堂の中にいた。 ...

夜桜

目的が花とは 限らない。    ...

春には

春には 二人の距離の保ち方が 急に難しくなる。 ...

ヒツジの沈黙

ことばは出ない。 寒いから。 に...

リボンの母

買い物にしか 興味がない。       に...

自転車に乗れば

自転車に乗れば いつもここに辿り着く。 ママさん、ソーリー。 にほん...

みんなにいいさ

とても素敵な 真珠の首飾り 糸が切れて バラバラになることもある。 ...

2月14日を待ちながら

ハートは傾いてきているけれど 暗くなれば 点灯します。 ...

馬と熊と

本当の目的地は どこにあるのか。 旅行写真を撮る人は みんながそう思う。 ...

星をさがして

もう何年も 星を見ていない。       にほ...

黒いアトム

未来は希望にあふれている はずだったのに。 ...

ずっとここにいるよ

あなたがいいと言うまで ずっとここにいるよ。 ...

穏やかな午後

穏やかな午後だったのに。 先のことは やはりわからない。  ...

ひろこの1号

なぜ「の」が入るのか。 2号もいるのか。 よくわからないものの 我が家にも...

本番前

やり残したことが 見え隠れして 吐き気がした。   ...

マジック

マジシャンの話し声は いつも 耳に心地よい。 ...

You are my thrill

   You are my joy and pain.         ...

光のあたる場所

写真は 光のあたる場所と そうでない所から 成り立っている。 ...

コインストリート

10円玉を握りしめても あの頃の高揚感は 戻らない。 ...

B-SET

Aセットがダメなら Bセットでいいか。 その選択が間違っていた。 ...

安全な街

安全を守るために 製造されたワタシは どこまで安全か。 ...

初めての骨折

  信頼していた体が 裏切ることもあるんだと 初めて知った。 ...

輝くクルマ

そう遠くない昔 街には着飾った女性たちが歩き 車は素晴らしく輝いていた。 ...

屋上の女神

うつむいて歩く人には 微笑んでくれない。   ...

黄色い店

ここでは 夕食のメニューの内容ではなく それ以外のことを話し合いたい。 ...

ハロウィンはよくわからない

カボチャは体にいいのよ と何度も聞かされて 今では自分もそう信じている。...

White Soft Head

まだ変身途中なのに 街を歩くなんて とても白くて、やわらかい。 ...

Lion Gate

   ライオンの飼い主は いつの時代も 悩みが多い。            ...

人造湖

たくさんの水を集めると まず名前が 次には伝説が 必要になる。  ...

檻の内と外

檻の内と外が わからなくなると 影も現実を 裏切るようになる。 ...

第9波

どんな口だったか もう忘れたの？   ...

残った椰子の葉

今年の夏はどうだったかって？ とてもとても。 ...

よく見る顔

よく見かけると思ったら 千円札の人だった。 ...

再雇用

年金が出るまでは やむを得ない。 ...

Lush Life

   苦しい時に現れる幻覚が あなたの願望ですよ と占い師は言うが。     ...

Stand by Me

   時々喧嘩もするけれど トラブルの時は 助けてほしい。          ...

8月15日

毎日を終戦記念日に と主張したあなたは もういない。 ...

金曜日

金曜日の夜は進みます。 突進のように 進みます。  ...

夏休み

塾の帰りには どうしてもここで 立ち止まってしまう。 ...

Midsummer

   高気圧の力が 町を支配した日 道を歩く人はいなかった。         ...

リモート

オフィスが修理工事中    ...

跳べない象

ジャンプができない動物は 象だけなんだよ と君が教えてくれる夏。 ...

お父さんの立ち位置

正しい判断は 年々難しくなってきている。 ...

ウエスト

人生は ウエストサイズを中心に 回っている。 ...

みらいの行方

たぶん あなたの指さす方向は 間違っている。 ...

甘い香り

甘い香りに誘われて たどり着けば あなたの後ろ姿   ...

夏の予感

車の後部座席で うたた寝をしていたら 夏の予感 ...

ミミズクはフクロウか

フクロウだけが 哲学をする というわけではないようだ。 ...

定位置

柱の陰に立つところから 長い夜が始まる。   ...

揃えるということ

長い修行で身につけたのは 履き物を揃えるという行為。 ...

赤い家の古いドア

夜になると たくさんの人がやってくるけれど 出ていくのを 見たことがない。...

休日の思い出

満足は出来たかい と君は問いかけてくる。 ...

あおいくま

いやにお節介な あおいくま  ...

商談

新しい家族は こんなふうに 決まっていく。    ...

リベット

目の前の光景が 信じられなくなったら リベットを打て。   ...

鉄なべ

貧血で悩むあなたに にほんブロ ...

飛ぶ前に

ひとつおもしを捨てて からだを軽くする。 遠くまで 飛べるように。 ...

モウいいのか

まず疑ってかかる ということを学んだ気がする。   ...

転んだ夢

隠れ家のようなバー。 なんと心地よくも あやうい響き。 ...

WARNING

WARNINGの中にはWARが含まれている。  ...

類人

もっともらしいことを言って わたしたちを導こうとする。 ...

ペンギンは知らない

春はまだやろ。 に...

終了した伝説

間に合わなかった。 決断が遅かったのか 足が遅かったのか。 ...

97パーセント

愛も 97パーセントを超えると フィクションに変わる。 ...

小さな赤い家

夢がかなえば 小さな赤い家に住みたい。 いかにも女の子らしいと 思ったのが...

一緒には暮らせない

あれほど来てはいけないと 言ったのに。 それとも助けに来てくれたの？ ...

侵食の過程

少しずつ進行することに わたしたちは 気づけない。   ...

ドアの前で

このドアの向こうに 未来はあるのか。    ...

機械仕掛け

機械は全て どこかの誰かが考えて つくり出したもの。   ...

見なかったことに

都合の悪いことは 見なかったことにして 過ごしたい。 ...

クリスマスには敵わない

クリスマス期間中は 一番下の段に移っていました。 みんな一緒に。   ...

水平線

こころが波立つ人ほど 水平線に惹かれてしまう。 ...

失われた歯

歯が一本抜け落ちると 自分を作っていた部品が ひとつ欠品になってしまう。 ...

冬の海

来たよ。 来たのね。 ...

夜行性

夜に活動するからといって 悪いことをするわけではない。 ...

パンダの落とし物

別れは突然やってくる。 気をつけていても。   ...

休日の午後

プラグはないけど 充電していたい。    ...

残業帰り

今日は 特別に消耗した ような気がする。 ...

夜のバランス

ごくまれに 夜の平衡が乱れる時がある。 傷つきやすい心のように。 ...

駅で待て

車に乗れば きっと父は言う。 重心はどこにある。 ...

主のいない場所

救いへの道は 献金から始まるのです と宗教家は言った。   ...

車庫

車庫と書いた人は もういない。 それでも 夜は更けていく。 ...

赤は血の色

血はぼくの体から出た途端 ぼくのものではなくなってしまう。 他人になったぼ...

封印

いま出てこられても ちょっとまずい。   ...

TAKE OUT

持ち帰った料理を 食べないことがある。 気圧が下がったせいではなくて あな...

ボタンを押す人

願っている。 ボタンを押す人の姿勢が いつも正しいことを。 ...

大人のマネキン

いつまでも青いわたしに教えてほしい 大人のマネキンになる方法 ...

仕事はつづく その2

よく働く自販機には メンテと補充が 欠かせない。 ...

黒いボール

選ばれなかったことの 黒い哀しみが 詰まっている。 ...

しごとは続く

思えば 家に帰って 食事を作ってくれていないことに イライラしたこともあっ...

トンカツロード

夏休みの 一番の思い出は みそヒレカツ。   ...

帰省

帰ってきて ただいまと言える人がいて 良かった。 ...

安全第一

信号を待つ束の間 同じ安全を共有する。 あなたは知らないけれども。 ...

赤いジャケット

転職をしたので 今日から生まれて初めての 赤いジャケット。 ...

終わらない胸騒ぎ

大丈夫なのと聞いても 大丈夫だよと言う。 だけどあなたは 本当の怖さを知ら...

テロ警戒中

とっても怪しい私のことを 見ることもしないのは いかがなものか。 ...

ピンクのチカラ

待たせてごめん。 笑顔で再会するつもりが 声をかけずに帰った。   ...

スマートフォン

やっとのことで 頂上にたどり着いたら 職場に仕事の指示をする人がいた。 ...

長い一日

今日という日を 大事にしましょう。 朝礼の締めくくりは いつも同じ言葉だっ...