muneyuki さん プロフィール

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muneyukiさん: subbacultcha
ハンドル名muneyuki さん
ブログタイトルsubbacultcha
ブログURLhttp://muu-diary.blogspot.com/
サイト紹介文音楽と文学と映画と漫画と動物と妖怪とに囲まれて暮らす日々。
自由文ジョジョ、藤田和日朗、町田康、カートヴォネガット、pixies、逆柱いみり、西岡兄妹、夢野久作なんかが好きです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供118回 / 365日(平均2.3回/週) - 参加 2010/06/20 14:23

muneyuki さんのブログ記事

  • 西たけろう『地獄帰り』
  • 西たけろう『地獄帰り』怖さ:☆☆☆造型:☆☆状況:☆☆☆読んだことのない貸本ホラーの面白さを購入前に判断するには、事前知識>作家の知名度>表紙の感じという、結局「知ってなきゃ買えない」という状況があり、まぁそもそも40年50年前の漫画なので大体中身を既に知っている人が居て、評価者が居るため、古書価が付いている、というものだと思うのですが、この『地獄帰り』を見た時、(勿論西たけろうは知っていたけれどもこの本の [続きを読む]
  • 柏屋コッコ『スウィート・ビター・ガールズ』
  • 柏屋コッコ『スウィート・ビター・ガールズ』怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆少女漫画の大家・柏屋コッコによる恐怖短編集。とはいえ、少女ホラーでもレディースホラーでもなく、「女のコホラー」とでも形容すべき、独特の雰囲気があります。一番最初の「ゴスロリ綺談」なんかはその最たる例で、ゴスロリカルチャーに入門したての女の子が、憧れるあまりその先達の言うことを何でもハイハイ聞く様になって、しまいにはリスかパーテ [続きを読む]
  • 関よしみ『飼育病棟』
  • 関よしみ『飼育病棟』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!関先生のマンガは、「人間の思いが過剰に増幅していって、ありえない状況を作り出す」というある程度の定型があって、なのに、大体どれも胸糞悪く、怖い。というパターン化しているのに作品のバリエーションが限りない希有な作家さん。文庫化していくつかの傑作集が出ており、どれも遜色無く面白いのですが、この『飼育病棟』に選ばれてるヤツが個人的にエ [続きを読む]
  • 川崎ゆきお『恐怖!人喰い猫』
  • 川崎ゆきお『恐怖!人喰い猫』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!川崎ゆきおさんが唯一、立風書房・レモンコミックスから出版した恐怖漫画(画像はのちの復刻版)。丸尾・大越孝太郎的、ガロ的先鋭さを追い求め街の古本屋に繰り出していたあの頃、本棚にあった『猟奇王』、一体どんな尖った表現がこの本の中で爆発しているのだろう、とワクワクしながら抱えて帰り、開くる、…なんというつまらなさ。そう、その本は [続きを読む]
  • 森由岐子『幽霊学校の赤ちゃん』
  • 森由岐子『幽霊学校の赤ちゃん』怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆森由岐子先生の描くホラーは、展開の変さ・絵の雰囲気から、あんまり怖くは無い、のですが、例えばペイヴメントやヴァセリンズが、超絶ギターテクが無くとも格好良くて、「ローファイ」なんて言われて称揚されるが如く、「森由岐子風、だがそれ故にイイ」作品がどっちゃり。特に本作でピックアップされるモンスター「赤ちゃん」のデザインは、奇妙さはあれど、気持 [続きを読む]
  • オガツカヅオ「こくりまくり」
  • オガツカヅオ「こくりまくり」怖さ:☆造型:☆状況:☆☆☆Nemuki+ Vol.13。不気味な扉絵とは裏腹に始まる、ラブコメ。小学生男子・名倉くんは、学年一イケイケな木目米さんに告白をされる。が、断る。名倉くんは言う。「俺の好きなタイプは 霊の見える子だ」名倉くんの無茶苦茶な発言が、現在に影響を及ぼしたことで、イケイケな木目米さんが扉絵と接続します。木目米さんは、如何な成長を遂げたのか。それに名倉くんはどんなリアク [続きを読む]
  • 川島のりかず『地獄花』
  • 川島のりかず『地獄花』怖さ:☆☆☆造型:☆☆状況:☆☆☆川島のりかずホラー作品。横溝正史を思い出すような、陰惨な物語。交通事故で、失明した夢子。車を運転していた金持ちの若者・哲夫は後悔から目の手術を受けさせようとするが、彼女の事故のショックで亡くなった母の存在もあり、夢子は哲夫を憎んでいた。けれども、哲夫の献身的な態度に、徐々に夢子の態度は氷解して…打って変わって、彼女の療養先には「地獄花」なる恐ろ [続きを読む]
  • 白川まり奈『妖霊島』
  • 白川まり奈『妖霊島』怖さ:☆☆☆造型:☆☆状況:☆☆☆白川まり奈、Akebono Comics。平家物語ゆかりの地を巡る、女学生二人。海辺で出会った絵描きの老人は二人に、自作の平家物語絵巻を見せる。平家物語とは何か?人の念は、死者と生者を分つものは。時代と生死の彼岸とをバラバラに叩き毀し、掻き混ぜる怪作です。他の白川作品の如き、強烈なオリジナリティと怨念の籠った様な妖怪・妖怪的なものが登場しないのが少し物足りなく [続きを読む]
  • 日野日出志 『黒猫の眼が闇に』
  • 日野日出志 『黒猫の眼が闇に』怖さ:☆造型:☆☆状況:☆☆☆ゴミ捨て場に産まれたひとりっぽっちの黒猫。ゴミ捨て場から出てみると世界は広く、不思議なモノで溢れていた。不思議なモノを作り出す、「人間」。人間が何なのか気になった彼は、自分の眼で人間を見て回ることにした。人間とは何なのか、という黒猫の疑問を通して、奇怪で弱々しく哀しい4組の人々の姿が描かれます。ホラーとして見た時、語り部の居る作品は怖くなりに [続きを読む]
  • K.ギマン『夜の学校に幽霊赤ちゃんが!』
  • K.ギマン『夜の学校に幽霊赤ちゃんが!』怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆ひばり書房においても、アウトサイダーな感のある作品。何がか?日野日出志『赤い蛇』・川島のりかず『殺しても生きてる女』と並ぶ、ほぼ唯一の「ベッドシーンのある単行本」なのです。現代において、って言うと変ですが、「ホラー」を描く際にほぼ「性」は切っても切れない関係にあります。寺山修司が何度も描く様に、「安心・安全な母の胎内から出て来て、 [続きを読む]
  • 猫黒ノミコ「狂気水路」
  • 猫黒ノミコ「狂気水路」怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!週刊少年チャンピオン 2014年32号掲載。少女が目を覚ますと、そこは下水道の中。何故そこに居るのか記憶が無いものの、足は落ちた時にひねった様でイタミを発していた。下水道、そこは昔、毒液を被った作業員が死亡したのちに「白い人」が彷徨うようになった、といういわくのある場所…。チャンピオン、ハカイジュウのせいかもしれないんですが、「チャン [続きを読む]
  • (無題)
  • 影森奇蝶(白川まり奈)『鬼姫おろち』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!白川まり奈別名義による、ひばり黒枠唯一の作品。古書価において、Akebonoの単行本を超えてます。が、面白さにおいても。大蛇伝説の伝わる山に登った学生グループ。だが、彼らは大蛇よりも恐ろしい「モノ」に出会うこととなる…。血みどろな幕開けで始まるこの物語は、とはいえ、そのスプラッタな部分は「部分」に過ぎず、「白川まり奈による [続きを読む]
  • 黄島点心『甘露に肩想い』
  • 黄島点心『甘露に肩想い』怖さ:☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆奇想ホラーの名手、黄島点心先生による、「怪奇恋愛もの」。ひっくり返した「恋愛怪奇もの」、愛憎のもつれが発展するサイコホラーとか、もつれて亡くなった人が幽霊化して呪ったり成就したりとか、ってのはホラーのパターンとしてよくあるのですが、意外に「恋愛そのものが怪奇な風を成しているもの」は少ない。『甘露に肩想い』は正に、怪奇な恋愛が描かれるのですが、い [続きを読む]
  • 五十嵐大介『ウムヴェルト』
  • 五十嵐大介『ウムヴェルト』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!別段「ホラー漫画単行本」ではないのですが、異様な怖さ・迫力があるので、「松本大洋的なポジションのサブカルいやつっしょ?」みたいな思い込みで五十嵐大介未読のホラー漫画ファンが居たら、是非とも読みましょう。『海獣の子供』においても、「主観でクジラに喰われるくっそ怖いシーン」が出て来る様に(多分このブログ内にあるので興味あれば検索 [続きを読む]
  • 森由岐子『私は恨み殺したい』
  • 森由岐子『私は恨み殺したい(呪いの島の顔なしミイラ)』怖さ:☆☆造型:☆☆状況:☆☆☆森由岐子先生お得意の、美醜をテーマとしたホラー。人気女性アイドル、ビューティ・ペアのみきとさおり。小さい頃から一緒の二人は公私問わず仲良し。に見えていたのだけれど、さおりの、若干上回る人気に対してみきは嫉妬しており、加えて憧れの男性アイドルもさおりのことをドンドン好きになっていく。謀略によってさおりの失脚を試みるも失 [続きを読む]
  • 森由岐子『顔のないみがわり美人』
  • 森由岐子『顔のないみがわり美人』怖さ:☆☆造型:☆状況:☆☆あわわ…ほぼ何も更新せず、既にひと月以上が経過してしまった…。4月はなんとか巻き返したいところ。森由岐子先生の、美醜をテーマとしたホラー。恋した男が、美人の親友のことが好きらしく、それならば親友と入れ替わってやれ、と友人の殺害を画策し、真似と整形によって成り代わろうとする話。比較的森先生の描かれるホラーは「シンデレラストーリー」的なパターンが [続きを読む]
  • やすだたく『ミイラが呼ぶ夜』
  • やすだたく『ミイラが呼ぶ夜』怖さ:☆☆造型:☆状況:☆☆☆恐ろしげな表紙ですが、最後にちょろっとミイラが出て来るくらいで、ホラー漫画としての要素は弱いです。が、この漫画、結構オススメ。冒頭から、鳥をかっ捌く男がじっとりと描かれます。どうやら剥製を造っていたようなのですが、完成品を棚に置くと、男はニタァと笑います。実に厭らしい感じで。解剖・剥製は一旦置いておいて(!?)、実はこの男、連続少女誘拐犯。連れ去 [続きを読む]
  • 浜慎二『呪いの猫の島』
  • 浜慎二『呪いの猫の島』怖さ:☆造型:☆☆状況:☆☆浜慎二先生の漫画、というか、昭和ホラー漫画との初めての出会い?と思しき、思い出深いレモンコミックス。怪奇小説作家である父が、ある島で貰ってきた「呪い」。その呪いによって、少女は異常な症状を見せ始める…。物語に意外性は無いものの、まるで横溝・乱歩の小説を読んでいるような、初読でも懐かしさを感じる怪奇感があります。浜慎二先生は、絵が上手く、物語の構成も非 [続きを読む]
  • 池川伸治 『七才のペテン子』
  • 池川伸治 『七才のペテン子』 怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆何度か「話の通じない人は怖い」ということを書いている気がしますが、この作品における「敵キャラ」、「ペテン子」勢は皆話が通じず、それが群を成して家に飛び込んで来る恐ろしい物語です。表紙を見ると、ん?ジキルとハイド的な、二重人格かなんかのサイコサスペンスかな?と思わされますが、大まかに言ってしまうと、「基地外集団との戦い」のお話。ある日突 [続きを読む]
  • オガツカヅオ「いついたるねん 反復」
  • オガツカヅオ「いついたるねん 反復」怖さ:☆☆造型:☆状況:☆☆☆やったーぜ!伊藤潤二読切目当てで購入したものの、オガツ先生の、しかも「いついたるねん」が掲載されとる!Nemuki+ Vol.26。霊感のある妻・妻を気遣う夫・妻にしか見えない小さな女の子霊、の三人組で綴られる連作「いついたるねん」。バスに乗る妻。が、どうやら状況は「夢の中」らしい。座席の下に落ちた空き缶を拾い上げると、空き缶から小さな手がいっぱい [続きを読む]
  • 伊藤潤二「恐怖の重層」
  • 伊藤潤二「恐怖の重層」怖さ:☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆Nemuki+Vol.24。母と姉妹は、自動車事故に遭う。母と姉は何事も無かったのだが、妹は「顔の片側が剥けた」。剥けて剥けて、一体妹はどうなってしまうのか…。伊藤潤二画業30周年(30周年!?そんなお年だという感覚が全く無かった!!)スペシャル読切、と打ち出された本作、30年もやってて、またよくこんなアイデア掘り出して来たなぁ、と感心し切りの作品です。アイデア・シ [続きを読む]
  • 川島のりかず『ガラスの中の醜い顔』
  • 川島のりかず『ガラスの中の醜い顔(ちぎれた首を抱く女)』怖さ:☆☆造型:☆状況:☆☆川島のりかず、SF。川島のりかず作品は概ね「SFミステリー」というシリーズ名でまとめられていますが、こちらのタイトルは表紙絵に反してほぼSF作品です。ロボットが一般家庭でも普通に購入出来るほど、科学技術の発達した近未来。気鋭の女性科学者・美ハルは実験の失敗から、顔に治せない傷を追う。自分の美貌に自信を持っていた彼女は、恋人に [続きを読む]
  • うめざわしゅん「ヘイトウイルス」
  • うめざわしゅん「ヘイトウイルス」怖さ:☆☆☆造型:☆☆状況:☆☆☆短編集『ユートピアズ』、全部ギャグとも全部ホラーとも言える中、「恐ろしい」と思ってしまう作品。夜に溢れる、暴力の根源は「ヘイトウイルス」なるウイルス感染によるものだった。そんな発見のもと、争い・戦争が廃絶された世界において、ある少年が捕まった。「父を殺したその兄弟が、自身の母親と結婚するに辺り、バットで襲い掛かった」ためだ。これは異常 [続きを読む]
  • うめざわしゅん「オソロ」
  • うめざわしゅん「オソロ」怖さ:☆☆☆造型:☆状況:☆☆『パンティストッキングのような空の下で』、滅茶苦茶良かったです。「選ばれなかった僕ら」は決して必ずしも共感を求めてるワケではなくて、「ただ各々に生きてるだけ」が大半。けれども、どうしても「弱者」であることに対して、「弱くても頑張ってる」みたいなドラマ性を押し付けがちの世の中に中指立てる、サイコーな作品集でした。が。前短編集『ユートピアズ』はなんと [続きを読む]
  • 白川まり奈『続吸血伝 吸血列島』
  • 白川まり奈『続吸血伝 吸血列島』怖さ:☆☆☆造型:☆☆☆状況:☆☆☆☆満点作品です!『続吸血伝』。その名の通り、『吸血伝』の続編にして、吸血シリーズ4部作のうちの二作目。大抵、ヒット作の二作目は、焼き直しによる駄作が多いですが、そもそも吸血伝はヒット作というわけでも無く、そのシリーズは、ニーズというよりも、作者の創作欲求から生じているっぽいので、作品ナンバーが重ねられてもつまらなくなる、なんてことはな [続きを読む]