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虫をさがしに・・・ https://blog.goo.ne.jp/jkio

晴れていれば、虫を追いかけて、その生活史など、写真と文でお伝えします。

虫嫌いにも耐える内容を心がけていくつもりです。

写真ブログ / 昆虫写真

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2010/02/12

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  • こんにちは goo

    gooブログの引っ越し先、Hatenaの代替コメント、業務連絡用途に使えないか検討しています。こんにちはgoo

  • さようなら goo!

    kmonさん、はっぱさん、瓜豆さん、Aquiraxさん―お知らせいたします。引っ越し先がきまりました。ブックマークからリンクしました。まだ、基礎工事の段階です。これから少しずつ内装工事を始めます(ちょっと、むずかしそう)。いちど見に来てください。あんがい、静かでいいところですよ。さようならgoo!

  • ブログ閉鎖のおしらせ

    ブログ『虫をさがしに…』を閉鎖することにしました。ある日突然、ブログに広告があらわれました(当ブログは有料版です)。なにが原因なのか、てんでわかららない。NTTResonantInc.とのやりとりで、書面がどうだの、ハチの頭だの、すったもんだしてます。面倒です。どこかでブログを作った方がはやい。『続・虫をさがしに…』でまたお会いします。それまで、みなさま、ごきげんよう。ブログ閉鎖のおしらせ

  • 雲隠れの達人

    トチノキにいたナガゴマフカミキリのペアを捕まえて葉っぱに移した。トチノキで写したのでは、カミキリが樹皮に溶け込んでしまいなにを写したのかわからない。フトカミキリ亜科ゴマフカミキリ族。オス(↑)が6ミリ、メス(↓)は倍の12ミリほど。黒、茶、灰色のまだら模様とトチノキの樹皮、擬態の効果は抜群でうまい具合に木肌に溶け込む。雲隠れの達人

  • あけぼのべっこう

    岸辺のベンチに黒いハチが徘徊していた(7月2日の撮影です)。体長12ミリ、アケボノクモバチだと思う(オスかも?)。あけぼのべっこう

  • 雨の歩道で拾ったハチ

    ようやく梅雨が明けたという。梅雨も長かったが、この暑さにも閉口している。だんだんストックが減ってきた。梅雨のさなかに見つけたオオハキリバチのペアです。どうやってもこのカップルを分離することが出来なかった。ハキリバチ亜科ヤニハナバチ属、下のメスが17ミリぐらいです。竹筒とかカミキリムシの脱出孔などに巣を作ります。特徴は松ヤニなど、樹脂をつかい、葉っぱは切らない。天敵がいます。おなじハキリバチ亜科のヤドリハキリバチ属ハラアカヤドリハキリバチ(↓)に労働寄生されます(巣を乗っ取られます)。雨の歩道で拾ったハチ

  • オナガコバチの一種

    メタリックグリーンの小さいハチがいる。体は4ミリほどだが、尾っぽ(産卵管が入っている鞘)はとても長い。体長の5倍ぐらいはありそうだ。翅は透明で、真ん中あたりに黒い縁紋がある。はじめて見るハチだ。とうぜんながら、名前も寄主もわからない。オナガコバチ科の1種ということにする。オナガコバチの一種

  • ばらはきりばち

    なんの葉っぱか知らない(聞いたのだが忘れた)。バラハキリはバラ科だけを切るわけではない。カップをこしらえるのに工作しやすければいいのだろう。巣穴はすぐそばのススキの株の中にある。葉っぱを抱えてハチが休んでいた。葉っぱを柔らかくするためなのか、疲れたからなのか。しつこい寄生バエが後を追う。そのハエも少し離れて休んでいる。ハチもハエも、それぞれ苦労が絶えないなぁ。ばらはきりばち

  • みつばちの巣分かれ

    ニホンミツバチの分封がはじまる。春に続いて2回目、夏の集団は少なめです。気温は高い、晴れ、絶好の引っ越し日和でした。なのに、きのうもきょうも、まったく動かない。新しい転居先が、まだ見つからないのだろう。この塊(かたまり)に殺虫剤をふりかけるような(お馬鹿)が現れないことを祈る!みつばちの巣分かれ

  • ともんはなばち

    ふつうは二束三文(にそくさんもん)、このハチにかぎり一匹十文、少々お高くなっております。数に限りがあって、飛んでいたのは一匹だけ(二匹という説もある)。ご当地では初見のハキリバチです(私的にはです)。トモンハナバチ(十紋ハナバチ)、メスです。体長12ミリほど、黒地に黄色の斑紋が片側5個、あわせて10個、ゆえに十紋ハナバチ。オスはみかけない。オスはメより大きいそうです(→多田内修・村尾竜起『日本産ハナバチ図鑑』文一総合出版2014p.285)。巣作りがおもしろい。ハキリバチのなかまなのに葉っぱを切らない。ヨモギの葉裏、アザミの茎などの綿毛を集めてきて巣材にします(するそうです)。ともんはなばち

  • black-and-white

    アオイ科フヨウのなかま、木槿(むくげ)です。この時期、あちらこちらで咲いてます。全身真っ白という花はあまりみない。全身真っ黒、シロオビキホリハナバチ。ハキリバチ科キホリハナバチ属。芙蓉との相性はばっちり。大きさ12ミリぐらい。メスです。ちょっと臆病なハチで花をちょっとゆらすと、あわてて飛び出してにげる。木堀りの名人です。発達した大あごで、ちょっと古くなった木材にゴリゴリと穴を掘って巣を作ります。black-and-white

  • チビなゾウムシ

    おおきさ3ミリ、ツツジトゲムネサルゾウムシです。小さい体に長~い名前、牛若丸の再来か?ここと思えば、またあちら、ピヨンと跳ねて瞬間移動で消えます。赤褐色で、背中に黄土色(おうどいろ)の縦縞がある。トゲムネと言うのだから、どこかに棘(トゲ)があるはずだが見つからない。モチツツジの生える薮の葉っぱで見つけた。モチツツジと深い因縁があるらしい。チビなゾウムシ

  • くろばねせいぼう

    6~7ミリ、遠くからはハエにしか見ない。「あれはクロバネセイボウ(Chrysisangolensis)だよ」と誰かが言った。それから、雨を挟んで10日目、やっと確認できる大きさに撮れた。岸から3~4メートル、ヨシの葉っぱに現れる。お目当ては葉っぱについたアブラムシの甘露です。一日に一回か二回、数分だけ現れて消える。細い葉っぱは風にゆれる。ピントはこない。翅は薄墨色、尾端は見えないけれど、突起は4歯だそうです(似ているミドリセイボウは5歯)。ヤマトルリジガバチがホストらしい。くろばねせいぼう

  • まるはなばち

    近くのトマトファームがあやしい。受粉用のセイヨウオオマルハナバチが逃げ出したのだと思いこんで撮ってきました。で、正解は―正真正銘の在来種でした。オオマルハナバチです。ミツバチ科、学名は<Bombushypocrita>。10ミリほど、オスでしょうか?見分け方は簡単で(↓)、お腹の帯色を上から見て、W-B-O(イエロー・ブラック・オレンジ)が在来種、Y-B-W(イエロー・ブラック・ホワイト)が輸入種です。まるはなばち

  • 背に腹はかえられない

    貧相なヤブガラシがひと株だけです。いくら脅かしても戻ってくる。コアシナガバチは、そうとうに空腹らしい。この季節、繁茂しているはずのヤブガラシが綺麗に刈られていた。付近には吸蜜に適した花がない。12ミリほど、小型のアシナガバチだが侮(あなど)れない。刺されたときは、かなり痛いし、ズキズキは2日ぐらい続きます。巣は足元の草むらに多く、舟形に反っているので簡単にコアシナガだと見分けられます。背に腹はかえられない

  • ふつうのジガバチ

    枯れ草のなかにジガバチがいる。なかなか出てこない。やっと姿を見せた。期待したジガバチモドキ(ケラトリバチ)でもなければ、ミカドジガバチでもない。ただのジガバチだった。サトジガバチという人もいる。でかい!2センチ弱。アナバチ科ジガバチ亜科、地面に穴を掘って単房巣を作って、イモムシ(蛾のなかま)を狩ってくる。ヤブの底を歩いていたのは巣穴を掘る場所探していたのか?穴掘りが先か、イモムシ狩りが先か、忘れた―。ふつうのジガバチ

  • 泥んこ遊びをするハチ

    敗戦国ニッポンに、占領軍と一緒にやって来たアメリカジガバチです。まだ居座っている。ニッポンの夏にまだ馴れないのか、バテバテのご様子です。新築だろうがお構いなしに、汚い泥をべちゃべちゃと貼り付けて巣を作るヤツ。ドロバチ(ドロジガバチ亜科)だから仕方がないけど、ニッポンのジガバチは、ちゃんと礼節を知ってるぞ!泥んこ遊びをするハチ

  • 誰もいない公園で

    ウンモンスズメをみつけた。夕暮れどき、そぼ降る雨、ちとさびしい。誰もいない公園で

  • 続・くびあかとらかみきり

    首の赤いトラカミキリ、背中の右向き左向きのCの字(↓)が特徴です。6月には何回も見つかりましたが、もう消えました。また来年です。アキニレ、イヌシデの近くで見つかります。続・くびあかとらかみきり

  • 雨あがる

    きょう一日は大丈夫という予報。いつのもサクラの老木は、まだ乾いていない。(サト)セナガアナバチ(CockroachWasp)は、ゴキブリを探して歩く。雨に濡れた苔は歩きにくそう。―すでに狩りは終わっていた。巣穴を閉じるための素材さがしだった。雨あがる

  • ヤマトタマムシ

    脱出がはじまった。あとどれだけ待てばいい?3枚目までにかかった時間は2時間半。暗くなってきてタイムアウトです。体幅に合わせたきれいな楕円の穴をみたのは翌朝でした。ヤマトタマムシ

  • オオシロフベッコウ(クモバチ)

    草の上に狩ったクモを乗せて(アリ対策?)、さて、どこに坑を掘ろうかとうろうろしているところからスタートした。場所の選定、穴掘り作業、獲物を運んで巣穴に持ち込み、産卵(これは見えない)、巣坑を埋め戻して固めて立ち去るまで、ほぼ2時間、これらの工程に立ち会った。ベッコウバチ科(クモバチ科)ナミクモバチ亜科オオシロフクモバチです。12ミリぐらいでした。お腹に白紋があります。コガネグモ科のクモ(メスに限ります)を狩ります。コガネグモは垂直円網を張るクモです。どうやってクモを地面に追いやるのか、狩るところはいまだ見たことがないです。クモは、大きさ10ミリぐらい、腹部が緑色で真ん丸、よく目立ちます。サツマノミダマシです(たぶん、そうです)(馬場友希・谷川明男『クモハンドブック』文一総合出版2015p.64)。オオシロフベッコウ(クモバチ)

  • ハチを呼ぶ花

    よそ様のお庭です。スラリとした低木が清楚な花をつけている(名前を聞きもらした)。花びらのかたちはラン科のようだった。それが、たくさんのハチを集めていた。ハキリバチ亜科ヤニハナバチ属のオオハキリバチです。大きさは12~13ミリ。既存坑に松ヤニを使って営巣する(葉っぱを切らない?)。こやつはオスかも知れない。ハチを呼ぶ花

  • 行儀のいい食事

    コナラの樹皮から泡が出ている。雨の季節は樹液が豊富らしい。樹液を喜ぶのはクワガタ採りのヒトだけではない。スズメバチも喜ぶ。チョウもカナブンも追い払って独占している。食卓を取り囲んでいるのは、オオスズメバチ、ヒメスズメバチ、コガタスズメバチです(↓)。いつまで続くのか大盤振る舞い?晴天が続けば店仕舞いになるのかも知れない。行儀のいい食事

  • コクワガタ(♀)

    べつに珍しいクワガタではなかった。あちこちにいたんだ。無知な役人のせい(かどうかはしらない)が、このごろ見なくなった。カブトムシだらけ。普通種のなかの普通種。25ミリ、オスを手づかみするのはちょっと引けるが、メスなら平気。手に取るとなつかしいモゾモゾ感、ひっくり返すと死んだふり。ひさしぶりのコクワでした。コクワガタ(♀)

  • トゲトゲまんじゅう

    ムラサキシジミが尾端を曲げている。アラカシの実生、まだ葉が開いていないところ。大きさ1ミリ弱の白い卵が3個ついています。レンズを石垣に押しつけて撮りました。これが限界の解像感。60ミリ(1.0倍)です。30ミリ(1.2倍)ならよかった。多化性だから、まだトライできます。トゲトゲまんじゅう

  • ひめひげなが

    体長10ミリ(ぐらい)。ヒゲ(触角)が長い。検索でキマダラ・ヒメヒゲナガカミキリがヒットするのだが、分布が先島諸島(石垣島、西表島)と書いてある。ヒゲナガゴマフとは紋様が違うし、ヒメヒゲナガだけの部分同定とする。ひめひげなが

  • 国宝級の虫

    誰でも知ってるタマムシです。法隆寺の「玉虫厨子(たまむしのずし)」は国宝です。これに使われているのはルリタマムシ属ヤマトタマムシです。切り株から脱出したばかりで上手く飛べない。2年も3年も材の中にいたのだからそれもしかたない。ひっくり返ってバタバタやっていたから、おおきな石の上に乗せてやった。これはそのtakeoffの練習風景です。国宝級の虫

  • 砂を採るハチ

    トックリバチです。むかしサムライトックリバチとよばれ、いまムモントックリバチとよばれる。砂を使うことは、ほかのトックリバチとおなじ。―でも徳利の形の巣は作らない。石の凹みなどを利用して砂で蓋をするだけ。作った巣を隠蔽する。カムフラージュの達人です。砂を採るハチ

  • ちいさなせいぼう

    大きさ5ミリのちいさなセイボウ、名前をきめかねている。ドロバチ(オオフタオビドロバチなど)に寄生するリンネセイボウというのがいる。ツチスガリ(フシダカバチ科)の巣を乗っ取るハラアカマルセイボウにも似ている。大きさや色彩が似ているだけではきめられない。ちいさなせいぼう

  • 花のまわりで

    萩(種名を知らない)にきてました。花のまわりをぐるぐる回るだけ。ひたすら飛んで疲れたか。お尻を持ち上げるところはバラハキリにそっくり。12~13ミリ?バラハキリよりおおきい。メスを探して、ひたすら飛ぶスミスハキリバチのオスだと思われます。マメ科の花を好んで訪れるそうです。花のまわりで

  • Beak mark

    難を逃れたムラサキシジミです。ビークマーク(くちばしの跡)です。小鳥の捕食から生還した者に与えられるマークです。どこの誰かはわかりませんが、傷跡からみて、かなり大型の鳥が犯人です。逃げ切りました。完璧です。Beakmark

  • いととんぼ

    ちょっと涼しげなイトトンボ、25ミリほど、たぶん、アジアイトトンボ(の♂)です。よくわかりません。いととんぼ

  • つちすがり

    フシダカバチ科ナミツチスガリです。土中に比較的浅い(15センチ?)多房巣を作ります。獲物はマルモンと同じくコハナバチなどのハナバチです(↓)。つちすがり

  • とげあわふき

    いつものシナノキ(*)、一本残ったシナノキ、そのうち切られる。年々、小綺麗になって行く公園、見通しは抜群になった。ただ、年々虫たちは消えて行く。アカハネナガウンカも消えた。―タケウチトゲアワフキは残っていた。体長5ミリ、上り下りの街道筋で行き違うご両人。(*)シナノキ科シナノキ属(の落葉高木)、学名チリア・ヤポニカ(Tiliajaponica)。とげあわふき

  • 天狗でござる

    顔の先(天狗の鼻)が尖っている。下唇ひげ(パルピ)というところです。山地の林道では大発生しているが、ここの公園ではぱらぱらと飛び、すぐに人工物にとまる。テングチョウは一属一種、成虫で越冬し、食草はエノキです。天狗でござる

  • ぎんぐちの恋

    葉っぱで休んでいたギングチバチ(種不明)、その時はオスなのかメスなのかわからなかった。いきなりファインダーに何かが飛び込んできた。これで狙っていたのがメスだったと判明した。期せずしてギングチノペアが撮れた。ピントの甘さは突然のできごとだったから。―という言い訳が通るだろうか?ぎんぐちの恋

  • 砂場のスズバチ

    この季節の定番です。砂を使うハチたちが砂採り場にやって来ます。何かの工事であまった砂が放置されてひさしい。一度きめたら、同じ場所に何度でもやって来ます。トックリバチ(ドロバチ)のなかまでは最大のスズバチです。15ミリをオーバーする大物で、2ミリぐらいの砂玉を運んでます。近場からの往復しているのですが、今のところ巣は見つからない。木の枝に作ると「銀の鈴」が出来るのだが―。砂場のスズバチ

  • パステル画

    秋楡(あきにれ)、ニレ科ニレ属の落葉樹です。ジグソーパズルのような樹皮がおもしろい。パステル画

  • 棘(とげ)

    花から花へ飛んでいるちいさなハチを写してみたら、背中のフックが見えた。もう消えてしまったと思っていたヤマトトゲアナバチだった。棘(とげ)

  • ながごまふかみきり

    触角が長くてかっこいいカミキリですが、椎茸(シイタケ)栽培には害虫です。クヌギやケヤキの樹皮下で育つようです。フトカミキリ亜科ゴマフカミキリ族、12ミリぐらい。トチノキを伐採したとき、50センチぐらい残して切りました。切り株の切断面にガリガリと穴をあけて出てきました。やれやれと一休みして、何処かえ飛び立ちました。暑い日でした。ながごまふかみきり

  • ウラゴマダラのたまご

    葉が落ちたイボタノキの幹で越冬卵を探す方が楽です。尻を曲げているメスが見えていたので見つけることが出来ました。直径1ミリぐらいでしょうか?2卵だけ産んで場所を変えました。邪魔しちゃったのかも知れません。ウラゴマダラのたまご

  • クロクサアリとアブラムシ

    ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)でクロクサアリがなにかを囲んで輪になっています。食事の順番待ちをしているのです。輪のなかにはケヤキに生息するアブラムシ(ヤノクチナガオオアブラムシ)がいて、彼(彼女か?)もまた食事中です。クロクサアリは4ミリぐらいで、黒色、強い光沢があります。アメイロケアリと因果関係があり、新女王は彼らの巣を乗っ取る「一時的社会寄生(*)」を行います。クロクサアリは、アブラムシの甘露を定常的な餌にしています。だから、アブラムシにちょっかいを出す者は攻撃されます。そのアブラムシを連れ去るのが(ヤスマツ)マエダテバチです。ハチはけっして着地しません。つねにホバリングしながら狩りをします。危険を承知しているのです。(*)寺山守・久保田敏『アリハンドブック』文一総合出版2009p.61クロクサアリとアブラムシ

  • こんぼうやせばち

    おおきさ15ミリぐらいのコンボウヤセバチが民家の柱を調査飛行してます。木材の中に営巣しているハムシドロバチの存在を確認しているのでしょうか?コンボウヤセバチ科、オオコンボウヤセバチです。わが国では1属4種のグループだそうです。ほかに、ヒメコンボウヤセバチがいます。棍棒状の痩せたハチ。木材に営巣するアナバチやハナバチをホストとする寄生バチです。そんなに珍しいハチではありません。こんぼうやせばち

  • ほぼ命がけ

    シリアゲコバチの産卵風景です。もう抜き差しできない状態です。身動きできません。危険がいっぱい。なにかがやって来てパクリと食われても文句は言えないのです。おおきさ1センチ、コバチのなかま(シリアゲコバチ)。学名がかっこいい。Leucospisjaponica(ヤポニカ)です。メスは、佐々木小次郎のように産卵管を背中に背負っています。たとえばツツハナバチ(の幼虫)などが潜んでいる材を見つけて探査します。材中レーダーです。感度があると産卵管を差し込みます。はじめてしまうと、もう、やーめたとは言えません。ほぼ命がけ

  • ウラギンのたまご

    フジの蔓(つる)の新芽にウラギンシジミが腰を曲げていた。目星をつけておいた蔓をたぐって卵を探した。1ミリあるかないか、産卵を見ていたからどうにか見けられた。ボコボコとしているのがゴルフボールに似ている。ウラギンのたまご

  • ムナカタさんに奉仕したはなし

    立ち枯れもなければ棒杭もない。およそ、ムナカタハキリが巣を作りたいと思うようなモノがないのだ。まわりにはカチカチの大理石か、風化していない大谷石、お寺の墓地だから仕方ないのだけれど―。どうしてこんなモノを選んだのかはわからない。大きな観音像を照らす投光器の台座です。中は配線コードがとぐろを巻いているはず。水抜きの穴径は1センチほどしかない。入り口がボトルネック。自分が通過できても葉っぱが引っかかる。ハキリバチが四苦八苦、いくら仏寺でも洒落にならない。そこで仏心(ほとけごころ)、葉っぱを押し込むのを手伝うことにした(↓)。聞こえないけど、ありがとうと言ってる。ムナカタさんに奉仕したはなし

  • 全員、集合せよ!

    セイヨウミツバチの分封群です。この中の何処かに女王バチがいるはずです。分封群は女王バチの周囲に集まります。偵察に出ている者たちから続々と情報が届く。移転先は衆議できまります。きまったら引っ越しです。初夏の風物詩、ミツバチの分封です。全員、集合せよ!

  • ステルスな蛾

    スズメガ科ウチスズメ亜科ウンモンスズメです。迷彩色の塗装は、薄暗い林道では見逃してしまいます。しかも、じっと止まっていて動きません。朝に見て、夕方、そのままでした。なにかの耐久レースに参加しているの?翅を開くと(たぶん)6センチぐらい。ケヤキ、マユミなどの木がホストらしい。ステルスな蛾

  • You look tired

    ムナカタハキリがお疲れのご様子です。むずかしいところに巣作りをはじめてしまったから、大きな葉っぱを抱えてスムーズな出入りが出来ない。疲れもたまる。おまけに、レンズが追いかけてくるからストレスもたまる。それでも巣作りをあきらめない。見習うべし、ど根性。Youlooktired

  • あなたまかせの少子化対策

    確定した研究が存在するのかどうかは知らないが、少子化対策としてカギバラバチが採った戦略がおもしろい。限りなく「偶然を期待した」戦略です。母バチは、そこらの葉っぱに大量の卵(微少な卵)を産みつけてまわる。いわゆるバラマキ作戦です。偶然、イモムシ(アオムシ)が通りかかって、その葉っぱを食べる。(二重寄生などのややこしいことを抜きにして)イモムシにのみこまれた卵は、そのイモムシの体内で成虫にまで育つというシナリオです。「たまたま、運良く」が幾重にも重なって、はじめてお子様の誕生となるのです。10ミリぐらい、キスジセアカカギバラバチという長ったらしい名前の寄生バチです。あなたまかせの少子化対策

  • 真夏日

    いつもは少しだけど水滴がたまってる。アシナガバチにとって十分な水量です。この日はカラカラ天気で、どこにも水たまりがみつかりません。「なんで水が出ないんだよ!」。真夏日

  • 宅配便で~す

    10ミリほどのフシダカバチ科ナミツチスガリ、狩るのはコハナバチです。巣穴を飛び立って帰還するまで30分はあたりまえ。花の少ない都市では、なかなか見つからないようです。コハナバチの触角をくわえて飛ぶナミツチスガリです。ここから一挙に巣穴に飛び込みます。こちらは炎天下、一日がかりです。宅配便で~す

  • mission complete ?

    ハラアカマルセイボウは、悪いヤツです。じぶんは働きません。よそ様の蓄えた財産を横取りします。「労働寄生」といいます。まぁ、泥棒も労働と言えなくもないですが―。空き巣に入ったのはナミツチスガリの巣穴です。ナミツチスガリが蓄えるのはコハナバチ、どれぐらい溜まったのか偵察にきます。OKなら、そこに自分の卵を産みつけます。任務完了で引き上げるのでしょうか。missioncomplete?

  • 緋色(ひいろ)という色

    ヒトの汗に反応してなのかヒオドシが寄ってくる。前翅長3センチ、鎧(よろい)の緋縅(ひおどし)に似ていることからの命名。鮮やかなオレンジ色、この色の名前、緋色というのは平安時代からある伝統の色なんです(―だそうです)。緋色(ひいろ)という色

  • ひらけゴマ!

    いくら呪文を唱えてみても聞いてくれないウラゴマダラシジミ。そうこうするうちに、日が陰り、ぴたりと翅を閉じてしまった。なかなか見せてくれないが翅表はかっこいい。くらべて、しょぼい翅裏です(↓)。ホストはモクセイ科のイボタ。そろそろ花も終わりです。ひらけゴマ!

  • 威風堂々

    さすが女王さま、2センチ近い巨体。どっさりと卵を抱えたクロスズメバチのお母さん。十日ほど前の影像ですから、すでに何処かで巣作りをはじめていることでしょう。一家を構える場所としてネズミの古巣などを利用するようです。―近くに作ってくれないかなぁ。威風堂々

  • ひげこめつき

    ヒゲコメツキの当たり年?最近よく見かけます。ちなみに、櫛(くし)のヒゲを持っているのはオスです(メスはふつうの触角)。なぜなら、オスはメスの出す微弱なフェロモン信号をキャッチしなければならないからです。アンテナのエレメントは多ければ多いほど感度も指向性も優れているのです。八木アンテナはこれの模倣ではないかと思われるのです。紹介が遅れました。その名はヒゲコメツキ、オオヒゲコメツキ亜科のなかまです。2センチぐらいあります。ひげこめつき

  • マツトビゾウムシ

    片方の牙が残っている。羽化したてのマツトビゾウムシには牙がついている。地上に出るときの掘削工具として使った。地上に出てしまうと無用のお荷物になるから捨ててしまう。なにかの不具合で片方が残った。これも早晩脱落してすっきりしたクチブトゾウムシになる。体長8ミリ、松(ここではアカマツ)の樹上にいる。マツトビゾウムシ

  • ふたつの黄紋

    さがせば近くに草地はある。巣は草の茎につくるもの。―という決まりはないらしい。とんでもないところに巣を作りはじめたフタモンアシナガです。女王でも15ミリぐらい。アシナガバチとしては、やや小型のハチです。巣もそれほど大きくはならない。見つからなければいいが、黒地に黄色の紋が目立つってしまう。第2腹節にある2つの黄紋が名前の由来です。ふたつの黄紋

  • クビアカトラカミキリ

    見てのとおりのネーミング、クヌギの倒木で行ったり来たりしてました。なにかを探している様子。大きさは1センチぐらいです。ホストはコナラやクヌギなどの落葉広葉樹です。クビアカトラカミキリ

  • ニッポンのトラカミキリ

    ひさしぶり、エグリトラカミキリ(Chlorophorusjaponicus)。生木を食害するヤツは害虫、なれど、こいつは枯れ木を食うから害虫とはよばせない。どちらかというと、林の掃除屋さん。コナラやクヌギなどのブナ科が好みらしい。何でも食うヤツとは、ちと違う。10ミリぐらい。ぜんぜんレアな虫ではないが、会えるとうれしい―。ニッポンのトラカミキリ

  • クモバチは速歩で歩く

    5ミリぐらい、小さなクモバチが歩きまわっている。歩きは速い。西日のあたる木造民家の壁面、ハエトリグモも歩いている。アバウトな巣作りをするクモバチ亜科のミイロツメボソクモバチです。徘徊性のクモを狩って既存坑に埋めます。地面に飛び降りたところを写した。なにしろ、小さくて歩きが速いからピントがこない。クモバチは速歩で歩く

  • コオロギバチの狩り

    日の当たる明るい露地、普段は気づかないが、あちこちに小さな穴がぼこがある。そして、ヒメコオロギバチが次々に潜っていく。狩りである。ときに、なにかを捕まえて出てくる。コオロギバチ亜科のオカメコオロギです。こんな乾燥した地表にコオロギが住んでるとは思えない。7~8ミリの茶色っぽいコオロギは、タンボオカメコオロギの幼虫だそうです。コオロギバチの狩り

  • フェイクなリンゴ

    リンゴカミキリのニセ者。スイカズラの咲くところにいます。初夏の虫です。大きさはいろいろ、長いのから短いのまで、だいたい12ミリぐらいのが多いようです。フトカミキリ亜科ニセリンゴカミキリ(Obereamixta)、名前がつけられた過程は知りません。『真相はかうだ』はNHKとGHQの出番です。スイカズラが寄主植物、成虫は葉を後食します。葉っぱの裏から直線状にかじる。リンゴカミキリとちがい、ニセリンゴは比較的どこにでもいます。フェイクなリンゴ

  • 初夏のカミキリ

    ヤツメカミキリです。大きさ1センチほど、黄緑色の微毛におおわれている。尾端にかけて、黒色の斑紋が合計8個ならんでいる。ヤツメウナギ(八目鰻)とおなじ名前のつけかた。フトカミキリ亜科、「Eutetraphaocelota」、読み方むずかしい。サクラ、シナノキなどの立ち枯れ木がホスト。生木を食害するかどうかは知らない。私的にはレア(希少)な虫です。初夏のカミキリ

  • 雑木林のゼフたち

    おなじみのシジミチョウ3種、ことしは豊作です。どこの雑木林でもすぐ見つかります。下草から追い出して葉っぱに止まらせて写します。林内にはあまりいません。陽のあたる林縁からちょっと草地に入ると足元からわらわらと湧いてきます。クヌギ、コナラ、アベマキ、ミズナラなどブナ科を食べ、すべてタマゴで越冬したチョウたちです。発生順にアカ、ウラナミアカ、ミズイロオナガです。雑木林のゼフたち

  • 白い糸が空を飛ぶ

    ヤマグワでクワキジラミの幼虫を狩るオオアゴマエダテ(アリマキバチ科ヨコバイバチ亜科)。幼虫にはワックス(蝋の糸)がついてくる。空中で麻酔作業をするからこんな光景になる。風になびくワックスはこの季節の風物詩となってます。白い糸が空を飛ぶ

  • ヨツキボシカミキリ

    ひさしぶりのカミキリ、8ミリほど、フトカミキリ亜科のカミキリです。ヌルデの葉っぱだと思うが、よくわからない。スリムな体系なんだが、触角がやたら長い。しかも、真横に伸ばすから全体を撮ると本体が小さく写る。上翅後方にある4個の黄色紋がヨツキボシの由来です。全体の黄色が濃いのはメス、オスの斑紋は白っぽい。ホストはヌルデやヤマウルシなど、ウルシ科の木です。ヨツキボシカミキリ

  • マエダテバチ(の一種)

    エノキから吸汁するヤノオオアブラムシ。護衛しているのはトビイロケアリです。アリの防御網をかいくぐって、そのアブラムシを狩るのがマエダテバチ(の一種)。アナバチのなかま(マエダテバチ属)、(今のところ)種の名前はわかりません。アリの反撃にあって(↑)一時待避するか、別の獲物をねらいます。もたついているとアリにつかまります。ミイラ取りがミイラになる危険があるのです。成功すると、大顎でくわえてどこかに運んでいきます。オオアブラムシはアリを雇って外敵から身を守ってもらっています。その報酬は甘露(かんろ)、防衛援助協定を結んでいることになります。マエダテバチ(の一種)

  • ヤノクチナガオオアブラムシ

    いまから13年前の石神井公園、きどばんさん(庄司さん)の『石神井公園の蟲日記』に、エノキについたクチナガオオアブラムシとトビイロケアリについての記述が残っていました。以下は、そこからの引用です。()内は書き加えました。オオワラジムシに似ている大きなアブラムシ、その名はヤノクチナガオオアブラムシです。「ヤノ~」で始まる虫たちのホストは、大抵ケヤキかエノキです。体長(トビイロケアリを3ミリとして、3.5ミリほど?)を上回る長さを持つ口針(1.5倍はありそう)を樹皮に差し込んで吸汁する。このアブラムシを樹幹から無理に引き離そうとしたら、口針が切れてしまった。このオオアブラムシは自分では移動できないようで、アリが運んでいる。外敵に襲われたら逃げる術がない。アリとの共生なくしては生きていけない。トビイロケアリが守っている...ヤノクチナガオオアブラムシ

  • ハエを抱くギングチ

    ハエを抱えていると言うことはギングチ科ギングチ亜科のハチ、そこまでは文句ない。そこから先はお手上げ。大きさ9ミリぐらい、全身真っ黒で黄紋は見られない。葉っぱを休憩場所としている。何回かここに降りた。化粧直しすると、獲物を中脚で抱えて飛んだ。ハエを抱くギングチ

  • 大きすぎた獲物

    ある日のヤマトトゲアナバチです。このハチが姿を消してから、もうかなり経った。巣穴を忘れたわけではないと思うが、なかなか巣穴にたどり着けない。大きさ7ミリぐらい。じぶんより大きなハエを運ぶヤマトトゲアナバチ(♀)です。大きすぎた獲物

  • 赤いハエトリ

    ハエトリとはすぐわかった。なんだか赤い。前から見るとネコハエトリだ。なぜなぜ赤い?赤い実を食べた。んなことぁない。ネコハエトリのメスは、斑紋の大小や体色の変異が大きいそうです(須黒達巳『ハエトリグモハンドブック』p.029)。ネコのレッドバージョン。赤いハエトリ

  • 五月の和菓子

    直径1ミリ、ゴマダラチョウのタマゴ(―と信じているタマゴ)です。アカボシゴマダラのタマゴではない(ことを祈る)。固有種が他国からの侵入種で置き換わる。ヒトの世界ではよくあることです。我がニッポン国もあぶないなぁ。エノキも幼木が刈られた公園周辺で探していた。だが、越冬幼虫は見つからなかった。いきなり、一卵、エノキの葉っぱに鎮座していた。和菓子のような姿は美しい。(業務連絡)(.ABeさん、見つかりました。ブッシュを見廻って5分、ミッション・コンプリート、情報に感謝します)。五月の和菓子

  • ヤマトのオス

    大きさ4ミリ、小さいオスだ。石ころを敷き詰めた墓地で見つけた。たった一匹だが、石ころから石ころに移動している。滞在時間はすこぶる短い。いつもの年よりヤマトトゲアナバチの巣穴が少ない。ハエを抱えて飛ぶメス、今年は望み薄だ。焼けた石ころの上に寝転がってオスが来るのを待つ。しんどいなぁ。ヤマトのオス

  • どこまで近づけるか

    群れているスズメに近づくのはむずかしい。かならず見張りがいる。ヒトと共存して生きてるくせに、ヒトとは常に距離を置いているスズメです。一人歩きのスズメを見つけた。歩道になにかの種(たね)でも落ちているのか。虫撮りレンズ(60ミリマクロ)で撮る。抜き足差し足、5メートル、大成功でしょう。どこまで近づけるか

  • ナミハセイボウ

    ―と(まだ)きめたわけではないが、いま、ハラナガハムシドロバチの天下、茅葺き屋根や、建物の柱に巣作りをしている。ホソセイボウ、ツマアカセイボウとともに、うろついているセイボウがこれです。7~8ミリほど、ハムシドロバチの巣穴を狙うナミハセイボウかもしれない。ナミハセイボウは、ハムシドロバチのなかまに寄生することがわかっている。ナミハセイボウ

  • 続・ナミヒメクモバチ

    3匹のナミヒメクモバチが泥を掘っていました。それぞれのハチの泥採りの場所はきまっていて、かならず同じところに戻ってきます。粘土質の泥壁を汲んできた水で柔らかくして泥玉にして持ち去ります。泥壁にはだんだんと深い穴が出来てきました。数分で戻ってくるから近場なんだけれど、どこに泥の樽を作っているんだろう?続・ナミヒメクモバチ

  • ナミヒメクモバチ

    黒一色、8~9ミリ、小型のヒメクモバチです。コトゲアシクモバチだと思ってました。泥玉つくりのため、井戸端に水汲みに来たところです。ナミヒメクモバチは崖崩れでむき出しになった木の根や、セイタカアワダチソウの葉っぱの裏などに、縄文式土器(樽型の泥の壺)を並べます。壺ができたら狩りです。壺の中にはササグモなど蜘蛛を詰めて産卵します。ナミヒメクモバチ

  • ナミハセイボウかも知れないセイボウ

    ていねいに、化粧なおししている。数年前にもここで見つけたことがあるセイボウです。そのときも、狩りバチオオアゴマエダテの獲物、クワキジラミをみていた。ヤマグワの葉裏に住むクワキジラミ、白い蝋(ろう)物質の多少で、その育ちぐあいがわかる。もしかすると、オオアゴマエダテをさがしに現れた?オオアゴマエダテはナミハセイボウの寄主(ホスト)なのか?ナミハセイボウかも知れないセイボウ

  • 続・花のなか

    続・花のなか

  • 花のなか

    花のなか

  • おーいムナカタさん

    ムナカタハキリのメスは真っ黒(ゆえに、むかし、スミゾメハキリとよばれていた)です。こいつはオス。触覚(しょっかく)の先っぽが扁平になっていて、前脚がぐちゃぐちゃ、ボンボン(白い毛)をつけていて、メスとはぜんぜん違います。体長12ミリぐらい。もう知ってる人も少ないか。見つたハチがムナカタとわかったとき、脳みそに浮かんだフレーズ、三波春夫さんの「おーい船方さん船方さんよ―」ですよ。令和、令和と騒々しい。昭和は遠くなりましたねぇ、ご同輩。おーいムナカタさん

  • ハチは葉っぱでまるくなる

    お寺の菩提樹はハチやテントウムシの中継基地になっている。葉っぱ面積が広いので、ちょっとの風でも揺れる。しかし、つや消しのグリーンに陽が差すと、虫撮りスタジオになる。その柔らかい葉っぱを囓(かじ)りとるハチがいる。どうしてあんなに丸まる必要があるのか?真ん丸になって葉っぱを囓って砕いている。どこに運ぶのか。追跡できなかった。イマイツツハナバチ(ハキリバチ亜科ツツハナバチ属)です。体を伸ばすと8~9ミリ、ハキリバチだけど葉は切らない。細い竹筒などに房室を一列に並べます。噛み砕いた葉っぱで房室を仕切ります。エサは花粉団子。年1化、春のハナバチです。ハチは葉っぱでまるくなる

  • 権蔵院のハチは小さいハチだ

    本堂の裏に木材を積み上げてある。誰が作った穴なのか?内径1ミリぐらいの穴が無数に開いている。大きさ5ミリほどの黒いハチが群舞していた。飛んでいるのはオス、メスを見ると飛びかかる。穴に出入りするのがメス(頭からはい入るときと、お尻から入るときがある)。体型的にギリギリ、中ではUターンできない。アリマキを運んできて巣穴に詰める(↓左、正確ではないが一部屋に5~6匹)。多房巣なのかシングルなのか?(そんなに深い穴ではないらしい)。そして樹脂(ヤニ)を運んでくる(↓右)。これで房室のパーティションを作るようだ。最後に巣の入り口をヤニと木屑を混ぜたモノで蓋をする。アリマキバチ科アリマキバチ亜科、ここまではOK、そのあとはわからない。イスカバチ?大顎は曲がってないけど。権蔵院のハチは小さいハチだ

  • お土産はな~に?

    シロスジヒゲナガハナバチ。体長12ミリほど、なにかの看板に止まって、舌なめずりしている。ラン科の花を訪ねた帰り道でしょう。背中の荷物は花粉のかたまり。そういえば、いま紫蘭(シラン)の花盛りです。しっかりと送粉者(ポリネーター)として働かされています。お土産はな~に?

  • 蜜どろぼう

    おおきさ12ミリぐらい、ハキリバチ科ハキリバチ亜科バラハキリバチです。ハキリバチの代表、ニホンのハキリバチ(Megachilenipponica)です。春から秋までいます。自慢の薔薇を台無しにしてくれるハチです。お尻を上げないでいるときは、たいてい盗蜜です。泥棒なかまのクマバチと一種に、白い藤に来てました。ラン科の花にも行ってきたようで、背中にお土産(↓)をつけています。蜜どろぼう

  • 謎のギングチ

    仕切り直しです。クボズギングチかどうかの判定に使えるかどうか?風が強かったが、「ハチの頭」を狙って立ちんぼしました。これが同定に寄与できるかどうかは微妙ですが―。謎のギングチ

  • 三宝寺のイスカバチ

    【訂正します】画像のハチはイスカバチ(アリマキバチ亜科)ではないようです。ギングチバチ(ギングチバチ亜科)の一種で、クボズギングチではないかと思われます。風で揺れてる菩提樹の葉っぱに、ときどきギングチがとまる。メスを探してるがオスがちょこっとだけとまる。長くて3秒、とてもピントが間に合わない。そのなかに、かなり長居する奴があらわれた。ヒラズか、クボズじゃないかと言われているギングチ。あれ、なんか違うぞ。大顎のかたちは、イスカバチのそれに似ている。体長6ミリほど、イスカバチ(アリマキバチ科アリマキバチ亜科)だとおもう。イスカバチは、木柱に開いた穴に巣を作る。子どものエサはアリマキ(アブラムシ)、木のヤニを使って巣房を作る狩りバチ。ちかくの古民家にはシロシタイスカがいる。三宝寺のイスカバチ

  • 重たい獲物

    ―待ちぼうけ、待ちぼうけ、ある日、せっせと野良かせぎ、そこへ兎がとんで出て、ころり転げた木のねっこ―5月5日、人出の多い公園を通りこして、しずかなお寺へ。ミツクリフシダカやヤマトハキリが終わって、ヤマトトゲアナバチには、まだ少し早い。いま端境期、菩提樹の葉っぱも虫食いが目立ってきた。その菩提樹の葉っぱに何かが降りた。ハエを抱えて小休止。ヤマトトゲアナバチ?背中に棘(とげ)がない。トゲアナじゃない。獲物が4ミリ、較べて7ミリぐらいでしょうか。無紋のギングチ、種不明の(ヒメ?)ギングチです。重たい獲物

  • 芹(せり)を食うハチ

    セリはセリ科の多年草、春の七草の一つです。体長8ミリぐらい、セリを食べる(幼虫ですよ)からセリハバチ。シマシマがあるからシマハバチ、ふたつあわせるとセリシマハバチです。似たようなのにフキシマハバチというのが居て、紛らわしい。もしかして、これ、フキシマハバチ?だって蕗(ふき)の畑にいた。話は変わって、きょう「端午(たんご)の節句」です。屋根より高い鯉のぼりも、甍(いらか)の波も見つかりません。―が、5月5日、男の子のお祝い日です。女の子はどうなったと言わないでください。3月3日の「桃の節句」、早々と女の子だけのお祝いは終わっています。きょうは、男の子が主役です。女の子は、温和しくしていてください。芹(せり)を食うハチ

  • 泥の玉

    ドロバチは陽当たりのいい場所の乾いた土を利用します。吐き出した水と唾液で泥の玉を作ります。体長7ミリのハチです。玉の直径1ミリ、これで内径4ミリの茅に壁を作ります。巣房の仕切りです。巣を閉じるときにも使います。2回か3回で巣穴は閉じられます。サイジョウハムシドロバチは、年一化のドロバチです。いま、どこからか移築された古民家の茅葺き屋根で巣作りの最盛期です。狩りが終わって、巣房のパーティションを作るのでしょう。甲虫類(ここではノミゾウムシ)の幼虫を狩ります。そのノミゾウムシの親(だと思われる)ゾウムシです(↓)。泥の玉

  • 掘って掘ってまた掘って

    穴掘りに精を出すミツクリフシダカヒメハナバチです。すでに、ミツクリの巣作りは終わっています。じつはこれ、意味のない仕事なんです。この母さんバチ、あとは余生を楽しめばいいというステージでなんです。もうお腹に卵は入っていない(―はずです)。どこからか穴を掘れという命令が聞こえてくるのでしょうか?レンズが近づいた。ちらっと見てまた穴掘り。掘って掘ってまた掘って

  • ヒメギングチのなかま?

    シャリンバイの若葉でお化粧直しする小さなハチをみつけた。とりあえず、写しておこう程度で撮ったが、あまり見かけないハチが写っていた。姿形からギングチバチであると思う。絵合わせのためにググってみたがよくわからない。ギングチにはギングチバチ亜科とケラトリバチ亜科がある。ケラトリバチのなかまではなさそうだ。ギングチバチ亜科の階層(ツリー構造)は次のようになっている。▲ギングチバチ科Crabronidae▲ギングチバチ亜科Crabroninae▲ギングチバチ族Crabronini▲ヒメギングチバチ属Crossocerus→このなかに含まれる種かも...ちょっと違うが、どことなく似ているハチがいる。その名は、フタツバギングチ。何年か前にグズグズの切り株にいた。まるっきり、ここに縁のないハチでもない。大きさは6ミリ、全身真っ...ヒメギングチのなかま?

  • 邪魔な石ころ

    春の風物詩、穴掘りヤマトの画像が残っていた。坑道を掘っている母バチは大きな石ころを発見した。石ころをお腹の下に抱きかかえて運び出します。「後ずさり(後ろ向き)」で運び出します。かなり遠くへ(巣穴から15センチ)運んで捨てます。エネルギーを使うのに、休むことなく仕事を続けます。じつは、これ三回目の穴掘りです。もう卵巣には卵は残っていないと思われます。―が、まだ続けます。本能は限りなく子作りを命令するのでしょう。彼女には老後はありません。邪魔な石ころ

  • あ!コオロギ見つけた!

    石の上のコオロギに、さっと飛びかかると尾端を折り曲げて針を刺します。すでに麻酔がかけられていて動けないコオロギなんですが―。ヒメコオロギバチの早業(はやわざ)にはびっくり。あっという間に自分の巣穴に持ち込んでしまった。速すぎる。コオロギを運び込むところは撮影できなかった。あ!コオロギ見つけた!

  • 砂だらけの落とし物

    ヒメコオロギバチが運んでいた獲物、近づいたら、そこに落として行ってしまった。すぐに戻ってくると思っていたが帰って来ない。拾い上げて石ころの上に置いておいた。タンボコオロギなどの幼虫を狩る―と図鑑の説明で知っている。―が、そもそもタンボコオロギなるものを見たことがない。おおきさ1センチほどの成虫だ。ころころ石の敷き詰められた露地に住んでいるが、田んぼなどではない。どちらかと言えば河原に似た環境。―いったい何者なんだ?写真を撮っていたら、持ち主でないヒメコオロギバチが現れた(つづく―)。砂だらけの落とし物

  • 悲しいことだね

    木材をかじるセグロアシナガ、巣作りごくろうさまです。でも、報われない努力ですよ。この作りかけのハチの巣は、ある日、母バチが留守のとき持ち去られます。人目につく場所で営巣をはじめたのが運の尽きです。7月には働きバチが生まれてきます。おおきさ2センチ、いやでも目立ちます。すでに、セルの中には卵も見えます(↓)。いますぐ壊された方がいいです。ほかの場所で再スタート来るかもしれないから。悲しいことだね

  • コアシナガバチ(Polistes snelleni)

    体長約12ミリ、赤褐色が目立ちます。この時期、まだ働きバチはいないので、これは母さんバチ(新女王)です。日本のアシナガバチの中では最も小さい種です。―が、侮(あなど)ってはけません。かなり攻撃的なやつらです。巣を見つければコアシナガは、もっと簡単に識別できます。一方に長く伸びて、反っくり返った、舟のような巣房を作ります。コアシナガバチ(Polistessnelleni)

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