ALEX さん プロフィール

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ALEXさん: Boots strap
ハンドル名ALEX さん
ブログタイトルBoots strap
ブログURLhttps://ameblo.jp/polyglotism/
サイト紹介文小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
自由文2009年暮れよりはじめて、
どこまで続くかな?

おっ、まだ続いている!

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供355回 / 365日(平均6.8回/週) - 参加 2010/08/06 10:00

ALEX さんのブログ記事

  • 「富豪になれる人」「絶対になれない人」
  • 世界富豪ランキングなどを発表している「フォーブス」は、そんなランキング以外に、様々な調査結果を発表している。その一つは、いわゆる出自。大富豪たちの親の代が、どのような暮らし向きだったかを公表した。それによると、「貧困層:23%、労働者階級:17%、中流階級:30%、上流中流階級:21%、富裕層:9%」という振り分けだった。この調査結果から、一言で言えることは、どんな階層からでも大富豪は生まれるということ。また、 [続きを読む]
  • 「あいまいな 美しい日本の私」ちょっと違う?
  • 夏が過ぎて秋を迎えるようになるとノーベル賞の話題が出てくる。昨年のノーベル文学賞はボブ・ディラン。日本人の受賞者は大江健三郎以来、出ていない。その大江健三郎がノーベル文学賞の受賞時に語った講演は「あいまいな日本の私」と題するもの。これは川端康成が同じくノーベル文学賞受賞時の講演「美しい日本の私」を意識してのタイトルと考えられるが、川端の「美しい」は明らかに「日本」にかかる言葉として理解できる。大江 [続きを読む]
  • 淡い恋心 <掌編小説>
  • あれはパッケージ・ツアーが出始めて間もない頃のこと。母は、海外ツアーに憧れて、祖母の遺産が転がり込んだのをいいことに、家族三人でパッケージ・ツアーを申し込んだ。そのツアーはパリと周辺各都市を回る十日間の旅。当時は、12日や14日といったツアーが主流だった。こういったツアーには添乗員がつき、お決まりのコースを次々に回るもの。20人ぐらいのツアーで、夏休みだったが子供はボクだけだった。海外旅行などは夢 [続きを読む]
  • 「ベッドでつくウソ裁判」の結果はどうなった?
  • 朝早く電話がなることがある。安らぎの安眠状態を妨げられ、寝ボケまなこでそばの目覚ましの時間を見る。少々早いが普通の人なら起きている時間だろう、と思って「はい」などと、電話をとる。この声を聞いて相手の第一声は「あ〜、起こしてしまったかい?」という声。義理がからんでいると、ちょっとトーンを高めにして、「いえ、全然。とっくに起きてました。なんでしょうか?」など、サラリとウソをつくことになる。義理がからま [続きを読む]
  • 「本性」丸出しになるものと言えば...
  • 夏と言えば「西瓜」の感がある。わが子供の頃、夏の暑い時に音を立てながら食べ、口に含んだタネを飛ばすことを兄弟で競ったことなどが蘇ってくる。野性のままにして貪り食べる、これが心地よい。あまり品を気にして食べるものではない。それが西瓜の醍醐味であり、おいしく食べる秘訣でもある。江戸時代に書かれた『文覚上人 昔々物語』と題する書には、「むかし西瓜は、下々、中間(ちゅうげん)など食うばかりなり。町に売りても [続きを読む]
  • 時には「怒る楽しみ」というものもある
  • ビートルズのヒットナンバー"All You Need Is Love" がリリースされて50年だという。自分が年をとっているということも忘れて「半世紀?!」などと思ったりする。この曲を評して、ジョン・レノンが「曲を作るのに30分とかからなかったが、歌いこなすのに1週間かかった」と語ったという。たしかに4拍子と3拍子が組み合わさった変拍子が特徴の曲。歌いにくそうな感じはある。ただ、こんな変則的にも関わらず耳に馴染み、ノリやすい [続きを読む]
  • こう暑くっては 「半額に減額」だぞ?
  • 焦門十哲に数えられる江戸の俳人・宝井其角(きかく)の句に、「夏の月 蚊を疵(きず) にして五百両」というのがある。ただ読んだだけではこの意味は捉え難い。これのベースになるのが、中国の北宋時代の詩人・蘇軾(そしょく)が詠んだ詩「春夜」。この詩は、第一番目、「春宵一刻直千金(しゅんしょう いっこく あたい せんきん)」というところから始まる七言絶句。これは「春の宵(よい)は千金に値するほど素晴らしい」の意味となる。 [続きを読む]
  • 「空飛ぶ円盤」ならぬ「空飛ぶドジョウ」?
  • 「すし」のいろいろが書かれた本を見ていると、「空飛ぶドジョウのすし」なる小見出しがあった。「ドジョウのすし」というのも奇妙だが、それが「空を飛ぶ」というのも興味をそそった。時々ニュースなどで「空から魚が降ってきた」という話もあるから、ドジョウのすしが降ってくるのかと興味津々で読み進めてみると、まず、書いてあったのは鮒(ふな)寿司のこと。鮒寿司といえば、近江名産でその地方の人たちは、その味を好んで食べ [続きを読む]
  • ♪アズナヴール流しながらこの手紙を書いてます
  • かつて「恋文」と言えば、便箋に封筒が定番だった。また、どんな便箋を選ぶのかが一つの難題。次に封筒は? そして、インクの色は? などが続いてくる。いざ書こうとすると、字がうまく書けていない、など。手紙一つで大変な労力を使う。そして、ふと気づけば、いつの間にかゴミ箱いっぱいになるぐらいの反古がたまる。今ではメールに書き送ったりするので、文章の変換ですむ。反古は生まれない。ただ、このメールというツールは、 [続きを読む]
  • 「行く雲を寝ていて見るや夏座敷」こんな風情は...
  • 「行く雲を寝ていて見るや夏座敷」これは焦門十哲の一人・志太野坡(しだやば)の句。障子などを開け放って、座敷に寝転んで空を仰ぎ、雲の動きを見ている、というところだろうか。この句を読めば、情景とともに、かつて感じた心地よさが思い浮かんでくる。昔の夏の日はそういったものだった。こんなことが出来るのも30℃を少し越えたところまで。それ以上になると、心地よさより不快感が漲ってくる。これを詠んだ江戸時代とはいさ [続きを読む]
  • 台風一過とペルセウス座流星群 そして彗星
  • 台風一過となると眼に入ってくるのは夜空の星たち。この時期になると、ペルセウス座流星群が話題になる。実際に毎年、8月13日頃がそのピークとなり、夜が心地いい季節も手伝って「花火」ならぬ自然の「天体ショー」を楽しむことできる。夜空の天体ショーで一番の話題となるのは、ハレー彗星。76年の周期を持ち、1910年の5月に現れた時には、0.6等星の明るさがあったという。これは夜空の一般的な一番星よりも明るく、長い尾 [続きを読む]
  • 「恋」の陥穽は、哀れみの中にあることも...
  • 「恋」というものが小説の題材になるのは、不思議な強い力を引き出すようなものを持っていれば、あまりに愚かな行動を引き出すようなものまで持っているところかもしれない。「恋」のなりたちも様々。哀れに思うところから芽生える「恋」もある。夏目漱石『三四郎』に出てくる広田先生は、漱石自身がモデルとも言われるが、その広田先生が三四郎や美禰子などに「"Pity's akin to love" を日本語に訳すとどうなる?」訊く場面が出て [続きを読む]
  • 中世の「アンティポデス」は、存在する?
  • ニュージーランドの離島に”アンティポデス(Antipodes)島”と呼ばれる無人島がある。もともとニュージーランドは人口も少ないせいもあるがそこは火山列島でもあり連なっている島々はすべて人が住んでいない。独自の生態系をもっているところから島ごと世界遺産に登録されている。今日、これを取り上げたのは、島そのものより、アンティポデス(Antipodes)という名。これは"Anti" がもちろん逆を意味し、"podes" は「足」ないし「足 [続きを読む]
  • 「我 思う ゆえに我あり」つきつめてゆけば...
  • デカルトの著書『省察』の中に、自分を含む外部世界が、自分をダマそうとしている「悪魔」による幻想だと仮定してみるというくだりがある。彼の有名な言葉に「我 思う ゆえに我あり」があるがそれの元になる考え方を表わしたもの。これを簡単に紹介すると、「我々は生きている」と言っても、それが夢かもしれない。夢の中では、さも現実であるかのように違和感なく過ごしている。起きて、はじめてそれが夢だと気づく。現代の臨床実 [続きを読む]
  • 一瞬にして「恋に落ちる」を考える...?
  • フランス語には、"Coup de foudre" という表現がある。これは「稲妻の一撃」と表現したらいいのだろうか。一目見ただけで一瞬にして「恋に落ちる」様子を表わしたもの。一般的にも「それって、"Coup de foudre" ?」などの表現で使われる。ボードレールの『悪の華』に「通りすがりの女へ」と題する詩が収められている。これも一種の"Coup de foudre" 。ある女性との一瞬の出逢いに恋心をくすぐられ、詠嘆の口調で、この思いを詠っ [続きを読む]
  • 「土用の丑の日」が、またやって来る
  • 今年の夏、いわゆる「土用の丑の日」が二度あるという。この日には、決まって鰻を食べるという習慣があるので、鰻屋としては、書き入れ時が二度にわたってあることになる。とは言え、最近は、鰻の稚魚がとれないと言って、鰻も高値。もはや庶民の食べ物とはいかないようだ。このウナギに関する話で『鰻の幇間(たいこ)』と題する落語のネタがある。この題になっている「幇間(たいこ=ほうかん)」という仕事は、旦那にくっついていっ [続きを読む]
  • 蜘蛛(くも)は網張る 私は私を肯定する
  • 種田山頭火が、なぜ雲水のナリをして旅を続けたのか?と思うことがある。彼の句に「蜘蛛(くも)は網張る 私は私を肯定する」とある。自分自身をどこまでも肯定する気持ち、人は間違いなく持っている感情でもある。世に「パロキアリズム(Parochialism)」なるものがある。一般的にあまり目にすることが少ない言葉。この言葉の語源は、ラテン語の”paroecia” に辿り着く。これは、キリスト教圏の小教区を言う言葉で、地方ごとに見解、 [続きを読む]
  • 粋人の成せるワザは 人の心に永遠に続くもの
  • 人間、どの道にせよ、そのスジの粋人というものに魅かれるところがある。もはや鬼籍に入って久しいにも関わらず、いつまでも粋人として人の心に残っている人物と言えば、アメリカの小説家ヘミングウェイではないだろうか。先日も彼のゆかりの地フロリダで、ヘミングウェイの”そっくりさんコンテスト”なるものが開かれた。こんなコンテストが行なわれるのも、彼が何ごとにつけ粋人であったことに尽きるような気がする。彼には、ど [続きを読む]
  • 「笑い」と「皮肉」が隣り合っている?
  • 先日訪ねたパリのペール・ラシェーズ墓地を散策した時に、喜劇作家のモリエール(Molière) の墓所に遭遇した。彼には『守銭奴』『病は気から』『タルチェフ』『才女気取り』などがある。そのほか、幾つかの芝居を見た憶えもあり、親近感が湧いたように「おや、まぁ、ここにおいででしたか?」とつい、そんな言葉を言いたくなるような気持ちになった。ふと、その隣りを見ると、ラ・フォンテーヌ(Jean de la Fontaine) の墓。ラ・フ [続きを読む]
  • 一冊の本でギネス・ビールがますます進む
  • 『千年紀のベスト100作品を選ぶ』というタイトルの本がある。これは、丸谷才一、三浦雅士、鹿島茂の三氏が文学、映画、音楽、絵画など、この1000年間に作られた作品を網羅して、その中からベスト100作品を選ぼうというもの。「ちょっと冒険が過ぎやしませんか?」というところだが、笑いを創り出せる人に対しては、尊敬や畏敬の念を持ってしまう私にとって、冒頭に名前の出てくる「丸谷才一」という名前は格別な意味を持 [続きを読む]
  • 「夏草や兵どもが夢の跡」この情感は何処へ
  • 「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡(あと)」は芭蕉の句の中でもよく知られた句。これは、平泉を曾良と「奥の細道」の旅で訪ね、高館(たかだち)にのぼり、示されたあたりを見渡すと夏草ばかりが生い茂っているというもの。世に伝う藤原三代にわたる栄華も今となっては夢。そんな思いを詠った句ということができる。何ごとも過ぎ去ってしまうと、あれほどもてはやされていたものも無惨に廃墟となってしまうもの。今回、南仏を訪ね、つ [続きを読む]
  • 何か変わった人物が出てきそうな時代
  • 芸術・文学・音楽などに限らず、どの分野でも急に突然変異的に斬新さをもたらす人物が現れて刷新する。そのあとには、あちらこちらに器用に模倣する者があらわれて一時代が築かれる。そして、停滞の時期を迎えて、また、全くの独創的な人物が突如として現れて刷新する。その例を身近なところにあるもので挙げてみると、掃除機のルンバ。ダイソンの掃除機及び扇風機。そういったものが生まれた後には模倣機種が花盛りとなる。19世 [続きを読む]
  • 何もかもから解放されることが真の自由?
  • 古代中国の伝説的な理想統治をおこなった時代として、「尭(ぎょう)舜(しゅん)」の時代が語られることがある。それぞれの王様が慕われ、次を禅譲という形で継いだのは「禹」だが、人々の心をつかむのは難しいという言葉を残している。古き良き時代としての「尭・舜」の時代のように、古代ローマ帝国も五賢帝の時代という、いい時代があったとされる。ネルヴァから始まるところからネルヴァ=アントニヌス朝という言い方をされる。そ [続きを読む]