つむり さん プロフィール

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つむりさん: チョコレート・ギフト
ハンドル名つむり さん
ブログタイトルチョコレート・ギフト
ブログURLhttp://chocolategift.blog134.fc2.com/
サイト紹介文18禁BL障害者×高校生。生きる事、人を愛するとはどういう事なのかについて追究できたら…と思ってます
自由文日本編・アメリカ編・未来編(1)(2)の4部作の予定ですが、どこまでやれるか…頑張ります。(^_^;;)
メインブログ(http://moemoeinkscape.blog68.fc2.com/)も、よかったら遊びに来てくださいね!(*^3^*)(BLじゃないです。)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供14回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2010/08/10 16:13

つむり さんのブログ記事

  • 第511話・楽園を分かつとき(1) (R18)
  • ← 目次③ へ← 第510話 へそれから俺達は、長い時間をかけて、たくさんたくさん話をした。千尋が精神崩壊してから、起こった出来事、俺がどんな風に迷い、恋人と接してきたか……誰にも話せず、溜め込んでいた鬱憤を、ダラダラと喋って発散させるだけの、一人語りに終始したが、それでも彼は黙って、全ての話に辛抱強く耳を傾けてくれた。千尋の夜泣きがひどかったこと、食べ物をほとんど口にしてくれず、途方に暮れたこと… [続きを読む]
  • 第510話・奇蹟の人(10) (R18)
  • ← 目次③ へ← 第509話 へ「……ん……ぅ……ぅ……! うぅ……っ!」俺の中を、甘美な温もりが支配している。恋人の、強く押し当ててくる唇、愛しげに抱きとめる、腕の感触――一瞬の混乱の後、すぐさま俺の意識はとろけ、何もかもを千尋の前に投げ出してしまう。考えている余裕など、なかった。ただ無心に、彼を受け止めていたかった。「……ふぁ! ……ぁ……! ……ぅ……ふ……!」荒々しい口づけが俺の顎をこじ開け、 [続きを読む]
  • 第509話・奇蹟の人(9)
  • ← 目次③ へ← 第508話 へそう言って千尋は、俺の顔をじっと見つめた。頭の中で複雑に絡まり合った記憶が定かなのか、確かめるように手を伸ばして、恋人の頬から与えられる感触を味わい……そうして、やっと確信を得たらしく、遠い目をして、ゆっくりと話し始める。「長い……長い夢だった。薄暗くて、居心地のいい空間……。夢の中には、歩夢が二人いて、一人はいつも笑顔で、優しく俺を抱き締めてくれていた。俺は、そちら [続きを読む]
  • 第508話・奇蹟の人(8)
  • ← 目次③ へ← 第507話 へそれからの俺は、全く、おかしな調子だった。千尋が戻って来たはいいものの、彼のそばから離れられず、始終べったり貼り付いては、彼のやる事なす事、先回りして手出しするという、暴挙に及んでしまった。千尋がベッドから起き上がろうとすれば、抱え上げ、歩こうとすれば、脇を支えて引っ張り、食事の時間がくれば、皿の上の料理を細切れにして、スプーンですくい、ギョッとする彼の口元へ、「あー [続きを読む]
  • 第507話・奇蹟の人(7)
  • ← 目次③ へ← 第506話 へ音の、消えた世界。明るい。見渡す限り、真っ白だ。地平線の彼方まで、虚無が広がる空間――こんなにも、心に感情が湧きあがってこないのは、初めてかもしれない。何かが、額に当たっている。羽のように軽く、鉛のように重く、氷のように冷たく、太陽みたいに暖かい。一体、なんなのだろうか。どうでも、いい。今俺は、心を閉ざし眠りについている。目を開けなければ、現実を受け入れさえしなければ [続きを読む]
  • 第11回B-PRINCE文庫新人大賞に応募しました。【後編】
  • ※本記事は、【前編】からの続きです。 ほぼ100%「作者の一人反省会」となっており、大多数の方にとって無関係かつ、 つまらない内容が延々と続きますので、どうぞご注意くださいませ〜。m(_ _;;)m ↓↓はてさて、どこまで赤裸々に告白すべきか迷ってしまいますが、今後の戒めのためにも、「次に小説書こうとすると、またお前はこうなるんだぞ」という、墓標的な物を書き記していこうかと思います。今回投稿した「HENTAIにKiss [続きを読む]
  • 第11回B-PRINCE文庫新人大賞に応募しました。【前編】
  • 遅ればせながら、標記の件について報告します。【前回記事】で予告した通り、BL小説の新人賞に応募しました〜。いやぁ、大変だった…。大変すぎて、書きたいことが山盛りたくさんできてしまいました!ので、記事を分割して掲載します。長くなりますが、ご了承ください。m(_ _;;)mまずは、概要から。↓↓《タイトル》「HENTAIにKiss! 〜俺の王子様がガチでヤバい件について〜」《キャッチコピー》「想定しうる最高の”HENTAI”を [続きを読む]
  • 【悲報】2〜3月分の更新をお休みさせて下さい!【大謝罪】
  • 「最低月一回は更新する」をうたい文句に、細々と運営してきた本ブログですが、すみません!表題の通り、2〜3月度の更新をお休みさせて下さい!m(_ _;;)m実質2話分ですね…。千尋が死んだ所(第二部506話)でお預け状態とか、マジほんと申し訳ないです!(大謝罪)ご存知の方がいらっしゃるか分かりませんが、理由は、ごくたま〜にツイッターで執筆状況を報告してた、BL小説新人賞の締め切りに遅れそうだからです。f(^_^;;)いや〜 [続きを読む]
  • 第506話・奇蹟の人(6)
  • ← 目次③ へ← 第505話 へその日の、深夜。「――ッハ?!」いきなり、刺すような強い光に目玉を射抜かれ、反射的に俺は飛び起きた。動悸のする胸を押さえながらキョロキョロ見回すも、相変わらず辺りは静けさに包まれている。どうやら過労のせいで、知らず知らず気絶していたみたいだ。ただ、なぜか室内が薄暗い。つけていたはずの照明が落ち、代わりに病室全体がほのかに白んでいる。わずかながらの視界が確保できるのは、 [続きを読む]
  • 第505話・奇蹟の人(5)
  • ← 目次③ へ← 第504話 へ「――できる事は、全てやった。後は、本人の生命力へ委ねるしかない」一晩中かかった千尋の救命処置を終え、紺色のスクラブをびっしょり汗で濡らした担当医が、俺達の前できっぱりと言い放つ。「抗けいれん剤を使用しながら、グリセリンと果糖を投与して、脳浮腫の治療を行っていく。容態が安定するまで、張り込みでの全身管理が必要だろう」そして暗い表情になって言いよどみ、「ヒロ……夏にも彼 [続きを読む]
  • 第504話・奇蹟の人(4) (R15?)
  • ← 目次③ へ← 第503話 へ「――ああああ……っ!!」長く不毛な性交の果て、我が陰茎が震えながら最後のひと雫を吐き出し、ついに俺と千尋に託された”交わりの時間”が終わりを告げた。「ハァッハァッハァッハァッ……!あ……ああ……!……はあぁ……っ!!」身体中を、熱い余韻が駆け巡っている。離れたくない、繋がりを断ちたくない。しかしそれを続けるには、もう限界だった。「う……うううう……っ!」力尽き弛緩し [続きを読む]
  • 第503話・奇蹟の人(3) (R18)
  • ← 目次③ へ← 第502話 へ――サァァァァァ……狭い浴室。大人一人沐浴するのが精一杯なバスタブに、上背190もある千尋が、縮こまった体育座りをして待機している。彼の後ろに二本足で立つ俺は、中腰の苦しい体勢で石鹸を泡立て、長く伸びた黒髪や幅広な背中を、慣れた手つきで洗浄してやっていて、「……いい子だ。さぁ、今度は前を洗うぞ」軽く流した後、風呂釜の縁へ座らせ、タオルを使い顔面や上半身を拭ってゆく。目や耳 [続きを読む]
  • 第502話・奇蹟の人(2)
  • ← 目次③ へ← 第501話 へ「――うまっ!」いよいよお楽しみのケーキ入刀タイムにて、切り分けた時にこぼれた欠片を、毒見と称しつまみ食いして、思わず唸ってしまう俺。米国へ越してきて目にしたバースデーケーキの中には、蛍光がかった水色や原色の紫という、口にするのもためらうセンスでデコレートされた、創作物もままあったのだが、高級店とうたわれるAスーパーに頼んだものは、やはり一線を画していた。「お高めだっ [続きを読む]
  • 第501話・奇蹟の人(1)
  • ← 目次③ へ← 第500話 へ2月19日。ついにこの日がやってきた。「さあ、できたぞ」ダイニングテーブルで待つ千尋の前に、焼き立てのステーキが乗ったプレートを並べる俺。食卓を彩っているのは、小さなフラワーアレンジメントに、瀟洒(しょうしゃ)なテーブルクロス――穏やかな冬の午後、いつもより、少しだけ豪華な飾りつけをした晩餐会が、しめやかに執り行われる。「…………」パーティーの主役は、本日も、どういう理由 [続きを読む]
  • 第500話・【番外編】もうひとつの結末 (R18) 【メリーバッドエンド】
  • ← 目次③ へ← 第499話 へ――UAa! UAa! Aaaa---!!(――うあっ!うあっ!ああああーーー!!)誰もがひっそりと寝静まる、平穏な真夜中――暗闇をつんざく男の悲鳴が、突如として響き渡る。「……ん……」どうやら、音の発生源は、通路を隔てた、向かい側の部屋らしい……距離があっても、はっきり伝わってくる、そのけたたましい声量に、覚醒を促された男性の右手が、視界ゼロの枕元付近を、ゴソゴソまさぐり、パチッ――ベ [続きを読む]
  • 第499話・最愛(5)
  • ← 目次③ へ← 第498話 へ「――アユムに話したことは、なかったかな……。僕は、十八の時に、T州の実家を飛び出して以来、一度も、故郷の土を踏んでいないんだよ……」しばしの気まずい硬直期間の後、先に沈黙を破ったロブが、組んだ手で重い額を支えたまま、ポツリポツリと、自身の生い立ちを語り始める。「そこは、古い慣習が根強く残っている、辺境の農村地帯でね……見る物といったら、大草原くらいしかない、凡庸で退 [続きを読む]
  • 第498話・最愛(4)
  • ← 目次③ へ← 第497話 へ「――アユム!!」それから、数時間後。知らせを受け、アパートへ馳せ参じたロブが、鍵のかかっていない玄関ドアを開け放ち、血相を変えて走り寄ってくる。「ゼヒッ、ゼヒッ…………すいま…………」慌てふためく彼の前には、ベッド脇に腰掛けたまま、息も絶え絶えにうめいている俺……そして、「ハッハッ、ハッハッ……ハッハッ、ハッハッ……」熱にうかされた赤ら顔で、グッタリと横たわる、黒髪 [続きを読む]
  • 第497話・最愛(3)
  • ← 目次③ へ← 第496話 へ「――ヤバい、ヤバい……今にも、降り出しそうだ!」二月に入って、すぐの夕方。近所のAスーパーにて食材を購入し、いつもの通り帰途に就く俺達の頭上に、どんよりした暗雲が立ち込めている。行き掛けには悪くなかった天気が、用事を済ませている間に急転直下し、明るい陽光に包まれていたはずの住宅街を、不穏で不吉な、ねずみ色の世界に変貌させていて、(……マズい……!……嫌な予感がする… [続きを読む]
  • 第496話・最愛(2)
  • ← 目次③ へ← 第495話 へ――新しい年が始まり、しばらくの時間が経過した。生まれる者、死に逝く者……誰もが、月日が巡ればひとつずつ歳を重ね、等しく避けられない永久の眠りに向かって、絶え間なく歩を進めていく。明日という日が訪れない、一度きりの瞬間……「その時を迎えるまでに」と、自らの生命を輝かせ、邁進し続ける人達であふれている中、俺達の日々は、変化も無く……昨年同様、ただ静かに流れ行くのみで、「 [続きを読む]
  • 第495話・最愛(1)
  • ← 目次③ へ← 第494話 へ――大晦日が、やって来た。ずっと親元で育ってきた俺が、海外で初めて迎える、年越しの瞬間……そばに居て欲しいと願ったのは、やっぱり千尋だった。『願った』というより、確信に近い『予感があった』と、表現すべきだろうか。さして遠くない未来に、今の生活は破綻する……”いつ”と断言することは出来ないが、『その時』は、足音を忍ばせつつ、着実に近づいて来ていると、分かる。だから、この [続きを読む]
  • 第494話・移りゆく季節、変わりゆく何か(5) (R15)
  • ← 目次③ へ← 第493話 へ「――……ん……!……ん……!ふ……!……うぅ……っ!!」心が、爆発している。意識が、朦朧として……甘い砂糖水がたたえられた異次元を、あてど無くユラユラ漂っているみたいだった。父子の一線を越えたきっかけは、至極些細なものだったような気がする。互いにこれまで、そうならないよう、ギリギリまで耐えていた……だからこそなのだろうか?元々心を許し合っていた俺達が、一歩踏み出して [続きを読む]
  • 第493話・移りゆく季節、変わりゆく何か(4)
  • ← 目次③ へ← 第492話 へ――それから二人で、クリスマスの装飾品を、ひとつずつ、丁寧に見て回った。壁面を彩る環状リースに、長く連なった濃緑モール、それらの枝葉へ、目一杯吊り下げられた、リボンにベルにオーナメント……きらびやかな無数の小道具達を、どこへ、どんな風にしつらえようか、試行錯誤を繰り返してきたことを、逐一語り尽くす息子の冗長語りを、ロブは、最後まで、忍耐強く聞き入ってくれ、「最高だよ、 [続きを読む]
  • 第492話・移りゆく季節、変わりゆく何か(3)
  • ← 目次③ へ← 第491話 へ――そしてついに訪れた、12月24日の夜。チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ……「………………」チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ……「………………」小灯を一箇所だけ点した、薄暗い室内。キリスト降誕前夜にふさわしく、我が家は、おごそかな空気で静まり返っていて、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チ……「…………ハァ……。もういーよ」いくらなんでも、ひそやか過ぎる。響いてい [続きを読む]
  • 第491話・移りゆく季節、変わりゆく何か(2)
  • ← 目次③ へ← 第490話 へ――それから、数日が経過したある夕刻。自宅近くに立地した、Aスーパーにて。「どうだい。ヒロは、まだ目覚めないのか?」店の裏口倉庫の一角で、ベンチに寝転ぶ恋人を、膝枕しつつ待機している俺の元へ、ガタイの良い男性店員が、様子を見にやって来る。「あれから、3時間は経ってるが……そろそろ、日が暮れてきたぞ。寒くないか?」フランクと名乗るこの店員は、硬い寝床を物ともせず、昏々と眠 [続きを読む]
  • 2016 新年ご挨拶イラスト(歩夢&千尋)
  • ← 【イラスト館】 目次 へ← No.5 へ2016年、稚ブログもようやく重い腰を上げ、ノロノロと活動再会致しました〜。遅ればせながらですが、あけましておめでとうございます!本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます♪さてさて、チョコギフ本編の執筆停滞もさることながら、私、昨年末から、またも悪い虫が騒ぎ出して、イラスト制作に手を出すという暴挙に及んでしまいました!お絵描きに関しては、「あれをやる」だの「これ [続きを読む]