udauda さん プロフィール

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udaudaさん: 毎日の詩
ハンドル名udauda さん
ブログタイトル毎日の詩
ブログURLhttp://ameblo.jp/udauda/
サイト紹介文日々感じ、想像したこと、思ったこと、思ってもみなかったことなど、なるべく毎日詩を書くブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2010/08/11 20:04

udauda さんのブログ記事

  • 雨は訪問者
  • 僕からか雲からか始まった沈黙が立ち込める 今なのに今でないよう白黒く塗られたたなびく雲に濡れた空 僕も雨も束の間でこの街を通り過ぎる訪問者 巡り会った僕は雨を存分に浴びたのに雨には何一つ浴びせ返してやれやしない [続きを読む]
  • しだれ桜
  • 人々に向かって投げ出されているような花びらたち その刹那をはなむけにして新しい季節は始まる 並木道をくぐるそれは別れだ僕からの桜からの 取返しのつかないものの美しさがこの足を立ち止まらせる花吹雪の中で [続きを読む]
  • 眩しい記憶
  • 突然照らし出された眩しい記憶が消えなくて眠れない 電気を消してカーテンで部屋を覆って布団をかぶっていくら夜を重ね着しても ちかちかと僕が消し去ろうとしたものを思い出させるかのような光 僕を見つめているかのような光 [続きを読む]
  • まばたき
  • その一瞬で世界は更新される 見てないようで見ているまぶたの中の暗闇の世界をくぐって その切断で一日はつながる 無意識のままに繰り返す瞳の扉が閉じては開かれていく [続きを読む]
  • 余り
  • 猫が争う声にさえ何だか気持ちが紛れるのです この夜に余って佇んでいるかのような僕です ありきたりな慰めを今日は妙に欲しがっているのです いつもより弱弱しく光を映し出している月です ほつれ放しの感情を束の間さらけ出していたいのです 吹きすさぶ風に乱れるばかりの髪です [続きを読む]
  • まだ見えない花
  • まだ見えない花が開いているまだ見ぬ未来に まだ見えない花が悶えている季節のはざまで まだ見えない花が聞いている春一番の声を まだ見えない花が問うている地上はまだか [続きを読む]
  • みぞれ
  • 冷めざめとした空に消えてゆけ みぞれの中に包まれてゆけ こぼれそうな感情を拾い上げるばかりの心なら あふれ出ようとする余白を塗りつぶそうとする孤独なら 癒えてしまう前に進んでゆけ みぞれの染みた道路にもう一滴を落としてゆけ [続きを読む]
  • 受け継ぐこと
  • あなたのその重みを軽さを響きを受け継ぐこと あなたがいたことの事実を瞬間をただありのままを受け継ぐこと あなたがいたからこその幸せも後悔も含め受け継ぐこと あなたがいない悲しみを苦しみを受け継ぐこと あなたを想い広がった世界を感じたことの全てを受け継ぐこと [続きを読む]
  • 振り子
  • 振り子のように当然戻ってくるだろうと待っていた ぷいといなくなってもそれは一時的な現象だと思い込んでいた それほどまでに君は当たり前になってしまっていた僕にとって 置いていた荷物を再び背負って僕は君のいない冬を行く [続きを読む]
  • 一滴の涙
  • 今にも 今にもというところで消えた 瞳でこらえた涙が心にたった一滴落ちた 心で溶かしてしまったから忘れられそうにない何処かをめがけるように落ちた一滴だったからなおさら [続きを読む]
  • 雪夜
  • 消え入りそうな弱さで降り積もる 見惚れるような儚さで降り積もる いつの間にか夜は雪で埋め尽くされている 僕の拙い言葉も明日には雪で埋め尽くされるだろう カーテンを閉じる今日思うことはもう何もない [続きを読む]
  • 願い
  • 闇が最も深まった頃僕は拝殿の前に立ち一人心でつぶやいた 闇が少し緩んだ頃寒さは厳しさを増し無事越えられそうだった夜の境目をくっきりさせる 高台の上に視線を置いて振る舞われた甘酒を口にして人々はときおり空を見る 今までの一年と新しい一年をつなげる願いをまだ見えかけの太陽に捧ぐ [続きを読む]
  • 待ち合わせ
  • シャツやセーターやパンツや靴下が重なって拒んでも忍び込む寒さ 息を吹きかけて凍てついた指を束の間溶かしてを繰り返すこと三十分 震える体のせいで声も言葉の中身もどこか定まらないまま 二人でぶつぶつ呟き合いながら春を待つかのようにもう一人の到着を待つ [続きを読む]
  • まとめないで
  • くくらないで僕を他の誰かと同じ区分にたやすく蔑みやすい種類に まとめないで僕をあなたの使いやすい形にメディアで伝えやすい尺に 複雑すぎて置き換えきかない単純すぎて屁にもならないそんな僕を言葉にしないで [続きを読む]
  • 木枯らし
  • 望んでも望まなくても眠りの季節は来る一枚の葉も残さずに風は連れて行く 木々は知っているのだろうか次の季節に咲かす花を木々は知っているのだろうかそこに人々が集う未来を本当は僕にだって確信などないけれど 木々は木枯らしの後をどう生きるのか夜は冷たさを増していく空は険しさを深めていく木々はひたすら耐えているのだろうかそれとも楽しみに待っているのだろうか [続きを読む]
  • ぷつり途切れた大地そそり立つ灯台くたびれた靴を弾ませゆっくりゆっくり岬へと やわらかな水平線呼吸する空と潮しみじみと風を受け一人対面する海 瞳に映るのは永遠のような時間それは自分のちっぽけさを映し返す [続きを読む]
  • 祈り
  • 日々に祈りを織り込んで人生は形作られる 言葉が強く鳴り響く時も心は静けさの中にある 世界が移り気に姿を変えていく大きなうねりを掻き分けたどり着いたたった一つの生き方 強風に煽られながら建てられていく家のような時代という暴力への日常は静かなる抵抗 [続きを読む]
  • 背負いきれないほどの過去から追いきれないほどの未来へと命を連ねる流れ 血を流し血に流されながら僕は歴史は何処に在るのか 体を巡り時を巡らせ血は絶えず入れ替わり僕を絶えず生まれ変わらせる 傷ついたときにしか気づけない循環からこぼれ落ちた命の雫の存在に [続きを読む]
  • 別々の道
  • 光へと上る道闇へと下る道二つの道は交わることはないだろう 陽当たりのいい部屋と影に閉ざされた部屋一つのドアはお互いの存在を知りながら開かれることはないだろう けれどそれは吹くだろう鼻すすった後の風となって唾吐いた後の風となって僕らを突然虚しくするだろう 光へと上る道闇へと下る道二つがもしほんの一瞬交じわったとしても気付く者のないままに道は続いていくだろう 未来へと続く道過去へと遡る [続きを読む]
  • 太陽
  • 太陽に貫かれて縮こまった一日が体から湧き出す 太陽が染め上げて大地は色づき花が香り立つ 日を重ね陽を重ね僕らの齢は豊かさを増す 太陽で育った地球に育てられた反射のような僕らの成長 [続きを読む]
  • 事件
  • 僕にとってとても大きな事実なのにテレビをつけてもどの番組もそれを報じていない 僕にとってとても大切なものが欠けたのに新聞を広げても誰も記事にしてくれちゃいない 詳細が知りたい自分に何が起きたのかをまだよく分かっていないんだ ああ この朝の意味が分からない意味が分からないネットに書き込んだけど実感が湧かない [続きを読む]
  • 自分だけの夜
  • 消えそうで消え切らない確かな肉体とやるせない気持ち 失って失ってもなお額に残る寂しさという微熱 握ったハンドルの前で沈んだベッドの上で人は自分だけの夜を抱えて生きる [続きを読む]
  • 心の声
  • 「たすけて!」と叫びたいけど何を助けてほしいのか分からない 心の声はいつも曖昧でこっちが考えてあげなきゃいけないそれも心で あれこれ探った結果案外くだらないことが原因だったりもする体に聞いたほうが早かったなんてこともある [続きを読む]
  • あなたの背中にしがみついて音のない夜を巡った あなたと走る道は不意に途切れそうな不安がした 壊せないから狂えないから苦しくて 誰も憎くないからもどかしくて誰もかれもをにらみつけた日々 こんな素直な気持ちがまだ自分にあるんだってあなたで知った 帰り道の終わり際の海の香りがしてもずっと寄りかかっていたかった [続きを読む]
  • 心変わり
  • あなたに心を許せないここで少しも笑ってはいけないような気がしてる あなたに時間を使えない少しの言葉を交わす時も腕時計を気にしてる 涙もジョークも気遣いも以前は何一つ惜しむことなどなかったのに あなたの声が聞こえてきても離れゆく足は止まらない [続きを読む]