14代目柏屋平兵衛 さん プロフィール

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14代目柏屋平兵衛さん: 14代目柏屋平兵衛日記
ハンドル名14代目柏屋平兵衛 さん
ブログタイトル14代目柏屋平兵衛日記
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/kashiwaya_heibee/
サイト紹介文京都の伝統工芸技術、黒紋付染めの会社の14代目によるブログ。ファッション、黒染め、食、映画など。
自由文様々な有名セレクトショップやメゾンブランドでの販売経験と1763年より続く歴史のある黒染め技術を活かして、
伝統とファッションの融合を目指しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供23回 / 306日(平均0.5回/週) - 参加 2010/05/11 17:15

14代目柏屋平兵衛 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 進行状況
  • メリークリスマス。随分ブログを放置しておりましたが、さぼっていたわけではありません。とはいえ、ブログをさぼっていたか、と問われればはい、としかお答えできませんが。12月のことを師匠が走るほど忙しいことから「師走」と申しますが、(※諸説あるので正確なことではありません)まさに今年の12月は紛れも無く「師走」でした。今月に入ってからはブログスタート時から決めていた通り更新ペースを落とすつもりではいました。 [続きを読む]
  • 染色結果と激動の日々
  • こんにちは。早速ですが、こちらが先日の染色の結果でございます。 特別に染料を配合して、ご覧のように2段階で染色致しました。思った以上に良い出来映えとなったので満足です。もともとシミのあった部分は隠せていないので、もう少し濃い色で染色するべきだったかも知れませんが。また、同じタイミングでこちらのスカートも染色してみました。もとの状態の写真を撮っておけば良かったなあ、と仕上がってから思ったのですが [続きを読む]
  • 染色風景 2
  • こんにちは。染色やそれに関する活動にほぼ全ての休日を費やしている結果、案の定更新頻度が落ちてきました。ですが、さぼっているわけでは決してありません。 黒染屋というのは、その名の通り「黒に染める」ということが元来の仕事です。ですから、昔から黒染め職人というのは「他よりもどれだけ深い黒が作れるか」ということを競い合い、切磋琢磨していたそうです。他の染色と違い、「黒染屋」という黒の染色を専門にする仕 [続きを読む]
  • JOHN SMEDLEY
  • こんにちは。何でもかんでも歴史が長ければ良いというわけではありませんが、1784年に創業したJOHN SMEDLEYというニットブランドは間違いありません。 有名なブランドですから、ちょっと調べればJOHN SMEDLEYのクオリティの素晴らしさをご紹介されているブログやホームページは沢山あります。エリザベス女王が御用達であるとか、最高級綿のシー・アイランド・コットン を使用しているとか、厳選された牧場との直接契約により [続きを読む]
  • ヴィンテージスウェットの染色
  • こんにちは。 もとの色が濃紺なので分かりにくいかも知れませんが、今回は60年代頃のヴィンテージスウェットを染めてみました。今ではスウェットはポリエステルを含む生地で出来ていることも多いのですが、当時のものは綿100%で作られているものが多く、非常に良い雰囲気に染め上がっています。ところで、ここ最近の染色実験を経て、われわれのような染色法法で出来ること、出来ないことが明確になってきましたので、染色に [続きを読む]
  • コーデュロイの染色 プロトタイプ・3
  • こんにちは。12月が始まりました。今年も残すところあとわずか。色々なイベントごとのある時期ですが、皆様風邪にはお気をつけください。 こちらは先日染色してみた70、80年代頃のLevi'sコーデュロイパンツ519です。コーデュロイという生地の多くはだいたい綿70%、ポリエステル30%で作られているイメージが強かったのですが、思った以上の染まり具合。綿100%だったのか、、、?僕はこの時期に生産されていたであろうLevi's [続きを読む]
  • 染めの間に
  • こんにちは。早いもので、11月もお終い。ずいぶん寒くなってまいりました。染色の作業では大量の水を使いますので、僕たちにとってはなかなか厳しい季節です。今月の締めくくりとなる今回の記事では染色したものを投稿したかったのですが、残念ながら洋服が乾ききらず。何度かの染色実験で、僕が行っているような既製服の後染めにおける課題点がいくつか浮き彫りになってきました。特に「既製服は縫製の糸にポリエステルを含むもの [続きを読む]
  • 染色風景
  • こんにちは。以前にもお伝えしましたが、われわれの染色は、染料の温度をかなり高める必要がありますので実は非常に手間と時間のかかる作業です。まず染料を約90度まで熱するのに2時間以上を要します。最近では60度ほどでも染色可能な染料があるようですが、われわれの技術はもともと京黒紋付という漆黒の着物を染めるためのものですから「濃厚な黒」を出すためにはこれだけの温度にする必要があるのです。また、どの染色でも [続きを読む]
  • 高級ブランドのスニーカーについて
  • こんにちは。以前はよく革靴を履いていましたが、今はもっぱらスニーカーです。スーツを着る仕事でもないので、革靴を履く機会はほぼほぼ無くなってしまいました。 僕にとってスニーカーといえば、やっぱりVANS、adidas、NIKEなどの誰もが知っているであろう有名なメーカーを思い描きますが、いつの頃からか様々なブランドから高級なスニーカーが発表されるようになり、最近では履いている方も結構見かけるようになりました。 [続きを読む]
  • 染料について
  • こんにちは。染色の世界は非常に奥が深いものです。知れば知るほどに、全てを理解できる日が来るのかな、と途方に暮れる毎日です。今回は染色に使う最も基本的なもの、「染料」についてのお話です。染色に使うための染料とは、大別して「天然染料」、「合成染料」、「蛍光染料」の3種類があります。このうち、私たちが普段着用している衣服の染色に使用されている多くは「合成染料」、つまり化学的に合成された染料です。合成染料 [続きを読む]
  • 最高のTシャツを求めて・1
  • こんにちは。Tシャツは洋服への興味の差はあれど男女問わず誰もが必ず着るアイテムのひとつですね。それだけにバリエーションは多岐にわたり、その品質の良さもピンからキリまであります。このブログをご覧頂いている方々の多くはファッションに興味をお持ちになられていると思いますので何かひとつくらいはお気に入りのTシャツのブランドもあるのではないでしょうか。(※The Sartorialistより)毎日着るものだからこそ、こだわり [続きを読む]
  • 伝統工芸としての黒
  • こんにちは。本格的に自分で考えて染色するようになってからというものほぼ四六時中そのことばっかり考えるようになっています。「こんな染め方はどうだろう」とか、「こんなものを染めたら面白いかも」とか。黒一色でも様々なアイデアが思い浮かぶのに、多色を扱う染め師の方々はイメージが湧きすぎて大変でしょうね。 こちらはアメリカのブランド、DEMYLEEのTシャツです。程よい首回りの開き方と、丈夫で肌触りの良い素材感が [続きを読む]
  • 藍染めの研究
  • こんにちは。歴史ある京黒紋付染のこと、染織について学ぶ過程で既に「ジャパン・ブルー」として世界的にも評価されている藍染めについて知ることは必然かと思います。 藍染めの歴史は古く6世紀ごろ中国から伝わったとされ特に徳島、阿波で発達したそうです。ですが1900年頃にドイツで開発された合成インディゴにより状況は大きく変わりました。天然藍と比べ合成インディゴは大量生産が可能であり、かつ均一な染色が出来るとい [続きを読む]
  • ヴィンテージの洋服について
  • こんにちは。最近、伝統技術による染色の話しかしていないので「ああ、この人ファッションとは関係ないのかな」と思われそうですからたまにはファッションについてお話しさせて頂こうと思います。とはいえ、題目通りヴィンテージの洋服の話題なので、流行という意味のファッションではございません。お気をつけください。 ヴィンテージの洋服といえばまっさきに思いつくのはやはりLEVI'Sでしょうか。単純に自分がLEVI'S好きな [続きを読む]
  • COMME des GARCONS SHIRT
  • こんにちは。僕はCOMME des GARCONSが好きです。 間違いなく日本を代表する偉大なファッションブランドのひとつで、お好きな方も沢山いらっしゃると思います。こんなブランドは今後日本から出てこないんじゃないでしょうか。ですが、意外とあまりご存知ない方もいらっしゃるようで、先日お客様から「コムデギャルソンって胸にハートマークのあるあれですか?」というお話をされました。ですから、今回はCOMME des GARCONSのこ [続きを読む]
  • プロトタイプ・2
  • こんにちは。先日に引き続き、今回はヴィンテージのウールカーディガンを染めてみました。 いつもは着物に使用する絹を染めているのでウールを染める機会はなかなかありませんが思った以上に良い雰囲気に仕上がっています。高温の染料に浸け込んで染色していますので糸の伸縮や生地へのダメージも気になりましたが、特に問題はありませんでした。 これまでにご覧頂いている染色方法というのは写真のように高温の染料が入 [続きを読む]
  • プロトタイプ・1
  • こんにちは。先日の染色実験の仕上がりがこちらです。とはいえ、PCからでしたらブログ横に設置したinstagramで全部見れるのですが。ほとんど実物から加工を加えていないので色目は実際のものと大差ありません。先日お伝えした通り、綿100%製と表記されているTシャツでも、現代の洋服の多くは縫製糸にポリエステルが用いられてることが多くその場合縫製糸は綺麗に染まりません。今回はその糸もおそらく綿100%だったおかげで縫製の [続きを読む]
  • 実験開始
  • こんにちは。本日は、京黒紋付染めの技術を使って洋服の染色を行ってみようと思います。ここは自宅の染色工場。この釜の中は90℃に熱された染料で満たされています。染料を熱する理由は、生地そのものに染料を浸透させるため。ぬるい温度では綺麗な黒に染め上がりません。ちなみにinstagramでこの写真をアップした際に知人から「貞子は出てきますか?」との質問がありましたが大丈夫です。出てきません。われわれの現在使用してい [続きを読む]
  • サービスを超える瞬間
  • こんにちは。少し前、日頃から懇意にして下さっているお客様からの食事のお誘いで、ザ・リッツ・カールトン京都に行ってまいりました。ザ・リッツ・カールトンホテルといえば、説明不要かとも思いますが世界規模でホテル・チェーンを展開されているホテルブランドのひとつで、その洗練されたホスピタリティ(おもてなし)精神は他の多くのサービス業に多大な影響を与えているといえるでしょう。ディズニーランドと同様、ザ・リッツ [続きを読む]
  • 先人の教え
  • こんにちは。先日、自分の以前の職場の上司とご飯に行きました。場所は JAPONICA という京都市役所付近にあるお店。 食事もできるバーで、かつ店内奥にはレコードショップが併設されているとても雰囲気の良いお店です。今ではメニューから無くなってしまったのですが、ランチ営業時のグリーンカレーがかなり美味でした。復活を切に願います。定期的に音楽のイベントや写真展などが行われていたりするので食事以外で [続きを読む]
  • 失われていく技術と新しいモノ作り
  • こんにちは。先日、一番最初の記事でもお伝えさせて頂いたとおり、わたくしの家族は1763年より「京黒紋付染め」を生業としております。 簡単に説明致しますと婚礼のときに着る黒留袖(くろとめそで)や葬儀のときに着る喪服を黒色に染める伝統技術のことです。他にも、明治維新以降に国民の礼服となった「黒紋付袴羽織(くろもんつきはかまはおり)」もこの技術によって染色されています。このブログをご覧頂いている方々は着 [続きを読む]
  • ブログ解説にあたって
  • こんにちは。 独立を目指す、とは言ったもののまだ何の用意もしていない状況です。(笑)(※本当はちょっとはしているのですけれど)ですから、まずは何故こういったブログを書こうと思い立ったかというお話を。アパレルの世界で働いていらっしゃる方なら誰しもが、いずれは独立して自分の店を持ちたい、と思ったことはあるのではないでしょうか。中には全く思わない方もいらっしゃるかも知れませんが、、、。やはり自分もこの [続きを読む]
  • 自己紹介
  • はじめまして。柏屋平兵衛(かしわやへいべえ)と申します。勿論本名ではありませんが、まるっきりデタラメな名前というわけでもありません。というのも、わたくしの家業は代々「京黒紋付(きょうくろもんつき)」という京都の伝統工芸品の染色(それを「京黒紋付染め」というのですが)をしておりまして、その屋号といえるものが「柏屋平兵衛」なのです。 屋号とは何か、というのを説明すると長くなりますので、簡単に申しま [続きを読む]
  • 過去の記事 …