KATARA さん プロフィール

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KATARAさん: Novels of KATARA
ハンドル名KATARA さん
ブログタイトルNovels of KATARA
ブログURLhttp://ameblo.jp/novels-of-katara/
サイト紹介文自由に夢を見る究極のエンタメとは…<ドリーム> / 高校2年初夏の1日…<失恋インタビュー>
自由文/ 14年ぶりの再会…<卒 業> / 死ねない男、生きられない少女…<隣りの伯爵>
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供420回 / 365日(平均8.1回/週) - 参加 2010/09/21 19:37

KATARA さんのブログ記事

  • #シナリオ 【 花見頃 】 −18−
  • 優也「まぁ、岡本は他にもいろいろあったし」映見「泉とかね」優也「うん?」映見「浅川泉」優也「あぁ、イズミン。懐かしい」映見「加山理恵とか」優也「加山――憶えてないな」映見「ショートカットで色黒で、元サーファーの」優也「わかんない」映見「いろいろ噂あった。軽かったから嫌ってたんじゃない?」優也「なのかな。それもあんま憶えてないけど」映見「綾香なんだと思ってた、水谷君は、望美からそれ聞いて」優也「誤 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −17−
  • 優也「芸能人かぁ。いやぁ、誰って言われてもなぁ」映見「どんな風に知り合った?」優也「職場で。むこうが異動してきて、それで」映見「へぇ」優也「平凡だよ」美結「(花束と花瓶を持って映見に)活けて来るね」映見「うん」美結「(うなずいて出ていく)」映見「どのくらいつき合って結婚?」優也「1年くらいかな」映見「早い」優也「いや、1年つき合って結婚決めて、それから式の準備にまた半年とか」映見「そう。やさしい [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −16−
  • 美結「でも次に言うでしょ。『保険て大事よ、もしもの時のために。入ってる?』」映見「そりゃ相手が相手の場合よ。独身の女友達とか」優也「あぁ」美結「明るい話だけして」映見「水谷君ご家族は?」美結「また」映見「普通の質問じゃない。先回りしないで」優也「カミさんと、息子がひとり」映見「そう。結婚はいつ?」優也「7年前」映見「へぇ。息子さんはおいくつ?」優也「5歳」映見「かわいい盛りね」優也「わんぱくで」 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −15−
  • 美結「これ(優也にペットボトルを渡す)」優也「あ、ありがとう」映見「でも見た目はほんと――髪型一緒だから?」優也「あぁ、天パーで変えようなくて」映見「昔のまんま、若く見える」優也「役に立ったな。だいぶてっぺん薄くなってるけど」映見「懐かしい(微笑)」優也「ああ、ほんと(微笑)」美結「(優也の後ろの椅子に座る)」優也「あの頃のメンツと会うことは滅多ないし」映見「10年前も来なかったもんね、水谷君」優 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −14−
  • 美結「プリン買って来たけど食べる?(映見に聞きつつ優也から上着や鞄を受け取る)」映見「ううん、お昼食べたばっかだし」美結「そう。じゃああとで」映見「水谷君は食べた?」優也「ああ、朝遅かったから」映見「そう」優也「すいてない」映見「何か飲み物は?」優也「ああ、いい。さっきコーヒー飲んだし」映見「でも、なんもなしも」優也「そうね。何が簡単かな」美結「ペットボトルのお茶ならあります。私の買い置き」優也 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −13−
  • ●病棟・廊下美結と優也が来る。美結「そこです」優也「そう」美結「(立ち止まり)緊張してると思うから、様子見てお呼びします。ここでお待ち下さい」優也「ああ、はい」美結「(一礼し病室へ。インターホンを押してドアをあけ入る)」優也「(窓から外を見る)」窓外の景色。北風。優也「(見ている。時間経過)」美結の声「水谷さん」優也「(声の方を見る)」美結「(病室から体半分を出し)お待たせしました。どうぞ」優也 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −12−
  • 美結「水谷さんはすごく女子にモテてたって、いつも仲間の中心にいたって言ってました」優也「そんなことないけど」美結「憧れてたみたいです、姉は」優也「会ったらガッカリするんじゃないかな。昔もそんな風じゃなかったし、今はただの平凡なサラリーマンで」美結「そんな」優也「憶えてないのも薄情だし、会っても嫌な思いしないかな」美結「昔の話を一緒にするだけで、姉は嬉しいと思います」優也「うん――」美結「聞いてや [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −11−
  • 優也「お姉さん、ご結婚は」美結「いえ」優也「そう――ふたりじゃ大変でしたね」美結「(首を振り)姉がいたから」優也「今も」美結「――できること、姉のよろこぶことならなんでもしたくて、水谷さんに連絡しました」優也「そう――」美結「昔の写真を見ながら、姉は懐かしそうに話してたんです。誰が好きだったか、会いたいか、そんな話をして。私が呼ぼうかって提案したら、姉は迷惑だって」優也「そう」美結「私が察して勝 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −10−
  • ●レストラン内椅子に立てかけられた花束。テーブルに水のコップが置かれ、優也と美結が注文する。優也の声「今日はお姉さんに、まだ? 会われてない」美結の声「ええ、水谷さんと待ち合わせて来るって言ってあって」優也の声「そう」美結の声「今日はお休みと――姉のためですか?」優也の声「え?」美結の声「スーツ」●同レストラン内(時間経過)優也「(直結で自分の服を見て)あぁ、休日出勤のテイで出てきたんで、それで [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −9−
  • ●梅の花風に揺れる。土曜日の昼前。●病院・外来ロビー花束を持った優也が来る。見まわす。外来は休診で人はまばらにしかいない。花束を椅子に置いてコートを脱ぐ。スーツ姿。携帯電話を出して操作していると、美結の声「水谷さんでいらっしゃいますか」優也「(振り向く)」草壁美結(28)「(後ろにいて)水谷優也さん(バッグと上着を持っている。美人)」優也「ええ、水谷です」美結「はじめまして。草壁です(一礼)」優也 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −8−
  • ゆかり「ナナさんのパパもそう。最初嫌々だったのに今は自分から」優也「いいことすれば気分いいんだろ」ゆかり「ナナさんに用事ある時はひとりでも行くの。おかしいじゃない」優也「だからって」ゆかり「ほかは若いママばっかり。男の人ひとりもいない」優也「そりゃ――」ゆかり「それでもあやしくないって言える? まさかってナナさんも笑うけど、ちょっと危機感足りないよ。男相手だったら行かないでしょ。もし男ばっかだっ [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −7−
  • ●オフィス優也のデスクで笠井が一緒にパソコンを見てる。優也「これで行こう」笠井「あざッス」優也「他にやりようない」笠井「あの、ついでみたいであれッスけど」優也「うん?」笠井「(小声で)課長ヤバいす。女子たちの噂ンなってます」優也「噂?」笠井「昼休み上の階にいました?」優也「ああ」笠井「隠れるように電話してたって」優也「人通り少ないからさ」笠井「なんでわざわざコソコソって」優也「来る予定だったんだ [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −6−
  • 美結の声「会いたいそうです、水谷さんと。できれば大勢でなく、ふたりで」優也「そう――」美結の声「緊張すると言ってましたが、20年ぶりだし」優也「うん――」美結の声「会っていただけますか?」優也「重い病気ですか」美結の声「――」優也「いや、もしかするとって」美結の声「普通じゃないですもんね」優也「事情がわからないと、会うにしてもどんな態度で、どんな話をすればいいか」美結の声「はい」優也「困るし」美結 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −5−
  • 優也「なんも言ってないじゃない」ゆかり「進まないじゃん(食器の片づけ続行)」優也「いやぁ、ちょっとね」ゆかり「考え事?」優也「なんか厄介に巻き込まれて」ゆかり「部下のふたり?」優也「ん?」ゆかり「仲悪いんでしょ。何かと張り合うって」優也「あぁ」ゆかり「放っとけばいいじゃん。パパが困ることないよ。言うほど本人たち気にしてないかもよ」優也「そうかな」ゆかり「パパの見た限りでしょ、ギスギスしてるって。 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −4−
  • 優也「ええ、名前は」美結の声「そうですか」優也「それ以外はぼんやりだけど、なんとなく憶えてます」美結の声「20年前のことですし、当然だと思います」優也「ええ」美結の声「実は姉が、水谷さんに会いたがってて」優也「僕に?」美結の声「ご迷惑は承知で、本人もわかっていて、それで私がこう――姉には内緒でご連絡差し上げたんですが」優也「何かあったんですか、草壁さん、お姉さんに」美結の声「ええ――」優也「ご病気 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −3−
  • ●優也の会社・オフィス(翌日・午後)パソコンにかじりついて報告書をつくっている男性社員久保(28)。笠井の声「(先行して)あいつに任せて終わるかな」●トイレ優也と部下の笠井(29)が来て小をする。笠井「このまえだって最後の最後でやり直しでしょ」優也「困ったら聞きに来るよ」笠井「デキない自覚ないンスよ。プライドばっかあって我流で進めて」優也「まだ2日ある」笠井「直しになったらまた残業じゃないスか」優也 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −2−
  • ●寝室優也が着替えながらパソコンを起動している。着替えを中断しフォルダの写真を表示する。昔の写真がいくつかスライドしてめくられ、グループで撮った写真でとまる。複数の男女のなかに若い優也。そして離れて草壁映見がいる。少し太った娘で平凡な顔立ち。見ている優也。首をかしげる。●リビングとダイニングパジャマの幸哉がテレビを見ている。ゆかりはそばで洗濯物をたたんでいる。優也がひとり夕飯を食べている。優也「 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 花見頃 】 −1−
  • ●線路(夜)電車が走ってくる。携帯電話のバイブ音が先行し、●電車内吊革につかまり揺られている水谷優也(40)がスマートフォンを出して画面を見る。未登録の携帯番号。乗車中で出られないため留守電にする。しまう。●駅・外観出てくる人々のなかに優也。スマートフォンを見ながら歩く。留守電を再生させ耳にあてる。女の声「突然すみません。水谷さんの携帯電話でしょうか。私草壁と申します。草壁映見の妹です。20年前、野 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 冷夏 】 −52−
  • ●エンディング・モンタージュエンドロール。音楽。喫茶キタムラの店内でロンが愛想を振りまく。駅前のバスロータリーで停まった大江の車から、ほのかが下車してお礼を言う。宅配便の仕事途中のヒロシ。料理教室で講習中の有美。自転車屋で修理をする功太。クリーニング屋のター坊のところで油を売ってる幸三と文太郎。ほのかが帰京する電車に乗ってる。混雑した車内。喫茶キタムラで栗林がコーヒーを飲んでる。慎一に電話が来て [続きを読む]
  • #シナリオ 【 冷夏 】 −51−
  • 大江「そんな中で何も言わない、顔つっこまないって、ちょっとカッコいい気がして。なんにも思わない、どうでもいいって放っとけるのは」ほのか「はぁ」大江「実際どうでもいいこと多い。日常なんてそれが大半。恋愛とかドラマチックなことなんて滅多ないし。それだってたいしたもんじゃない。大半が錯覚だったり。それにそんなことだけで生きてない。マスターが言ったわけじゃないけどね、見てるとそんな風に全部を並列って言う [続きを読む]
  • #シナリオ 【 冷夏 】 −50−
  • 大江「送ったげるよ駅まで(席を立つ)車そこにとめてんだ。バスのつもりだったんでしょ?」ほのか「ええ、まぁ」大江「マスターおごりね今日」マスター「あぁ、はい。よろしくお願いします」大江「(ほのかに)エンジンかけてる(言いながら出ていく)」ほのか「ありがとうございます」慎一「(ほのかを送りに動き)気ぃつけてな」ほのか「うん。着いたら電話する」慎一「ああ」ほのか「じゃあねロン。元気でね。また来るから」 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 冷夏 】 −49−
  • ●町中(夜)ほのかがロンの散歩をしてる。ロンが道草。ほのかは辛抱強く待つ。●喫茶キタムラ・おもて閉店後で店内は暗い。ほのかとロンが帰ってくる。●喫茶キタムラ・店内ほのか「(ドアをあけて)ただいま」慎一「(閉店作業をしている)おかえり」ほのか「(ロンを柱につなぎながら)ロン目当てのお客さん来た?」慎一「いや、2組来たけど違ったんじゃないかな、たぶん」ほのか「そう。看板犬連れ出してまずったかって、途 [続きを読む]
  • #シナリオ 【 冷夏 】 −48−
  • ヒロシ「(目を伏せたまま)すんませんでした」慎一「いいって」ヒロシ「ほのちゃんも、確かめもしないで変なこと言って」ほのか「ううん」ヒロシ「ごめんね」ほのか「――」大江「よし、スッキリした。お節介だけどこんくらいしたいとね、僕は僕で思って。昨日マスターになんか偉そうなこと言っちゃったし」ほのか「大江さん来たんですか」大江「うん?」ほのか「昨日あれから、ここ」大江「あぁ、お昼頃ね」ほのか「謝んなくて [続きを読む]
  • #シナリオ 【 冷夏 】 −47−
  • ほのか「(食べ終えた自分の皿を片づける)」大江「(ほのかに)あ、昨日ありがとねせせらぎ。うまかった」慎一「(自分に言われたと思い)せせらぎ?」大江「昨日もらったって言ったじゃない、ほのちゃんにお土産。水ようかん」慎一「あぁ」ほのか「(慎一が知ってることに)え?」大江「さっそくいただいた。ごちそうさま」ほのか「いえ」大江「(ヒロシに)どうしたほら。早いこと言えよ、ほれ」慎一「なんです?」大江「いや [続きを読む]
  • #シナリオ 【 冷夏 】 −46−
  • 慎一「盛り上がってる連中は、ただ暇なだけだよ。楽しんでんだ」ほのか「そうなの?」慎一「ちゃんと言っても曲げて取る。退屈しのぎ。放っとくんでいい」ほのか「放っとくって」慎一「ひとりだしな。家族がいれば噂も迷惑だろうけど、ひとりなら別に」ほのか「なに言われても?」慎一「そのうち飽きるよ。治まる」ほのか「バカにしてる? ほんとは」慎一「バカに?」ほのか「『盛り上がってる連中』って――相手にしてないんで [続きを読む]