たろちゃん さん プロフィール

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たろちゃんさん: おひまつぶしの読書日記
ハンドル名たろちゃん さん
ブログタイトルおひまつぶしの読書日記
ブログURLhttp://ohimatsubushi.seesaa.net/
サイト紹介文ジャンルにこだわりのない読書日記です
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供199回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2010/08/21 15:51

たろちゃん さんのブログ記事

  • 「活字博物誌」椎名誠
  • 「活字のサーカス −面白本大追跡−」に続いてのシリーズ(?)第2弾です。内容としましてはやはり前作と同じくいろいろな本を紹介しているのですが、必ずしもその本を直接批評しているわけではありません。自分の周りの出来事を語りその流れで本が出てきたり、逆に本があってそこからどんどん話が流れていったり。なので書評集というよりは本にまつわるエッセイといったほうがいいかもしれません。でも小難しい言葉で内容につい [続きを読む]
  • 「虐殺器官」伊藤計劃
  • 時代は近未来。クラヴィス・シェパードは暗殺専門のアメリカの特殊部隊に所属する大尉です。戦闘のためのハイテク機器を装備し、平静を保つための戦闘適応感情調整を行い、殺戮のための機械として現場に赴きます。9・11以降、先進諸国では徹底した管理体制が敷かれテロを封じ込めているものの、後進諸国では内戦や大量虐殺が多発。その陰に浮かび上がってきたジョン・ポールという謎のアメリカ人。彼の行く先々では必ず大量の虐 [続きを読む]
  • 「オーシャントラウトと塩昆布」和久田哲也
  • 最近はいろんな料理人や料理研究家が毎日のようにテレビや雑誌に登場し、芸能人並みに顔を知られるようになった人も多数いらっしゃいます。そういう意味ではこの本の著者である和久田哲也氏は、一般的にはさほど知られていないかもしれません。ですが、アラン・デュカス、フェラン・アドリアと並んで世界3大シェフに選ばれたこともあるほどの料理人です。1987年シドニーに「TETSUYA’S」を開店し、たちまち予約の取れ [続きを読む]
  • 「怖い絵」中野京子
  • 絵って怖いですよね。有名な画家の絵なんか見てるとたいがい怖い。「モナ・リザ」なんてめちゃくちゃ怖いじゃないですか。それはこちらの受け取り方にもよるんでしょうけど。てなことを昔から思っていたのですが、この本を読みまして「あ、やっぱり絵は怖いんだ」と。(笑)こういう書き方をすると語弊がありますね。すべての絵が怖いのではなく、怖い絵も間違いなくあるんだと。それは見る者を怖がらせる目的で描かれたものではな [続きを読む]
  • 「さいはての彼女」原田マハ
  • 表題作他3編収録。鈴木涼香は25歳で会社を起こし、10年経った今は社員100人を抱え六本木ヒルズに本社を構える社長です。IT企業の若きイケメン社長と恋をしのめり込んだものの、浮気を警戒して監視しすぎ、気配があるとすぐにキレ、そのキレ癖が怖いと逃げられてしまいました。失恋を癒すために仕事に没頭してキレ癖はいっそうひどくなり、有能な秘書や重要なスタッフにも去られてしまいます。秘書に最後の仕事として沖縄 [続きを読む]
  • 「マンガの遺伝子」斎藤宣彦
  • マンガに「モノサシ」を当てて検証してみようというのが本書の趣旨です。なんだかよくわからない表現ですが、まあそれぞれテーマ別にマンガの変遷を追ってみようといった感じでしょうか。第一章なら野球マンガ。第二章ではそんな中で魔球についていろいろと。最初に出てくるのは井上一雄の「バット君」。そしてあだち充の「タッチ」まで。第三章は「ギャグ」です。やはり赤塚不二夫を語らないわけにはいきません。第四章は「速度」 [続きを読む]
  • 「かけおちる」青山文平
  • 柳原藩執政の阿部重秀は農政の実務に強いいわゆる地方巧者。門閥には連ならない生まれながらも重責を務めています。片腕の中山藤兵衛、阿部家若党の啓吾、娘婿の長英らの助力を得ながら、藩財政を立て直すことに尽力しています。そんな重秀ですが過去にある事情を持っており、いつまでもこのような立場に居るわけにはいかず、そろそろ身を引こうかと考えている矢先。江戸にいる長英に異変があり、啓吾もまた重秀を裏切ることに・・ [続きを読む]
  • 「買えない味」平松洋子
  • いまや電話やインターネットで簡単に地方の食材が手に入りますよね。めちゃくちゃ便利な世の中になりました。なんでも自宅に居ながらにして手に入るのですから。でも、それでいいんでしょうかね。地方の珍しいものに手を伸ばす前に、日常の中にある身近な美味しいものにまずは目を向けるべきではないでしょうか。それは冷ごはんの味わいだったり、だいこんやにんじんの皮のきんぴらだったり、鉄瓶で沸かした白湯だったり・・・・。 [続きを読む]
  • 「すごい! 日本の食の底力 新しい料理人像を訪ねて」辻芳樹
  • まず第一部では『地域を「愛する」力』として、食で活躍する日本の料理人たちを取材しておられます。北海道で地域ならではの魅力を生かし、食文化をプロデュースする食ジャーナリストとシェフ。東日本大震災後、より一層地元の生産者とのつながりを深め、地域と生産者を繋げるシェフ。生産者と消費者を“かき混ぜ”て刺激を与えコミュニケーションを図るメディア誌編集長。第二部では『日本を「再発見」する力』として、日本の食文 [続きを読む]
  • 「好かれようとしない」朝倉かすみ
  • 恋愛に対して奥手でシャイな二宮風吹25歳。旅行から帰ってきたものの、スーツケースの鍵が開きません。大家さんの紹介で来てもらったのが鍵屋の国友哲治。風吹は一目惚れします。もう一度声を聞きたい、逢いたい、喉仏を見たい。風吹は片思いに悶々とするのですが・・・・。主人公風吹の庶民感がいいですね。トレンディドラマ(いまや死語ですか 笑)に出てくるような、非現実な日常生活を演じているような女性ではありません。 [続きを読む]
  • 「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ
  • キャシー・Hは介護人です。『提供者』の世話をしています。そんなキャシーが過ごした『ヘールシャム』という施設での思い出。さて、介護人とはなんなのか。提供者とは?ヘールシャムというのはなんのための施設なのか。キャシーの回想とともにそれらが明らかになっていきます・・・・。翻訳物ですが、まったくそうは思わせない文体です。作者の文体がそうなのか、訳者がそのように訳しておられるのかは私にはわかりませんけども。 [続きを読む]
  • 「神酒クリニックで乾杯を」知念実希人
  • エリートコースを歩むはずだった外科医の九十九勝巳は医療事故で患者を死なせてしまいます。職場を追われ、「神酒クリニック」という病院で働くことになったのですが。そこは院長の神酒章一郎をはじめ抜群の腕を持つ医師たちがいるのですが、皆一癖も二癖もある者たちばかりです。そして扱う患者はいわゆるVIPといわれる人たちで、世間に知られることなく経営されている病院です。九十九はそんな病院でどのような仕事をこなして [続きを読む]
  • 5月の一冊
  • 今月の読書は14冊でした。・「「食べる」都市伝説」成ルほど研究所 著・「白いへび眠る島」三浦しをん・「本が多すぎる」酒井順子・「実録・外道の条件」町田康・「割り箸はもったいない? 食卓からみた森林問題」田中淳夫・「もっとトマトで美食同源!」タカコ・半沢・メロジー・「おとぎ菓子 料理人季蔵捕物控」和田はつ子・「エロ街道をゆく 横丁の性科学」松沢呉一・「カップルズ」佐藤正午・「味覚を磨く」服部幸應 三國清 [続きを読む]
  • 「女子をこじらせて」雨宮まみ
  • 「女子をこじらせ」てしまい、気が付けばAVライターになっていた著者。はて、女子をこじらせてしまうというのはどういうことなのか。こじらせてしまったという著者はこれまでにどのような人生を過ごしてきたのか・・・・。「こじらせ女子」という言葉は流行語大賞にもノミネートされたそうですね。そういうのに疎い私はまったく知りませんでしたが。見た目決してかわいくない、なので男に縁がない、でも性欲はしっかりとあるので [続きを読む]
  • 「女の橋」芝木好子
  • 由利子は築地で芸妓をしています。当然周りにはいろんな男がいます。中でも大野木という会社経営者は由利子にご執心で、ぞんざいには扱えません。ですが成り上がりでやや品のない男です。由利子には篠原という幼なじみの恋人がいるのですが、ダムの工事現場を渡り歩く電気技師です。山の暮らしが多く、ほとんど東京に腰を落ち着けていません。それだけに由利子の篠原に対する思いは深いのですが、大野木はそんな篠原の存在が気に入 [続きを読む]
  • 「食べる。」中村安希
  • 「食べる。」ストレートなタイトルじゃないですか。あらゆる国を訪れ、その土地の人たちと出会い、その土地の料理を食べた記録です。訪問した国がまたちょっとマイナーな国で。といったら語弊がありますかね。いや、だってこのような国の料理を思い浮かべることができます?エチオピア、スリランカ、スーダン、モザンビーク、アルメニア、グルジア・・・・。イギリス、フランス、イタリアといった国ならある程度想像がつきますけど [続きを読む]
  • 「味覚を磨く」服部幸應 三國清三
  • 著者は服部幸應氏と三國清三氏。服部氏はマスコミにもよく登場しますね。料理学校の校長です。三國氏はレストランのオーナーシェフ。お二人がそれぞれ味覚や食育について語っておられます。内容は三章になってまして、第一章では三國氏が、第三章では服部氏が、それぞれ味覚や食育について語っておられます。第二章はお二人の対談です。どちらも現在『食育』について活動しておられるんですね。政治家や学校などに食育の大切さを語 [続きを読む]
  • 「カップルズ」佐藤正午
  • 短編7編。街のさまざまな『噂』を耳にし、それに関わることになる主人公。主人公は作家です。もちろん作者を思わせます。さて、それぞれの噂にはどのようなドラマがあるのか。冷めきった夫婦、手袋をきっかけに出会ったカップル、不幸な事件で夫を亡くした未亡人・・・・。それぞれに主人公が関わりつつ、それらの話が紹介されます。どれもさりげなく日常的なんですけど、それはあくまで小説として。現実にはこんな話はそうそうあ [続きを読む]
  • 「エロ街道をゆく 横丁の性科学」松沢呉一
  • エロについてのいろんなジャンルやグッズを、著者が身をもって検証した一冊です。3章に分かれておりまして、第一章は「エロ街道をゆく」。いろんなところに出入りする前に、まずはエイズ検査を。検査結果を聞いた後、保健所から出てくる女性をナンパインタビューしたりしておられます。その後は風俗の取材です。前立腺マッサージ。どうもイマイチだったようで。そしてコンドーム専門店、投稿雑誌、ソフトSM、女装クラブ、ブルセ [続きを読む]
  • 「おとぎ菓子 料理人季蔵捕物控」和田はつ子
  • シリーズ第7弾です。表題作は第四話の「おとぎ菓子」。といってもその前の第三話「あけぼの薬膳」の続きなんですけどね。わざわざ別のタイトルを付けてまで話をわける意味がわかりません。無理やり一冊四話にしなくても。結局「あけぼの薬膳」が中途半端なまま「おとぎ菓子」になってしまってますし。なので読んでいてどうも収まりが悪い。第一話の「春卵」にしてもそう。煎り酒がどうのこうの、卵かけ飯がどうのこうの、結局最後 [続きを読む]
  • 「もっとトマトで美食同源!」タカコ・半沢・メロジー
  • トマトといえばイタリア。著者はそのイタリアに在住しておられるエッセイスト。さすがにイタリアはよくトマトを食べるようで、年間1人当たり60キロ以上摂取しているとか。日本人は8キロほど。イタリア人の健康や若さ、美しさの秘訣はトマトにあると著者はいいます。でも日本人のほうが長寿、肥満率の低さ、肌のきれいさ、すべてにおいて上回っていますけどね。それを言ってしまってはミもフタもありませんが。(笑)しかしトマ [続きを読む]
  • 「割り箸はもったいない? 食卓からみた森林問題」田中淳夫
  • いっときマイ箸というのが流行りました。今はどうなんですかね。以前ほどは聞かなくなりましたが。飲食店で割り箸を使うのがもったいないということで、自分の箸を持ち歩き外食で使用していたんですね。ま、使い捨てるのがもったいないからという主張はわからないでもない。ですが、割り箸は森林を破壊しているなんてことを主張してマイ箸している人もいました。こういう人たちには私も片腹痛い思いをしていました。昔好きだった某 [続きを読む]
  • 「実録・外道の条件」町田康
  • 短編集。主人公はミュージシャンです。その主人公が出会ってきた何人もの外道たち。自分勝手で常識がない。時間にルーズなスタイリスト。大言壮語な芸能プロダクションの社員。話の通じない雑誌編集長。人を見下したような女性編集者・・・・。タイトルに実録とありますが、主人公は作者がモデルと思われます。名前もマーチダ・コーだったりしますし。(笑)主人公がミュージシャンということで出てくる相手もいわゆる“ギョーカイ [続きを読む]
  • 「本が多すぎる」酒井順子
  • 鋭い視点とユーモラスな文章でさまざまなジャンルについてエッセイを書いておられる著者。そんな著者が日記形式で綴った書評エッセイです。いつもは「ですます」調で書いておられますが、本書に限っては「だである」調。ご本人は少し恥ずかしがっておられますが。でも書評としてはともかく日記でもありますから、「ですます」ではちょっと違和感ありますよね。紹介しておられる本はやはり多岐にわたっています。ノンフィクションや [続きを読む]