正宗の妖刀 さん プロフィール

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正宗の妖刀さん: コトバの試し斬り=(どうぶつ番外物語)
ハンドル名正宗の妖刀 さん
ブログタイトルコトバの試し斬り=(どうぶつ番外物語)
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/s1504
サイト紹介文斬新な切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設10年目に入りました。
自由文自然と共生しながら、生きてきました。
ここでは4,000字(原稿用紙10枚)程度の短い作品を発表します。
<超短編シリーズ>として、発表中のものもありますが、むかし詩を書いていたこともあり、コトバに対する思い入れは人一倍つよいとおもいます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供54回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2010/09/26 23:03

正宗の妖刀 さんのブログ記事

  • どうぶつ・ティータイム(204) 『探しあぐねて日が暮れて』
  •  先週の週末、かねてから探していた本を見つけ出すため、北軽井沢の山小屋に出かけた。 しばらくご無沙汰していた庭や畑は草が伸び放題で、とりあえず目に付いた楢の実生やドクダミを抜くことから手をつけた。 どんぐりは無数に落ちていて芽を出すのだから、抜く方も大変だ。 ドクダミも地下でつながっていて、これもた応急の対処だけで、一年も経たないうちに元通りとなることは必定だ。     この花なんだろう 夢 [続きを読む]
  • ポエム162 『天狗の団扇がお似合いか』
  •      アンスリウム・アンドレアヌム    (城跡ほっつき歩記)より  何かに似てる 誰かに似てる  そんなことを思ったことはないですか  トレンド女優に似てる イケメン男優に似てる  鏡の中の自分にうっとりした時期もあったでしょう  誰に似ているか 何に似ているか   音声や匂いや味が何に似ているのかって・・・・  そうなんだよなあ   ものごとを認識するしょっぱなはそれなんだ [続きを読む]
  • ポエム161 『紫鷺苔とチルチルミチル』
  •      紫鷺苔  ムラサキをもう少し使ってもいいですか  ムムの庭に高貴な色を配したいのです  紫鷺苔のムムが駄々をこねてぃる  何が不満なのか地べたに寝転がってジタバタする  むらさきはムムの憧れなのです  心の渇きはムラサキでしか癒されないのです  5月の花は紫色の大盤振る舞い  あやめも紫華鬘もストックもみな風を染めている  ムムも紫をまとって優雅に咲きたい  衣擦れの音が [続きを読む]
  • ポエム160 『おはよう朝露さん』
  •      あさつゆ    (ウェブ無料画像)使用  おはよう朝露さん  けさの目ざめはイマイチ  すっきりしないようですね  そうですかそうですか  判定がすっきりしてるのはスポーツぐらい  官邸はイマイチということですか  おはよう朝露さん  あなた少し暗すぎませんか  もうちょっと光を集めましょうよ  朝露さんの様子を見ていると  「暗い日曜日」を思い出してしまいそう  ナチス・ [続きを読む]
  • ポエム159 『スイカズラの咲く季節に』
  •      スイカズラ    (城跡ほっつき歩記)より  ハナカマキリのようなスイカズラが咲いた  冬の寒さに耐えて待っていた白い生き物が  ムクムクと目を醒ましたのだ  この季節に逝ったひたむきな女性よ  あなたの小説には忍冬が効果的に描かれていましたね  裏切に悩んだすえ朝早く夫の元を立ち去る物語でした  密やかな言葉を絹のように紡いでいた女性よ  同人雑誌の合評会ではいつも目を輝か [続きを読む]
  • 短編小説 『山峡の月』
  •      (山峡の月) カウンターの椅子に腰をおろしたものの、私の頭はくらくらしていた。 酔だjけではない浮遊感覚が、足まで降りてきている。 実をいうと私は、ママの大きな胸に押されて2分47秒間われを忘れていたのだ。 背中にまわした私の腕にも指先にも、ママの量感と質感が微細な振動のように伝わっていた。 ブラジャー越しの肉塊をさほど強く抱えたわけでもないのに、踊っている間中触れていた腕の一点が [続きを読む]
  • ポエム158 『山茱萸の唄』
  •      山茱萸(サンシュユ)    (城跡ほっつき歩記)より  たくさん寄り集まっているのに  なんて寂しい花なんだ  チパチパと神経質そうなのに  なんて人懐っこい花なんだ  高木に伍して見晴らし好きなのに  なんて寒村に似合っているのだ  庭の山茱萸の木ィィィィに  なんで鳴る鈴を掛けるんだ  泣くな鈴虫声ふるわして  ここは道ばた人が知るよォォなんてさ  民謡を聴いてその [続きを読む]
  • どうぶつ・ティータイム(202) 『ベルツの森に誘われて』
  •     ベルツの森に行ったことがなかったと思ったので、先日身内を送りがてら立ち寄って見た。 昔からの草津温泉街もいいが、北欧をイメージしたリゾート施設の数々もなかなか魅力的に見えた。 もともとあった森の中に、オレンジ色の屋根を持つ建物が点在している。 四季をとおして楽しめる森のゴルフ場、森の迷路、スキー場、テニスコートのほか、ホテル併設の温泉クアハウス「テルメテルメ」など遊ぶ場所には事欠かない [続きを読む]
  • ポエム157 『農夫ときゅうり草』
  •      きゅうり草      (季節の花300)より  本当は小さな薄青色の花なんです  きゅうりとは関係のない野原に咲く花なんです  それなのになぜキュウリグサと呼ぶのでしょうか  そのワケを聞いていただけますか  あるとき農夫が名もない草に手を伸べました  畑の土を指で吟味するような何気ない仕草です  つまんで揉んだ葉っぱからきゅうりの匂いがしました  それで農夫は名も無い草をきゅ [続きを読む]
  • ポエム156 『音楽教師・知らん先生』
  •      紫蘭    (城跡ほっつき歩記)より  中田先生は担任を持たなかった  田舎の中学校で音楽だけを受け持っていた  飴色のフチが特徴のメガネをかけ  レンズの奥から生徒たちに笑みを投げかけた  オルガンを弾くときは手元をしっかり見ていた  タクトを振るときは大きな躯を揺すってスウィングした  腰から上は可動域いっぱいまで動いたが  大きな尻は微動だにせず二本の脚が錘となった   [続きを読む]
  • ポエム155 『JAXA通りの桜』
  •      古木の桜  最新の宇宙工学に挑む航空宇宙センター  その外側を取り囲む桜の古木が数十本  ああ 今年も咲いたねえ  ひたすら天を目ざすのはイプシロンと一緒じゃないか  きみは大きな可能性を秘めている  黒々とした幹には長年の知恵が蓄えられ  斬新なJAXAの研究成果と同様に  花開く日を待っていたんだね  きみが佇つ植え込みの傍をクルマが走り抜ける  何をそんなに急いでいるのか [続きを読む]
  • ポエム154 『花も歌舞伎も七変化』
  •      七変化    (城跡ほっつき歩記)より  歌舞伎じゃないけど早変わり  その名も妖しい七変化  山アジサイの隠しわざ  ピンク白あお黄に紅色  だいだい紫と咲きつづけ  初夏から晩秋まで一人芝居  都万太夫座の女形なら水木辰之助  犬、業平、老人、小童、六方、藤壷、猩々と  つぎつぎ役柄を変えて歌舞伎踊り  元禄、宝暦、文久と江戸でも変化は大はやり  四変化、五変化と変幻し [続きを読む]
  • どうぶつ・ティータイム(201) 『一夜の雪に大わらわ』
  •          3月23日に東京の桜のつぼみを見ながら軽井沢に向かった。 午後の出発だったので、通りかかった星野温泉「トンボの湯」に立ち寄り湯をした。     出てくるともうすっかり日が暮れていて、駐車場には寂しく主人を待つクルマが並んでいた。 当日は、懐かしのわが山小屋に泊まる。 この夜は、たぶん氷点下8度ぐらいまで下がったのではないだろうか。      翌日、この夜の宿泊先を偵察 [続きを読む]
  • ポエム153 『ラ・フランスの花びらに』
  •      ラ・フランスの花   (城跡ほっつき歩記)より  シャリシャリ トロトロ  熟れ熟れ シュルシュル  ラ・フランスが口の中で踊る  なんという高貴な香りなんだ  果実のまわりで音符が舞っている  歓びの歌がひびく洋梨のパラダイス  ラ・マルセイエーズの国で発見された種が  遠く日本の地に根付いた  革命の記憶を雪いだ奇蹟の適応だ  白磁の皿よりも陽が透けていく  そうだよ  [続きを読む]
  • ポエム152 『鉄砲漬けが食いたいな』
  •      はぐら瓜の鉄砲漬け    (ウェブ画像)より  夏になるとぼくは崖の上の畑を思い出す  せまくて急な傾斜の道に足をしならせ  何列もの畝に沿ってはぐら瓜を収穫した  瓜は支柱の竹からずり落ちて  みどり児のように敷きわらの上で遊ぶ  緑の光が創る回廊の塑像たちとともに   はぐら瓜 はぐら瓜  背負い籠のなかで束の間の眠りをむさぼれ  母がささやく絶妙の手順を思い描きながら [続きを読む]
  • (超短編シリーズ)119 『チャボの誇り』
  •        (チャボの誇り) 三太はチャボのシロを抱き、むしろの囲いの中に入った。 正面には、勝平が黒いチャボをかかえて待っている。 二羽とも目隠しされているので、それぞれの腕のなかでおとなしくしていた。 勝平の戦士は、黒い羽根のせいか三太の目に強そうに映った。 それでも、大人たちのシャモとは体から発する威圧感が比べものにならなかった。 三太は確かめるように手の中のシロを見下ろした。 シ [続きを読む]
  • ポエム151 『ぼくには何かがタランチュラ』
  •      タランチュラ    (ウェブ無料画像)より  ぼくには何かがタランチュラ  毒蜘蛛というイメージが定着して  必要以上に恐れられているが  セアカコケグモほどの破壊力もない  たしかに図体はでかいです  メスの大きさは30センチほどにも  小鳥をつかまえて食べたとか  噂がひとり歩きして悪魔扱いまでされる  ジャングルに生息するイメージが強いが  もともとはイタリアの港町タラ [続きを読む]
  • ポエム150 『菜の花と光の物語』
  •      菜の花    (季節の花300)より  世界中の光を一手に集めて  幸福のセールスマンがやってくる  希望を手放した人はいませんか  夢をあきらめた人はいませんか  この世は住みづらいと聞きましたが  畑には一面に菜の花が咲き  楽しげに身をゆらしている  これならどんな種でも育ちそうですね  セールスマンは背中の籠に光を詰め  虐げられた国々をまわることにする  辛すぎる人 [続きを読む]
  • ポエム149 『嫌われ者の大反魂草』
  •      オオハンゴンソウ      (城跡ほっつき歩記)より    あたまが重いなあ  少し花粉を飛ばしちゃおうかな  だけど迷惑がられそうだなあ  ぼくを締め出そうとする人もいるからな  兄弟分のハンゴンソウはいいよなあ  若芽は食用になるとか  ものすごい薬効があるとか  けっこう評判がいいんだよな  ぼくのほうは特定外来生物に指定され  許可なく栽培も運搬もできないんだって  あ [続きを読む]
  • どうぶつ・ティータイム(200) 『深大寺鬼やらい』
  •       2月3日、午後から暇ができたので深大寺に行ってみた。 実は節分には一度もお参りした記憶がない。 子供目当ての店でも出ているかと思って出かけたら、それらしい屋台はまったく見当たらない。 それでもドドーンと腹に響くような太鼓の音が聞こえたので、本堂前の境内を目指した。    折しも本日3回目の追儺が始まったところで、和太鼓の一座が威勢のいい太鼓の並べうちを披露しているところだった。 [続きを読む]
  • ポエム148 『憂鬱なケツァルコアトル』
  •      ケツァルコアトル想像図    (ウィキペディア)より  東京の代々木公園には  1990年にメキシコから贈られた  ケツァルコアトルの像がある  アステカ神話の水と農耕の神で  日墨友好のシンボルでもある  1609年9月の御宿では  嵐で座礁した船から海岸まで泳ぎ着いた  ドン・ロドリゴ総督ほか317名の乗組員を  岩和田の漁民が救助した  メキシコ記念塔は交流400周年のシ [続きを読む]
  • ポエム147 『これからだ葉牡丹』
  •      葉牡丹    (城跡ほっつき歩記)より  巻きかけの葉が天を見上げる  「ぼくはやるよ、これからなんだ」  寒空の下で紫色の唇を震わせて  葉牡丹の若者が決意を述べる  牛久から佐貫を経由して龍ケ崎へ  兄はその町の軍需工場に通った  時代こそ違うが萩原少年は中学校へ  稀勢の里おめでとう、ホントに好かった  牛久のおばさん、おめでとう  木造の駅舎だった昭和20年  一家は [続きを読む]
  • ポエム146 『二十日鼠の世紀』
  •            ハツカネズミ         (ウェブ画像)より  思えば20世紀は  二十日鼠の天下だったなあ  産めよ増やせよと叱咤して   数の勢いで富国強兵を目論んだ  女たちは腹の休まる暇もなく  二十日鼠のように子供を量産した  男たちもまた血眼になって物を生産し  キラキラと輝く富の力に期待した  ところがどうだ  富はもう悪しき性格を帯び  二十日鼠の淘汰を始めて [続きを読む]
  • どうぶつ・ティータイム(199)『泣き笑い今年の初セリ』
  • 今から6年前、ぼくは『悪意の増幅』というタイトルでアメーバ・ブログに書評形式のコラムを書いたことがある。参照=http://feedblog.ameba.jp/rss/ameblo/s1504/rss20.xml 当時、流血事件の被害者となった市川海老蔵に対して、あたかも海老蔵の方が悪いと言わんばかりの報道がまかり通っていて、義憤に駆られてアメブロに投稿したものである。 わざわざそちらに投稿したのは、芸能マスコミにモノ申したかったからである [続きを読む]