酒と鮨の千一夜season2 第一夜

本来、ブログは何もかも好調なとき、絶好調なときこそ、筆が進んできた。しかし、それは、現実逃避の抜け道だったかもしれない。今、苦しいときに昔とおり同じ時間を共有できる二人には、この先ずうっと日本酒と鮨を極めて行きたい。青木さん、水澤さん、

酒と鮨の千一夜・第三十夜～障泥烏賊雲丹乗せ～

障泥烏賊雲丹乗せ 障泥烏賊（庵治）エゾバフンウニ（落石）すし秀の「おしながき」は、「ウニとイカのおつくり」から始まる。二年前にはじめて訪問したときには、すでにそう書かれてあった。このイカのウニ乗せもすし秀のおすすめである。今回の落

酒と鮨の千一夜・第二十九夜～冬来たりなば、春遠からじ、春子鯛＆九平次human～

カスゴ（春小・春子）とは鯛の稚魚（10㎝くらい）、つまり「小鯛」です。（一部地域で血鯛・黄鯛を指していたようですが、今はマダイ類三種、マダイ、キダイ、チダイの幼魚すべてをカスゴと呼びます）「旬」はありません。おおまかに言えば東日本では春、

酒と鮨の千一夜・第二十八夜～十二月の日本一の赤雲丹と若波～

赤雲丹（エゾバフンウニ）根室落石若波（福岡柳川）純米大吟醸落石の赤雲丹根室半島の付け根にある落石地区は海流のぶつかり栄養豊富な海が目の前に広がり、繊維が柔らかく、旨みの強い良質な昆布産地です。昆布の旨いところはウニも旨い、が方

お久しぶりね

四年ぶりになりますか。フェイスブック、インスタグラム、オサケリストを経て戻ってまいりました。今年は新型コロナに追われて大変な一年になりました。個人的にも色々ありました。よかったことは、ホークス日本シリーズ4連覇、早稲田大学、東京六大学野球優勝。余勢をかっ

昭和47年レコード大賞

平成二十八年の大相撲秋場所は、久しぶりに初日から見ている。おそらくは、白鵬の休場で、稀勢の里に多いにチャンスありと見ている自分が悲しい。そんな中、隠岐の海の六連勝は、通快であった。さて、昭和47年の解説者は、神風と玉の海だったと記憶している。北の富士は

東京の女

久々に恋にときめいた。ピーナッツのユミさん。今年の5月になくなられていた。実はザピーナッツの現役時代の記憶はモスラしかない。最近の昭和ブームでテレビでよく見るが、なんとも言い様がないほど格好いい☆中学時代にキャンディーズに夢中だったが、もし1

丸亀城

ご無沙汰いたしました。3年前より、FB中心の生活でした。ただ最近、うどんを食べれば、「食べ過ぎ」甲子園に行けば「お前が行けば負ける」極め付けは、誕生日に「もう、昔のこと、ノスタルジックな話はやめたら」結局、自分の好きなことは、ここ

新麺礼讃紀行・・・51 思い出麺紀行 東京ラーメン 宝来軒

東京ラーメンWikipediaより抜粋☆現在まで続くオーソドックスなラーメンであり、違いはあるものの多くの場合は次のようなスタイルである。鶏がらをメインに野菜や豚骨（煮干しなども使用する店もある）を加えて沸騰させずに煮出した澄んだスープに、合わせる

新麺礼讃紀行since2015秋・・・50 日曜朝うどん

20年ほど前は、前職丸亀支店勤務で、実家で両親と犬のドラと暮らしていた。日曜の朝は、10時開店の山下うどんにいた。父親が好きだったこと、家から近いこともあり、よく行った。日曜の朝の10時は、近所の方、常連さんでちょうどいっぱいになる感じだった。

新麺礼讃紀行since2015秋・・・49 鍋焼きうどん ステンレス鍋

鍋焼きうどんの鍋だが、普通うどん屋さんは土鍋が多いだろうか、家庭的な雰囲気もある。次に多いのは、鉄鍋だろうか、居酒屋っぽい感じがする。そして、ステンレス鍋。これは、思いっきり、昭和ノスタルジアをくすぐられてしまう。よく思い出すの

美酒礼讃・・・⑩ 真澄・山花 ホタルイカと分葱の酢味噌和え

雨水の候山の花はまだまだ芽吹く前長野の山の香り、諏訪の銘酒、真澄山花日本海のホタルイカと讃岐の分葱酢味噌和え。春が待ち遠しい今日このごろ・・・

思い出暦・・・昭和47年春のセンバツ甲子園 兄弟対決

昭和47年春のセンバツ甲子園の前は、暗いニュースが紙面を埋めていた。それを払拭するように甲子園が幕を開けた。怪物江川卓登場の一年前。優勝候補は、ジャンボ仲根擁する日大桜ヶ丘と高知商業の東西二強。追う前年夏ベスト8の根本擁する銚

新麺礼讃紀行since2015秋・・・48 善通寺片原町 麺麺亭

三年ぶりに、善通寺駅前通り四国学院前、麺麺亭のラーメンチャーハンセットを食べた。特にどうしたと言うものでは、ないが、私は、好きだ。この場所は、二十年前前職善通寺支店時代は、ドンドン餃子だった。チャーハン中と餃子が好きだった

思い出暦・・・昭和47年夏の甲子園② 春に咲いた桜、夏に桜散る

昭和47年夏の甲子園第54回大会の優勝候補は、横一線と言われながら、やはり、ジャンボ仲根擁する春の優勝校日大桜ヶ丘と春の大会の準々決勝で、日大桜ヶ丘をもっとも苦しめたと言われる、春の西の横綱高知商業がやや抜けていた。その二強が一回

思い出暦・・・昭和47年夏の甲子園 星と海の夏

先日、BSで、マスターズ甲子園なるものをやっていた。甲子園を夢見た球児のみならず、プラカードガール、司会者など年齢、性別に関わらず、涙涙涙の番組だった。特に感動させる内容ではないのだが、自然自然に涙涙涙となった。自分も小学一年生から

新麺礼讃紀行since2015秋・・・47 うどん定食

今日は、午前中に新潟から電話があった。初めて、話をする方であった。80歳になる方であったが、明るく、優しい言葉が心に沁みる方であった。実は、三週間ほど前に、私がある依頼で手紙を出していた。先方の女性にすれば、寝耳に水のような唐突な

思い出暦・・・ バレンタインデー

とある年、西日本に薄く雪が積もったバレンタインデー前日に私は、神戸にいた。大半の人はそうだと思うが、誰しも、高く、眺望が良い方を好むと思う。この部屋は、窓から写真が撮りたくて、電話で確認した。通常、海が見えた方が良いのだが、

新麺礼讃紀行since2015秋・・・45 大乃原 やきうどん、豚なんこつたたき、きびなごお刺身

20年前の丸亀の夜の〆は、ラーメンは駅北の千秋、大手町はふくちゃん、それとやっぱ、豚太郎。少しがっつりと酒ももう少しのときは、味見亭？のスジコンチャーハン、そして大乃原のお好み焼きだっただろうか、今の楽しみは、大乃原の豚なん

新麺礼讃紀行since2015秋・・・44 高松・北海味噌ラーメン

特別にむちゃくちゃ美味い訳ではないが、味噌ラーメンにえび天、チャーシュー、ゆで玉子、昭和大衆中華の頂点というか、幼い頃の圧倒的優越感を思い出すノスタルジアな味噌ラーメンというべきか。一年に一度くらい食べたくなる至福の一杯である☆ただ