ある脳神経外科医 さん プロフィール

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ある脳神経外科医さん: ある脳外科医のぼやき
ハンドル名ある脳神経外科医 さん
ブログタイトルある脳外科医のぼやき
ブログURLhttp://ameblo.jp/nsdr-rookie/
サイト紹介文脳外科や脳にまつわる話、日本の医療の様々な問題を一般の方々に分かりやすく書いています。
自由文脳外科や脳にまつわる話、日本の医療の様々な問題を書いています。病院に通っている人、これから医療の世界に入る人、みなさんの参考になればと思います。*旧題「ある脳外科医のダークなぼやき」
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供15回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2010/07/29 15:01

ある脳神経外科医 さんのブログ記事

  • 必要とされているのは医師なのか、検査なのか
  • 最近、より強く感じるようになったのですが、外来をやっていると、2種類の患者さんがいます。 簡単に言うと、医師(私)のアドバイスを信頼してくれる患者さんと、私ではなく、検査(MRI)だけを信頼している患者さんです。 もちろん、これは私がまだまだぺーぺーだからなのでしょうが、だいたい半々くらいの印象です。 世間的に名の通った先生や、教授、など高い肩書のある先生になると、きっと前者の方が圧倒的に多くなるのでし [続きを読む]
  • 脳幹部の海綿状血管腫
  • A lifeの、竹内結子さんの演じる奥さんの腫瘍はやはり血管腫だったようですね。 ただ、あの画像はどうみても3?もないです。当初でていたMRIの画像では、あれだといいところ1cmちょっとあるかないかというところでした。 3cmの血管腫があの部位にあればもっと巨大に見えます。 前回大きくなっているという画像でもようやく2cmにとどかないくらいの大きさだったように見えました。 あと、余命4−5か月ということになっております [続きを読む]
  • 手の震えが気になるという方へ
  • 両手が震えるのは脳梗塞の前兆ですか?! とおっしゃる患者さんを、外来をやっていると数日に一人くらいはお見受けします。 「なんだか最近両手の震えがひどいんだけど、これって脳梗塞になりかけてるのかな?」 という患者さんですね。 手や足のふるえは、医学用語では振戦(しんせん)と呼ばれます。 実際のところ、脳梗塞の結果として振戦が起こることはあったとしても、それが脳梗塞の前兆と考えることは普通ありません。 だか [続きを読む]
  • 〇×教授の患者だぞ、というような下りがよくありますが
  • いつも医療系ドラマをみていると、 「〇×教授の患者だぞ、教授の誤診を明らかにして、なおかつ手術なんてしたら、、、、」 というような下りがありますよね。 要は、お偉い教授の誤診を見つけてしまった医師や病院がその患者の今後の診療方針について、アタフタするという話です。 では、実際、 〇×教授が何も異常はないと診断しているのに、この病院で手術なんてできるわけがない! というようなことが起こりうるのでしょうか [続きを読む]
  • ドラマと現実 A Lifeをみて
  • 今期も医療系ドラマがやってますね。だいたい1クールに1つくらいは医者ものドラマがやっている印象です。 A Lifeという、木村さんが天才心臓外科医を演じているドラマです。 なんだか初回から結構山場があったり、男同士の嫉妬など人間関係が相当ドロドロしていて、物語としては先が楽しみな展開でした。 ただ、ドラマだから仕方ないのですが、現実的ではないなぁ、と思うところは多々あります。 それはそれで楽しめればいいと思 [続きを読む]
  • しばらくぶりの更新になります。
  • ここのところ、長い間ブログの更新が滞っておりましたが、また定期的な更新を再開したいと思います。 さて、ここのところのビッグニュースといえば、とにもかくにもトランプ大統領ですね。先日アメリカに行っていた際にも、現地のニュースもこの話題でもちきりでした。 そのトランプ大統領、就任直後からTPPの離脱とオバマケアの見直しを宣言し、さっそく開始したようですが、 このTPPが日本の医療にどのような影響をもたらそうと [続きを読む]
  • 転移性脳腫瘍の話
  • しばらく、ブログの更新をできずにいたら、いつのまにかアメーバのブログ編集ページが大きく模様替えされて、どこから記事を書けばいいのかがわかりませんでした。 しばらくさぼってしまったなぁ、となんだか申し訳ない気持ちでおります。 さて、今回は転移性脳腫瘍について書こうと思います。 というのも、脳にできる腫瘍の中で一番頻度が高い物はこの転移性脳腫瘍だからです。 もちろん、脳原発の腫瘍でいったら、グリオーマと髄 [続きを読む]
  • 免疫チェックポイント阻害薬
  • オブジーボ(一般名:二ボルマブ)という薬をご存知でしょうか?小野薬品とブリストルマイヤーズが発売した抗がん剤です。免疫チェックポイント阻害薬という部類の薬剤です。この薬のことはもう至る所で話題になって久しく、知っている方も多いでしょう。皮膚がんや肺がん、腎臓がんに適応が拡大され、そういった病気で苦しんでいる方にとっては希望の薬でもあると思います。インターネットで「オブジーボ」と検索すると、非常にた [続きを読む]
  • ライブ手術の功罪
  • 外科医の世界にはライブ手術というものがあります。これは大抵、セミナーや学会など、多くの外科医が集まる中で、主催するエキスパートの外科医が実際にライブで手術を行い、その技術やノウハウを披露するというものです。正直、見に行く側としては、これは最も勉強になります。それもそのはず、その道を極めた外科医の手技が目の前でリアルタイムに見れるのですから、教科書などで学ぶのとは段違いです。まさに、百聞は一見にしか [続きを読む]
  • 大学院に進む医師とそうでない医師
  • 以前に、大学院に進む医師とそうでない医師がいるけど、どう違うの?strongとご質問をうけました。これについて、今日はお答えしようと思います。大学院というのは、大学の医学部を卒業し医師免許を取得したのちに、主に研究の目的で入学するものです。国公立や私立で異なりますが、もちろん学費がかかります。私立ですと年間100万円を超える学費がかかるのも、特別ではありません。前回からの話の続きでいきますと、基本的には医 [続きを読む]
  • 医局に所属する医師としない医師2
  • 前回の更新からかなり時間がたってしまいました。なかなか、安定した更新が最近できておらず、申し訳ありません。前回は就職という意味で考えたときの、医局に入るメリットとデメリットのようなことを書いてみました。ちゃんと働き口があるかということは、生きていく上でとても大切なことです。ただ、医師には科学者としての側面もありますので、そういったアカデミアとしてのキャリアでみたときにどうか?ということを今回は書い [続きを読む]
  • 医局に所属する医師としない医師
  • 今回のテーマは医師に関する話です。というのも、医局に所属する医師とそうでない医師について、どういった違いがあるの?というご質問をいただきましたので、それに簡単にお答えしようということなんです。医局、というのは、教授を中心として、大学を本拠地とした医師の集団を言います。診療と研究、そして大学ですので、教育といった義務を負っています。ただ、こんなことを書いても、そんなことは当たり前に知っているよ!!! [続きを読む]
  • 手術を受けるべきでない季節
  • 日本の一年には四季がありますが、手術にも、手術を受ける上であまりおススメできない時期があります。 そんなことを言うと、えっ??と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、やはり、体制的にあまりおススメできない時期があります。 もうお察しはついていると思いますが、それは4月です。理由はもちろん、人事異動によって4月1日から人の入れ替わる病院が多いからです。 もちろん、こういった人の入れ替わりが多い [続きを読む]
  • 春の異動と医局人事
  • 今回はリクエストにお答えする形で記事を書いていこうと思います。「医局人事」について教えてください、ということでしたので、今回はこのことをテーマに書いていきます。医局人事とはなにか?簡単にいってしまえば、教授の決める医師(医局員)の人事です。具体的には、大学病院とその関連施設となっている病院の中で、誰をどこに配置するか?という人事ですね。それほど医局員の人数の多くない医局、たとえば我々脳神経外科など [続きを読む]
  • 突然のお別れ
  • どの世界にもお別れはあるものですが、僕たちの仕事でも、唐突に想定すらしていなかったお別れを迎えることがあります。入院の時点で、ぼくたちはある程度、患者さんのその後の経過、つまりは退院までの道筋を思い描いているものです。実際、多くの方の経過はだいたい想定の範囲内におさまります。もちろん、入院の時点から厳しい経過が予想される場合には、本人やご家族にはその通りに説明を行います。最悪、命まで危ないかもしれ [続きを読む]
  • 糖尿病と脳卒中
  • これまで何回か、高血圧や高脂血症と脳卒中の関連について書いてきました。他に、大きなリスクとなる生活習慣病として、糖尿病があります。糖尿病とは、血糖値が上がってしまう病気ですが、キーとなるのは血糖を下げるホルモン、インスリンです。糖尿病の患者さんは体内のインスリンが足りないか、もしくは、インスリンに対する抵抗性が上がっていることが、高血糖となる原因です。体内のインスリンが足りないというのは、生まれつ [続きを読む]
  • コレステロールと脳卒中
  • だいぶ時間が空いてしまいましたが、前回の血圧の話に続いて、コレステロールに関する話を書いていこうと思います。血圧が高いのは基本的には悪いことだと書きましたが、コレステロールに関しては、一概にそうとは言い切れない点もあるということを先に書いておきます。ただし、基本的には、やはり高コレステロールはネガティブな要素の方が多いとされているということを念頭に読んでいただければと思います。さて、コレステロール [続きを読む]
  • Kindle日替わりセールのお知らせ
  • 今回はお知らせです。AmazonのKindleでは、毎日1冊をクローズアップして、格安で販売する、「Kindle日替わりセール」が開催されていますが、本日2月28日には、なんと、拙著「続 誰も教えてくれない脳と医療の話」がセール販売されています↓(リンク)Kindle日替わりセールページ 価格も、99円と1日限りで約75%引きのディスカウントとなっておりますので、興味のある方や、まだ読んでいない方がいらっしゃったら、是非この機会に [続きを読む]
  • 血圧とコレステロール
  • 何度か過去にも同じようなテーマの記事を書いたかもしれません。血圧とコレステロールの管理というのは、おそらく一般内科でも脳外科でも、外来で最も頻繁に診療する内容ではないでしょうか?ただ、実際に、これらがどの程度影響するのか?また、どのくらいの値にコントロールしておけばよいのか?という点に関して、我々医師が思っているよりも、知らない方は多いように思います。もちろん、自分の健康に気を配っている人からすれ [続きを読む]
  • 玉石混合? 医学論文の価値
  • 雑に医師を二種類に分けると、論文を書く医師と、論文を書かない医師、の二種類がいます。人によっては、医師は皆、小難しい英文論文を読んだり書いたりしていると思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際はといいますと、むしろ論文をよく書く医師は全体の中ではごく一部です。変なことを言ってしまうと、別に論文を書いたりせずとも、医師として臨床能力を高め、働いて生きていく上では問題は特にありません。論文 [続きを読む]
  • 精神科疾患への脳手術
  • 長年、日本ではタブーとされてきた手術があります。それは精神疾患に対する脳手術です。前頭葉を破壊する手術、ロボトミーと呼ばれた手術がありました。この手術が本来の適応を逸脱し、反社会的な人格障害などに対してまで適応拡大して行われるようになった結果、衝撃的な殺人事件など、その他の時勢とも相まって、日本では精神外科を否定する決議が学会でなされました。以後、この国では精神科疾患に対する手術治療はタブーとされ [続きを読む]
  • あけましておめでとうございます
  • 本年もあけましておめでとうございます。今年は、昨年のように大晦日から、元旦、さらには2日までずっと病院というような、鬼のような当直生活は免れました。とはいえ、今年もやはり、三が日なのに今日も病院に泊まっています。どうも、やはり医師という職業は、世間がお休みの時も働かなければいけないというような、宿命があります。しかも、我々のような若手の医師の場合、そういった土日祝日の仕事が収入源であったりするので [続きを読む]
  • 日本の医療は周回遅れ?
  • 僕も毎週日曜日は、「下町ロケット」を楽しみに見ていました。個人的にはやはりロケットの話の方が夢があるなぁ、とおもっていましたが、後半のガウディ編は医療がテーマなので、そういう意味でも注目してみていました。劇中で宿敵である椎名の言葉に、「だから日本の医療は周回遅れなんだ」という台詞があります。本当に日本の医療は周回遅れなのかどうか?といいますと、ある意味でこの椎名の台詞は正しく、一方で、別の意味では [続きを読む]
  • 脳の血管がない、と言われた方へ
  • かなり抽象的な題名なんですが、いただいたリクエストにこたえる形で記事を書かせていただきます。たとえば、MRIなどの検査の説明のときに、「検査の結果なんですが、こちら側には、あるはずの血管がないんです」と言われたことのある方いらっしゃれば、多少はこの記事が参考になるかもしれません。もしくは、「こちらの血管が非常に細くなっていて今にも消えそうです」でも脳の血管がない、と言われた際、2つのパターンがある [続きを読む]
  • 医師への心付けの実際について
  • 全く前回の記事の続き、というわけではないですが、よくご質問のメールをいただくことのあるテーマについて取り上げてみようと思います。今回は、これまた、なかなか聞きにくい内容です。記事にするのも若干躊躇われるものですね。それは、医師への心付けです。具体的には、テレビドラマなどでも見かけるように、入院の際や手術の前などに患者さんやそのご家族が、主治医や担当医のチームなどに金銭もしくは商品券などを渡すことで [続きを読む]