ポール・ブリッツ さん プロフィール

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ポール・ブリッツさん: クリスタルの断章
ハンドル名ポール・ブリッツ さん
ブログタイトルクリスタルの断章
ブログURLhttp://crfragment.blog81.fc2.com/
サイト紹介文ただいま「オタ俳句」毎日更新中。山頭火先生にならって無季自由律。オタクの赤裸々な私生活?
自由文SFからミステリからファンタジーからなんでもやっているよろず小説サイトです。
オリジナルミステリ童話「探偵エドさん」
オリジナルファンタジー小説「昔話シリーズ」
オリジナルギャグ小説「範子と文子の三十分一本勝負」
ほかに、多数のノンシリーズのショートショートや、ファンタジー長編「紅蓮の街」などを取り揃えてご用意しております。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供235回 / 365日(平均4.5回/週) - 参加 2010/06/18 17:52

ポール・ブリッツ さんのブログ記事

  • もう残念だなどとは呼ばせない
  • 「コンゴ民主共和国、という国を知っているな」 遺憾極まることに、わたしは知っていた。「アフリカ中部の国ですな」「その通りだ。ふた昔前は、ベルギーが植民地にしていた。あの小さな国が、あんな広大な土地を、だ。ベルギー人はやりすぎた。その統治は統治などとはとうてい呼べたものではなかった。第二次世界大戦でヨーロッパが灰燼と化し、影響力が低下すると、お決まりの独立運動が表面化した。そこでベルギーはまたミスを [続きを読む]
  • 「オペラ座の怪人(1925)」見た
  •  今回のブログDEロードショーは毎年恒例の「きもだめし大会」である。ホラー映画を見ると本気でおびえるわたしには楽しみながらも頭の痛い企画だ。 というわけで、モノクロサイレント映画を見ることにした。今回は、ブックオフで投げ売りされていた「オペラ座の怪人」。前にミュージカル版を見たあれである。 で、今回見てわかったことだが、原作のガストン・ルルーが書きたかったのは、「サイコスリラー」ではなかったのだろ [続きを読む]
  • 海外ミステリ97位 クロイドン発12時30分 F・W・クロフツ
  •  最初に読んだのは小学生のおり、父の蔵書を押入れから引っ張り出してのときである。たぶん父はあまりにも几帳面だったのだろう、読書パターンが「名作と呼ばれているものをとりあえず押さえておく」というものだったらしい。それが息子をこんな悪の道へ誘い込む罠になろうとはたぶん思ってもみなかったんだろうな。 というわけで再読。ちょっと前までは「倒叙ミステリの代表的傑作」といわれていたやつであるが、今の目で読むと [続きを読む]
  • 2017年暑中見舞いイラスト!
  •  毎度おなじみ矢端想さんから暑中見舞いをいただきました! ( で拡大します) かわいいですね! 毎度おなじみECMさんからも暑中見舞いをいただきました! ( で拡大します) かわいいですね! そして毎度おなじみ黄輪さんからも暑中見舞いをいただきました! ( で動きます) ほんとかわいい雲ですね! ……かわいいものが書けない自分は「じっと手を見る」(^^;) [続きを読む]
  • 海外ミステリ96位 お楽しみの埋葬 エドマンド・クリスピン
  •  この企画をやるうえで、この本を読むのも楽しみだった。なにしろ、恐ろしく長いこと絶版品切れが続いている本なのだ。いまアマゾンで流通価格を調べたら、最も安いもので中古品が2500円からとかいう状態なのだ。国書刊行会や論創社といったところがクリスピンを発掘してはがんがん売り出してもいまだこの作品だけは再版されないのだ。よほど売れなかったらしい。 というわけで、図書館で取り寄せてもらって再読した。最初に [続きを読む]
  • たまにはバトン
  • 気がついたら何も書けなくなっていたのでワラにもすがる思いでやってみた。けっこうつらいので誰にも勧めない。オリジナル小説書きさんへバトン Q1 小説を書き始めてどのくらいですか? A1 中学のころだからだいたい30年か。Q2 処女作はどんなお話でしたか? A2 小学校の授業で書いた時間物SF。Q3 どんなジャンルが書きやすいですか? A3 2年昔はエロ以外はどんなジャンルにも首を突っ込んでなんでもかけたが、現在はエロだ [続きを読む]
  • 自炊日記・その67(2017年7月)
  • 7月1日 朝食のメニュー トースト ソーセージ ザワークラウト 野菜炒め プルーン チーズ ミルクコーヒー ヨーグルト ブルーベリー りんご 昼食のメニュー のり餅 タコ焼き 鮭缶 プリン ブルーベリー 夕食のメニュー 米飯 味噌汁 豚肉生姜焼き 焼き魚 クラゲときゅうりのあえもの きんぴらごぼう 大根の浅漬け7月2日 ピザ 生野菜サラダ プルーン ミルクティー ヨーグルト ブルーベリー マンゴー [続きを読む]
  • 笑う男
  •  暑い。 わたしは額を手で拭った。いつから日本はここまで暑い国になったんだろう。明治や大正のころも、たしかに涼しくはなかったが、ここ最近の三十七度などのようなひどい暑さはなかったような気がする。 巷では学生たちが、夏休みだというのに忙しく汗ばかり流していた。大儀なことだ。日本政府は、来るべき戦争に備えて、南方で平気で動ける兵隊でも作ろうとして部活動などというものを作ったのではないか、そんな気がして [続きを読む]
  • 海外ミステリ95位 中途の家 エラリー・クイーン
  •  早川の「途中の家」バージョンを再読。読むのはこれで三度目になるが、面白くてまたも一気読みしてしまった。このミステリの魅力をいうのは難しい。まず、この小説がクイーンらしくよくできた謎解きミステリだということと、次に、この小説がクイーンにしては人間ドラマになかなか凝ってるじゃないか、ということの二点に共感できないと、この作品がクイーンの自薦ベスト3に入っている理由がわからないだろうからだ。 この小説 [続きを読む]
  • 1984年(11)
  •  幸か不幸か、修也の行動範囲内にあるゲームセンターには、「ドルアーガの塔」の筐体は入荷されていなかった。おそらく、あまりの人気沸騰のために地方までは回ってこなかったのだろう。それに、筐体がやってきたからといって、ゼビウスの最初のアンドアジェネシスの攻略にも四苦八苦している自分には、60面をクリアできるわけがない、という判断ができないような小学生でもなかった。 とにかく目標となる中学校の入学試験に合 [続きを読む]
  • 海外ミステリ94位 血の絆 A・J・クィネル
  •  クィネルが2冊続いたが、たぶんこれは熱狂的な支持者が少数いたということだろうなあ、文春がアンケートを取った中に。まあそれも当然で、当時「ベストセラー作家なのだがわけあってペンネームを使用している謎の覆面作家」として「燃える男」を引っ提げてさっそうと現れたA・J・クィネルは、手に汗握る面白い作品を次から次へと生み出していたのだ。「メッカを撃て」「スナップ・ショット」と、一作一作がらりとタッチを変え [続きを読む]
  • 「アルジェの戦い」見る
  •  中島らも先生のおすすめ文を読んで以来、20年間見たくてたまらなかった映画。とうとう見ることができた。 感想であるが、 「世界・クソ暑い土曜の午後に冷房の利いてない部屋で生ぬるいコーラを飲みながら見る映画大賞」堂々の1位! というところである。まあ今回は、コーラの代わりにペットボトルのお茶だったが、名画座で、生ぬるいコーラをなめながら見たらさぞや浸れるだろうなあ、という映画だ。 舞台はアルジェリア [続きを読む]
  • 海外ミステリ93位 燃える男 A・J・クィネル
  •  この欄を書くのは楽しみだった。世のすべての冒険小説の中でもお気に入りの一作なのだ。クィネルは80年代から90年代に邦訳された海外冒険小説を語る上では絶対外せない作家である。その理由であるが、何よりもこの人、「日本人好みの人情が炸裂する話」を書かせたら、欧米では右に出るものがいないのだ。むろん、老いた傭兵がたった一人でマフィアと戦うというこの復讐譚も例外ではない。復讐譚というより、「敵討ち」といったほ [続きを読む]
  • 海外ミステリ92位 歯と爪 ビル・S・バリンジャー
  •  小学生のとき、創元推理文庫の解説目録を読んで興奮した。聞いたことのない作家の、聞いたことのないタイトルで、「彼の名はリュウ。生前、彼は奇術師だった。彼は三つのことをやってのけた。まず、ある殺人犯人に復讐を成し遂げた。次に彼は殺人を犯した。第三に、その殺人計画の中で自分も殺されたのである」というのである。この思わせぶりな宣伝文の破壊力と来たら、匹敵するのはあのジャプリゾの「シンデレラの罠」くらいの [続きを読む]
  • 自炊日記・その66(2017年6月)
  • 6月1日 朝食のメニュー スパゲティペペロンチーノ生卵のせ 病院へ行って薬をもらう。 昼食のメニュー おにぎり 手巻き寿司 サンドイッチ 仕事にかかる。 仕事を終える。 夕食のメニュー そうめん6月2日 朝食のメニュー シリアルのヨーグルトかけ 低脂肪乳 昼食のメニュー 焼きそば生卵のせ 仕事にかかる。 仕事を終える。 実家に帰る。 夕食のメニュー 米飯 味噌汁 かつお刺身 大根と豚肉の煮物 きん [続きを読む]
  • 海外ミステリ90位 ジェゼベルの死 クリスチアナ・ブランド
  •  高校に入ってしばらくの後、新刊本屋で平積みになっているのを見つけて迷わず買った。そりゃそうである。ミステリ渉猟のバイブルであるこの「東西ミステリーベスト100」において、そのトリックが「怖さ」の「極限」にあると絶賛されていたからだ。純朴な半可通の人間にそんなことをいったら期待するに決まっている。 で、わくわくしながら読んでみた。読後の感想が、「え? クリスチアナ・ブランドって、『ジェゼベルの死』 [続きを読む]
  • 鋼鉄少女伝説 3 戦場
  •    3 戦場 結局、一度試しにやってみるということになった。 我ながら弱い男だ。「これ、ゲームを始めてしばらくの間は接続料金がタダというのは、ウソじゃないだろうな?」「もちろんよ。一ヶ月間はお試し期間になってるわ」 キリコはそういったが、なんかだまされている感じがする。今日が終わったら、明日には痕跡も残さず消し去ってやるからな。 サイトにつないで登録をする。ETでeマネーのサインを入力すると、モ [続きを読む]
  • デンとせん
  •  昭和三十×年。 安田辰郎は、第三の目撃者とするための、行きつけの料理屋「小雪」の女中ふたりを連れて、東京駅十三番ホームにやってきた。 殺人計画は精緻を極めていた。 安田は十五番ホームを指さした。「あ、ああ、あ、あれ、あれれ、あれは、おと、おと、お時さんじゃないか?」 事件は、すぐに解決した。 [続きを読む]
  • 点と線と面
  •  昭和三十×年一月。 『犯人』は、ある意図をもって東京駅を利用するつもりだった。混雑を極めるダイヤグラムの中で、たったひとつ見つけた黄金のような一瞬。 四分間。その四分間にすべてを賭ける! のちに『奇跡の四分間』といわれることになるのだが、『犯人』にとってはどうでもいいことだった。 十八時少し前。運命と作為に導かれた三人の男女が、十三番ホームに入ってきた。 博多行きの特急「あさかぜ」の止まっている [続きを読む]
  • 海外ミステリ90位 オランダ靴の謎 エラリー・クイーン
  •  なんかやたらと入っているなエラリー・クイーン。まあ、この1986年当時はミステリファンの基礎教養みたいなものであったからなあ。マニアであろうとなかろうと、クイーンの国名シリーズの一作くらいはきちんと読んでいないと「趣味は推理小説で」だなどとはとてもいえたもんじゃない、そんな世の中ではあった。 というわけで、長い夏休みを使って、エラリー・クイーンの国名シリーズを全部読もう、と心に決めた中学生がいたと思 [続きを読む]
  • わー、「アルジェの戦い」やー!
  •  何の気なしにアマゾンを検索したら、「アルジェの戦い」の廉価版DVDの予約販売が! これは買わなきゃウソだろう! 興奮しながら予約の しましたよええ。 中島らも先生がエッセイで激賞していて、見たいと思ってから二十年見られなかった映画だから、7月5日が楽しみでならぬ。 今からドキドキしています。 夢じゃない、夢じゃないんだなあ、長生きしていてよかったなあ……!! ちなみにアルジェリア独立戦争におい [続きを読む]
  • 豆腐
  •  その日、わたしは機嫌がよかった。ロビンの死んだ日も機嫌がよかったが、今日も負けず劣らずだ。あまりに機嫌がよすぎたのか、わたしと差し向かいで昼酒につきあってもらっているカイが苛立たしげにいった。「不景気な面してどうしたんだ。目ん玉が泥水みたいな色をしてるぞ」 ポケットにしまっていたサングラスをかけると、わたしは茶碗から酒をあおり、胃袋から全身に沁みわたるままにしておいた。「黙っているよりは、なにが [続きを読む]
  • 1984年(10)
  •  世界初のRPGである「ダンジョンズ&ドラゴンズ」が1974年に発表されてから、この魅力的なゲームをパソコンに移植できないものか、という試行錯誤は行われてきた。そしてそれは、海外においては一種の完成形を見せていた。1981年に発表された「ウィザードリィ」と、「ウルティマ」である。 しかし、日本のPCに対する移植は遅々として進まなかった。言語の壁とPCの性能の壁は厚く、しかもアクションゲーム全盛の日 [続きを読む]
  • 深見剛助のそれから
  •  事件が起こったのは群衆の中においてだった。 アイドル歌手がコンサートを行っていたイベント会場で、刺殺されて発見されたのは、新聞記者の神代翼。警察の懸命の捜査にもかかわらず、その場にいた人間の誰からも、凶器を発見することはできなかった。 居合わせていた名探偵、深見剛助が捜査に協力することになった。「……犯人の正体についてはある程度の見当はついています。しかし、確証がない」 担当となった刑事は、深見 [続きを読む]