あざさ さん プロフィール

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あざささん: arcobaleno
ハンドル名あざさ さん
ブログタイトルarcobaleno
ブログURLhttp://felicearcobaleno.blog.fc2.com/
サイト紹介文創作BL小説を無節操に書き散らかす、車擬人化や箱館新撰組まであるフリーダム世界。
自由文マフィアや社長や獣医や新撰組や擬人化された車たちが、ふわふわ好き勝手に生きています。溺愛&甘めが基本で、たまにビターもある自由人あざさの自由な物語たち。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供6回 / 24日(平均1.8回/週) - 参加 2010/07/24 22:07

あざさ さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 光を胸に抱きて #04
  • #04あぁ、賊軍の。そう、あの人斬り集団の。あれが、悪しき鬼の。寄り固まり、ひそひそと謗るそんな言葉が背中に聞こえてくる。それは僕の隣にいた人にも聞こえたようで、あの人によく似た端整な容貌に哀しげな表情を浮かべた。「…すみません、僕のせいで…」あの日、あの人と約束したから。どんなことがあっても俯かない、と自分に誓った。けれど、真っ直ぐに背筋を伸ばして歩くこの人の背中に投げつけられるその冷たい言葉の数 [続きを読む]
  • 地上の楽園は此処に #05
  • #05遺されたのは、ボロボロになったICレコーダー。その“音”を記録した、ICレコーダーだけだった。最期の願いを。最期の言葉を。最期の瞬間を。愛した人の命が消える“音”を、記録したそれ。そんなものだけが、俺に遺された。「だからさ、聞こえなくなったんだ。いや、聞くことを拒絶したって言うべきかな」「……」「死んだという事実を受け入れたくなくて、拒んだ」「……」それからの俺は、“音”が聞こえなくなった。聴覚が [続きを読む]
  • 福音を齎したのは #05
  • #05白く染まる吐息が、凍てつく風に攫われていく。冬の静謐な空気は、大地も、そこに生きる全ての命にも容赦なく襲い来る。深々と降る雪は街から色を奪い、白く塗り潰していく。その様子を見つめながら、岬は凍える身体を己の腕で抱きしめた。「寒いか?」「えぇ、この寒さには慣れませんね」微苦笑すらも凍らせる風が吹き抜け、思わず足を止める。極端に寒さに弱いわけではないが、強いわけでもない。僅かな雪でさえ混乱し、交通 [続きを読む]
  • いつか帰一する場所
  • 人間は時に、身を切られるほど辛く、苦しい選択をしなければいけないときがある。悩み、悩み、悩み抜いて。呼吸を忘れるほどの痛みを伴うとしても、いくつかの選択肢の中からその1つを選ばなければいけないときがある。それが正しい選択だったのか。それとも、別の選択があったのか。そうすべきだったのか、すべきではなかったのか。答えが分からないまま、それでも、選択をしなければいけないときがある。(…だからと言って、ど [続きを読む]
  • 光を胸に抱きて #03
  • #03「足掻けよ」哀しげ、というよりは切なげで。かと言って悲観的なものではない、穏やかな微笑を浮かべて。親が子を想うように、強く深く。そして。ひどく優しい声音で呟かれた、言葉。「足掻いて、しがみ付け。どんなに惨めな思いをしても、諦めるな」独り言のようなそれは、ともすれば聞き逃してしまいそうなほど小さなものだった。だが、まるでこの世界のありとあらゆる音が消えてしまったかのように。彼らには、その声だけが [続きを読む]
  • 福音を齎したのは #04
  • #04「所詮、この世界の奇蹟は全て偽物だということでしょう」「偽物?」そうです、と頷いた岬の髪を梳く。権力者として。そして、統率者としてのあらゆるしがらみに捕われている俺に唯一許された自由の中で、ようやく見つけたこの愛しい存在。だが、それは万人に祝福されるものではなかった。出逢ったことを否定され、非難され、嘲笑された。いや、正確に言うならば、彼が。俺に剣を向けることを躊躇した愚か者たちは、あろうこと [続きを読む]
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