古賀学故 さん プロフィール

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古賀学故さん: 古賀学故  詩思句  SHISHIKU
ハンドル名古賀学故 さん
ブログタイトル古賀学故 詩思句 SHISHIKU
ブログURLhttp://blogs.yahoo.co.jp/cogagacco
サイト紹介文詩 詩で日記を書くという営み 思 思索をするのがくせ 句 川柳をはじめて10年
自由文 果汁入りの幻想

空は粘土の雲におおわれていた
しばらくすると雲の切れ間に宇宙が見えた
僕はその切れ間に見惚れて立ちすくみ
オレンジをひとつもぎ取って
宇宙目掛けて投げ入れた
甘くみずみずしいオレンジは大空にぱあーっと散って星と輝く

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2010/01/08 09:02

古賀学故 さんのブログ記事

  • 朝のリレーのパロディ:詩のリレー 
  • ◇詩のリレー御徒町の若者がまど・みちおのきりんを朗読しているとき目黒の娘はブルーハーツの青空を歌っている新宿の少女が三好達治の雪を読むとき神田の少年は二十億光年の孤独を暗唱するこの東京ではいつもどこかで詩が読まれているぼくらは詩をリレーするのだ詩集から詩集へとそうしてつまり連続で言葉を巡る眠る前のひととき 耳をすますとどこか遠くで青白いふしあわせの犬が月に吠えているそれは百年前にあなたが書いた詩を [続きを読む]
  • 君詩に惑うことなかれ 1) その言葉が詩になるためには
  • ◇文が詩になるためには何が必要なのかたとえば朝の挨拶「おはようございます。きょうはいい天気ですね」という文を書く。これをじぶんの好みにしたがって行分けしてみる。おはようございますきょうはいい天気ですね果たしてこれは詩なのだろうか? こんな文がある。「ええ 五時がいいわ、五時ね、五時ってもうくらいわね、五時っていいお時間ね、まいりますいつものところね。」 誰かの会話を切り取っただけの文である。これに [続きを読む]
  • 室生犀星の詩に思うこと 100年後のヘタウマになりたい
  • ◇へたな詩先日、詩の勉強会に参加した。課題詩人は室生犀星。大好きな詩人のひとりだ。生い立ちから晩年までの生涯をたどりながら主要な作品をみなで読みあった。読み終えて感想を述べる人たちが少し戸惑っているように見えた。詩に慣れていないという人が特にそうだった。理由は、書いてあることがそのままだったからにちがいない。「詩」と聞いて、人は何か複雑なものを読み取らなければならないと思ってしまう。しかし室生犀星 [続きを読む]
  • ポエトリースラムジャパン観戦感想 詩はどこにいるのか
  • ◇ポエジイの行方ポエトリースラムジャパン2017東京大会Bを観戦。友人がエントリーしたので応援に行ったのだ。私はこれまで詩人の朗読イベントに参加したことはあったが、複数の人間がマイクの前に立って自作の詩を発表し、それを観客に判定してもらい勝者を決める競技を観たのは今回が初めてだ。感じたことを書いておく。ある者は芝居に、ある者は演説に、ある者は落語に、ある者は漫談に、またある者は物語に、ある者は歌詞 [続きを読む]
  • 人間は 情報・判断・行動 の繰り返し 歴史
  • ◇読書をとめてしまう本 終わらない思索の始まりこんなことがある。読みたくて手にした本なのに、なかなか先に進まない。書かれていた言葉に心がひっかかって、思索が終わらなくなってしまうのだ。例えば、ドストエフスキー『白痴』第二編の5を読んだ時がそうだった。ずっとドストエフスキーを読んできて、私はこの箇所でぴたりと小説が読めなくなってしまった。ここには、主人公ムイシュキンがてんかんの発作に襲われる前後のこ [続きを読む]
  • 28年後ぼくは小学生になっていた(ポエム)
  • ◇臨未来体験教科書の28ページを読んで下さいと女の先生に言われ冒頭から元気いっぱい読みはじめるとそこではありませんと先生に指摘されよくページを確認してもう一度読み出すとそこではありませんと言われとなりの女子の教科書を見ると同じ28ページなのに書いてある内容がちがうぼくの教科書には2014年と書かれてありこれで間違いないですよねと先生にみせるとそうねえこれで間違いないわねえしかしよく見るとみんなの教 [続きを読む]
  • 愛妻家になりたいぼくの秋の読書週間 きみが好き だよ
  • ◇愛妻家になるための文学について秋の読書週間が始まった。神田神保町に行くと古書店がイベントを前にせわしく働いていた。ぼくは今年のテーマを決めている。キイワードは「愛妻家」である。世間が不倫で騒いだ今年、あえてじぶんは愛妻家でありたいと思った。しかし、愛妻家とは何か、そもそもそれは自称するものなのか、本来は外から人に言われるものなのではないか、という疑問がわいてきたので、少し研究したい。1.高村光太 [続きを読む]
  • いくつかの詩
  • ◇気まぐれ時計ぼくらの時計は気まぐれでいつだって時間に追いつけないんだ◇マイマイマイマイ舞えマイマイ舞えマイマイツブリが舞妓さんとマイムマイムを踊ります◇ぐむ汗ばむぼくの前で涙ぐむ君黄ばむ月の前で黒ずむ雲バムグムバムズム秋めくざわめくめくるめくメクメクメク◇接続詩「この際だからはっきりさせてもらいたい」とだからが言った「俺はだがの方がいいと思う」そしてはあくまでもだがを推す「そしてくん、そのわけは [続きを読む]
  • 知らないことは恥ずかしいことではないのだから(ポエム)
  • ◇知らない知らないことは恥ずかしいことだと誰かに教わった誰だか忘れたけど誰かに教わった気がするしかし歳を重ね知らないことは恥ずかしいことではないと知っただから知らないことは恥ずかしいことではないということを誰かに知らせたい知らないことは恥ずかしいことではないということを知らない人はたくさんいると思うから待てよこれは大きな矛盾を孕んではいないだろうか知らないことは恥ずかしいことではないのだから知らな [続きを読む]
  • 口から出まかせ詩
  • ◇ロマンチック油断させておけよお前たちの青春飛ぼう!ロマンチック飛ぼう!ロマンチック飛ぼう!ロマンチック390枚の札束を右のポケットに押し込んで走る自転車走る自転車回わすペダル回るタイヤ路面路面ロマンチック [続きを読む]
  • 短い詩 
  • ◇苦しみのしみ 暗やみのやみ精神的な苦しみを背負って苦悩という名の暗やみの中をぼくはぼくは歩いていく君は君は歩いてくる苦痛という靴をはいて [続きを読む]
  • スターリンという男から何かを学べるだろうか。純粋な非道。
  • ◇スターリンについて横手慎二著『スターリン』(中公新書)の中からいくつか抜き書きし、スターリンについて思うことを書いてみたい。ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリの愛称はソソ。ソソはソセロというペンネームで詩を書いたことがある。次に引用するのはグルジアの詩人ラファエル・エリスタヴィに捧げられた一篇。辛い農民の運命に詩人よ、あなたは涙するほど胸打たれたそのときから、少なからぬ苦しみにあなたは [続きを読む]
  • 転校する友達に歌をプレゼントしたいと小学五年の娘に頼まれて書いた歌詞
  • ◇あいたくなったら1ひとつひとつの思い出は空のかなたへときえてしまうのかななまえ呼び合い手をたたき合った忘れたくない君との絆ワンツースリー解けない方程式教えてくれたABCなによりまぶしかった君の笑顔らららあいたくなったらうううこの道かけてゆくよ2ひとりひとりのおもかげは空を流れてく白い雲になる涙こらえて声合わせた歌いつまでも胸の中で響けワンツースリー誰にも話さないと誓った秘密ABC希望の空に描いた [続きを読む]
  • 娘が初恋をしたと想定して書いてみたのです(ポエム)
  • ◇追憶の花火花火をみにいくあなたとふたりではじめてのデートゆかたに着替えてお面をえらんだあなたアンパンマンわたしウルトラマン紅白わたがしあーああ射的をやればあなたはゼロ点わたしねらったらゴジラがたおれたあの時すくった黒い出目金今ではこんなに大きくなったのあーああ今も思い出す見上げた夜空にひかり散る花火あなたの横顔時は流れてく人は変わってく追憶の中でわたしはたたずむあーああ [続きを読む]
  • ドストエフスキー『罪と罰』を新しい解釈で読み直す試み
  • ◇ラスコーリニコフがほんとうは無罪だったとしたらロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフは、金貸しの老婆とその妹をほんとうに殺したのでしょうか? ふとそんな疑問が浮かんで、久しぶりにドストエフスキー『罪と罰』を読み返してみました。ぼくの手元にあるのは米川正夫訳なので、少し古いのですが、読み慣れているし、愛着もあるので、敢えて他の翻訳には目を向けないでおこうと思います。ぼくが気になる点の第一は、ロジ [続きを読む]
  • ことばの価値を知るために名詩に触れる必要があるのです
  • ◇詩を素直に読むための手引き萩原昌好編『少年少女のための日本名詩選集』(あすなろ書房)というシリーズがある。1島崎藤村、2北原白秋、3高村光太郎、4山村暮鳥/千家元麿/百田宗治、5萩原朔太郎/佐藤春夫、6室生犀星、7堀口大學/西脇順三郎、8宮沢賢治、9山之口貘/田中冬二、10草野心平、11金子光晴/小野十三郎/村野四郎/北川冬彦、12三好達治、13中原中也、14八木重吉、15丸山薫/立原道造/伊東静雄、という [続きを読む]
  • 詩人は嘘をつきすぎる ニーチェはいつも手厳しい
  • ◇ツァラトゥストラの詩人論ニーチェの主著『ツァラトゥストラ』に「詩人」と題する一文がある。ツァラトゥストラは弟子に答えて云う。≪だが、だれかが本気で『詩人は嘘をつきすぎる』と言ったとしたら、そのことばは当たっている。──われわれは嘘をつきすぎるのだ。≫「詩人うそつき説」の登場だ。私も詩を書いていて、時々「嗚呼また嘘を書いているなあ」と思うことがある。では、詩人にとって真実とは何か? このテーマで探 [続きを読む]