あんご鍼灸院 さん プロフィール

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あんご鍼灸院さん: 現代医学的鍼灸治療
ハンドル名あんご鍼灸院 さん
ブログタイトル現代医学的鍼灸治療
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/ango-shinkyu/
サイト紹介文鍼灸師、鍼灸に興味有る医師のために、鍼灸の現代医学的(解剖生理学的鍼灸)を解説。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供33回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2010/09/19 15:38

あんご鍼灸院 さんのブログ記事

  • 胸郭出口症候群の針灸治療 Ver.1.3
  • 胸郭出口症候群という診断は針灸師サイドではよくつけられるが、整形外科医はあまりつけたがらない。そのその理由をある整形外科医に質問すると、真の胸郭出口症候群であれば、絞扼部位を広げるような手術が必要な筈であり、安静や理学療法で改善するのであれば、その病態は軟部組織障害である。軟部組織障害であれば、通常の頸腕症候群の理学療法と同じなので、あえて胸郭出口と診断する意義はないとのことだった。 ただし [続きを読む]
  • 殿部深部筋のMPSと坐骨神経痛
  • 筆者は、2011年3月28日に「梨状筋症候群の針灸治療」とするブログを発表したが、内容的に古くなったので、「殿部深部筋のMPSと坐骨神経痛」とのタイトルに変更して内容を刷新することにした。ブログ「梨状筋症候群の針灸治療」は削除した。1.殿部深部筋筋膜症と坐骨神経痛 これまで緊張した梨状筋が、坐骨神経を圧迫刺激し、坐骨神経痛を現す病態を梨状筋症候群 とよばれてきた。しかし臀部で坐骨神経を圧迫しても坐骨神経の知 [続きを読む]
  • 当ブログにようこそ
  •                 「現代医学的鍼灸治療」に、ようこそ ご関心のある方は、長年にわたり、諸先生がたの治療文献をたよりに勉強してきたが、針灸臨床を始めて28年(平成18年現在)が過ぎた現在、自分なりの針灸治療も確立しつつあるように思う。単なる知識の受け売りにとどまらず、自分なりの見解をつけ加える内容にしたいと考えている。記す意味は、これまで世話になった諸先輩への御礼、および真摯に針灸 [続きを読む]
  • 神経性疼痛に対して、針灸はリリカより効果ないのか? Ver.1.2
  • 1.序針灸治療は「痛み」に対して効果があるといわれてきた。それは原則としては正しいものの、針灸で上手に治せない痛みも相当数あることを、日頃からうすうす感じていた。これまで針灸の直接的な治効は、筋膜痛と神経痛によるものだと考え、刺激目標も両者に対して行ってきたのだが、最近になり後者の神経痛に対する針灸は効果的でないのではないかとも思うようになった。 話は代わるが、これと同じような感慨は30年ほど前に [続きを読む]
  • 立位前屈位での仙腸関節刺針法
  • 1.これまで私は、仙腸関節機能障害に対して次の方法で施術を行い、それなりの効果を得ていた。それは患側を上にした側臥位にして、上後腸骨棘とS2棘突起を結んだ中点を刺針点とし、斜上方45度の角度で刺入し、仙腸関節部に刺入。上になった側のの股関節の自動屈伸運動を行わせるという内容だった。 これまでの私の仙腸関節運動鍼法http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=882579bfb8fe43626b5e6d2a7314b354&p=1&sort [続きを読む]
  • ブログ「現代医学的鍼灸」とテキスト「現代針灸臨床論」の昨今
  • 「現代医学的鍼灸」という気負ったタイトルでブログを開始したのは、2006年3月11日からであった。今から約11年前のことになる。4月3日のアクセス数は閲数1,275、訪問者数566で、順位は793位(2,6,95,596ブログ中)となっていた。最初の頃は、「現代針灸臨床論」という鍼灸学生用テキストとしてすでに存在した内容を、ブログとして発表しただけだったので、とくに苦労を感じなかった。現在の発表ブログ数は316だが、200を越えた頃 [続きを読む]
  • 急性腰痛に対する崑崙・中封刺激の適応と治効機序の考察
  • 1.はじめに最近、足底筋膜炎と下腿三頭筋の関係についてのブログに書いてみた。足底筋膜炎時は、足底痛を出さないよう、足底筋膜の伸張させないように、母趾MP関節の背屈や足関節背屈動作をしないように、下腿三頭筋や前脛骨筋はアイソメトリック収縮をするのかもしれないという内容だった。 そこまで書いてみて、腰痛の特効穴である中封や崑崙の治効理由について、思いつくことがあった。2.腰痛に中封や崑崙刺激が効果的な理 [続きを読む]
  • 指神経麻痺の針灸治験
  • 知らない疾患のことは診断できず、治療方針もぶれる。このことをまじまじと実感した。反省を込めて報告する。1.症例報告(36才、男性、ギタリスト)1)主訴左手の母指尺側と示指橈側部の感覚鈍麻2)現病歴普段からギタリストとして仕事していたが、ベースの演奏も要望され、練習を重ねていたら、当院初診4日前から左手の合谷あたりの感覚が鈍くなった。運動機能は正常で、握力も正常。母指球の深部が痛むという。なお病医院 [続きを読む]
  • モートン病に承山・地機の運動針が有効だった症例
  • 私は「モートン病に承山の円皮針が有効だった自験例」という内容のブログを以下に書いたが、実際の患者で同種の例を経験したので、この続報という形で紹介したい。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=737c9e71059671ed370db49faf14f7c0&p=1&disp=50(62才女性)1.診断:右足第3〜4指間のモートン病2.現病歴10ヶ月前から、朝ジョギングを5分間した後に症状出現。4ヶ月前から右第3第4指間のビリビリした痛みが出 [続きを読む]
  • 冷え性に対する針灸治療 ver.3.2
  • 1.冷え性の鑑別診断冷え性は疾病というより、その人の体質である場合が多い。ゆえに冷え症とはいわず冷え性とよぶのが妥当である。他の疾患と同様、まずは器質的疾患の鑑別を行う。朝の寝覚めがつらい→低血圧症動悸、いきぎれがある→貧血婦人科手術後、発汗過多、のぼせ、50才前後の女性→更年期障害徐脈、肥満傾向、色黒→甲状腺機能低下症レイノー→膠原病(RAとRF以外)、慢性動脈閉塞症以上のどれにも該当しなければ、 [続きを読む]
  • 肩甲上部僧帽筋コリ、胸鎖乳突筋コリに対する刺針技法
  • 1.肩甲上部僧帽筋コリの鍼技法1)柳谷素霊の秘法一本鍼伝書<肩井>刺針の概要 位置:座位。肩?穴と大椎穴を結んだ中点の僧帽筋部。硬結部。刺針:寸6の2〜3番針を用いて、やや背中方向に直刺1〜2?。2)解説針は僧帽筋に入る。深刺すると棘上筋に至る。深部には第2肋骨がある。肩井押圧に指頭に感ずる硬結は、この第2肋骨だとする見解がある。肩井は、僧帽筋のトリガーポイントにほぼ一致する。刺針刺激で活性化し [続きを読む]
  • 奇経の走行について その1 Ver.1.2
  •  1.奇経の諸元奇経は分からないことが多いが、手始めに奇経八脈の諸元について示し、古典的な語意について若干の解説を加える。1)下極:体幹の一番下の兪穴。すなわち長強穴。2)陽脈の海:「海」とは、多く集まる処の意味。すなわち他の陽経と多数連絡する。3)陰脈の海:他の陰経と多数連絡する。4)足少陰の別絡:腎経の伴走路。5)足太陽の別絡:膀胱経の伴走路。6)経絡の海:脊柱の深部を走行。前方では諸陰経に、 [続きを読む]
  • 兎眼・長掌筋・メラトニン・心肺停止のトリビア
  • 兎眼 眼が大きく開き、眼瞼が閉じない状態を兎眼とよぶ。顔面麻痺の所見。ではウサギは目を閉じないのだろうか。といえばそんなことはない。ウサギの上瞼は2枚あって、外側のは普通の瞼だが、内側の瞼が瞬膜とよばれる薄い膜である。外敵に対する威嚇を目的に、閉じていても開眼しているように見える。本当に安全だと思えば外側の瞼まで閉眼して眠る。ヒトでも内眼角部附近の白目部分(強膜)にピンク色の部分がある。これは瞬膜 [続きを読む]
  • 奇経走行と宗穴を考える
  • 1.十二正経の概念図 筆者は以前、十二正経走行概念の図を発表した。http://blog.goo.ne.jp/ango-shinkyu/e/bac628918882edd51472352adefd6924/?img=0084a878810483f1998c462abef9281bこれと同じ内容をさらに単純化した図を示す。この図の面白いところは、赤丸の内側は胸腔腹腔にある臓腑で、鍼灸刺激できない部位。赤丸び外側は手足や体幹表面で鍼灸刺激できる部位となっているところである。鍼灸の内臓治療の考え方は、赤丸 [続きを読む]
  • モートン病に承山の円皮針が有効だった自験例
  • 1.モートン病Morton disease の概略足の5つの中足骨は深横中足靱帯により互いに固定され、足底の横アーチを形成している。横アーチの下には指神経(=固有底側指神経)が縦走し、足指間の知覚をつかさどっている。もし体重に耐えきれず、深横中足靱帯が緩んで横アーチが平旦化すれば、歩行時に床から繰り返し加わる上向きの力によってMP関節の関節包が炎症を興し、指神経は圧迫され、足裏の指部分にピリピリした刺激が生ずる [続きを読む]
  • 甲状腺機能低下症の針灸治療 ver.1.2
  • 1.甲状腺機能低下症とは甲状腺ホルモンは、身体の新陳代謝をスムーズにする役割がある。このホルモンがなくても生きていけるが分泌低下すれば、色黒・寒がり・脱毛・体温低下・脈拍数低下・易疲労・胃腸機能低下(食欲不振、便秘)などの新陳代謝低下症状が生じる。甲状腺機能低下症との確定診断は、本症の確定診断には血液検査を行う。トリヨードサイロキシン(T3)低値、サイロキシン(T4)低値、甲状腺刺激ホルモン(TS [続きを読む]
  • 急性膝関節痛が痛風由来だった症例
  • 1.痛風の概念   高尿酸血症による関節痛。血液に溶けきれない尿酸が尿酸塩となり関節滑膜と腎臓に沈着蓄積していく。これが痛風の  下地になる。ある時、衝撃を受けたり急に尿酸値が下がったりして尿酸塩の結晶が剥がれ落ちると、白血球はこれを異物と認識して貪食する。この時炎症物質を大量に放出して、突然関節部の激痛を生ずる。    進行すれば結晶化した尿酸が腎臓の組織にも沈着し、腎不全(血液から老廃物をろ過 [続きを読む]
  • 保険灸について(代田文誌著「鍼灸読本」より)
  • 数年前私は代田文誌著「十四経図解 鍼灸読本」春陽堂刊を入手した。初版は昭和15年で、昭和50年代に再版された。今日ではそれも絶版となった。昭和13年の開所から昭和20年まで代田文誌は、茨城郡内原村にある満蒙開拓青少年義勇軍訓練所の衛生課の鍼灸部で、保険灸を施していた。義勇軍は満州に渡って後も引き続き保険灸をやることになっていた。その折、団員向けの小冊子を製作しようとのことで、昭和15年春陽堂か [続きを読む]
  • 橈骨神経麻痺の針灸治療 Ver.2.2
  • 今から5年ほど前に筆者は「橈骨神経麻痺には消レキの強刺激刺針」と題したブログを書いたが、今読み返せば、不備な内容になっていることを発見した。ここに全面的に書き換えることにする。1.橈骨神経の走行の要点1)上腕部橈骨神経腕神経叢より起こり、上腕外側の橈骨神経溝を下行(代表穴は消レキ・手五里)し、上腕骨外側上顆(曲池)に向かう。橈骨神経は前腕の全ての伸筋、外転筋、回外筋を運動支配し、手関節や指関節 [続きを読む]
  • 神経根症の痛みの針灸治療
  • 1.神経根症時にみる上・下肢痛は、筋々膜症由来である。 知覚神経は上行性で運動神経は下行性である。ゆえに腰殿部における神経の圧迫は、下肢に知覚神経症状を生ずることはないが、運動神経症状を生ずる。すなわち腰椎椎間板ヘルニアなどによる神経根症では、神経圧迫されたからといっても、下肢に痛みは生じることはないが運動神経症状が生ずる。ただしこの運動神経症状は脳血管障害にみるような、下肢が動かないといった重度 [続きを読む]
  • ついに見つけた。ベッドカバー滑り止め下敷き
  • 診療用ベッドには、専用ベッドカバーを使うというのが常識だろう。しかし冬場はベッドカバーだけでは冷えるので、ベッドカバーの上に大判バスタオルをかぶせることも必要となるだろう。さらにベッドカバーは自分で洗濯できず、クリーニング専門店に依頼するので、意外に費用がかかる。そういう事情もあって、当院では以前から専用ベッドカバーを使っていない。ベッドの上に、直接大判のバスタオルを敷いている。この時問題となるの [続きを読む]
  • 箱灸2号機の自作
  • 今からちょうど3年前に作製した箱灸初号機は、現在も現役で活躍している。寒くなると出番が増えるが、壊れば業務に支障をきたすことになる。同サイズの箱灸がもう一つ欲しくなり、また自作することにした。よい機会なので、製作過程を写真で解説した。1.用意するもの①木製箱:百均で売っているもの。縦110×横186×高さ80?②ステンレスシンク排水口ごみ受け 直径133?③台所用アルミテープ 7?幅④画鋲(だるま画鋲)4個 [続きを読む]
  • EDの針灸治療 Ver.2.0
  • 1.EDとは勃起障害(ED Erectile Dysfunction)とは、「勃起不全によって満足な性交渉がで きない状態」と定義される。以前はインポテンツ(=不能)とよばれてきたが、インポテンツはもっと広い意味を指し、性欲が無い、勃起はするが射精はできないなど、勃起不全以外の理由で性交渉ができない場合も含まれる。2.EDの治療薬1)バイアグラの誕生ED治療薬が登場するまで、泌尿器科医にとってもEDの治療は困難だったが、1 [続きを読む]