ポール・ブリッツ さん プロフィール

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ポール・ブリッツさん: クリスタルの断章
ハンドル名ポール・ブリッツ さん
ブログタイトルクリスタルの断章
ブログURLhttp://crfragment.blog81.fc2.com/
サイト紹介文ただいま「オタ俳句」毎日更新中。山頭火先生にならって無季自由律。オタクの赤裸々な私生活?
自由文SFからミステリからファンタジーからなんでもやっているよろず小説サイトです。
オリジナルミステリ童話「探偵エドさん」
オリジナルファンタジー小説「昔話シリーズ」
オリジナルギャグ小説「範子と文子の三十分一本勝負」
ほかに、多数のノンシリーズのショートショートや、ファンタジー長編「紅蓮の街」などを取り揃えてご用意しております。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供257回 / 365日(平均4.9回/週) - 参加 2010/06/18 17:52

ポール・ブリッツ さんのブログ記事

  • 自炊日記・その64(2017年4月)
  • 4月1日 朝食のメニュー トースト テリーヌ ブルーチーズ 生野菜サラダ 金柑の砂糖煮 ミルクコーヒー ヨーグルト りんご 図書館に行き本を返す。 昼食のメニュー 炒飯 味噌汁 サバ缶 キムチ マンゴープリン 夕食のメニュー 米飯 白菜のスープ ステーキ 温野菜 お浸し チョコレート 気合を入れて書いた『残念な男』が卯月朔さんとミズマ。さんに読んでもらえなくてちとかなり残念だった。4月2日 朝食の [続きを読む]
  • 海外ミステリ82位 酔いどれ探偵街を行く カート・キャノン
  •  おれか? おれは、なにもかも、書けなくなった、ブログ作家くずれの男だ。うしなうことができるものは、もうアカウントくらいしか、残っていない。 もちろん、この書き出しは、都築道夫先生の訳した、この短編集の、イントロダクションを、もじったものだ。そして、この短編集には、人間に、そうしたもじりをやらせてしまう力が、ほんとうに、ある。 この本には、新婚四カ月で、新妻に裏切られ、暴力沙汰を起こし、アル中の、 [続きを読む]
  • 死霊術師の瞳 5-4
  • 「小笠原登志子」 わたしは低く繰り返した。ナイトメア・ハンターとしてのわたしの罪の象徴。 よほどひどい面をしていたのだろう、余目はわたしを元気づけるように、いくらか明るい口調でいった。「なに、お前を責めているわけじゃない」 責めているようにしか聞こえなかった。余目は続けた。「お前がやってくれたことを、忘れるようなあの方じゃないさ」 わたしがなにをやったのか。やったのは森村探偵事務所の探偵たちだ。わ [続きを読む]
  • 1984年(4)
  •  そんな日常の中のある日。 修也は本屋にいた。ごく普通の小学生男子にとって本とはマンガのことである。修也はもちろん、立ち読みをするためにそのコーナーに行ったのだが。 ふと、雑誌の棚で足が止まった。何か引き寄せるものがあったのか。 棚に山積みにされていた雑誌にちらりと目をやった。 「マイコンBASICマガジン」というタイトル。表紙には、カラフルなパソコンゲームの写真がいくつも載っていた。 修也は、そ [続きを読む]
  • マイノリティ
  • 考え方ひとつで自由に張り替えることができる人間集団の値札。もしかしたら、ユダヤ人をガス室送りにしたナチの連中、まじめに「ドイツ人はマイノリティだ」と思っていたのかもしれない。フリーメーソンだとかイルミナティだとか国際ユダヤ資本だとか、訳のわからない理屈でユダヤ人をマジョリティに仕立て上げて。 [続きを読む]
  • 死霊術師の瞳 5-3
  • 「西日本?」「井垂島のことだ。あの本もたまには帰省くらいしたいだろう」 わたしは余目の肩をつかんだ。「それだ」「なにがだ」 わたしは頭の中に浮かんだことを手早くまとめ、余目に話した。「そもそも、奪ったやつが、あの本を使って、なにをしようというんだ? どこへ持って行こうというんだ? 常識的に考えれば、持っていく当てはひとつしかない」 余目は眉根を寄せた。「それで、井垂島か? あまりに安直にすぎないか [続きを読む]
  • 死霊術師の瞳 5-2
  •  さして驚くべきことでもなかった。わたしの事務所は……かつて事務所と呼んでいたビルの一室は、警察とマスコミとによって徹底的に荒らされ、めぼしいものはすべて証拠物件ないし「我が社が独自に手に入れた情報によると」に貢献するために持っていかれてしまっていた。そのころのわたしの気分は、ナイトメア・ハンターとしての能力と、これまでの人生で出会った中で最も愛しい女性を失ってしまったことにより、もうなにもかもど [続きを読む]
  • 哲人
  • 「哲学」という学問の魅力に魅せられてふらふらになって哲学科の門を叩こうとする高校生に、「法学部を出てから哲学科の大学院に入るという方法もあるよ」と助言を与えることができる人間。哲学は人生について語るのが目的の学問なんかじゃないんだ、と、目をきらきらさせて大学一年生は語り、哲学は人生について語るのが目的の学問なんかじゃないんだ、と、かすかな自嘲を込めて四十男は呟く。 [続きを読む]
  • 海外ミステリ81位 A−10奪還チーム出動せよ S・L・トンプスン
  •  再版された早川版を四半世紀ぶりに再読。高校生のころに新潮文庫版を最初に読んだとき、それほど感銘も受けなかったので正直あまり期待はしていなかったのだが、読んでみると、もうこれが正統派B級冒険小説というか、やたらと面白いことにびっくりしてしまった。 冷戦期、ソ連の影響下にある東ドイツのポツダムに置かれたアメリカ軍事連絡部から、ソ連側の妨害電波により誤誘導され不時着したパイロットをソ連側より早く回収す [続きを読む]
  • 1984年(3)
  •  Nの家のファミコンソフトはみるみるうちにその層を厚くしていった。それは、任天堂の起こした一種の奇蹟だった。ほかのゲーム専用機について語ることは、今では、ほとんどばかばかしいことになっていた。競合機としては、セガのSC−1000、バンダイのスーパーカセットビジョンがあるくらいだった。他に有力なゲーム専用機としては、ベクタースキャン方式というファミコンとはまったく違うシステムを使用していた「光速船」 [続きを読む]
  • 1984年(2)
  •  だが。 修也もすでに小学五年生であり、春が来れば六年生になるのだった。 ファミコンだったら自力で買えるかもしれない。 すでに、あのファミコンにキーボードがつくらしい、という噂が流れていた。もしそれが正しかったとしたら、あの「マリオブラザーズ」のような、カラフルでスムーズな動きをするゲームが、自分でも作れるということではないか! だとしたら、それは家にある、使わせてもらっていないPB−100とは比 [続きを読む]
  • 「駅 STATION」見る
  • ブログDEロードショー「感涙映画祭」4作目。かねてより80年代の日本映画の最高傑作とか聞いていたので見てみたが、「泣く」というよりは、「鬱フラグメイカー」ともいえる高倉健の存在に、ある種の「ギャグ」を感じてしまった。これと同様の経験が、無声映画の傑作「雄呂血」を見た時にもあり、行く先々の不幸のボタンをひとつひとつ丹念に押して歩いているとしか思えない主役は、どちらかといえば「ブラックユーモア」の世界 [続きを読む]
  • そのむかし
  • そのむかし、悲劇にもてあそばれる少年と、悲劇に魅入られた青年がいた。彼らの物語を今に伝えるもう一人の少年は、あなたの現実ときっとどこかで交錯している。耳を澄まして目を閉じれば、昔語りがかすかに聞こえてくるはずだ……。limeさんのイラストにキャプションつけるのがなんか趣味になっている。今回も事後承諾上等(^^;)自分の物語は相変わらず書けない。 [続きを読む]
  • 「東への道」見る
  • ブログDEロードショー「感涙映画祭」3作目。「グッド・モーニング・バビロン!」を見てからグリフィス監督作品がやたらと見たくなり、この「東への道」もグリフィス監督作品である。この作品、気になっていなかったわけではないが、135分のサイレント、ということでこれまで手出しをしていなかった。「散り行く花」でのリリアン・ギッシュの演技が衝撃的だったので、思い切って図書館で借りて見ることにした。ほんとうは、フ [続きを読む]
  • 海外ミステリ80位 ナヴァロンの要塞 アリステア・マクリーン
  •  どちらかといえば映画のほうが有名か。軍事冒険小説の傑作である。「女王陛下のユリシーズ号」のあまりの重さに比べれば、こちらのほうが娯楽小説としては読みやすい。英軍の撤退を支援するため、敵国ドイツが占領するナヴァロン島に潜入した五人の男たち。狙うのは、巧妙にカムフラージュされた洞窟に設置された巨大な大砲。英軍の撤退路にぴたりと狙いをつけたこの大砲を破壊しなければ、英国陸軍の兵士千二百人が海の藻屑とな [続きを読む]
  • 「散り行く花」見た
  • ブログDEロードショー「感涙映画祭」2作目。あの「イントレランス」のグリフィス監督の作品である。「恋愛もの」の「悲劇」で「泣ける」作品と聞いていたので図書館で借りたのだが、うーむ、これはなんというか、「悲劇」ではあるが「恋愛もの」ではないのではないか。広義の恋愛ものではあるが、「仲むつまじい恋人たちが」という映画では断じてない。どちらかといえば、フェリーニの「道」を彷彿とさせる、社会的に問題がある [続きを読む]
  • ロック
  • なにをどういおうとも結局は音楽の一ジャンルという枷から逃れられないひとつの立ち位置。 ……パウロってロックですよね。 ……あんだと? もういっぺんいってみろコラ。パウロのどこがロックなんじゃ! ……だって、イエスの語った支離滅裂な言葉を使ってローマ帝国を乗っ取るための土台を作った男ですよ。それもほぼひとりで。ロックな男じゃないですか。 ……バカか貴様。イエスの教えのどこが支離滅裂なんじゃ。ユダヤ教 [続きを読む]
  • 筒井康隆について
  •  筒井康隆を最初にまとまった形で読んだのは、たしか中学一年の折に感想文の題材として読んだ「メタモルフォセス群島」だった。 腹を抱えて笑った。そこはブラック・ジョークの実験場みたいな世界だった。あまりにブラックすぎて、読書感想文が書けないことに気がついたのは二回目を読み終わったところであった。いったい自分がどんな感想文を書いて宿題を終わらせたのか、まったく記憶にない。 そして中学二年の四月。わたしが [続きを読む]
  • ダイエット
  •  健康の維持のために栄養摂取を控えるというチェスタトン式逆説を実践すること。 しかしダイエットとはなんともチェスタトン好みの逆説のかたまりではないか。 瘦身のためにまずやらねばならないことは飢えを覚えない程度に食べることであり、 運動は目に見える成果が上がらないからこそやらねばならない。 精神的な努力を極めると大食に走り、 精神的な努力を怠ると少しずつ太る。 しかもこれだけチェスタトン風の逆説のか [続きを読む]
  • 「グッド・モーニング・バビロン!」見る
  • ブログDEロードショーの今回のお題である、「感涙映画祭」ということで見た。「けものフレンズ」見たさにGyaoをうろついていたらストアにあったのである。たまたまTポイントの残量もこれを見るに足りるものであった。というわけで見たのだが、この映画についての記事を1987年に今はなき某タクテクス誌で読んだときには、てっきりハートフル・コメディだとばかり思っていた。実際に映画の前半三分の二はハートフル・コメディ [続きを読む]
  • 海外ミステリ79位 見えないグリーン ジョン・スラデック
  •  前に友人にいわれた。「ポールさん、あなたは天才だけど、自分の能力をどう使えばいいのかまったくわかっていない!」その意見が当たっているかどうかはさておき、実際に「自分の能力をどう使えばよかったのかがまったくわかっていなかった天才」が、このジョン・スラデックである。ほんとこの人、生まれる時代をプラスマイナス50年間違えていたんだな、と本書を再読して実感。 「見えないグリーン」は、ジョン・スラデックが [続きを読む]
  • 1984年(1)
  • 1984年 不幸な事件があった。修也の通うはずだった中学校で、自殺事件があったのだ。むろん、原因は「非行」と「いじめ」である。修也にとっては「どこの学校でもあることじゃないかな」程度の認識であったが、両親にとっては違ったらしい。 かくして、修也は家では一切の「ゲーム」を禁じられることになった。M市内にある、県内では名門の私立中学校の受験をするためだ。小学生に否も応もない。塾通いが始まった。 幸運な [続きを読む]
  • オフ会しようぜ!
  • 前々からやりたいなやりたいなと思ってはいた「オフ会」なるものを開きたいと思います。「第1回 ポール・ブリッツの野郎を包囲する会」4/2 11:30 JR常磐線「土浦駅」集合行動予定 土浦駅ビルの「サイゼリヤ」で楽しく会食       駅近くの、県内最大級を自称する古本屋で楽しくお買い物       駅近くのカラオケボックスで楽しくカードゲームするなり歌うなり       成り行きによっては有志によ [続きを読む]
  • テリー・レノックスって柄じゃない
  •  頭が痛かった。うっすらとした光を感じた。目を開けると、知らない天井が見えた。 わたしは知らない部屋の知らないベッドで、着の身着のまま眠っていたのだ。起き上がり、どうして自分はここにいるのかを考えた。ダウンしたボクサーのように、カウント8でようやくまともに頭が動き出した。 のろのろと起き上がり、わたしはベッドをセットしなおした。ベッドひとつとテーブルと鏡しかないところを見ると、客間ではないかと推測 [続きを読む]