セント さん プロフィール

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セントさん: セントの最新映画・小演劇120本
ハンドル名セント さん
ブログタイトルセントの最新映画・小演劇120本
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/signnoot
サイト紹介文映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。
自由文プロフィール
性別   男性
自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供235回 / 365日(平均4.5回/週) - 参加 2010/01/07 16:38

セント さんのブログ記事

  • しあわせな人生の選択 (2015/スペイン=アルゼンチン) 80点
  • 思ったより明るく、変に号泣を許さない映画であります。ぺーソスがあり、クスッと笑うシーンも多い。けれど人間の終わりを見つめた作品である。誰もが一度は見るべき映画でもあります。全然退屈しない。演出が流麗なのである。脚本も良く練られていて、無駄がない。それでもって、俳優陣がみな達者である。これで面白くないわけがない。ラスト近くの、哀しみを共有する男と女が泣きながらセックスするシーンは驚きもし、感動もした [続きを読む]
  • 残像 (2016/ポーランド)(アンジェイ・ワイダ)  80点
  • 巨匠の遺作とやらを随分見てきた。恐らく作家は遺作なんて考えずに映画を撮っていたのであろうから、遺作なんてという括りで映画を語ることは意味のないとは分かっている。でも語りたい、のである。90歳。体力の衰えも顕著なはず。でも映像への衰えは全く感じられない。冒頭の、丘の上に立つ教授とその教え子たちの牧歌的な美しさはみずみずしく美しい。ワイダが映像を作品の中心に据えていたことが分かる。光と影を意識した映像は [続きを読む]
  • 殺し屋、やってます。(石持 浅海 著) (文藝春秋 2017) 75点
  • 結構好きな石持の新作だ。これが何と、殺し屋家業の話なんです。けれど暗くない。明るいわあ。人を殺して何の罪の呵責もないのが不思議ですが、まあこれは小説ですから、、。短編集で、読みやすい。最後の章は何と自分が殺しの標的になってしまう。まあ、なかなか面白い。こんな殺し屋に彼女がいるのが不思議だ。もちろん彼女は彼氏の職業を知っている。それほどミステリー的に過ぎれているかといえばそうでもないが、まあ読みやす [続きを読む]
  • 遊劇舞台二月病「Round」 (作・演出 中川真一 ) 70点
  • 僕にとっては初めての劇団だけど、名前は知っていた。中川氏も対談等では見知っていた。前作も(見てはいないが)難しい新左翼劇だったし、期待するところ大であった。主人公はケースワーカという立派な仕事をする非正規雇用の男性である。実際舞台では、ケースワーカーの業務内容を見せているが、あんな高度な仕事を非正規の人間にさせているのだろうか、非正規雇用の人間には事務ワークぐらいしかさせていないのではないか、なん [続きを読む]
  • ジャッジメント (小林 由香 著) (双葉社 2016) 85点
  • 目には目を歯には歯を、という復讐法に焦点を持ってきたのがまずこの小説の成功の秘訣だろう。このプロットはとても面白いし、そして否が応でも考えさせられる。つまり読者が他人事と言ってられない何かが、常に残滓となって自分に乗りかかって来るからである。これをテーマに5編の短編。すべて一気読み。読むのが厭でも、本を離せなくなるから不思議である。これは作者の力量がそうさせるのか、それともこの深淵たるテーマが我ら [続きを読む]
  • May「ハンアリ」(作・演出 金哲義)(於・シアトリカル) 80点
  • 力作である。登場人物も多い。なのに一人何役も掛け持ちもある。それだけボリューム感も豊富な、深く掘り下げられた一在日韓国人の人生が語られる。日本に来るときは船に乗り、それこそ苦渋の難旅である。そしてたまたま住み着いたぼろ屋に前の住人の表札か掲げられている。それが太田という名であり、すなわちそれが彼らの日本名となる。そんなものか。僕はかなり驚くが、そういうことが淡々と語られる。そして祖国では政治運動を [続きを読む]
  • レミングスの夏(竹吉 優輔 著) (講談社 2014) 80点
  • うーん、このどんな法律でも通ってしまう忌まわしい世の中に、颯爽とさわやかに吹く一陣の風。素敵なミステリー小説です。けれど、ミステリーの本筋から言うと、どう考えてもああはならないと、多少は苛々するけれども、それでもぐんぐん読ませる作者の青春への息吹が並大抵ではない。なんだかんだ言って、一気読みでしたね。この小説をミステリーとして評価するには僕はまだまだ年寄りだ。ミステリー的小説だということで評価した [続きを読む]
  • 痣 (伊岡 瞬 著) (2016 徳間書店) 80点
  • やはり読ませる作家である。内容はどう考えてもありえない警察小説だが、一気読みである。人間が書かれている。この作家の一番の読みどころである。ぐいぐい引き込まれる。冒頭、愛妻が殺戮されるところから始まる。しかし、ポツンと、その後が書かれない。通常の警察での出来事が普通に語られる。あれ、あの事件はどうなったんだろうと誰もが思う、、。それがこの作家のうまい手である。徐々に小出しする。そしてこの主人公はもう [続きを読む]
  • HAYASHI(林) 『喝采』(作・演出 林龍吾) (於・トリイホール) 80点
  • トリイホールの出し物ではかなりまともでハートフルな演劇であると思う。5人の女性たちの、花香る高校生時代から70歳ぐらいまでの、ある意味現代版女の一生である。この林龍吾という人は女性の機微をかなりお分かりだと思います。想像だけでは描けない5人の女性の実像をさらりとエッセンスを詰め込んで色濃く描いています。それぞれの話が語られるのだが、やはり主軸の、ことねさんと川田恵三さんのカップルの話が後々印象に残る。 [続きを読む]
  • 崖淵五次元『その女』(作・演出:林和弥)(於・音太小屋) 75点
  • 今回は前回から転じて小さな小屋での上演。客席をゆったり取っているので、舞台部分は超小さく狭い。おのずから今までのように思う存分暴れることはできない感じである。そんな環境のもと、劇は始まる。林が演出を担当しているせいか、彼は出演していない。となると、おのずから都 美佳に負担がかかることになるのだが、、。100分ぐらいのランタイムなんだが、意外と長く感じる。いつもはミステリータッチだが、今回は恋愛熱一本や [続きを読む]
  • 光をくれた人 (2016/米)(デレク・シアンフランス) 70点
  • きれいないい映画ですね。でもこんな灯台守の映画で、自然描写も美しく、みんなキリスト教に目覚めて一度だけ赦しをなんていうテーマで、すこぶるきれいきれいな映画なんですけど、少々胡散臭いと思ったのは僕が胡散臭いから?人生の大波をこんな波立ちのさざ波にして、人生ってこんなに美しいと思わせる映画って、どうなのと感じる僕はほんとにいやらしいと思います。ひねくれてます。退屈はしなかったけれど、何かなあ、ハーレク [続きを読む]