yspringmind さん プロフィール

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yspringmindさん: ボローニャに暮らす
ハンドル名yspringmind さん
ブログタイトルボローニャに暮らす
ブログURLhttp://yspringmind.blog.fc2.com/
サイト紹介文Bolognaの日常生活を自分の視線の高さで語る、雑記帖みたいなもの。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供157回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2010/07/19 03:25

yspringmind さんのブログ記事

  • 自分を大切にしてくれる人
  • じきに雨が降るのだろう、と思わせるような風。このところの快晴ですっかり枯れてしまった木の葉が、風にもぎ取られては舞い飛ぶ。うちのテラスの植物は、毎晩水をたっぷりくべているから枯れる様子はない。その中で春の終わりに枯れてしまったものがある。私の大切な金木犀。おそらく病気にかかったのだろう。それとも鉢が小さすぎて根元が窮屈だったのかもしれない。可愛そうなことをしてしまった。少し涼しくなったらば植木屋さ [続きを読む]
  • 冷えた西瓜
  • 今日も夏の機嫌がいい。朝から快晴、朝から気温が高い。家中の窓を開け放つと気持ちの良い風が入ってきた。この風が存在する限り、クーラーを入れる必要はない。居間にはクーラーが存在するが、これを使うことは殆どない。この夏で言えば、7月終わりと8月の初めの連日38度だった時期の夕方に活用したが、せいぜい5日間程度のことである。周囲にアスファルトの道が存在しないことが理由なようだ。陽の照り返しがないということは、 [続きを読む]
  • カフェ
  • 夏の休暇真っ最中と言うのに、割と早めに起床して旧市街へ行った。10日ぶりだろうか、それとももっとだっただろうか、兎に角、久しぶりにボローニャ旧市街を歩いて新鮮な気分だった。見慣れた街並みも歩きなれた小路も、数日とはいえ離れてみると、懐かしく感じるものだ。愛おしくさえ感じるのは、私が知らぬ間にボローニャに愛着を持った証拠かもしれない。このポルティコも、あの石畳も、ちょっと特別に見えた。殆どの店がシャッ [続きを読む]
  • Ferragostoのこと
  • 昼間の暑さが嘘のように、乾いた涼しい風が吹く夕方。今日はFerragosto という名の祝日で、日本語に訳せば聖母被昇天の日となるだろうか。キリスト教の祝日であり、国の祝日である。この日は何処か、例えば海や山や、生活の場とは違う街で過ごすイタリア人が大勢いるが、私が思いだす限り、私と相棒は毎年家に居る、と思う。時には日本に帰省して不在している時もあるけれど、この誰もかれもが街から脱出して静かな日をボローニャ [続きを読む]
  • ヴィエンナの女性
  • ヴィエンナに到着したあの日の午後、携帯電話にメッセージが届いた。送り主はフランカで、通常ならば彼女はロンドンに居る筈だった。何だろうと思って読んでみれば、ボローニャに帰っているらしい。けれども翌朝早くロンドンへと発つから、これからボローニャ旧市街の、七つの教会群辺りの店で落ち合わないか、19時頃に、という誘いだった。時々ボローニャに帰っているとは思うが、こんな風に声が掛ったことはなかった。何しろ彼女 [続きを読む]
  • 気さくなひと
  • ヴィエンナでは本当によく歩く。勿論、昔はもっと歩いたけれど、あの若さがあれば歩けて当たり前だったのかもしれないと思う。私は20代だったし、私には溢れんばかりの好奇心があって、好きで好きで住み着いた街のことをすべて知りたいと思っていたから。友人が時々、私のことを揶揄った。知らない道などないだろう、そのうち地図でも描くのではないか、と。悪い案ではないと思った。私が見たものを地図に書き込んだ、自己流地図を [続きを読む]
  • 雨と第三の男
  • 遠くで雷が鳴り響いている。気温が上がりすぎたヴィエンナは、今夜が峠なのかもしれない。そのうち、ザーッと雨が降り出すだろう。私が滞在しているホテルは、旧市街とされる地区ではない。旧市街をぐるりと取り囲む環状道路を走るトラムのひとつが南へと走っているのだが、それに乗るとあっという間の界隈にある。ホテルも前の通りをトラムが行き交うから、窓を閉めていてもその音が聞こえる。ボローニャには無いタイプの音。だか [続きを読む]
  • Mr. Feeling good
  • 今日のヴィエンナは暑い。Mr. + Mrs. Feeling goodの彼が言ったとおりだった。このところヴィエンナは涼しいけれど、明日辺りから暑くなるらしいんだ、と言っていたのは昨日午後のことだった。この、Mr. + Mrs. Feeling good、というのは旧市街からホテルへと歩いていた時に見つけた小さなカフェの名前だ。面白い名前なので興味を持って店に足を踏み込んでみたのである。丁度喉も渇いていたし、何か冷たいものでも飲もうと思って。 [続きを読む]
  • 居心地の良い場所
  • 私は時々、ひとり旅をしたくなる。旅と言ったって、数週間、何ヶ月である必要は無く、ほんの数日だけだっていい。快適な気候と清潔で快適なスペース、それから気ままに過ごせる時間があれば。そうした理由から、ヴィエンナで数日ぶらぶらすることになった。この街で休暇を過ごすのは3度目。いつも短い滞在だから、まだ足を踏み込んでいない場所は沢山あって、あと5回来たって飽きることは無いだろう。私にとってヴィエンナは、身近 [続きを読む]
  • アマンダの不在
  • 昼過ぎに雨が降り始めた。ザーッと降るかと思えばそうでもない。私が暮らすあたりから少し南下した場所にある丘の町ピアノーロでは、ちょっと予定外の強い雨と雹が降ったらしい。だから涼しくなると誰もが期待したが、単に湿度を運んでくるだけの、厄介な雨だったとのことである。それにしても一体いつまで雷が鳴り響くのだろう。もう何時間も、弱い、遠い雷が鳴り響いている。それが実に夏らしいような気もするのは気のせいだろう [続きを読む]
  • 夏の旅に向けて
  • 今週の吉報は、昨夕から夏季休暇に入ったことだ。クリスマス休暇以来の纏まった休みで、これを実に首を長くして待っていた、と言うのは決して私に限ったことではなくて、イタリア世間一般の人達もそうであるに違いない。復活祭の休暇を一週間とって何処かへ行くなどということは、少なくとも私の半径何百メートルか何キロメートルの間には存在しない。いや、それも10年、15年前ならあったかもしれないけれど、不況になって職を追わ [続きを読む]
  • 遠い記憶。田舎暮らし。
  • 世間では夏の休暇が始まったらしい。先ほどテレビで言っていた、北から南へと続く高速道路が如何に混み合っているか、空港と言う空港が旅立つ人達で如何に混雑しているか。イタリアの子供たちはもう随分前から約3か月の夏休みだけれど、大人にも休暇の季節が遂にやってきたという訳だ。尤も私の休暇はまだ1週間先だけれど、しかしこうも町の人口が減ると、市内の交通量がぐっと減ると、それから近所の日除け戸が固く閉ざされている [続きを読む]
  • 桃の匂いがする
  • キッチンに漂っているのは、昨日近所の青果店で購入した桃の匂い。仕事帰りに立ち寄ることが多いこの店。バスの乗り換えの停留所の背後にあるので、実に便利している。電気がついていないから外から見ると店が閉まっているように見える。電気をつけないのは多分少しでも涼しく過ごすための店主なりの知恵なのだろう。それとも冷房をつけている分、明かりをつけないで節約したいのかもしれない。何にしてもイタリアでは明るすぎるの [続きを読む]
  • ちょっと立ち話
  • 涼しい朝。仕事に行く前にちょっとそこまで出かけてみた。近所とはいえ、いつもは行くことのない食料品市場は思いのほか賑わっていて、私がたまに前を通る時は夕方のことが多いから、既に半分が店じまいだから活気がないのだ、ということが分かった。そうか、そうか、とうなづきながら歩いていたら向こうの方から声を掛けられた。掠れた、けれども精一杯発したような声。声の方に目を向けてみたら、近所のバールの常連の旧トリュフ [続きを読む]
  • 自分
  • 明日は雨になるらしい。そうした情報が数日前から出ている。そんな情報を鵜呑みにしている私のことを周囲の人達は笑うけれど、私には感じる、今夜の風の感触の違いが。何となく冷やりとしていて、 近郊の山の辺りでは一足先にひと降りしているような、そんな感じの風。雨は嫌いだけれど、少し本格的に降った方がよいだろう。ちょっと降っただけでは、単に湿度が増して不快度が倍増するだけだから。思い切り降って、空気を清めても [続きを読む]
  • 昼寝だなんて
  • 向こうの空に入道雲。夕方7時のボローニャの空は明るく、夕食の準備をするような気分には到底なれない。テラスに出て、植木鉢に水をくべると、生い茂ったバジリコが、ゴクゴクと音を立てて飲んでいるような錯覚に陥る。毎日たっぷり水をあげているのにカラカラになる土を見ながら、ああ、夏なのだと今更ながら思う。家中の窓を開け放っているから風が吹き抜けて気持ちがいい。こんな風が吹く限りは、どうしたって冷房のスイッチを [続きを読む]
  • 長いしっぽ
  • 細く長いしっぽ。犬のしっぽ。斜め前の座席に腰を下ろした飼い主の前にちょこんと座った犬を、私は眺めていた。仕事帰りのバスの中でのことである。飼い主は坊主頭の、何だか怖そうな感じの若い男性だった。対して犬は優しそうな瞳の中型犬。痩せているわけではないけれど、細身で、しっぽを車内の床に垂らして、忠義を守るかのようにして飼い主を一心に見つめていた。あのしっぽ、誰かに踏まれなければいいけれど、と思ったけれど [続きを読む]
  • 美しい
  • 朝から風が強く涼しい一日。ひょっとして此の辺りだけなのかもしれないとも思う。昨年、日本へと旅立つ日も風が沢山吹いていて、涼しくてどうしようもなかった。空港へ行く為に呼んだ車の運転手に、今日は風が強くて飛行機が心配だと零したら、シニョーラ、風が吹いているのは此の辺りだけですよ、と返された。実際、旧市街に近づくと木の枝は微動すらせず、正午で日影がない歩道を汗を拭きながら歩く人を幾人もみた。この風は、時 [続きを読む]
  • 箱を見つけた
  • 思いがけぬことが起きている。例えばイタリア国内外で起きている山火事。それから古い建物の崩壊。どれもこれも普段の生活の上で用心していても防ぐことが出来なかったこと。少なくとも私にはそんな風に思える。この世の中には、そんなことが沢山ある。だから、例えば計画通りに物事が進まないことくらいで文句を言ったりがっかりしない方がいい。そんなことは実に小さなことなのだ、予定とは少々異なっていてもどうにかなるよいう [続きを読む]
  • 昔の場所
  • 今朝のテレビで、今日はサルデーニャ辺りで42度に上がるらしいと報道していたけれど、さて、どうなっただろうか。私はと言えば37度だって耐えられぬ、と今日は朝の涼しいうちに一週間分のアイロン掛けをした。基本的にアイロン掛け作業は苦にならぬ作業のひとつだけれど、暑い夏となれば話は別だ。夏を迎えてアイロンを掛ける度に、週に一度、決まった曜日にアイロン掛けと家中の掃除をしてくれる人が通う、隣人たちが羨ましくなる [続きを読む]
  • 撫でる風
  • 早起きして出掛けようと思っていた土曜日。今日は七つの教会群の前の広場で骨董品市があるはずだから。それからちょっとウィンドウショッピングもしたい。涼しいうちに外を歩き回ろうと思っていたのに、目を覚ました時には既に気温は十分高く、出掛ける気持ちが挫けてしまった。子供の頃、あれほど好きだった夏。暑ければ暑いほどうれしかったのが嘘のように、今は暑さに弱くなり、暑さと付き合うのが下手になった。ここ4年ほどの [続きを読む]
  • 楽しむこと
  • 暑い日が戻ってきた。夕方、職場を後にする時の暑さと言ったら言葉にし難く、しかし明日はもっと暑くなるらしいと知って、暑いの一言をぐっとのみこむ。もう18時前と言うのに日差しはまだ、真昼のような強さで肌を射る。夏至はもう過ぎたのに日は十分長く、遅くまで明るいせいで夕食時間が遅くなる一方だ。家に帰ってきてテラスに続く大窓を開けたら、向こうの方に近所に住む夫婦者が休暇に出掛ける準備をしているのが見えた。もう [続きを読む]
  • 感謝すること
  • 清々しい日はそう長くは続かないだ。実際、今日は30度にも上がってアイロン掛けをしながら、暑い思いをした。尤も、これでいいのかもしれない。夏が暑くなかったら、物足らないのかもしれないから。ここ数日の涼しい晩に赤ワインの栓を抜いた。赤ワインは久しぶりだった。急に暑くなっていら、冷えた白ワインに心が傾いていたから。夕食時のワイン。これは私の小さな楽しみで、一日で一番楽しい時間でもある。家でのんびり、気楽な [続きを読む]
  • 25℃
  • 爽やかな風が吹いている。25度とはこんなに素敵なのだ、と感嘆する。こんな素敵な気温の日がずっと続けばいいのに。大好きだったサンフランシスコがこんなだった。バスに乗り込んで思いだした。今日から7月である。どうりで乗車券の刻印機が反応しないわけである。うっかりしていた。今月分の定期を購入するのを忘れていたのである。仕方がない、車内で乗車券を購入しようか、割高だけど、と財布を取り出してみたが、コインがひと [続きを読む]
  • 夕立
  • 近頃、仕事帰りに寄り道をしていない。理由のひとつは酷い暑さだったから。とても寄り道したり、ぶらぶら歩きを楽しんだり、ウィンドーショッピングを楽しんでいる場合ではなかったのだ。それではここ数日の、一頃に比べたら断然涼しくなった夕方はどうかと言えば、やはり寄り道を楽しんでいない。今にも夕立になりそうな空だったから。一刻も早く家に帰るのが得策のような気がしたから。今日だってそうだ。目を丸くしてしまうほど [続きを読む]