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ビジネスの現場体験を通じて経営・時事問題などを考えるブログです。あと、ときどき漫画・アニメの話

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2010/04/24

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  • 神々との取引き ~ PSYCHO-PASS劇場版

    PSYCHO-PASSの劇場版は、導入部分に置かれた、公安監視官・常森朱(あかね)の友人の結婚話が、日本から東南アジア連合「シーアン」へのシビュラシステムの輸出をめぐる提携の行く末を暗示し、そのままストーリー全体のあらすじを紹介する、という、例によってとても凝った作りになっている。

  • シドニアの夜

    「ガウナが人間の形だけじゃなく人格や記憶も完全に再現したとしたら、そのエナと元の人間の違いはなんですか」 白羽衣つむぎには、前世紀前半によく似た造形と位置どりをもつ前例がいる。その前例とは、「支那の夜」という人気映画のヒロイン桂蘭である。この配役は、中国生まれの日本人女優で先頃亡くなった李香蘭…

  • 星白閑の存在

    「いや、俺も地下で生活してたから、昔の記憶とつむぎの今の状況が重なっちゃって」 「シドニアの騎士」で星白閑は、対話不能とされ、死闘を繰り返す人外の敵ガウナと人間の間を、姿を換え代を重ねて、縫い針のように行ったり来たりしながら、取り持ち、つなぎ合わせる役目を負った存在である。

  • 機密と陰謀論

    「だけど紅天蛾のようなガウナもいる。対話して平和に解決することだってできるかもしれないよね」 「シドニアの騎士」に登場する非武装主義者の描写で面白いのは、周囲から馬鹿にされている彼らの主張が、結局のところ、大…

  • 非武装主義者たち

    この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています 弐瓶勉のロボットSF「シドニアの騎士」で注目される点のひとつは、その政治的な性向である。しかもその「政治」は、作品が諷刺の手法を取り入れているために、侵略者の攻撃で地球を…

  • 通貨を切り下げるとなぜ雇用は良くなるのか

    自民党の政権復帰後の、大規模な通貨切り下げ政策がもたらし、それが正当化されるプラスの効果のひとつとして、雇用情勢の好転ということが言われている。

  • 魔法と魔力の経済学

    ”命をつくるのは願い” — Kalafina Magia まどかマギカの前編は、設定された魔女や魔法少女たちの「魔力」の増減や出し入れが、まるで企業会計や貨幣経済における金銭のやり繰りのように、定量的かつ閉鎖的に組み立てられている。魔力はわれわれの心理エネルギーの隠喩であり、それを求めて地球にやってきた侵入者と、地上の見えない怪…

  • 「糸巻き遊び」と「死の衝動」

    ”飛んで行けぬものならば、足を引き摺ってでも行かねばならぬ” — 快感原則の彼岸 まどかマギカ「叛逆の物語」で、物語のひとつの鍵となる小道具として繰り返し登場する 「糸巻き」 と 「いないいない遊び(fort-da)」 は、S・フロイトの有名な論考「快感原則の彼岸」に出てくる同じ挿話を下敷きにしているとのことなの…

  • 「叛逆の物語」を読む

    ”みんなを巻き添えにして、こんなありえない世界に逃げ込んだ者がいる” — 叛逆の物語 「まどかマギカ」で深い印象を受けるのは、いくつかの物語上の仮構を挟んだうえで、数学の巨大な証明やバロック音楽の大作のように、論理が偏執的といっていいくらい強固に組み上げられ、あとはそれが半自動的に自己展開していくところである。…

  • 神を救う悪魔 (魔法少女まどかマギカ「叛逆の物語」)

    ” いいえ、そんな幸福は、求めてない ” — 叛逆の物語 この世の数多の神話に登場する神と悪魔の確執の物語は、その多くが、光と闇、聖と邪、清と淫、創造と破壊といった、正負が截然と分断され、裏返しに反転した価値の対立として存在することが知られてきた。その相克において、悪魔は神を嫌悪し、憎み、軽蔑するがゆえに、もう一方の…

  • ほとんど政府の無い世界

    「ヨコハマ買い出し紀行」は、作中の人々の生活のあり方という面でも、深く練られた独特の意趣が散りばめられていて味わいが深い。たとえば情報通信という点では、ネットやコンピューターどころか電話も消えてしまって、郵便だけがかろうじてほそぼそと生き残っているところなどがそうで、作者の心境を察するに、おそらく世界の滅びにあわせて、自分の好かないものには全部いっしょに退場してもらったようにも見受けられる。同じ…

  • 「時間」を描く(「ヨコハマ買い出し紀行」を読む)

    漫画の名作「ヨコハマ買い出し紀行」が描き出している主要なテーマのひとつ(隠れた「主役」といってもよい)は、自分の見立てでは「時間」である。時間というまったく抽象的な「概念」を、その抽象性をいっさい表に出さないまま、登場人物たちの具体的な生活の場面の集合体として描いているところに、この作品の他にあまり類を見ない特質と、また意義があると思う。

  • 夢の政治学

    以前の話になるが、中国の民主活動家がノーベル平和賞を受賞したことをめぐって、中国国内の報道が厳しく封じこめられる中、ある地方紙が当局の規制にかからないようなひどく遠回しな表現を使って受賞を祝う記事を載せたらしい、という指摘が注目を集めたことがあった。

  • バブルとカルト

    昨年来、政権交替と金融政策の転換を機に、為替と株、不動産などが大きく動いて乱高下しているが、その中で、これはバブルなのかそうでないのか、という議論がある。

  • プロ野球代理人で考える雇用契約交渉

    労働問題について考える中で、プロ野球をはじめとしたプロスポーツ選手の契約交渉を例にあげた。この交渉事は、われわれの間で下世話な興味を集める季節的な関心事になっているが、それらの記事に接する一般の労働者は、それをとびきりの才能と幸運に恵まれた一部のトップエリートの遠い世界の話…

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