あんご鍼灸院 さん プロフィール

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あんご鍼灸院さん: 現代医学的鍼灸治療
ハンドル名あんご鍼灸院 さん
ブログタイトル現代医学的鍼灸治療
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/ango-shinkyu/
サイト紹介文鍼灸師、鍼灸に興味有る医師のために、鍼灸の現代医学的(解剖生理学的鍼灸)を解説。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供35回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2010/09/19 15:38

あんご鍼灸院 さんのブログ記事

  • 嗅覚障害の針灸治療
  • これまでの公表された症例報告から、嗅覚障害の針灸治療は結構効果があることは知っていたが、なかかな症例に遭遇することはなかった。しかしここにきて念願の嗅覚障害例に遭遇し、しかも成功裏に治療を終えることができたので報告する。 1.嗅覚障害の原因嗅覚は鼻の天蓋部分で感知して、嗅神経を通じて脳の嗅球へ行き伝導される。1)中枢性嗅覚障害自動車事故などで頭部外傷をすると、嗅覚受容器と脳を連結している脳神経であ [続きを読む]
  • シンスプリントの針灸治療
  • 1.シンスプリント Shin sprints(脛骨過労性骨膜炎) の概念  Shinは向こう脛(すね)、Sprintsは短距離走の意味。短距離走を中心とするスポーツ選手が、運動中に生じやすい。長期にわたって繰り返し下腿の特定筋に負荷がかかることで、筋肉が損傷し傷んた状態。本疾患と疲労性骨折とは鑑別が必要。脛骨のある部分が痛むのは共通だが、骨折ので は痛む部位は限局性で強い痛みが特徴。シンスプリントの痛みはやや広く痛みの程 [続きを読む]
  • 歯周病に対する女膝の灸について
  • 1.歯周炎の局所鍼灸治療江戸時代以前の中世日本の歯科治療は、耐え難い歯痛では抜歯し、歯茎の腫れや出血では歯肉を切って血を出すことが行われたという。麻酔などなかった時代のこと、歯を抜くことは今以上に恐怖だった。そこで何とか痛みだけでも止めたいということで、漢方薬を塗布したり、鍼灸も行われた。 要するに、歯痛を止めたり、歯肉の腫れ出血を止めたりする鍼灸は、単なる対症療法とはいえ、当時の人々にとっては、 [続きを読む]
  • 井穴知熱感度データの新たな解析法
  • 赤羽知熱感度測定法での井穴や良導絡全身調整法での原穴の測定で得られたデータは、一つの経の左右差を問題にすべきなのか、それとも経絡別にデータの大小を問題にすべきなのか、と考えた場合、問題か否かを主観的ではなく、数値で把握できれば好都合である。筆者は三十年ほど前、得られたデータを極座標化し、極座標上の原点からの距離と角度を、基本的な統計手法で正常値と異常値に分析する方法を考えた。この方法を知人に教 [続きを読む]
  • 関節を動かす時に生ずる「音」の正体と対策
  • 関節を動かす際、ポキッとしたりボキボキっといった音がすることがある。この時痛みが生じるのならば、漫然と放置できず、痛みの原因を調べることが重要となるので、ここでは論じない。音はするが、痛みはないが、音がするといった状態について、一般的には関節包内にある関節液内に生じた泡が弾ける際に出る音だという見解が主流である。しかしそれ以外にも原因があるようだ。1.指関節をコキッと鳴らすこと 軽く握った指に対し [続きを読む]
  • 道教によって影響をうけた古代中国の生命観 Ver.1.2
  • 1.序『黄帝内経』が編纂されたのは漢の時代(BC202〜AD220)だとされている。道教は儒教とならんで、中国人の精神構造を知るための鍵である。中国の古代医学はとくに道教の影響を強く受けていたと考えられる。道教を学習することは中国の針灸古典の背景を知る上でも興味深いことである。私は鍼灸学校卒業してすぐの頃、道教の古典的名著であるアンリ・マスペロ著川勝義雄訳『道教』東洋文庫、平凡社刊 昭和53年(1950年原著出版 [続きを読む]
  • 胸郭出口症候群の針灸治療 Ver.1.3
  • 胸郭出口症候群という診断は針灸師サイドではよくつけられるが、整形外科医はあまりつけたがらない。そのその理由をある整形外科医に質問すると、真の胸郭出口症候群であれば、絞扼部位を広げるような手術が必要な筈であり、安静や理学療法で改善するのであれば、その病態は軟部組織障害である。軟部組織障害であれば、通常の頸腕症候群の理学療法と同じなので、あえて胸郭出口と診断する意義はないとのことだった。 ただし [続きを読む]
  • 殿部深部筋のMPSと坐骨神経痛
  • 筆者は、2011年3月28日に「梨状筋症候群の針灸治療」とするブログを発表したが、内容的に古くなったので、「殿部深部筋のMPSと坐骨神経痛」とのタイトルに変更して内容を刷新することにした。ブログ「梨状筋症候群の針灸治療」は削除した。1.殿部深部筋筋膜症と坐骨神経痛 これまで緊張した梨状筋が、坐骨神経を圧迫刺激し、坐骨神経痛を現す病態を梨状筋症候群 とよばれてきた。しかし臀部で坐骨神経を圧迫しても坐骨神経の知 [続きを読む]
  • 当ブログにようこそ
  •                 「現代医学的鍼灸治療」に、ようこそ ご関心のある方は、長年にわたり、諸先生がたの治療文献をたよりに勉強してきたが、針灸臨床を始めて28年(平成18年現在)が過ぎた現在、自分なりの針灸治療も確立しつつあるように思う。単なる知識の受け売りにとどまらず、自分なりの見解をつけ加える内容にしたいと考えている。記す意味は、これまで世話になった諸先輩への御礼、および真摯に針灸 [続きを読む]
  • 神経性疼痛に対して、針灸はリリカより効果ないのか? Ver.1.2
  • 1.序針灸治療は「痛み」に対して効果があるといわれてきた。それは原則としては正しいものの、針灸で上手に治せない痛みも相当数あることを、日頃からうすうす感じていた。これまで針灸の直接的な治効は、筋膜痛と神経痛によるものだと考え、刺激目標も両者に対して行ってきたのだが、最近になり後者の神経痛に対する針灸は効果的でないのではないかとも思うようになった。 話は代わるが、これと同じような感慨は30年ほど前に [続きを読む]
  • 立位前屈位での仙腸関節刺針法
  • 1.これまで私は、仙腸関節機能障害に対して次の方法で施術を行い、それなりの効果を得ていた。それは患側を上にした側臥位にして、上後腸骨棘とS2棘突起を結んだ中点を刺針点とし、斜上方45度の角度で刺入し、仙腸関節部に刺入。上になった側のの股関節の自動屈伸運動を行わせるという内容だった。 これまでの私の仙腸関節運動鍼法http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=882579bfb8fe43626b5e6d2a7314b354&p=1&sort [続きを読む]
  • ブログ「現代医学的鍼灸」とテキスト「現代針灸臨床論」の昨今
  • 「現代医学的鍼灸」という気負ったタイトルでブログを開始したのは、2006年3月11日からであった。今から約11年前のことになる。4月3日のアクセス数は閲数1,275、訪問者数566で、順位は793位(2,6,95,596ブログ中)となっていた。最初の頃は、「現代針灸臨床論」という鍼灸学生用テキストとしてすでに存在した内容を、ブログとして発表しただけだったので、とくに苦労を感じなかった。現在の発表ブログ数は316だが、200を越えた頃 [続きを読む]
  • 急性腰痛に対する崑崙・中封刺激の適応と治効機序の考察
  • 1.はじめに最近、足底筋膜炎と下腿三頭筋の関係についてのブログに書いてみた。足底筋膜炎時は、足底痛を出さないよう、足底筋膜の伸張させないように、母趾MP関節の背屈や足関節背屈動作をしないように、下腿三頭筋や前脛骨筋はアイソメトリック収縮をするのかもしれないという内容だった。 そこまで書いてみて、腰痛の特効穴である中封や崑崙の治効理由について、思いつくことがあった。2.腰痛に中封や崑崙刺激が効果的な理 [続きを読む]
  • 指神経麻痺の針灸治験
  • 知らない疾患のことは診断できず、治療方針もぶれる。このことをまじまじと実感した。反省を込めて報告する。1.症例報告(36才、男性、ギタリスト)1)主訴左手の母指尺側と示指橈側部の感覚鈍麻2)現病歴普段からギタリストとして仕事していたが、ベースの演奏も要望され、練習を重ねていたら、当院初診4日前から左手の合谷あたりの感覚が鈍くなった。運動機能は正常で、握力も正常。母指球の深部が痛むという。なお病医院 [続きを読む]
  • モートン病に承山・地機の運動針が有効だった症例
  • 私は「モートン病に承山の円皮針が有効だった自験例」という内容のブログを以下に書いたが、実際の患者で同種の例を経験したので、この続報という形で紹介したい。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=737c9e71059671ed370db49faf14f7c0&p=1&disp=50(62才女性)1.診断:右足第3〜4指間のモートン病2.現病歴10ヶ月前から、朝ジョギングを5分間した後に症状出現。4ヶ月前から右第3第4指間のビリビリした痛みが出 [続きを読む]
  • 冷え性に対する針灸治療 ver.3.2
  • 1.冷え性の鑑別診断冷え性は疾病というより、その人の体質である場合が多い。ゆえに冷え症とはいわず冷え性とよぶのが妥当である。他の疾患と同様、まずは器質的疾患の鑑別を行う。朝の寝覚めがつらい→低血圧症動悸、いきぎれがある→貧血婦人科手術後、発汗過多、のぼせ、50才前後の女性→更年期障害徐脈、肥満傾向、色黒→甲状腺機能低下症レイノー→膠原病(RAとRF以外)、慢性動脈閉塞症以上のどれにも該当しなければ、 [続きを読む]
  • 肩甲上部僧帽筋コリ、胸鎖乳突筋コリに対する刺針技法
  • 1.肩甲上部僧帽筋コリの鍼技法1)柳谷素霊の秘法一本鍼伝書<肩井>刺針の概要 位置:座位。肩?穴と大椎穴を結んだ中点の僧帽筋部。硬結部。刺針:寸6の2〜3番針を用いて、やや背中方向に直刺1〜2?。2)解説針は僧帽筋に入る。深刺すると棘上筋に至る。深部には第2肋骨がある。肩井押圧に指頭に感ずる硬結は、この第2肋骨だとする見解がある。肩井は、僧帽筋のトリガーポイントにほぼ一致する。刺針刺激で活性化し [続きを読む]
  • 奇経の走行について その1 Ver.1.2
  •  1.奇経の諸元奇経は分からないことが多いが、手始めに奇経八脈の諸元について示し、古典的な語意について若干の解説を加える。1)下極:体幹の一番下の兪穴。すなわち長強穴。2)陽脈の海:「海」とは、多く集まる処の意味。すなわち他の陽経と多数連絡する。3)陰脈の海:他の陰経と多数連絡する。4)足少陰の別絡:腎経の伴走路。5)足太陽の別絡:膀胱経の伴走路。6)経絡の海:脊柱の深部を走行。前方では諸陰経に、 [続きを読む]
  • 兎眼・長掌筋・メラトニン・心肺停止のトリビア
  • 兎眼 眼が大きく開き、眼瞼が閉じない状態を兎眼とよぶ。顔面麻痺の所見。ではウサギは目を閉じないのだろうか。といえばそんなことはない。ウサギの上瞼は2枚あって、外側のは普通の瞼だが、内側の瞼が瞬膜とよばれる薄い膜である。外敵に対する威嚇を目的に、閉じていても開眼しているように見える。本当に安全だと思えば外側の瞼まで閉眼して眠る。ヒトでも内眼角部附近の白目部分(強膜)にピンク色の部分がある。これは瞬膜 [続きを読む]
  • 奇経走行と宗穴を考える
  • 1.十二正経の概念図 筆者は以前、十二正経走行概念の図を発表した。http://blog.goo.ne.jp/ango-shinkyu/e/bac628918882edd51472352adefd6924/?img=0084a878810483f1998c462abef9281bこれと同じ内容をさらに単純化した図を示す。この図の面白いところは、赤丸の内側は胸腔腹腔にある臓腑で、鍼灸刺激できない部位。赤丸び外側は手足や体幹表面で鍼灸刺激できる部位となっているところである。鍼灸の内臓治療の考え方は、赤丸 [続きを読む]
  • モートン病に承山の円皮針が有効だった自験例
  • 1.モートン病Morton disease の概略足の5つの中足骨は深横中足靱帯により互いに固定され、足底の横アーチを形成している。横アーチの下には指神経(=固有底側指神経)が縦走し、足指間の知覚をつかさどっている。もし体重に耐えきれず、深横中足靱帯が緩んで横アーチが平旦化すれば、歩行時に床から繰り返し加わる上向きの力によってMP関節の関節包が炎症を興し、指神経は圧迫され、足裏の指部分にピリピリした刺激が生ずる [続きを読む]
  • 甲状腺機能低下症の針灸治療 ver.1.2
  • 1.甲状腺機能低下症とは甲状腺ホルモンは、身体の新陳代謝をスムーズにする役割がある。このホルモンがなくても生きていけるが分泌低下すれば、色黒・寒がり・脱毛・体温低下・脈拍数低下・易疲労・胃腸機能低下(食欲不振、便秘)などの新陳代謝低下症状が生じる。甲状腺機能低下症との確定診断は、本症の確定診断には血液検査を行う。トリヨードサイロキシン(T3)低値、サイロキシン(T4)低値、甲状腺刺激ホルモン(TS [続きを読む]
  • 急性膝関節痛が痛風由来だった症例
  • 1.痛風の概念   高尿酸血症による関節痛。血液に溶けきれない尿酸が尿酸塩となり関節滑膜と腎臓に沈着蓄積していく。これが痛風の  下地になる。ある時、衝撃を受けたり急に尿酸値が下がったりして尿酸塩の結晶が剥がれ落ちると、白血球はこれを異物と認識して貪食する。この時炎症物質を大量に放出して、突然関節部の激痛を生ずる。    進行すれば結晶化した尿酸が腎臓の組織にも沈着し、腎不全(血液から老廃物をろ過 [続きを読む]