花見を一日がかりで楽しもうと酒や料理などをゆっくり 口に運びながらくつろぐ、飛鳥山に集う人々・・・ どこからか、花見客の誰かが弾いているらしい三味線の 音が流れてくると、他所の人がそれにあわせて唄っ
引っ越ししました。 新しいおせんの江戸日誌は殺風景とも言えますが シンプルと解釈することもできます。 トップページ以外はコメントできるよう設定して ありますので気が向いた折りにはどうか一言... なお
お久しぶり、まずは暑中お見舞い申し上げます。 江戸はまだまだ 夏真っ盛り、残暑だなんてまだまだ。。。 けれど平成の日本よりは江戸のほうが涼しいようでございます。 さて、手みやげ代わりに引っさげてきた
ご無沙汰 申し訳もなく身も縮まる思い。。。 もうしばらく もうしばらく 待っていただけるのなら 待って頂きたく ・・・ また、見捨てられるも それはそれで いたしかたなく わきまえておりますゆえ
丑蔵がいとまごいをしている ところへ折よく現れたのが、 桑田屋喜兵衛。 「遅れまして、まことに 申し訳もございません」 「おぅ、やっと来たか」 待ちかねていたらしい大殿さま、 これへと喜兵衛を手
緋毛氈が敷き詰められた幕の中には、出入り口から最も 遠い場所が少し高く仕立ててあります。 それが上座となるのか、そこに座った樋津の大殿さまは すこぶる上機嫌のようです。 きょうは娘の和枝とその子ども
相も変わらず菊坂町の団子屋通いを続けている丑蔵ですが おトメとの間は進展するでもなく、かといって後退するで もなく不思議な均衡を保ったままのようです。 ところが丑蔵に焦りの色は見えず、一人きりの時に
あの日以来、毎日の茶をいれるのもそれを居間まで運ぶのも おトメの役割にして、やって来たおトメに何かと話しかけて やまない丑蔵。 それで判ったのは大晦日に出がらしを捨て新しい茶をいれた のはおトメだっ
つい我を忘れておトメを抱きしめた丑蔵、あたりに人の気 配が無いといえ昼間から大胆なものです。 しかし肝心なおトメはといえば、興奮さめやらぬ丑蔵の腕 の中で、身を固くして言葉もないどころか思わぬ事態に
屋内にいる丑蔵からは、外から入ってきた女の顔がよく見え ません。 けれど土間に入る時、外の明るい光のもとで一瞬だけ見えた 女の顔は、なぜか丑蔵をドキリとさせました。 桐屋で働く何人かいる女中のひとり
この年も怠ることなく仕事に励むように、と年頭の挨拶を 締めくくった丑蔵を前に、居並ぶ小僧たちは殊勝げですが その頭の中はきょうから始まる二日間の薮入りでいっぱい なのは明白です。 盆と同じく正月の薮
五人めの手代が年始の挨拶を終えて去ったあと、一服する つもりだった丑蔵ですが、さきほどから煙管(キセル)を くわえたまま火をつけようともしません。 ここ桐屋では年が明けると、丑蔵のもとへ店で働いてい
元旦のまだ早い時刻に、菊坂町の団子屋では新年の挨拶を 済ませた三人がすでに食事を始めています。 おトメが通いの女中奉公に出るようになってからこの家の 朝食はずいぶん早くなりました。 家を早く出なけれ
大晦日の掛け取りもようやく終わり、桐屋の主人丑蔵は火鉢 に手をかざしたまま、少し放心状態のようです。 江戸の頃は現金取引ではなく掛け売り商売が主流でした。 掛け売りというのはツケ払いのことです。 そ
賀正 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 初日の出 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
ある日、外出していたおトメが帰ってくるなりおテツ夫婦 の前に置いたのは千鳥模様の紙に包まれた菓子折りでした。 おトメは中の菓子を出して、二人に食べるよう勧めます。 「おばさん、おじさん、これは鶴屋の
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