JIRO さん プロフィール

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JIROさん: 日だまり青葉日記
ハンドル名JIRO さん
ブログタイトル日だまり青葉日記
ブログURLhttp://noguchioffice.blog133.fc2.com/
サイト紹介文東京下町で開業する司法書士です。仕事、本、映画。日頃の雑感を中心に書きつらねてみたいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供11回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2010/10/05 09:14

JIRO さんのブログ記事

  • 10枚に1枚当たる、宝くじ
  • ふと思い立って、宝くじを購入。サマージャンボです。この当選賞金って、最高7億円なんですね。「もしも当選したら」を夢想するのは、購入者に与えられたほとんど唯一の特権です。ということで瞑目し、夢想モードに突入。とりあえず、靴をひとつ新調します。かかとがかなり傷んでいるので、そろそろ替え時です。それでも残りが・・・まだ6億9千999万円。さて、あとはどうしたものか。途方に暮れてしまいます。7億円という金 [続きを読む]
  • 歌舞伎座は熱狂の坩堝(るつぼ)
  • 歌舞伎座「七月大歌舞伎」夜の部を観に行きました。今回予約が取れたのは、二階席最前列中央の座席。ワイドな舞台全体を見渡せるのがうれしいポジションです。演目は、「通し狂言 駄右衛門花御所異聞」。海老蔵が一人で三役の大活躍をします。舞台上での「早替わり」もふんだんに楽しめます。主人公となるのは、白浪五人男でおなじみの日本駄右衛門という大盗賊。この大悪党を、海老蔵は堂々と演じています。これだけのスケール感 [続きを読む]
  • アオサギの秘かな決意
  • 大エルミタージュ展(六本木・森アーツセンターギャラリー)に行ってみました。クラーナハやティツィアーノなど、いちど通り過ぎたあとに後ろ髪をひかれ、ステップバックしてまた眺め直したいような作品がずらりと並ぶ、見応えじゅうぶんの展示でした。そのうちのひとつが、たとえばこんな作品です。フランドルの画家スネイデルスが描いた動物画で、タイトルは「鳥のコンサート」。開かれた楽譜を前にして指揮をとるフクロウの周り [続きを読む]
  • 行く人と帰る人と(映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』)
  • お正月の遊びといって思い出すのは、百人一首です。子どもの頃、大人同士の源平合戦に混ぜてもらっているうちに、いくつかの歌は自然に覚えていました。あのころは、いろんなことを自然に覚えられたんですね。歳月を経たいま、すべてのことは自然と忘れます。「覚えていない」ことさえ、たちどころに忘れます。なのに、子どもの頃に覚えてしまったことだけは、いまだに思い出すことができる。頭の中がどうなっているからなのか、な [続きを読む]
  • 東京の空の片隅に
  • 三が日、いいお天気が続きました。今年も初詣は亀戸天神。行列の長さも例年どおりです。待ち時間はおよそ1時間20分。牛歩を続けて、ようやく太鼓橋を二つ渡ると、本殿が見えてきます。でも見えてからが遠い。まだあと30分ぐらいは並ばないと、と思いつつ、手持ちぶさたに空を見上げました。お昼過ぎの空の、左側にはスカイツリー、そして・・・それだけ。どこを探しても雲のかけらも見あたりません。まったくもって、いいお天 [続きを読む]
  • 「時」の鎖を断ち切る(映画『君の名は。』)
  • 先月、東京都心で雪が降りました。11月としては54年ぶりのことで、史上初の積雪となったところもあったそうです。ちょうどこの日、東京から神奈川の三浦海岸まで出かける用事がありました。1時間半ぐらいで着く予定だったけど、雪のためダイヤが乱れてしまい、途中駅で何度か時間調整することに。結局、40分ほどの遅延で到着しました。ダイヤどおりに進まない電車の窓から降り続ける雪を見ていたら、ふと新海誠監督の『秒速 [続きを読む]
  • 「空洞」を満たすもの(映画『永い言い訳』)
  • いま、東京では、豊洲というところの地下に見つかった空洞をめぐって、てんやわんやの事態になっています。どのように収束していくのか、まだ予断を許しません。「さっさと埋めてしまって、なかったことにしてしまえばいい」という訳にはもいかず、右往左往するひとたち。とつぜん降って湧いたような「空洞」とは、かくもやっかいなものかと思います。「空洞」は、建設予定地の地下のみにとどまらず、誰彼かまわず、いきなりその胸 [続きを読む]
  • 『アフリカの日々』(映画『愛と哀しみの果て』の原作を読む)
  • 『愛と哀しみの果て』という映画があります。いささか冗長な語り口なのに、なぜか忘れがたく印象に残る、不思議な映画でした。その原作となっているのが『アフリカの日々』(晶文社:アイザック・ディネーセン著)。この連休でようやく読み終えました。なんで「ようやく」なのか。映画を観て以来、いつかこの原作を読んでみたいと思い、昨秋、この本を購入し、「早く読みたい」という思いと、「読むのが惜しい」気持ちとが交錯して [続きを読む]
  • 「想定外」を具現化(映画『シン・ゴジラ』)
  • 公開中の映画『シン・ゴジラ』が面白いです。2年前、ハリウッド製『GODZILLA ゴジラ』を観て、その迫力に圧倒されました。そのとき、もう日本でゴジラ映画を撮っても仕方がないとまで思ったけど、とんだ思い違いでした。今回の『シン・ゴジラ』、世界中に胸を張って見てもらえる日本映画です。「怪獣」映画というくくり方をしてよいのかどうかわからなくなるような、観ている側に緊張を強い続ける映画です。5年前、日本は「想定 [続きを読む]
  • 疑似家族の「いま」(『プラージュ』:誉田哲也)
  • 賃貸住宅市場で、いま、「シェアハウス」が注目されているみたいです。ひとつの住居を複数で利用する。コスト面でのメリットはもとより、さまざまな事情を抱えた人たちにとって利用しやすいという側面もあります。そんな、シェアハウス(のような住まい)を舞台にした小説を読みました(『プラージュ』:誉田哲也)。住んでいるのは、みんなどこかいわくありげな人たちです。どんな「いわく」かといえば・・・それぞれ、かつて過ち [続きを読む]
  • ハードボイルドな女絵師(『眩(くらら)』:朝井まかて)
  • 墨田区が発行する印鑑証明書をみると、その裏側には、かの有名な『神奈川沖浪裏』がデザインされています。地元墨田区に生まれた天才浮世絵師、葛飾北斎。もしまだ存命だったら、間違いなく「国民栄誉賞」に輝いていたと思います。その北斎を、「郷土の偉大な芸術家として顕彰」するために開設されることとなった「すみだ北斎美術館」が、いよいよ今年11月にオープンされます。待ち遠しいです。ところで、北斎には、お栄(号は「 [続きを読む]
  • 「贅沢と幸福は別物だ」(『新しい道徳』(北野武))
  • ようやく知事が辞任することになりました。都民のひとりとして、他府県の方々に肩身の狭い思いをすることもなくなりました。ほっとしました。ことは法規云々の話ではなく、倫理とか人としての節度の問題に終始しました。品性とはなにか。生きるうえでの良心とは。普段、あらたまって意識することの少ないテーマです。北野武の『新しい道徳』(幻冬舎)に、こんなことが書かれています。 「どんなに高いワインより、喉が渇いたとき [続きを読む]
  • 人生の花道はどこに?(映画『教授のおかしな妄想殺人』)
  • ウディ・アレンの最新作、『教授のおかしな妄想殺人』を鑑賞。軽妙、コミカルなミステリー、といった味わいの映画です。映画のバックには軽快なジャズが流れつづけます。スクリーンと音楽に身を委ねていると、いつのまにかはじまるエンディングロール。2時間を超える映画が多い中、90分の上映時間にはほっとします。主人公は「人生に『意味』はあるのか」と悩む厭世的な哲学教授。この厭世ぶり、アレン映画ではおなじみのキャラ [続きを読む]
  • 『若冲展』で思ったこと
  • ゴールデンウィークの最中、『若冲展』 (東京都美術館)に行ってきました。混雑は覚悟のうえ。だから、早朝8時半にすでにこんな行列が出来ていても驚いたりはしません。ちょっとびっくりだったのは、係の人が行列待ちの人たちに「日傘」を配っていたこと。「転ばぬ先の日傘と帽子」は、今回の『若冲展』では欠かせないアイテムかもしれません。さて、行列はすごかったけど、早起きした甲斐があって、9時半、開館と同時に入館が [続きを読む]
  • かささぎの架ける橋
  • 早朝、家を出ると、聞き慣れない鳥の啼き声に上を見上げました。電柱のあたりを、五,六羽の鳥が飛び交わしています。どこかから渡ってきてひと息ついているところなのでしょうか。朝空を背景に見えるシルエットでは、尾がすこし長い鳥たちでした。かささぎ、かもしれない。根拠は何もないけど、ふとそんな気がしました。今の時期、この地域ということでいえば、生態分布的にありえないのかもしれません。でも、そうだったらいいな [続きを読む]
  • 春の椿事
  • これは、先月、都心で見かけた光景です。裸木の枝に見え隠れしながら人がうごめいているのが見えます。「枝打ちをする職人さん」だと思う人もいるでしょう。でも、よくよく見ると違うような気がしてきます。枝に花を咲かせようとして姿を現した、木の精霊なのかもしれません。こちらは先日、明け方の空で見かけた光景です。ゆっくり移動していく物体は、10秒ほどで見えなくなりました。「飛行機雲」だと思う人もいるでしょう。で [続きを読む]
  • 忘れないこと、忘れたいこと
  • いま、CSで連続放映中の『北の国から』を懐かしく観ています。1980年代から90年代、昭和から平成にかけての激動する時代を背景に、ひとつの家族に焦点を当て続けたドラマです。この家族にもいろいろあったけど、じぶんもこの頃は人生の岐路だったし、世の中全体もベルリンの壁が壊れたりバブルが一気にはじけたり地下鉄でサリンがまかれたり、さまざま大変だったなあ、などと思いながら観ているとしみじみしてしまいます。 [続きを読む]
  • 五人の裸婦と、屍の兵士(映画『FOUJITA』と藤田嗣治)
  • 画家藤田嗣治を描いた映画『FOUJITA』を観てきました。藤田の生涯や画業を丹念に追う、という映画ではありません。テーマはどこにあるのかを考えはじめると、なかなか手強い映画です。こういう映画を観るときは、肩の力を抜くに限ります。抜きすぎるとうとっとしてしまうこともあるので要注意です。映画前半の舞台は、1920年代、芸術家たちが華やかに才能を競い合った時代のパリ。後半は太平洋戦争のまっただ中にある日 [続きを読む]
  • 沈黙の秋
  • 映画で描かれる「ヒーロー」は、一般的には言葉数が少ないタイプが多いみたいです。『ダイ・ハード』のブルース・ウィリスみたいに、始終ぼやいているヒーローなどは少数派ではないでしょうか。実際、体を動かして敵をなぎ倒すのに忙しいのだから、長いセリフをしゃべっている余裕はなさそうです。セリフの少ないヒーローの典型に、スティーヴン・セガールがいます。『沈黙の戦艦』、『沈黙の断崖』など、『沈黙』の二文字を冠したシ [続きを読む]
  • 『モネ展』を観てお汁粉を食べる
  • 『モネ展』(上野:東京都美術館)に行って来ました。土曜日の朝9時過ぎ。扉の前には、予想どおりの長い行列ができていました。入り口を通り抜け、音声ガイドはパスして最初の展示室へ入ると・・・覚悟していたとはいえ、開場直後の入り口近辺はやはりすごい混雑です。展示作品の前には、それぞれすでに人がみっしり取り付いています。ローマ軍団が誇る重装歩兵による密集隊列みたいです。割って入る隙などありそうにも思えません [続きを読む]
  • 京都旅行見聞記
  • シルバーウィークを利用して京都に行きました。定番の観光スポットを中心に歩き回った二泊三日。京都に行くと、どうしても心が浮かれてしまいます。浮かれるままにバスを乗り換え歩き回り、夕暮れ迫るころには精も根も尽き果てる三日間でした。この消耗はなにゆえか。一日の予定に「あれもこれも」と貪欲に詰め込みすぎるからなんでしょうね。たとえば東京を歩くことを考えてみれば・・・観光バスを使わずに、浅草、仲見世、スカイ [続きを読む]