たろちゃん さん プロフィール

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たろちゃんさん: おひまつぶしの読書日記
ハンドル名たろちゃん さん
ブログタイトルおひまつぶしの読書日記
ブログURLhttp://ohimatsubushi.seesaa.net/
サイト紹介文ジャンルにこだわりのない読書日記です
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供200回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2010/08/21 15:51

たろちゃん さんのブログ記事

  • 4月の一冊
  • 今月の読書は14冊でした。・「絶対味覚」川越達也・「南極1号伝説 ダッチワイフの戦後史」高月靖・「漂砂のうたう」木内昇・「面白い本」成毛眞・「奇跡のレストラン アル・ケッチァーノ 食と農の都・庄内パラディーゾ」一志治夫・「山椒大夫・高瀬舟」森鴎外・「ルンルンを買っておうちに帰ろう」林真理子・「海の底」有川浩・「亡食の時代」産経新聞「食」取材班・「食と日本人の知恵」小泉武夫・「天使の歩廊 ある建築家をめ [続きを読む]
  • 「神様のいない日本シリーズ」田中慎弥
  • いじめで部屋に閉じこもった小学4年生の息子。父親は部屋の外から息子に自分の子供時代の話を聞かせ始めます。野球賭博のトラブルで母と自分を置いて出ていった野球好きな父親のこと、それが原因で野球を毛嫌いするようになった母親のこと。父親が時折どこからか送ってくる「野球をやれ。中学では野球部に入れ」という葉書。中学校での妻との出会い、文化祭でその妻と下級生の3人だけの演劇部で演じた「ゴドーを待ちながら」。1 [続きを読む]
  • 「ホテルローヤル」桜木柴乃
  • 北海道は釧路の湿原を見下ろす高台にあるラブホテル『ホテルローヤル』。このホテルに関わる様々な男女たちの短編集です。投稿雑誌に送るための写真を撮るカップル。ホテルにアダルトグッズを納品する営業マン。舅と同居し世話をしながら切り詰めた生活をしている夫婦。妻が浮気している単身赴任の高校教師と親に捨てられた女子高生。『ホテルローヤル』で働く従業員、そして経営者。様々な人間模様が描かれます・・・・。ラブホテ [続きを読む]
  • 「荒木飛呂彦の漫画術」荒木飛呂彦
  • 著者の荒木飛呂彦氏といえば「ジョジョの奇妙な冒険」などジャンプ系で人気の漫画家です。デビューしてから30年以上になられるんですね。その間、ずっと一線で活躍しておられるのだからすごいことです。氏のデビュー当時は私も少年ジャンプを購読していまして、なのでデビュー作も読んでいるはずなのですがまったく記憶にありません。記憶にあるのは「魔少年ビーティー」、「バオー来訪者」あたりからですか。でもまったく面白く [続きを読む]
  • 「天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語」中村弦
  • 施主の思いを汲み、奇抜な建物を創る建築家、笠井泉二。未亡人には亡き夫の遺骨と暮らすための家をつくります。あるいは偏屈な作家のためにまるで迷路のようなその名も『迷宮閣』という家をつくったり。思い出を持ち続ける女性にはこれまでのさまざまな過去を洗い流す別荘を・・・・。さて、どのような奇抜な発想の建築で楽しませてくれるのかなと読みはじめました。ですが私が思っていたのとはちょいと違いましたね。というか、こ [続きを読む]
  • 「食と日本人の知恵」小泉武夫
  • 世界各国それぞれの国に料理があります。そんな中でも日本の料理というのはほんとに優れているなと思います。これは自国贔屓なのかもしれませんけども。まず、はっきりと四季があるので食材に旬というものがあります。日本人はこれをことさら意識してきました。料理で旬を楽しむという粋があります。山の幸が豊富ですし、四方を海に囲まれているので魚に関しては世界一ともいえるでしょう。質のいい水にも恵まれています。最近はな [続きを読む]
  • 「亡食の時代」産経新聞「食」取材班
  • 本書はまず冒頭で日本の食卓がおかしくなっていると指摘します。「飽食の時代」が食文化を破壊し、食への感謝の気持ちを奪い去ってしまったと。そしていまや「亡食の時代」になろうとしていると・・・・。現在の日本の「食」に異常さを感じている人は多数いるんじゃないでしょうか。いや、いてほしい。(笑)この本でも紹介されていますが、ある小学生の朝ごはんがガムであるとか。それに比べたら味覚破壊や添加物が指摘されるファ [続きを読む]
  • 「海の底」有川浩
  • 横須賀米軍基地で開催された桜祭り。大勢の人たちで賑わう中、いきなりパニックとなります。海から巨大なザリガニの大群が押し寄せてきたのです。逃げ惑う人たちを喰らう巨大ザリガニ。海上自衛官の夏木と冬原は13人の子供たちと潜水艦に避難し立てこもります。いったいこの巨大ザリガニはなんなのか。警察、自衛隊、国はどのように対応するのか。潜水艦という閉鎖された空間に避難した2人の自衛官と子供たちの避難生活にもさま [続きを読む]
  • 「ルンルンを買っておうちに帰ろう」林真理子
  • 著者の処女作です。小説ではなくエッセイ。これがベストセラーとなり、その後小説で直木賞を受賞しサクセスストーリーを駆け上がっていくんですね。林真理子といえばやはり嫉妬や自己顕示欲、独占欲、成り上がり志向など、いやらしいともいえる女の本音を書いた作風がウリです。実際それらは誰にもあるわけですが、それを包み隠さず堂々と自分のこととして晒け出したというのがすごいところ。で、現実に成功して成り上がってしまっ [続きを読む]
  • 「山椒大夫・高瀬舟」森鴎外
  • 表題作2編を含め、12編を収めた短編集です。人買いに騙され引き離された母親と姉弟の苦難を描いた「山椒大夫」。弟を殺して島流しにされる男が真実と心情を語る「高瀬舟」。「山椒大夫」は「さんせう太夫」という説教節を原話にしているそうで、これは「安寿と厨子王」といえばむしろ誰もが聞いたことあるのではないかと思います。姉弟の固い絆や母親への愛、自己犠牲の精神などが描かれています。親が子供を平気で死に至らしめ [続きを読む]
  • 「面白い本」成毛眞
  • 面白い本とはなんぞやという話になりますと、これはもう人それぞれで。ミステリーが面白い、いや時代小説だ、恋愛小説こそ、なんの私小説である、とか。ジャンルでいえばそれらになるわけですが、じゃあミステリーだからそのファンにとってすべてが面白いかというとそういうわけでもない。途中で投げ出したくなるような作品も多々あります。ゲームでいえばクソゲーですか。(笑)それはその作品の出来もあるでしょうし、自分の好み [続きを読む]
  • 「漂砂のうたう」木内昇
  • 御一新から十年。もともとは武士だった定九郎ですが、現在は根津遊郭の美仙楼という店で客引きをしています。龍造という妓夫太郎に使われ、遣手のばあさんにつつかれるような毎日。出世の見込みもありません。自分より格下の仲どんと呼ばれる雑用係の嘉吉にも追い越されそうです。やたらと定九郎につきまとう噺家の弟子であるポン太という謎の男や、美仙楼で一番人気の花魁小野菊などさまざまな人物と関わりながら、先行きの見えな [続きを読む]
  • 「南極1号伝説 ダッチワイフの戦後史」高月靖
  • ダッチワイフといえば男性が性欲処理するための女性の形をした人形です。イメージとしてはプールや海水浴に持っていくイルカの浮き輪のようなもの。それが女性の形をしているというだけで。とても性欲をそそられるようなシロモノではありません。しかしそれはとっくの昔の話です。現在のダッチワイフのリアルなこと。この本ではダッチワイフがどのように誕生したのか、そして現在はどこまで進化しているのか。そして都市伝説化して [続きを読む]
  • 「絶対味覚」川越達也
  • 料理を作るにはどうすればいいか。普通の料理本ならばレシピが書かれているわけですね。肉何グラム、だし汁何カップ、醤油大さじ何杯・・・・。しかしこの本にはそのようなレシピは書かれていません。作りたい料理の味を記憶して、そこから遡ってレシピを分析しなさいと。ま、これは改めて言われるまでもなく、料理好きで外食好きな人ならたいがい皆やっていることだと思います。あの店で食べた料理の味を家で再現してみよう、と。 [続きを読む]
  • 3月の一冊
  • 今月は15冊読みました。・「ぼくはマンガ家」手塚治虫・「枝元なほみの料理がピッとうまくなる」枝元なほみ・「三屋清左衛門残日録」藤沢周平・「書斎 創造空間の設計」現代新書編集部=編・「トッカンvs勤労商工会」高殿円・「突撃! はしご呑み」ラズウェル細木・「ヨーロッパ退屈日記」伊丹十三・「食客旅行」玉村豊男・「春の道標」黒井千次・「戦場でメシを食う」佐藤和孝・「つかこうへいインタビュー 現代文学の無視でき [続きを読む]
  • 「大衆食堂パラダイス」遠藤哲夫
  • 大衆食堂って最近ほとんど見かけなくなりましたね。地域にもよるんでしょうけど。お昼ごはんをやっている店でも食堂ではなく夜の店が昼はランチやってますという形式がほとんどです。もしくは中華や、うどん・そばなどそれぞれの専門店。大衆食堂の洋風化したのがファミリーレストランということになるんでしょうか。定食に特化した店としては「大戸屋」や「やよい軒」、「街かど屋」などがありますが、大衆食堂の雰囲気はないです [続きを読む]
  • 「小銭をかぞえる」西村賢太
  • 女と同棲している「私」に印刷所への支払いが迫っているのですが、金がありません。古本屋のオヤジや昔の友人に嘘をついて金を借りようとしますが、断られてブチ切れます。ではと同棲している女に実家から借りてもらうよう頼むのですが、もうすでに300万円もの借金があります。下手に出て機嫌を取りつつ、しかし埒が明かないとなると逆ギレし、元来小心者ゆえにまた下手に出つつ。そんなことを繰り返しながら女との同棲生活はど [続きを読む]
  • 「サービスの達人たち 日本一の秘書」野地秩嘉
  • 「サーピスの達人たち」の第2弾です。他にも「サービスの天才たち」や「サービスの裏方たち」などサービスマンを取材した本を書いておられ、著者がシリーズとして長年追いかけているテーマでもあります。表題は「日本一の秘書」としてカレーチェーン店『CoCo壱番屋』の社長秘書を紹介しておられます。彼女は他の秘書といったいなにがどう違うのか。他には「四万人を知る名物ドアマン」として『ホテルニューグランド』のドアマンを [続きを読む]
  • 「晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編)」大崎梢
  • 杏子は駅ビル6階にある「成風堂」で働く書店員。長野県の書店で働く元同僚の美保から手紙が届きます。今自分が勤めている老舗書店「まるう堂」に幽霊が出ると。解決するためにこっちに来てほしいと頼まれ、杏子はアルバイトの多絵を連れて長野へ赴きます。どうやら幽霊騒ぎは27年前の流行作家が弟子に殺された事件と関係があるようなのですが。杏子と多絵は幽霊事件を解決することができるのか・・・・。シリーズ第2弾です。今 [続きを読む]
  • 「戦場でメシを食う」佐藤和孝
  • 著者はアフガニスタンやボスニア・ヘルツェゴビナ、イラクなどを取材してきたジャーナリストです。死と隣り合わせのそんな紛争地で、人々は何をどのように食べているのか。市民やゲリラ、そしてもちろん現地で取材する著者自身も。本書は戦場という過酷な土地の食糧事情(だけではありませんが)を伝えるルポタージュであり、どんな状況でも腹は減り食わずにはいられない人間のやるせなさを指摘した本でもあります。いずれにしても [続きを読む]
  • 「春の道標」黒井千次
  • 倉沢明史は高校2年生。サークルで同人誌を発行し、詩を書いている少年です。学校は旧制中学から新制高校に切り替えられて2年目。いよいよ来年から本格的に男女共学になります。明史にはひとつ年上で幼なじみの慶子という少女がいるのですが、彼女と初めてのキスを経験します。異性への目覚めに戸惑う明史。しかしそれと同時に通学途中で出会う中学生の棗にも心惹かれ、声をかけ付き合うことになるのですが・・・・。いやぁ、青く [続きを読む]
  • 「食客旅行」玉村豊男
  • 世界各国を食べ歩いた著者の食エッセイ集です。フランスの田舎でグルヌイユ(カエル)を食べ、中国は雲南省で気鍋鶏を食べる。モスクワでキャビアを食べつつウォッカを飲み、タイで激辛スープを飲む。インドではもちろんカレーを食べ、モロッコでサボテンを食べる。いやいや、羨ましいですね。読んでいてこちらも世界各国を食べ歩きしているような気分になります。海外でも国内でもそうですが、やはりその土地その土地の物を食べた [続きを読む]
  • 「ヨーロッパ退屈日記」伊丹十三
  • 俳優、映画監督、商業デザイナー、エッセイスト、イラストレーター。その他にもいろんな肩書きでマルチな活躍をしておられた伊丹十三氏。ですがやはり映画監督としての功績がいちばん目を引くのではないかと思います。「お葬式」、「タンポポ」、「マルサの女」、「ミンボーの女」など。シリアスなテーマを扱いつつもコミカルであり、鋭く社会問題を突きながらエンターテイメントで誰もが楽しめる映画でした。そんな伊丹氏のこれは [続きを読む]