yspringmind さん プロフィール

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yspringmindさん: ボローニャに暮らす
ハンドル名yspringmind さん
ブログタイトルボローニャに暮らす
ブログURLhttp://yspringmind.blog.fc2.com/
サイト紹介文Bolognaの日常生活を自分の視線の高さで語る、雑記帖みたいなもの。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供151回 / 365日(平均2.9回/週) - 参加 2010/07/19 03:25

yspringmind さんのブログ記事

  • 地面の匂い
  • 猫も私も、まるで怠け者のようにぐーたら過ごした土曜日。いいや、猫の方がずっと怠け者だった。と私は思っていたが、相棒に言わせてみれば、どちらも甲乙つけがたいほど怠け者だったそうだ。あまりに暑くて体力が低下した土曜日。夜中も寝苦しくて、翌朝の目覚めは酷かった。ひどい頭痛だった。食欲もない。私の胃袋は人より小さめだけれど、食欲がないことは滅多にないから、これは一大事だった。どうやら暑さにやられたようだっ [続きを読む]
  • 熱風
  • 熱風が吹く金曜日。でも、今日に限ったことではない。私ほどの年齢でもそうなのだから、姑のような年齢ともなればしんどいなどという言葉では言い表せぬほど辛いに違いない。遠くの方で救急車のサイレンが鳴っているのを聞きながら、姑が今日も元気に過ごせたならばいいけれど、と思う。この思いは祈りにも似ている。私は相棒が母親を心配しながら生活しているのを見ているから。相棒が今以上に心配しないで生活できればよいと思う [続きを読む]
  • 自分らしくいこう
  • 空が明るい。今が一番日が長い時期だからなのだろう。と、カレンダーを見ると6月18日。そうか。今日が6月18日なのだと確認して一瞬の焦りを感じた。別に急いでいることなどひとつもないのに。いつの頃からか、なるようになる、何事もそうなるべき形になるようになっているのだ、と思うようになった。若かった頃みたいに、何かにがむしゃらになったり、人より先に行こうと思ったり、人より秀でた立場になろうと思ったりすることが無 [続きを読む]
  • 髪を切る
  • 週末なのに早起きするのがこの夏の決まり。暑さにめっきり弱くなって、暑い時間帯は何も手につかぬようになったのを機に、自ら決めたこの夏のルールだ。早起きをして朝のうちに色んなことをしてしまおう、というのではない。気温が上がって気持ちがくじける前にさっさと外に出掛けよう、という訳だ。週末は朝寝坊を楽しむのが好きだった私が、急に早起きしだしたのを相棒は相当驚いている。そのうえ、いそいそと出掛けていく。暑く [続きを読む]
  • 暑すぎやしないか
  • 暑い、暑い日が続く。6月からこんなに暑くては先が思いやられる、というのが私の周囲の人々の意見で、殆ど毎日の挨拶の一部になりつつある。暑いばかりではない。湿度の高さも特筆しておこう。梅雨時に似ている、と感じているのは私だけではないに違いない。そもそもボローニャは内陸に位置するために、夏場の暑さと湿度の高さは有名なのだ。こんなに住みやすくて素敵な街なのに、気候だけはイタリアで一番恵まれていない、という [続きを読む]
  • ジョーのこと
  • 穏やかな日曜日。今日は家から一歩も出ないと決めた。外の気温はもうすぐ30度にもなり、空は果てしなく晴れ渡っている。先々週のことだ。ジョーと妻が引っ越しをするので相棒が手伝いに駆り出された。彼らは私達が今の家に腰を据える前に、仮住まいと言いながら丸々1年間居座ったアパートメントの建物に住んでいたカップルだ。まだ結婚はしていなかったが同居歴は長く、いつ結婚の話が持ち上がっても全然不思議ではなかった、そん [続きを読む]
  • 胡桃のこと
  • ここ数日の過ごしやすいことと言ったら! 開け放った窓から風が流れ込んでくる遅い夕方の冷たい風が剥き出しにした膝っ小僧をするりと撫でるときりきり痛む。朝方には15度にも下がるから、朝、窓を開けるならば冷たい空気で一気に目が覚めるというものだ。それもここ数日のことだけらしく、来週には気温がぐんと上がるらしい。夏到来! と何かの見出しに書かれていたけれど、まさにそんな感じかも知れない。夏は毎年暑いけれど、私 [続きを読む]
  • 小さな願い
  • 毎日残念なニュースが耳に入ってくる。どうしてこんな風になってしまったのだろう。私が知っている世の中は、もっと平和で、誰もが安心して生活できた。時代遅れなのだろうか私は、と思うときがある。でも。時代遅れだっていい。私は、私が知っている、誰もが安心して暮らせる世の中であってほしい。それが私の小さな願い。  [続きを読む]
  • バールで朝食
  • 土曜日なのに珍しく早起きしたのは、朝のうちに散策をしておこうと思ったからだった。昼を過ぎると当然のように30度を超える日が続いているからだ。寒いのは嫌いだけれど苦手じゃない。反対に暑いのは好きだけれど苦手。そう言うと、大抵知人たちは訳が分からん、と頭を横に振るけれど、これ、私にはとても重要なことなのである。明るいこの季節は開放的で大好きだけれど、体も頭も暑さについて行くことができない。だから工夫しな [続きを読む]
  • 望み
  • 何が素晴らしいって、金曜日の今日が祝日で、今週末は3連休であることだ。これがアメリカならば、ラジオのDJが幾度となくLong weekend、しかもLooooong weekendと喜びを倍増させるような陽気な口調で言っているに違いない。それにしてもこの天気。のびのびとした、冬には望めない開放感。これが素晴らしくないわけがない。昼間の日差しはもう夏のものだ。テラスに咲きこぼれるジャスミンとジェラニウムの花が、この良い気候を満喫 [続きを読む]
  • 彼のこと
  • ジャスミンの花が満開だ。窓を開けると四方八方から匂いが流れ込んでくる。自分のうちのテラスからと、上階の住人のテラスからと、それから多分近所の庭にもあるのだろう。この家に住み始めて3年が経とうとしているけれど、こんなにジャスミンの花が咲いたのも、こんなににおいを放っているのも、これが初めてのことだ。今年のジャスミンは機嫌がいい、と言ったら相棒が笑った。あはは。そんなことを言うのは世界で君くらいしかい [続きを読む]
  • 開放的
  • 昔から菩提樹と言う名の木に憧れていた。昔見た、ヨーロッパの古い映画に出てきたその木は、平地をテラスつよう日射しを遮って、木の下に集う人々を両腕で包み込むような素敵な木だった。木陰で話し続ける人々。持ち寄った軽食を分け合いながら。こういうのがヨーロッパ的だと思った私はまだ10代の始まりで、この木をいつか見たい、いつかこんな木がある家に住みたい、と夢見た。だからテラスの前に生い茂る木が菩提樹だと知って驚 [続きを読む]
  • あの頃のこと
  • いつの間にか家の周りの木々が生い茂り、向こうの家が見えなくなった。こんな住宅街でも、向こうの家の姿が見えなくなれば、まるで郊外に住んでいるような気分になる。遅い夕方に吹く、涼しい風にそよぐ葉の音に耳を澄ましながら、いつかこんな日が来るとは思いもよらなかった頃のことを思いだす。ボローニャに、ボローニャに暮らすためにアメリカ生活にピリオドを打ってここに来たのは1995年の5月下旬のことだ。不安よりも期待の [続きを読む]
  • ゆらゆら揺れる
  • 寝室の窓辺に座って外を眺めるのが好きらしい。うちの猫のことだ。暇さえあれば外を眺めている。何を眺めているのだろう、何かいいものでもあるのだろうかと猫の視線を追ってみたら、階下に広がる隣人の庭に赤い芥子の花が咲いていた。其処は以前プールがあった場所で、娘が20歳近くになってプールに入ることが少なくなったからと言って、ある日突然取り払われてしまった、プール跡地なる場所である。プールの跡地は随分長いこと放 [続きを読む]
  • 陽気な人たち
  • 風が吹いている。強い風だ。尤も、風が吹くのは毎日のことで、この辺りでは珍しいことではない。丘が近いからかもしれない、と言ったのは誰だっただろうか。毎晩、窓の外でゆらゆら揺れる大木の枝を眺めるのがいつの頃からか習慣になった。明るい月夜はそうでもないが、今夜のような月が細って光を放たない晩は、小さな不安が芽生える。昔、私が住んでいた辺りでは、夜に風が吹くなど冬と春先くらいにしかなかったから。別に不安に [続きを読む]
  • 思いだせないこと、思いだすこと。
  • 先週までジャケットなしでは怖くて外を歩けなかったというのに。怖くて、というのは暖かいと思えば急変して冷たい風が吹くからだ。もう5月だからと気を許すと風邪を引いてしまう。今年は誰もが慎重。うっかりはもう許されないと言わんばかりに。ところがどうだ、ここ数日は昼間にもなれば25度を超えて、日射しも大そう強くなった。今日などは長袖のコットンセーターが暑苦しく感じるほどで、寒がりで慎重な私とて日に日に軽装にな [続きを読む]
  • ウィンドウを眺めながら
  • ほっと一息。この時期になると毎年何かが故障する。昨年は洗濯機。あれこれやってみたけれど結局修理不可能だった。新しいのを購入して久しぶりに洗濯機を回した時の喜びと言ったら。あの日の感情はまだ記憶に新しい。今年はパソコン。二度も故障して、もう駄目かもしれないと諦めかけたところで回復した。久しぶりにパソコンを使う喜び。当然のように使っていたものが使えなくなった不自由の分だけ、喜びは深い。直せるものは直し [続きを読む]
  • 年老いた人の言うこと
  • こんなに毎日雨が降る5月は初めて、のような気がする。ような気がする、とあまり自信がないのは、イタリアの気候は不安定だからだ。春がこんな感じだと、のちに猛暑がやってくる、と囁かれているがどうだろう。農家の人たちの言うこと、年老いた人たちの言うことは馬鹿にならない。経験がものをいうというのはこういうことなのかもしれない、とイタリアに暮らすようになって思うようになった。年老いた人の言うことには耳を貸して [続きを読む]
  • 予定外の楽しみ
  • 週末の喜びは金曜日の夕方から始まる。その喜びを求めて、ぎりぎりのところまで仕事をするのも、言うなれば喜びのひとつなのかもしれない。そんなことを言うと妙な人だと言われることが多いけれど、過去に仕事をしたかったのに仕事に就けなかった4年間が存在するからなのである。かと言って、仕事は私の人生ではない。仕事は私の人生のごく一部で、例えば私の人生という絵の色のひとつなのだ。この辺のバランスが難しいけれど、バ [続きを読む]
  • 拘り
  • 夕食を準備していると時々思うことがある。それは私は単純で、そして案外幸運な人間だということだ。誰にでも拘りのひとつはあるだろう。例えばコートの肩のラインはこうでなくてはいけないとか、革のベルトの縫い目とか、絹のスカーフの発色や手触りとか。私の拘りはそんな立派なものではない。大変身近なもので、笑ってしまうほど単純だ。ひとつはアスパラガスの茹で加減。絶妙なタイミングで茹で上がった日は、何という幸運、と [続きを読む]
  • 5月1日の祝日
  • 5月だ、とカレンダーを眺めながら思う。カレンダーは昨年クリスマス前にエルボリステリアで貰ったもの。エルボリステリアとは、自然薬局とでも呼ぼうか、イタリアでは人々の生活に浸透している存在で、例えば私は誕生日やクリスマスの贈り物は大抵エルボリステリアに足を運ぶ。自分のために様々なハーブを調合してもらうこともあれば、肌に優しい石鹸類やボディクリームを求めることもある。私に関していえばエルボリステリアは本 [続きを読む]
  • 3連休
  • さあ、3連休だ。そう思いながら目を覚ました。そういえば昨晩も同じようなことを考えながら、眠りについた。近年、祝日が土曜日、日曜日に重なることが多かったイタリア。振替休日などという洒落たものは存在しないので、こうした3連休は実に嬉しい。嬉しい嬉しいと思っていると、益々嬉しくなるものだ。だから、昨日からうっすらとした頭痛が続いているものの、気分は上々。猫もそれに気づいているらしく、若しくは嬉しい気分が感 [続きを読む]
  • ちょうどいい
  • ヴェネツィアへ行くと運河沿いを歩きがちだ。何しろ運河が無数にあって、そのどれもが異なった風情を持っているから、飽きるということもない。細い運河にかかった短い橋を渡るのも楽しみの一つで、そんな時、ヴェネツィアという街に暮らすのはどんな感じなのだろうと思う。この独特な街のつくり。仕事帰りにぶらりと歩くのはさぞかし楽しいに違いない。しかし強い雨が降り続けると、水域が上がって住人をひどく心配させるに違いな [続きを読む]
  • 迷う旅
  • 土曜日の朝、渋りながら列車に乗ったのは、あまり気が乗らなかったからだ。まさ4月下旬のこれほど寒くなろうとは、考えていなかったのだ。連日の冷え込みで少し風邪を引いていたから、ボローニャよりさらに北の、しかも運河や海の風が路地を通り抜けるヴェネツィアへ行くのは得策ではないのではないかと考えあぐねていたのだ。とはいえ、特急列車の乗車券は2月に購入済みだった。何故2月に購入したかと言えば、びっくりするような [続きを読む]
  • 春よ、戻っておいで。
  • 連日の寒さ。朝晩の冷え込みは2度というすごさで、4月を半分終えた時期らしくない。まさかこんな寒さが戻ってくるとは思っていなかったから、早々に冬物をクリーニング屋さんに持って行ってしまった。だから重ね着で凌いでいるが、薄い風よけ程度のトレンチでは寒さを凌ぐのは無理なようだ。夕方の寒いこと。バスを待つ間、幾度クリーニングに出した冬のジャケットを恋しく思ったことだろう。今年は春が早くやってきた、そのうち丈 [続きを読む]