久世 さん プロフィール

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久世さん: オリジナル伝奇小説「ニ楽亭へようこそ」
ハンドル名久世 さん
ブログタイトルオリジナル伝奇小説「ニ楽亭へようこそ」
ブログURLhttp://niraku.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文オリジナル学園伝奇小説連載中
自由文高校生の少女那須野結繪と化野音音(あだしのねね)。狐の化精・葛葉と静葉の力を借りた少女ふたりと、唯一の神を信奉する第2契約者たちとの戦いをえがいた伝奇小説。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供21回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2010/03/01 00:06

久世 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 2017-01-15
  • そいえばふと思ったのですがプロフェッサー・ギルってご存じですか?あ 知ってる昔の特撮「人造人間キカイダー」に出てくる悪い博士だよねええプロフェッサー・ギル−−本名はアレクサンドル・ポマレンコ。マサチューセッツ工科大学で光明寺博士とは同期で恋敵−−って設定もあったとかないとか…(※雑誌『宇宙船』vol.24(1985年6月号)に掲載された平山亨氏の連載小説「私の愛したキャラクターたち」第6回による)=八手三郎・ [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ![されどバナナ、なれどバナナ その11
  • 第11話結局バナナスィーツ勝負の行方は、接戦ではあったものの、バナナの芳醇な香りと濃厚な甘さで勝る雨林23号を手に入れた音音たちの勝ちに終わった。「コングラッチュレーション音音。今日は素晴らしいスィーツを食べさせていただき感謝する。これが、凍結に伴う細胞破砕を防ぎ、食品の長期保存と食味の低下を大幅に低減することを可能にしたスーパセルライブ製法の詳細だ」クラークから差し出された書類を素早くめくり、内容に [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ![されどバナナ、なれどバナナ その10
  • 第10話「いやー、連絡できず申し訳ございませんでした…」スタジアムではスィーツ勝負が白熱するなか、オオゼキから音音へ状況報告がなされていた。「敖環姫(ごうかんひめ)に助けて貰ったまでは良かったんですが、襲ってきた連中は、なんかすごい数の船を動員してて海上封鎖されちまって…。仕方ないんで海中をずっと送って貰ったんですが、海中だとスマホのタッチパネルがきかない上に、途中で深く潜りすぎたみたいで陸(おか) [続きを読む]
  • 「ニ楽亭へようこそ」されどバナナなれどバナナ その9
  • 第9話「オオゼキはまだ?」「まだ、連絡が取れません。クボタたちを捜索に出してるんですが…」糖度20オーバーするバナナ・雨林23号を入手したという連絡のあと、熱海から、国道134号線沿いに増援を−−と言って寄越したきり、予定時刻を過ぎても小田原に現れず、消息が不明になっていた。化野家の私兵・河童ガードのほとんどを、海沿いの134号線に動員していたが、今日、土曜日の12時を回ってもその行方は知れず、会場のキッチン [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ![されどバナナ、なれどバナナ」 その8
  • 第8話電車のドアが開いた途端、3人はそっと最後尾の車両から抜け出していく。中ほどの車両に乗っていると報告をうけている敵が車両に乗り込むのと入れ違いになるように飛び出したので、少しは時間がかせげるはずと判断したが、バレるのは時間の問題だ。ホームから路線に飛び降り、脱兎のごとく線路を横断すると、フェンスを乗り越え、街中の雑踏の中へ紛れ込んだ。バナナを会場に届けるためには、迂回するにしても最終的には東に向 [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ![されどバナナ、なれどバナナ」 その7
  • 第7話たっぷり礼金をせしめたナベシマに駅まで送ってもらった一行は、ちょうどやってきた東京行きの特急・踊り子号に乗り込むことができた。「この分だと余裕で間に合うが、片瀬江ノ島への到着時間を調べて、ガードの本部に連絡いれておけ」指示しながら、車両内をそれとなく見回していたクボタは、駅の改札にいた二人組が自分たちの斜め後ろの席に乗り込んでいるのに気が付いた。しばらくして、スマホをいじりはじめたのを見たク [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ![されどバナナ、なれどバナナ」 その5
  • 管理人 桂木 萌です。もうしわけありません。間違えて6話を先に公開してしまいました。こちらが第5話になります。大船駅から14時台の特急踊り子号に乗り込んだオオゼキ以下3名は、駅弁の名店・大船軒で鯵の押し寿司とカップ酒を買いこんで、すっかり物見遊山を決めこんでいた。「バナナをもらいに行くのに3人もいらんとは思うんだが、ボックス席を自由席で気兼ねなく使うには最低3名は必要だからなぁ…コクリュウ、アラマサ、お [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ![されどバナナ、なれどバナナ その6
  • 第6話「!!!」驚くふたりが急いで迎撃の態勢を取ると、周囲を警戒する。「オオゼキ!駅から園の入り口にいたるまでに張り巡らした、我等の監視網をよくぞどうやって潜り抜けた!だが、知られたからにはただでは帰さんぞ!」そう息巻く声の主は、温室の横柱に足だけでぶら下がっている男だった。「ナベシマ…、バテレンガッパの貴様がいるということは,ここは…」急にきりっとしたオオゼキの背後で、コクリュウとアラマサが、「普通 [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ!「されどバナナ、なれどバナナ」 その4
  • 「悪い冗談はおよしなさい!」と音音が言うやいなや、ボディーガードの河童たちの指先から、アーモンドやピスタチオ、落花生なとがメイドに向かって一斉に飛んでいき、ビシビシと命中する。「痛っ! 痛たたっ!」ボンっと煙ったかと思うと、そこにはメイドの姿は無く、うっそりと狢(ムジナ)が立っていた。「ひでえな、かわいい冗談じゃないですか?だいたいそれが危険な潜入捜査に挑む俺様に対する仕打ちですかい?」「やかまし [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ![されどバナナ、なれどバナナ」 その3
  • 「マイナス4℃で細胞膜に傷をつけるとは考えましたわね」苦し紛れに当てずっぽうに言ったものの、その一言でクラークの顔色が変わったのを音音は見逃さなかった。「そこはそれ、企業努力の結晶ですから、おいそれとは教えられることではありませんな」「じゃあ、御社の細胞膜破壊製法と私どもの『鎌倉バナナ道楽』の営業権をかけてバナナデザート勝負をしませんこと?」「いいでしょう。それでは1週間後ではどうでしょう?場所は… [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ!「されどバナナ、なれどバナナ」 その2
  • 冷凍、というと、先日のかき氷事件で行方をくらました雪ンバが記憶に新しいが、あの事件の裁判で、道楽チェーン側は有能な弁護士を雇い、現世(うつしよ)にあるに雪ンバ一族の財産の一切合切を、損害賠償金と慰謝料として支払わせたばかりなので、かなり大がかりな資金繰りが必要な今回の件とは関係ないと音音は判断した。とはいえ、連中に面(メン)の割れているキザクラでは、万が一のとき心配なので、今回は誰を潜入捜査に派遣 [続きを読む]
  • 「二楽亭へようこそ!」されどバナナ、なれどバナナ その1
  • 小町通りの反対側、雪ノ下の路地裏にあるスィーツのお店「鎌倉ばなな道楽」。フィリピンとエクアドルのバナナ農家と栽培契約を交わして最高級品質のバナナを確保し、まだ日本ではメジャーになってないクリームバナナパイの専門店として繁盛してる。「道楽」という名を冠してるということは、もちろん、妖(あやかし)に関する出来事の、取り締まり一切を引き受ける弾正台のナンバー2、化野音音(あだしのねね)が趣味で経営する道 [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その12
  • 雪親子が幽冥世(かくりよ)に帰ってからも、『氷極』は業態を変えずに営業を続けた。人の噂も七十五日とはよく言ったもので、雪が幽冥世から派遣してくれた新しい雪女たちのきめ細かい雪質により、クオリティを維持できたため、店は再び活況を取り戻してきていた。「幽冥世支店の営業も好調で、代金代わりにもらうレアなグッズや貴重な魔法素材が随分集まってるみたいでやす」「政令指定都市に支店を出してもいい頃合いかもしれま [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その11
  • 「雪ンバが逃げたとはいえ、これで氷極の経営に専心できますわ」執務室の机を前にして、ハイバックの椅子に深く沈み込んでくつろいでいる音音のもとに、ノックの返事ももどかしく、バタバタとキザクラが飛び込んできた。「姐さん、大変でさ!」「騒々しい! 何事ですか?」「こ、これを…」そう言って差し出した週刊誌には、<鎌倉発「極氷」二枚看板雪女、雪娘・雪は、じつは男の娘の二枚舌>という見出しが踊っていた。「な…っ [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その10
  • 第10話「困りますっ! 社長はアポなしの面会はなさいませんっ!」警護が抑えるのも聞かず、社長室の扉がバンと開け放たれる。制止する河童ガードを押しのけながら入ってきたのは歳の割に派手な和装の白髪の老婆とその息子の雪夫だった。「あら、雪ンバさんと盆暗息子の雪夫さんじゃございませんか」全く動じた風のない音音と目が合った途端、怒髪天を衝く勢いで雪ンバがまくし立て始めた。「やってくれたねっ!雪子の差金でぜんぶ [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」 その9
  • おいしいものに目のない食いしん坊な守り神・静葉ねえさまと葛葉ねえさまに道楽グループのお店だとバレないように、<氷極(ひょうごく)>と名を改め、氷に乗せた牡蠣やお造り、冷製など、氷をテーマにした高級懐石料理としてオープンした。音音の友人で南海竜王の娘・敖環姫(ごうかんひめ)に頼んで派遣して貰った板前と川魚を知り尽くした河童ガードの中から選ばれた板前の二枚看板で、海川両方の幸を楽しめ、さらにデザートに [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」 その8
  • 「あっ…ここは…? ボクどうしたんだろう…」化野総合病院の一室で目を覚ました雪。昏倒したまま冷気を出し続けた結果、魔力を使い切り、丸2日間寝たきりになっていたが、モニタしていた脳波に覚醒の兆しが出たというので、雪の病室には、音音やキザクラたち河童ガードが集まっていた。「雪…目が覚めた? 安心なさい、お母様は無事ですわ」「あ…」覚醒時の混乱から覚め、何が起こったのか理解した雪の目から涙が溢れる。「本 [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その7
  • そんなわけで、河童ガードたちを大量に投入し、鎌倉駅警察署跡地に3時間という突貫工事で特設会場が作られた。その間に売られたチケット500枚は、土曜日の午後ということも手伝ってあっという間にはけていった。開場時間になると、ぞくぞくと人が集まり、河童ガードのひとり、玉乃光(たまのひかり)がアナウンスと説明が流れ始める。『さあ、まもなく始まります! 今鎌倉小町の呼び声も高い<雪ちゃん>の母親だと名乗りでたふ [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その6
  • 翌日からさっそく働き始めた雪。化野(あだしの)総研デザイン部の総力を注ぎ込んで作り上げた専用ユニフォームは、雪のかわいさを最大限強調するよう計算されていて、男心をくすぐるのはもちろん、女性客にもかわいいと好評だ。来店した客達が写真を撮り、口コミアプリやつぶやきアプリでながす評判が評判を呼び、真冬にもかかわらず客足が伸びた結果、テレビでも取り上げられるようになってきた。平日でも10分程度並ばないと入れ [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その5
  • 第5話雪を寮に送り届けた帰りの車で、「姐さんも、いいとこありやすねえ」と関心するキザクラに、音音は、ちらっと視線を送るとほくそ笑んだ。「雪のない鎌倉で、雪を確保するのが大変だったのですわ。西御門学園に降ったあのきめ細かい雪をご覧に成ったでしょう?夏になってごらんなさい、本物の雪娘の作ったかまくらで、パウダースノーかき氷!長蛇の列は必至ですわ!」「さ…さすが姐さん…」リムジンの向かい側の席で関心するキ [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その4
  • 第4話しかし問題の美術室に到着してみると、すでにそこはも抜けの殻で、雪女の姿はどこにも見えなかった。学園上空をどんよりと覆っていた雪雲も消え、いつの間にか晴れ空に変わっていた。雪はその日のうちにとけ、雪女の件はうやむやのうちに終わりを告げた。その夜、化野家の地下にある防災司令部の中の一室。凍りついた室内に、目隠しに猿轡(さるぐつわ)をされた白装束の少女が拘束帯の付いた椅子に縛り付けられていた。「よ [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その3
  • 音音が武道棟の入り口に着くと、結繪が刀をふたふり、<小狐丸>と<狐が崎>を持って出てきたところだった。「はい」と結繪が音音の愛刀・狐が崎を渡すと、結繪のスマホが鳴り始めた。「Qちゃんからだ…んーと−−<美術室に入った> −−だって、いくよ音音」画面の内容を伝えた結繪が走りだすと音音は化野家専用秘密回線をそっとオンにして、「対象は美術室、妨害よろしく」と小声でつぶやいてそのあとを追った。校舎に戻ろう [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」その2
  • 雪の勢いは衰えることなく、生徒会室に出向くころには、校舎の一階の窓に届こうかというぐらいに積もっていた。「こんなに雪が降ってるのはここ西御門(にしみかど)だけだそうです。言うまでもなく、妖の仕業ですね。今、隠神(いぬがみ)先生に調べてもらってるので、この事態を引き起こしている発生源が見つかり次第排除してください」生徒会室の中で、生徒会長・宮本鳩太郎(きゅうたろう)が、外の様子を見ながらしゃべってい [続きを読む]
  • 二楽亭へようこそ! 「ふたりの母」
  • 「あら…あの子、女の子ではないのですね?長い髪が白い着物に映えてすご−−くかわいいですのに。女の子ならお友達になれたでしょうに、殿方だなんて残念…」中等部に上がったばかりの音音が、一瞬振り返って、護衛のキザクラに感想を漏らした。西御門学園の廊下ですれ違った5歳ぐらいの子は、見た目にはかわいい女の子にしか見えなかった。それが聞こえたのか、言われた側の男の子は顔を赤くして、しばらく音音たちの後ろ姿を追 [続きを読む]
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