たろちゃん さん プロフィール

  •  
たろちゃんさん: おひまつぶしの読書日記
ハンドル名たろちゃん さん
ブログタイトルおひまつぶしの読書日記
ブログURLhttp://ohimatsubushi.seesaa.net/
サイト紹介文ジャンルにこだわりのない読書日記です
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供200回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2010/08/21 15:51

たろちゃん さんのブログ記事

  • 「晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編)」大崎梢
  • 杏子は駅ビル6階にある「成風堂」で働く書店員。長野県の書店で働く元同僚の美保から手紙が届きます。今自分が勤めている老舗書店「まるう堂」に幽霊が出ると。解決するためにこっちに来てほしいと頼まれ、杏子はアルバイトの多絵を連れて長野へ赴きます。どうやら幽霊騒ぎは27年前の流行作家が弟子に殺された事件と関係があるようなのですが。杏子と多絵は幽霊事件を解決することができるのか・・・・。シリーズ第2弾です。今 [続きを読む]
  • 「戦場でメシを食う」佐藤和孝
  • 著者はアフガニスタンやボスニア・ヘルツェゴビナ、イラクなどを取材してきたジャーナリストです。死と隣り合わせのそんな紛争地で、人々は何をどのように食べているのか。市民やゲリラ、そしてもちろん現地で取材する著者自身も。本書は戦場という過酷な土地の食糧事情(だけではありませんが)を伝えるルポタージュであり、どんな状況でも腹は減り食わずにはいられない人間のやるせなさを指摘した本でもあります。いずれにしても [続きを読む]
  • 「春の道標」黒井千次
  • 倉沢明史は高校2年生。サークルで同人誌を発行し、詩を書いている少年です。学校は旧制中学から新制高校に切り替えられて2年目。いよいよ来年から本格的に男女共学になります。明史にはひとつ年上で幼なじみの慶子という少女がいるのですが、彼女と初めてのキスを経験します。異性への目覚めに戸惑う明史。しかしそれと同時に通学途中で出会う中学生の棗にも心惹かれ、声をかけ付き合うことになるのですが・・・・。いやぁ、青く [続きを読む]
  • 「食客旅行」玉村豊男
  • 世界各国を食べ歩いた著者の食エッセイ集です。フランスの田舎でグルヌイユ(カエル)を食べ、中国は雲南省で気鍋鶏を食べる。モスクワでキャビアを食べつつウォッカを飲み、タイで激辛スープを飲む。インドではもちろんカレーを食べ、モロッコでサボテンを食べる。いやいや、羨ましいですね。読んでいてこちらも世界各国を食べ歩きしているような気分になります。海外でも国内でもそうですが、やはりその土地その土地の物を食べた [続きを読む]
  • 「ヨーロッパ退屈日記」伊丹十三
  • 俳優、映画監督、商業デザイナー、エッセイスト、イラストレーター。その他にもいろんな肩書きでマルチな活躍をしておられた伊丹十三氏。ですがやはり映画監督としての功績がいちばん目を引くのではないかと思います。「お葬式」、「タンポポ」、「マルサの女」、「ミンボーの女」など。シリアスなテーマを扱いつつもコミカルであり、鋭く社会問題を突きながらエンターテイメントで誰もが楽しめる映画でした。そんな伊丹氏のこれは [続きを読む]
  • 「突撃! はしご呑み」ラズウェル細木
  • 「酒のほそ道」でお馴染みのマンガ家、ラズウェル細木氏のはしご酒ルポタージュです。編集者2人といろんな店を飲み歩いておられます。立ち飲み、ホルモン、築地朝飲み、おでん・・・・。会話形式での実況中継です。基本はどれもB級グルメ。はしご呑みということですが、どちらかというと話題は料理のほうですかね。いろんなジャンルの料理を試しつつ酒も楽しむという感じ。東北の物産館でおつまみを買い揃え、出版社の会議室で試 [続きを読む]
  • 「トッカンvs勤労商工会」高殿円
  • ぐー子こと鈴宮深樹は京橋中央税務所に勤める徴収官です。死神といわれる上司の鏡雅愛が訴えられるかもしれない事態に陥ります。大衆食堂を経営していた主人が自殺するのですが、その原因がどうやら鏡の厳しい滞納金取り立てのせいだというのです。まるで逃げ回っているかのような鏡の態度に気が気ではないぐー子。どうやら訴訟問題の背後には勤労商工会お抱え弁護士の吹雪敦が付いているようなのです。さて、ぐー子や鏡たちはこの [続きを読む]
  • 「書斎 創造空間の設計」現代新書編集部=編
  • 書斎を持っている人ってどれくらいいるんでしょうね。本好きにとっては憧れの空間でしょう。自分ひとりになれて本に囲まれた読み書きのできる部屋。それを書斎と呼ぶことが許されるならば、私にもいちおうはあります。しかし私がイメージする書斎というのは茶色ですね。机、書棚がどっしりと重厚でアンティークな茶色い部屋というイメージです。もちろん書棚にはケースに入った美術全集や背表紙に金文字の文学全集など。ですがそん [続きを読む]
  • 「三屋清左衛門残日録」藤沢周平
  • 用人の職をしりぞいて隠居し、惣領又四郎に家督を相続した三屋清左衛門。本来なら役料を取り上げられ今の屋敷も出なければならないのですが、藩主の好意で出るにおよばずとなり、隠居部屋までも普請してもらいました。そんな中で悠々自適の暮らしをしたいと思っていた清左衛門ですが、襲ってきたのは世間から隔絶されてしまったような自閉的な感情でした。そのような気分を振り払うため、経書を読み直し、昔の道場で型を稽古し、釣 [続きを読む]
  • 「枝元なほみの料理がピッとうまくなる」枝元なほみ
  • 人気料理研究家のレシピ&エッセイです。レシピでは料理のちょっとしたコツですね。ひとつの料理からレパートリーを増やす方法、甘辛い和風味なら酒・みりん・醤油が1:1:1とか。酢の物の味つけの割合とか。ま、ひとつのパターンを覚えておくと何かと応用が利きます。エッセイでは著者がどのようにして料理研究家になったのかということが書かれています。他の料理研究家もそうなんですけど、はなっから料理研究家になろうとして [続きを読む]
  • 「ぼくはマンガ家」手塚治虫
  • 天才といわれ神様といわれたマンガ家、手塚治虫。亡くなってもう30年近くになりますか。この本が最初に刊行されたのは昭和44年とのこと。そして10年後に文庫化にあたって加筆され、この本自体はまた新たに編纂され平成12年の出版です。自伝ですね。宝塚歌劇が身近にあった少年期の芝居狂いの話から始まり、天文学、昆虫、落語などにも興味を示します。もちろんそれらもマンガ家手塚治虫の礎になっているでしょうが、やはり [続きを読む]
  • 「ぼくはマンガ家」手塚治虫
  • 天才といわれ神様といわれたマンガ家、手塚治虫。亡くなってもう30年近くになりますか。この本が最初に刊行されたのは昭和44年とのこと。そして10年後に文庫化にあたって加筆され、この本自体はまた新たに編纂され平成12年の出版です。自伝ですね。宝塚歌劇が身近にあった少年期の芝居狂いの話から始まり、天文学、昆虫、落語などにも興味を示します。もちろんそれらもマンガ家手塚治虫の礎になっているでしょうが、やはり [続きを読む]
  • 2月の一冊
  • 今月の読書は下記の13冊でした。・「少女には向かない職業」桜庭一樹・「少女マンガ家ぐらし」北原菜里子・「どら焼きの丸かじり」東海林さだお・「漁師だけが食べている直伝浜料理」野村祐三・「ロックンロール・ウイドー」カール・ハイアセン・「ブラ男の気持ちがわかるかい?」北尾トロ・「大局観 自分と戦って負けない心」羽生善治・「キッド」木内一裕・「ラジ&ピース」絲山秋子・「幸せまねき」黒野伸一・「英国一家、日 [続きを読む]
  • 「群青の夜の羽毛布」山本文緒
  • さとる(女性)は母と妹との3人暮らし。大学在学中に体調を崩し中退して4年。24歳になりますが現在は家事手伝いです。教師をしている母はとても厳しく絶対服従。門限も夜の10時。やがてさとるは近所のスーパーで働く大学生の鉄男と付き合い始めます。鉄男はさとるに夢中なのですが、どうも神経症的なさとるの言動にとまどいを感じます。どうやら母親の管理が厳しすぎ、自分を押し殺しているように思えるのです。そんな息苦し [続きを読む]
  • 「中国で、呑んだ! 喰った! キゼツした!」江口まゆみ
  • 通訳やコーディネーターを一切介さず、丸腰で現地の人の中に入って、酒を飲んでくる。これが著者の取材のモットーだそうです。しかも中国の奥地にまで出かけていくのですからハンパではありません。少数民族の多い南部へと旅立ち、言葉が通じないながらも身振り手振りで現地の人に地酒を所望し、一緒に飲んで酔っぱらう。実に豪快ではないですか。土地柄ということもあるのでしょうか、読んでいますと皆さん快く受け入れてくださっ [続きを読む]
  • 「幸せまねき」黒野伸一
  • 中山家は4人家族です。真太郎は45歳の会社員。仕事だ付き合いだと家庭のことはほったらかしです。妻の小絵は38歳の専業主婦。そんな夫に愛想を尽かしてテニスのコーチと不倫に走ります。長女の稔は17歳の高校2年生。クラスの問題児と付き合い始め、色気づいてきました。長男の翔は11歳の小学5年生。学校でいじめられています。そしてペットが2匹。三毛猫のミケとコーギーのタロウ。バラバラな中山家はいまにも崩壊しそ [続きを読む]
  • 「ラジ&ピース」絲山秋子
  • 野江は群馬県のFM局でDJをやっています。32歳の独身。自分の見た目の醜さに自己嫌悪し、つねに他人から攻撃されないかと警戒しています。ですが自分の番組の中では唯一くつろぐことができます。そんな野江に気さくに話しかけてくる女医の沢音や、リスナーの斉藤と親しくなるのですが・・・・。これといって大きな出来事のある内容ではありません。淡々と過行く日々の中の小さなドラマといいますか。自分は自分、自分の世界を [続きを読む]
  • 「キッド」木内一裕
  • ちっぽけなビリヤード場を経営する二十歳の麒一。近所のたばこ屋の女子中学生から助けを求める電話を受けます。駆けつけてみると男の死体がありました。家を出たろくでもない父親が帰ってきて暴力をふるい、家の権利書を持っていこうとしたのです。その家は中学生の女の子、29歳の姉、お婆さんの3人暮らし。姉は留守をしており、抵抗したお婆さんと女の子は思わず父親を刺し殺してしまったのでした。どうしていいかわからず女の [続きを読む]
  • 「大局観 自分と戦って負けない心」羽生善治
  • 頭を使うゲームといえば、やはり将棋が挙げられるでしょう。名人戦ともなれば2日がかり、持ち時間9時間ですからね。それほど考えて考えて手を読むわけです。プロ棋士などは目隠しして頭の中の盤で将棋を指せるそうですし、過去の棋譜も驚くほどよく記憶しておられます。名人になったこともある故・米長邦雄は4人兄弟の末っ子でしたが、3人の兄はすべて東大卒。そんな米長が言ったとされる言葉に「兄たちは頭が悪いから東大にい [続きを読む]
  • 「ブラ男の気持ちがわかるかい?」北尾トロ
  • ブラジャーというのは男性には一生縁のないものです。パンツなら形は違えど男性も着用しますが、オッパイのない男性にブラジャーは不要。しかし愛用する男性が増えているとか。著者はさっそくコスプレショップに行き、男性用ブラを購入します・・・・。シリーズと言えるでしょうか。いろいろとバカなことを(失礼)実行してみる「キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか」、「キミはヒマラヤ下着の凄すぎる実力を知っているか」の [続きを読む]
  • 「ロックンロール・ウイドー」カール・ハイアセン
  • 主人公のジャックは新聞社の死亡欄担当記者。昔売れていたロック歌手ジミーが死亡するのですが、ジャックはその死を不審に思います。ジミーの妹ジャネットやジミーの妻で歌手のクリオを取材するのですが、どうもクリオの言動が怪しい。さて、ジミー死亡の真実は・・・・。この作者の作品はこれで3冊目。以前に読んだ2作に比べるとコメディ度は薄いですね。「復讐はお好き?」なんかはけっこう笑えましたけども。まあコメディ小説 [続きを読む]
  • 「漁師だけが食べている直伝浜料理」野村祐三
  • 料理と言いましてもいろいろとありまして、例えば和洋中というジャンル分けができます。高級店の料理と庶民店の料理という分け方もできます。プロの料理と素人の料理なんてのも。で、本書は漁師が作る(食べている)浜料理の紹介です。漁師ですからもちろん料理に関してはプロではありません。しかし魚については知り尽くしているわけで、素人というわけでもない。魚の鮮度に関してはケチの付けようがありません。それをその場でし [続きを読む]
  • 「どら焼きの丸かじり」東海林さだお
  • グルメエッセイといえば東海林さだおの“丸かじりシリーズ”。これで30作目とのこと。いやあ、すごいですね。数えてみますと35本収録されています。それが30冊ですからね。ちなみに2017年2月現在で39作。週刊朝日に連載されているのが単行本となり文庫本となるわけですが、週刊誌の連載ですから当然週に1本書くことになるわけで。連載開始が1987年ですから、それを30年続けておられるということです。これはも [続きを読む]