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  • スギ花粉症

      スギ花粉症のシーズン到来。今年のスギ花粉飛散量は全国的には昨年の約5倍、近畿では約10倍、関東では約7〜8倍と、大量飛散が予想されている。それは、昨年の夏が記録の残っている中で最高に暑かったことで、スギに花芽がたくさんついたからである。そして、花粉飛散のピークは、NPO法人花粉情報協会事務局長の佐藤紀男氏(東邦大学理学部訪問教授)によると3月上旬頃という。   アレルギー性鼻炎を訴える人は年々増加し…

  • 肺炎

    日本人の三大死因は「がん」「心筋梗塞(虚血性心疾患)」「脳卒中(脳血管疾患)」。これはかなり知られているところだが、第4位は? と聞くと、ほとんど答えられないのが現状。第4位は死亡者数約9万5000人(2003年)で肺炎。その95%が65歳以上の高齢者なので、高齢の家族と一緒に住んでいる人は、肺炎の知識を得て、しっかりとサポートしてあげてほしい。 肺炎は細菌やウイルスが原因となり、その種類は多い。ただし…

  • 歯周病

    歯を失う最大の原因は、今は虫歯ではなく「歯周病」。歯の周囲に付着したバイオフィルム(細菌叢を表すプラークのこと)は歯面に沿って下へ下へと降り、歯肉との間を下へと入っていく。そしてバイオフィルムの毒素で、まずは歯茎に炎症が起きる。 炎症は人間が体を守ろうとする免疫反応。ここに白血球等が集合するため、血管は太く壊れやすくなり、出血も起きやすくなる。これが歯肉炎の状態で、歯周病の第1段階。ここで…

  • 乳ガン

    乳ガンによる死亡者数が、毎年着実に増え続けている。1990年は5848人だったのが95年は7763人に、そして2001年は9654人と、このままでいくと1万人の大台に乗りかねない。また、アメリカでは年間18万人、日本でも毎年4万人に乳ガンが見つかっている。 乳ガンでは、かつては胸の筋肉まで切除してしまう「ハルステッド式」が当然のごとく行われていた。しかし、今日では、ほとんどが「胸筋温存乳房切除」と「乳房温存療法」で…

  • 慢性腎臓病

    慢性腎臓病 健康な人の腎臓の状態を100%とすると、30%以下の状態が腎不全で、末期腎不全となるとほぼ透析療法となる。 今、「透析療法」を受けている日本人は約27万人で、毎年約1万人ずつ増えている。原因は腎臓病。腎臓が機能を果たせなくなった状態を腎不全という。健康な人の腎臓の状態を100%とすると、30%以下の状態が腎不全で、末期腎不全となるとほ…

  • たばこ依存症

    「禁煙外来」「禁煙クリニック」——。禁煙指導に的を絞った専門外来である。1994年にニコチンガムが処方薬として登場したのを機に、全国的に開設された。 治療は、まず患者に喫煙が「ニコチン依存症」や「習慣依存症」といった病気であることを強く認識してもらうことからスタートする。ここが最大のポイントとなる。 たばこに含まれているニコチンには依存性があり、依存状態のニコチンが切れてくると、ニコチン離…

  • 日焼け

    日焼けシーズン到来。まだまだ、UVクリームも塗らずにゴルフに興じている人々が多いが、けっしてよいことではない。生活習慣病予防に力を入れているのだから、日焼けも生活習慣病と考えて、徹底的に予防すべきである。皮膚の老化ばかりか、皮膚ガンの原因にもなるからだ。オーストラリアでは園児のうちから日焼け対策がしっかりと行われている。 実は、日本でも1998年に母子健康手帳から日光浴の重要性、必要性の記述が削…

  • 海外での健康管理

    海外の医療 海外の医療 Medical Service は、「日本人が日本の医療からイメージするもの」とは大きく違います。日本人は健康な間は何もせず、病気になったら病院に行けば良いと考えがちです。しかし、こういった発想は海外では通用しません。 1. 医療制度: 政府は医療に介入しない →…

  • 糖尿病網膜症

    生活習慣病の代表的疾患「糖尿病」は、「合併症が怖い!」ことで恐れられている病気である。 その合併症の中でも“3大合併症”といわれているのが、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」だ。前の2つは悪化すると、それぞれ失明、透析療法に至る。最後の糖尿病神経障害は、手足の感覚が鈍くなり、傷などができたのを放置しておくと壊疽(えそ)に結びついて、足を切断することにもなる。今回は、怖い3大合併…

  • 片頭痛

    慢性頭痛に悩む人は多く、「15歳以上の日本人の3人に1人は慢性頭痛持ち」といわれ、その数3000万人にのぼる。ところが、その中で治療を受けているのは、わずか30%という。その30%の人も、脳腫瘍やくも膜下出血がないとわかると、医師が鎮痛薬を出して終了にしてしまう。頭痛に対応できる専門医の少ないことも頭痛患者を悩ませているといえよう。 さて、この慢性頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」「混合型頭…

  • 花粉症

    患者が急増したとあって、薬物療法はあくまでも症状を改善する対症療法ではあるものの、着実にオーダーメード医療として確立しつつある。 獨協医科大学の馬場廣太郎名誉教授らの行った「鼻アレルギーの全国疫学調査2008(1998年との比較)」によると、スギ花粉症の有病率は98年が16.2%だった。それが08年は10ポイント以上も上回り、有病率26.5%。4人に1人がスギ花粉症と、高血圧患者予備軍並みとなってしまった。 …

  • 舌がん

    あなたは診察を受けて“がん”と診断された場合、どのように対応するだろうか。「一刻も早く治療を始めたい」のが患者の思いではなかろうか——。 その思いに応え、「無治療期間」を徹底して短くし、がんの進行を抑えようとしている施設がある。昭和大学歯科病院口腔外科がそれである。 舌がんを含めた口の中のがん、口腔がんは歯科での定期検診で発見されるケースが非常に多い。それだけ、歯のチェックを年に何度か…

  • 腰部脊柱管狭窄症

    “1週間で最も多く生番組に出演する司会者”としてギネスに認定された、みのもんたさんが手術を受けたことで一躍有名になったのが「腰部脊柱管狭窄症」。腰痛や坐骨神経痛の原因のひとつである。 腰部脊柱管狭窄症は、背骨にある神経の通り道である「脊柱管」が、腰椎の加齢変性、周囲の靱帯の変性、腰椎分離・すべり症などが原因で圧迫され、脊柱管が狭くなって神経に影響を及ぼす疾患である。 症状には「馬尾型」…

  • 非アルコール性脂肪肝炎 NASH

    今、NASH(ナッシュ)を発症する人が増えている。その数、1000万人と推測されている。NASHとは、「非アルコール性脂肪肝炎」。 「なんだ、脂肪肝か」と思う人が多い。が、よく病名をチェックしてほしい。アルコールの前に「非」がついている。 脂肪肝とは肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積され、肝臓が腫れている状態。“酒のみの脂肪肝”といわれるように、お酒を飲む人に多い疾患である。 ところが、NASHには原因に…

  • 多発性硬化症

    最近、関心が高まっている病気に「多発性硬化症」がある。世界的に見ると、北欧やイギリス、カナダ、アメリカ北部、オーストラリア南部など、日照の少ない地域に患者が多く、暖かい地域に少ない。日本でも北海道や東北に多く、沖縄に少ない傾向がある。 発病のピークは20〜30代で、患者の大半は若い成人。男女比は1対3で女性に多い病気である。 多発性硬化症は脳、脊髄、視神経からなる中枢神経系のあちこちに病巣が…

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