高橋熱 さん プロフィール

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高橋熱さん: 大人の為の無料ネット短編小説PandoraNovels
ハンドル名高橋熱 さん
ブログタイトル大人の為の無料ネット短編小説PandoraNovels
ブログURLhttp://pandoranovels.com/category/daily/
サイト紹介文家族や夫婦、大人の恋愛をテーマとした現代短編小説を書いている小説家「高橋熱」の作品集兼ブログ。
自由文行間からその場の空気や雰囲気をうまく感じとってもらえるような言葉選びを心がけています。幸福に忍び込む不穏な影。荒んだ人生に差す一瞬の光明。そんな小説を書いていけたら。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供81回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2010/06/22 07:02

高橋熱 さんのブログ記事

  • チチガシラ
  • 『チチガシラ』 洋司の出勤を待っていたかのように、電話は直ぐに掛かってきた。夜を共にした翌朝は、いつもラインを使う筈だった。「おはよう。昨日は」「ねえ、ないの」「何が?」「チチガシラ。たぶんホテルに忘れてきたんだと思う」 ...続きを読む [続きを読む]
  • 盗難
  • 『盗難』 終電の改札を抜けて住宅地に入ると、突然人影はなくなった。週始めから飲んだくれている奴など、この町にはいないのだ。路面は今しがたまで降り続いていた雨で濡れ、街路灯の明かりが染みのように反射していた。越してきて間 ...続きを読む [続きを読む]
  • カウンター
  • 『カウンター』「ごめん」と、夫は妻に言った。「一日に何度謝れば気が済むのよ」 妻は四六時中苛立っているように見えた。理屈や真実はどうであれ、まず最初に詫びておかないと、事態はより悪化するように思えた。「ごめん」「馬鹿にし ...続きを読む [続きを読む]
  • 欠損
  • 『欠損』 台所の一部が、失われていた。正確には、三角コーナー辺りの空間に、三十センチ四方の歪な暗闇が存在していた。僕はそれを便宜上、「欠損」と呼んだ。 欠損は一月前から突然現れ、僕に三角コーナー紛失の不都合を強いた。奇妙 ...続きを読む [続きを読む]
  • 不埒な下着
  • 『不埒な下着』 洗濯ハンガーにぶら下がり、俺は風に揺れている。陽を浴びるのは一月ぶりで実に心地良い。絹の肌触りと青の光沢、そしてブリーフ特有の密着感を主は気に入ってくれたようだが、勝負下着の扱い故、日常使いのトランクス程 ...続きを読む [続きを読む]
  • 熟睡
  • 『熟睡』 何時まで寝てるのよ、と頭越しに妻は怒鳴り、玄関にごみ袋を放り投げた。代休なのに朝寝坊も出来やしない。混線した寝癖を水で撫で付け、ダウンコートを羽織った。一日出し忘れたからといってどうだというのだ。トイレの汚物を ...続きを読む [続きを読む]
  • 恩師たちの記憶 その③
  • 高橋熱です。こん○○は。学生時代に知り合った恩師のエピソードその③です。僕が小説家を志す為にお世話になった恩師たち③M先生(国語・中学)M先生は、中学1年の時の担任でした。担任としては1年だけのお付き合いでしたが、当時の ...続きを読む [続きを読む]
  • 恩師たちの記憶 その②
  • 高橋熱です。こんにちは。学生時代に知り合った恩師のエピソードその②です。僕が小説家を志す為にお世話になった恩師たち②T先生(古典・高校)高校の古典の先生で、T先生という女性教師がいました。現在では、既に教壇を降りているよ ...続きを読む [続きを読む]
  • 恩師たちの記憶 その①
  • 高橋熱です。こんにちは。今回から、僕が学生時代に知り合った恩師3名のエピソードをご紹介します。恩師といっても、人としての生き方や、小説の書き方を学んだということではなく、自分が今、こうして長年小説を書き続けられている動機 ...続きを読む [続きを読む]
  • 「文系」と「理系」
  • 色々な人と会話する中で、「ねっからの文系だから」とか「貴重なリケジョ」とか、「文系」「理系」を話題にすることは多くないですか?あるいは、自分の興味や関心、得手不得手に対する言い訳を「僕は文系だから」「私は理系だから」とく ...続きを読む [続きを読む]
  • たった一人のために書く小説。
  • 「たった一人のために書く小説」そんな小説があってもいいのではないか、と思っています。もちろん、「一人」とは、自分のことではありません。この広いインターネットの世界の中で、偶然(必然?)、僕の存在を知り、少しでも足を止めて ...続きを読む [続きを読む]
  • たくらみ
  • 『たくらみ』 夏祭りの夜、少年は、とある企みが気掛かりで中々寝付けなかった。夜中に何度も目が覚めて時計を確認した。早く朝になって欲しかった。いや完全な朝ではなく、夜の終わりくらいの時間に。 4時半。隣に母の気配がないこと ...続きを読む [続きを読む]
  • 僕の執筆環境の整え方
  • 小説を書いている人の「執筆環境」というのは、本当に人それぞれだと思います。書斎のソファに腰深く座り、いらいらと頭を掻き毟りながら、机上のキーボードをただ黙々と叩き続ける、というのが一般的なイメージだと思いますが(ちょっと ...続きを読む [続きを読む]