muneyuki さん プロフィール

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muneyukiさん: subbacultcha
ハンドル名muneyuki さん
ブログタイトルsubbacultcha
ブログURLhttp://muu-diary.blogspot.com/
サイト紹介文音楽と文学と映画と漫画と動物と妖怪とに囲まれて暮らす日々。
自由文ジョジョ、藤田和日朗、町田康、カートヴォネガット、pixies、逆柱いみり、西岡兄妹、夢野久作なんかが好きです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供107回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2010/06/20 14:23

muneyuki さんのブログ記事

  • やすだたく『ミイラが呼ぶ夜』
  • やすだたく『ミイラが呼ぶ夜』怖さ:☆☆造型:☆状況:☆☆☆恐ろしげな表紙ですが、最後にちょろっとミイラが出て来るくらいで、ホラー漫画としての要素は弱いです。が、この漫画、結構オススメ。冒頭から、鳥をかっ捌く男がじっとりと描かれます。どうやら剥製を造っていたようなのですが、完成品を棚に置くと、男はニタァと笑います。実に厭らしい感じで。解剖・剥製は一旦置いておいて(!?)、実はこの男、連続少女誘拐犯。連れ去 [続きを読む]
  • 浜慎二『呪いの猫の島』
  • 浜慎二『呪いの猫の島』怖さ:☆造型:☆☆状況:☆☆浜慎二先生の漫画、というか、昭和ホラー漫画との初めての出会い?と思しき、思い出深いレモンコミックス。怪奇小説作家である父が、ある島で貰ってきた「呪い」。その呪いによって、少女は異常な症状を見せ始める…。物語に意外性は無いものの、まるで横溝・乱歩の小説を読んでいるような、初読でも懐かしさを感じる怪奇感があります。浜慎二先生は、絵が上手く、物語の構成も非 [続きを読む]
  • 池川伸治 『七才のペテン子』
  • 池川伸治 『七才のペテン子』 怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆何度か「話の通じない人は怖い」ということを書いている気がしますが、この作品における「敵キャラ」、「ペテン子」勢は皆話が通じず、それが群を成して家に飛び込んで来る恐ろしい物語です。表紙を見ると、ん?ジキルとハイド的な、二重人格かなんかのサイコサスペンスかな?と思わされますが、大まかに言ってしまうと、「基地外集団との戦い」のお話。ある日突 [続きを読む]
  • オガツカヅオ「いついたるねん 反復」
  • オガツカヅオ「いついたるねん 反復」怖さ:☆☆造型:☆状況:☆☆☆やったーぜ!伊藤潤二読切目当てで購入したものの、オガツ先生の、しかも「いついたるねん」が掲載されとる!Nemuki+ Vol.26。霊感のある妻・妻を気遣う夫・妻にしか見えない小さな女の子霊、の三人組で綴られる連作「いついたるねん」。バスに乗る妻。が、どうやら状況は「夢の中」らしい。座席の下に落ちた空き缶を拾い上げると、空き缶から小さな手がいっぱい [続きを読む]
  • 伊藤潤二「恐怖の重層」
  • 伊藤潤二「恐怖の重層」怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆Nemuki+Vol.24。母と姉妹は、自動車事故に遭う。母と姉は何事も無かったのだが、妹は「顔の片側が剥けた」。剥けて剥けて、一体妹はどうなってしまうのか…。伊藤潤二画業30周年(30周年!?そんなお年だという感覚が全く無かった!!)スペシャル読切、と打ち出された本作、30年もやってて、またよくこんなアイデア掘り出して来たなぁ、と感心し切りの作品です。アイデア・シ [続きを読む]
  • 川島のりかず『ガラスの中の醜い顔』
  • 川島のりかず『ガラスの中の醜い顔(ちぎれた首を抱く女)』怖さ:☆☆造型:☆状況:☆☆川島のりかず、SF。川島のりかず作品は概ね「SFミステリー」というシリーズ名でまとめられていますが、こちらのタイトルは表紙絵に反してほぼSF作品です。ロボットが一般家庭でも普通に購入出来るほど、科学技術の発達した近未来。気鋭の女性科学者・美ハルは実験の失敗から、顔に治せない傷を追う。自分の美貌に自信を持っていた彼女は、恋人に [続きを読む]
  • うめざわしゅん「ヘイトウイルス」
  • うめざわしゅん「ヘイトウイルス」怖さ:☆☆☆造型:☆☆状況:☆☆☆短編集『ユートピアズ』、全部ギャグとも全部ホラーとも言える中、「恐ろしい」と思ってしまう作品。夜に溢れる、暴力の根源は「ヘイトウイルス」なるウイルス感染によるものだった。そんな発見のもと、争い・戦争が廃絶された世界において、ある少年が捕まった。「父を殺したその兄弟が、自身の母親と結婚するに辺り、バットで襲い掛かった」ためだ。これは異常 [続きを読む]
  • うめざわしゅん「オソロ」
  • うめざわしゅん「オソロ」怖さ:☆☆☆造型:☆状況:☆☆『パンティストッキングのような空の下で』、滅茶苦茶良かったです。「選ばれなかった僕ら」は決して必ずしも共感を求めてるワケではなくて、「ただ各々に生きてるだけ」が大半。けれども、どうしても「弱者」であることに対して、「弱くても頑張ってる」みたいなドラマ性を押し付けがちの世の中に中指立てる、サイコーな作品集でした。が。前短編集『ユートピアズ』はなんと [続きを読む]
  • 白川まり奈『続吸血伝 吸血列島』
  • 白川まり奈『続吸血伝 吸血列島』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!『続吸血伝』。その名の通り、『吸血伝』の続編にして、吸血シリーズ4部作のうちの二作目。大抵、ヒット作の二作目は、焼き直しによる駄作が多いですが、そもそも吸血伝はヒット作というわけでも無く、そのシリーズは、ニーズというよりも、作者の創作欲求から生じているっぽいので、作品ナンバーが重ねられてもつまらなくなる、なんてことはな [続きを読む]
  • 白川まり奈『吸血伝』
  • 白川まり奈『吸血伝』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!御多分に洩れず、白川まり奈先生の作品にはQJの「キノコンガ」から入門したのですが、キノコンガ以降、曙コミックス後期からひばり書房単行本にかけて、白川作品は、やや脱力系へと姿を変えていきます。そんな自分が一番好きかも、という白川作品は、ひばりヒットの『怪奇!ニャンシーの街』ではあるのですが、とはいえ、白川先生の真骨頂はそこに至る前の [続きを読む]
  • 日野日出志『私家版 今昔物語』
  • 日野日出志 『私家版 今昔物語』怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆日野日出志による「今昔物語」アレンジ。元々、日本霊異記や宇治拾遺物語なんかに比べてもチミドロ・恐ろしい物語がシレッと混入してる今昔物語ですが、あくまでコミカライズではなく、「日野日出志御大が多大なる演出を加えているために「私家版」と表記」している作品です。怖いシーンがちょくちょく出ては来ますが、本来の日野日出志作品ほどそれらは印象的では無 [続きを読む]
  • 灰野りつ子『割礼教師』
  • 灰野りつ子『割礼教師』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!「ハイエナ少女」しか単行本の出なかった、不遇の作家さん。電子版にて、未収録短編+ハイエナ少女最終話が読めるようになりました。灰野りつ子さんは、希少な「地獄が描ける漫画家」。たとえば、地獄の責め苦において、「飲む水が火に変わる」とか「鬼に叩き潰されまくったあと粉状態からさいせいしてまた叩き潰される」といった「変化し続ける痛み・苦 [続きを読む]
  • 史群アル仙とkisuke3『迷うは君の世界 1』
  • 史群アル仙とkisuke3『迷うは君の世界 1』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!史群アル仙?この「如何にも怖そう」な表紙?ほんでROLLY?と色々引っかかる点があり、こりゃーダメな方のホラー、サスペンスだかホラーだか分かりゃーせんやつでは?と警戒しながら本を開いたら大当たりでした。ある山の中の一軒家。迷い込んで来る人間に家主の男が語り始めるのは、何故か「迷い込んで来た人間に関係のある」恐ろしい [続きを読む]
  • まちだ昌之『毒蛾少女』
  • まちだ昌之『毒蛾少女』怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆ひばり黒枠、まちだ昌之長編。何かを研究している父、顔に痣があり妹に苛烈な姉、そんな姉に健気に従う妹、そして心を病み地下室に幽閉される母。奇妙な四人の家族は、常に不穏な空気とともに暮らす。まちだ昌之先生は、エグミのある人間描写でひばり一線級の作家さんです。死から逃れるために友人を犠牲にする・自分が生き残るために人の肉を喰らう・恋敵の妹を痛めつけま [続きを読む]
  • 押見修造「真夜中のパラノイアスター」
  • 押見修造「真夜中のパラノイアスター」怖さ:☆☆☆造型:☆☆状況:☆☆☆「描き下ろし青春マンガアンソロジー コミック焦燥」より。押見修造「真夜中のパラノイアスター」。既に「大作家」となりつつある押見修造さんのデビュー最初期策ながら、未だ「焦燥」以外の本には未収録。菅田は超能力者である。殺意と共に対象を指差すことで爆破出来る。が、その能力を使うことを禁じており、特に他に得意なことも無いので、30歳を越しても [続きを読む]
  • カイトモアキ「秘密」
  • カイトモアキ「秘密」怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆「描き下ろし青春マンガアンソロジー コミック焦燥」より。カイトモアキさんは、単行本が「焦燥」含め3冊のみの作家さん。けれども、新井英樹の描線を更にぶっとくした様な、ドギツイ絵柄は一度見たら中々忘れられるものではありません。コミック焦燥は、テーマの通り「青春マンガ」が集められたアンソロジーなのですが、内実はといえば青春4割・性3割・暴力3割、と恐ろしく尖 [続きを読む]
  • 高塚Q「夢見る床屋」
  • 高塚Q「夢見る床屋」怖さ:☆造型:☆☆状況:☆☆☆「オール怪談 8号」より。高塚Q先生はほぼ蒼馬社系の雑誌のみの活躍で、結局単行本は1冊も出なかった作家さん。けれども、現在Twitterにアカウントがあり、プロフィール欄に「毎日が酸性の消化液に浸かってるような日々を過ごしてる10代の思春期たちへ」と書かれているように、独特のジュクジュクした感じが強烈な作品群を作り上げており、そうした作風からファンでもあった古書ビ [続きを読む]
  • 神田森莉「宇宙ねじ」
  • 神田森莉「宇宙ねじ」怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!「オール怪談 8号」より。神田森莉先生の漫画は失礼ながら、・景気が良い程血と内臓がドバドバ出る・頭の悪い女、狂った女によって、悪いことが起きる・無理矢理辻褄を合わせるために、非常に変な結論になるという点において、作品毎にあんまり差がありません。グロテスク描写の過激さ・キャラクターの頭の悪さでしか、違いがあまり無いというか。けれども [続きを読む]
  • 青木智子「針虫」
  • 青木智子「針虫」怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆「オール怪談 8号」より。あわわ…そういえばもっと知られるべきホラー作家・青木智子先生について、まだ一度も触れてなかった!!代表作的ド名作があるのですが、それはまた別の機会にご紹介します。ホラーM、サスホラ等は、日野日出志・犬木加奈子等「ホラー漫画好きでなくともホラー漫画家だと認識している人」が多数参加しており、勿論お値段は付いているものの、現在でも割合中 [続きを読む]
  • 山岸凉子『ゆうれい談』
  • 山岸凉子『ゆうれい談』怖さ:☆造型:☆状況:☆☆山岸凉子、実録怪談。自身や、周りのアシスタント・漫画家の恐怖体験を漫画にしたもの。誰が体験したかが分かっている(体験者が無事なのが分かっている)、絵柄がデフォルメと半々ということで、全く怖さがありません。まぁ体験した当事者が恐ろしかった、と言う気持ちは分かるっちゃ分かるんですけどね…。じゃあ何故わざわざブログ記事にしたのか、こき下ろすために記事を書いたの [続きを読む]
  • 日菜さちこ「緋い鯉のぼり」
  • 日菜さちこ「緋い鯉のぼり」 怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です! サスペンス & ホラー 1996年6月号増刊 。日菜さちこ「緋い鯉のぼり」。こちらは『死体あそび』収録作と比較してもぶっちぎりのサイコ美少年ホラー。恋した教師の結婚から、何かが狂ってしまった少年。クラスメイト全員で作る筈だった鯉のぼりは、少年の打ちつける狂気・衝動により、「緋い鯉のぼり」となる・・・。『死体あそび』 [続きを読む]
  • 古賀新一『わたしの葬式』
  • 古賀新一『わたしの葬式』怖さ:☆☆造型:☆☆状況:☆☆ひばり黒枠、古賀新一短編集。表題作・こびと少女・黒髪の呪い・恐怖の材木少女、と4編収録されています。作品数は多いものの、あんまりホラー的にはパッとしません。が、表題作 「わたしの葬式」。コレ個人的には『エコエコアザラク』を優に越える、古賀新一最高傑作じゃないか、と初読時に思ってしまいました。ストーリー・作画・演出、どれも一流。けれどもひばりコミ [続きを読む]
  • 三条友美『きりきりぎったん』
  • 三条友美『きりきりぎったん』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆ ☆満点作品です!いつか読もういつか読もうと思ってるけど読んでない、という小説に、ジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズウェイク』と井上ひさしの『吉里吉里人』があります。どちらも、恐ろしい物量かつ不条理極まりない(らしい)ので、いつ読んでも良いよなと思いつつ尻込みしているのですが、後者は特にその「キリキリジン」という聞き慣れないけれども [続きを読む]
  • 高田築『野ばら』
  • 高田築『野ばら』怖さ:☆(「こっちを見てる」単体なら☆☆☆)造型:☆☆状況:☆☆☆ 高田築短編集。何となく「人が無表情になる瞬間」、もしくは「表情・感情の無いもの」を描き表すのが上手い作家さんだなぁと思います。1・2各巻に載っている「しょむたん」シリーズ、特に無表情で表情変わることのない不思議生物・しょむたんの日常を追い掛けるだけなんだけども、まぁー可愛い。また、2巻収録の「北陸いけない夜行」、単に [続きを読む]
  • 西たけろう「悪夢」
  • 西たけろう「悪夢」怖さ:☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆欲しい欲しい、西たけろうの貸本ホラーが欲しいよォーッとちょろちょろしていたらガロにぶち当たってしまいました。ガロ 1970年1月号、 西たけろう「悪夢」。単行本未収録。徳南晴一郎『人間時計』の如く、次々に主人公に襲い来る不条理。そこに論理はありません。けれども、緊迫感は無くエヘラエヘラ、とページが進んでいくと、迷宮の奥に居たドラゴンとグリフォンの合いの子じみ [続きを読む]