あがた めのお さん プロフィール

  •  
あがた めのおさん: フランスの田舎暮らし
ハンドル名あがた めのお さん
ブログタイトルフランスの田舎暮らし
ブログURLhttp://ameblo.jp/tsuguminokazoku/
サイト紹介文フランスの北ブルゴーニュ、ヨンヌ県のピュイゼ地方の生活をご紹介するブログです。
自由文日本ではまだあまり知られていないピュイゼ地方の地理と歴史について記事を投稿します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供152回 / 365日(平均2.9回/週) - 参加 2010/10/31 06:38

あがた めのお さんのブログ記事

  • さくらんぼの花が咲きました
  • 春はきぬ春はきぬ浅みどりなる新草(にひぐさ)よとほき野面(のもせ)を画(ゑが)けかしさきては紅(あか)き春花よ樹々の梢(こずゑ)を染めよかし春はきぬ春はきぬ霞みよ雲よ動(ゆる)ぎいで氷れる空をあたためよ春の香おくる春風よ眠れる山を吹きさませ (島崎藤村「若菜集」春の歌より) 昨日は天気は晴れ、風がすこしありましたが、日向は暖かく30分もすると暑いほどでした。いつもは元気なトラジニが風邪で [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 21 中年男とふたりの愛人
  • 中年男とふたりの愛人 ひとりの中年男が白髪が増えた毛や髭を撫でながらそろそろ結婚の頃合いだなと考えた男は金も家も持ってるのであとは相手を選ぶだけだった。出会う女はすべて気に入ってしまうので花嫁探しはそう急がなくてよかった。求愛先をまちがいなく決めるのは容易ではない。ふたりの寡婦に男は最も気を惹かれていた。ひとりはまだ若く、もひとりはやや年増自然が壊したものをだれが直せようか。このふたりの寡婦 [続きを読む]
  • ラフォンテーヌの生家を訪ねる その②
  • それでは家の中に入りましょう。17世紀頃の民家だと廊下がなく、移動には部屋を横切らねばならない造りが多いですが、ラフォンテーヌの父親は農水産省の役人だったので、家の造りも小さなシャトーのように廊下で各部屋へ行き来できるようになっています。廊下は狭いです。 最初の部屋へ行く廊下の突き当りにまず、ジャン・ド・ラフォンテーヌの胸像が飾ってありました。 シャトー・チエリは公領だったのですね [続きを読む]
  • ラフォンテーヌの生家を訪ねる
  • 昨日(3月23日)ラフォンテーヌの生家を訪れた。エンヌ(Aisne) 県のシャトー・チエリ(Chateau-Thierry)という町にある。 シャトー・チエリは人口15000人ほど(郊外もいれると35000人ほど)の中くらいの町でマルヌ河の河畔にある。 パリの東(やや北)85?、ランスの手前51?。パリの東駅から出ているTER と呼ばれる電車の停車駅がある。パリから車で行くには高速道路のA4号線をランス方向へ行き、ランスの手 [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑳ 神々に守られたシモニッド
  • 今日の寓話は長いので拙訳だけ投稿させて頂きます。 神々に守られたシモニッド (1) 三種のお方に褒めすぎはない。神々とその愛人、それに王様マレルブ(2)は言った:わたしは賛成だ。これはいつでもよい格言だ。称賛は心をくすぐり、精神を捉える美を愛でる者はしばしば代償を払わねばならない神々がときにどんな風に代償を払うか観てみよう。シモニッドはあるアスリートを讃えようと企て試みた。彼はそのアスリート [続きを読む]
  • お化け餃子を作る
  • 2年前に近所に新しく出来たドイツ系のスーパー、ALDI へ行ってみたら偶然ポークの挽肉が目にとまった。餃子が食べたくなり、パックは500g入りと大きすぎだったが衝動買いをした。 数年前まではパリへ用事で行くと必ずイタリー広場の近くや3番目のチャイナタウン、アール・ゼ・メチエの中華食品店で餃子の皮を買って来たが、最近は年に一度ぐらいしかパリへ行かない。 田舎に住むフランス人は中華を食べない。ジア [続きを読む]
  • フランス大統領選の開幕
  • フランス大統領選を一か月後に控え、500人の推薦者の署名を集めた候補が出そろった。 世論調査で有力候補とされるのは5人。保守の共和党から統一候補のフランソワ・フィヨン。中道を巻き込み左派の最有力候補で年齢も39歳と超若手のエマニュエル・マクロン。伝統社会党から統一候補のブノワ・アモン(43歳)。極左と共産党の支持を得たジャン・リュック・メランション。それに極右のマリンヌ・ルペン。 ↓ 写 [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑲複数の頭を持つ竜と複数の尾を持つ竜
  • 複数の頭を持つ竜と複数の尾を持つ竜 トルコのスルタンが派遣した大使は歴史家によれば、ある日、ドイツ皇帝の前で皇帝の力よりもスルタンの力のほうが優れていると言ったという。ドイツ人はこう言った。われわれの君主には家臣が居る彼ら自らが非常な力を持っている。彼らの各々が傭兵を雇うことができる。トルコの大使は気の利く男でこう言った。私は存じておりますよ。それぞれの選挙人が提供できることを。それは一風変 [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑱ 樫の木と葦
  • 樫の木と葦 樫の木がある日葦に言った。「あなたには自然を責める理由があるでしょう。キクイタダキ(鳥)は重荷ですね。偶然の微風も水面にさざ波をたてあなたは頭をさげねばならない。しかし私のこんもり繁った梢はコーカサス山脈に似て陽の光を受け止めるだけでなく強烈な嵐の力も止めるのです。あなたには激しい北風も私にはそよ風ですよ。それにもしあなたが森の葉陰に生えていれば私は隣人の誼であなたを保護しますよ [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑰ 死神と樵
  • この寓話はまず、フランス語を解らない方々にも音声で聴いて頂きたいと思います。ユーチューブの朗読のヴィデオです。↓ この詩は決して陽気な詩ではありません。どころか、貧しい樵を詠ったもので、太陽王ルイ14世の息子の家庭教師を務めていたラ・フォンテーヌが、当時の社会階層の最下層の樵、それも年老いたひとりの樵の疲れた肉体と精神を詠ったことに驚かされます。 17世紀の文学表現は、たとえば古典悲劇 [続きを読む]
  • 春の訪れ
  • やっと春が来ました。今日は本格的な春日和。午後の気温は20℃を超えました。 明日から週末にかけてまた雨らしいけど今日一日だけでも嬉しい日の光です。光は生きる喜びを与えてくれます。まばゆく明るい春の光は心を爽やかにしてくれます。昨日までの暗く冷たい冬空がウソのように青く澄み渡った一日でした。 光を受けて輝くれんぎょう ボタンの葉も開きかけてます ヒース(ブルイ [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑯ 死神と不幸
  • 死神と不幸 不幸な男が毎日死神に救いを求めていた「死神よ! 彼は言った。なんて美しいんだ!早く来て、わたしの残酷な運命を終わらせてください。死神は来ながら、実際そうしなければならないだろうと思った。ドアを叩き、家の中に入り、姿を見せた。「なんだ、これは! 男は叫んだ。こいつをどけてくれ。なんて醜いんだ! こんな出会いは恐怖と嫌悪をもよおすだけだ。近寄るな、おお、死神よ! ひっこめ、死神!」メ [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑮ 男とその影
  • 男とその影                    M.L.D.D.L.R. に捧ぐ男がライバルもなく自分を愛し俺は世界一美男だと信じていた鏡はいつも間違ってると非難し深い誤解の中にとても満足して生きていたこれを治すにはご婦人方に仕える無言の助言役を彼の眼が留まるところに仲介役として置くこと家の中、店の中、伊達男のポケットご婦人の帯に挟まれた鏡ナルシスはなにをしてる? 隠れるのか想像しうる最も密やかな場所で鏡の [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑭ キツネとコウノトリ
  • キツネとコウノトリキツネはある日熱心に友達のコウノトリを夕食に引き留めた。ご馳走はほんの少しであまり手を掛けてもいなかった。粋なキツネは必要から質素に暮らし澄んだスープを作りそれをお皿にいれて出した。コウノトリは長いくちばしでひと口も呑めなかった。キツネはスープをぜんぶひと息に飲んだ。 この仕打ちに仕返しするため数日後にコウノトリはキツネを招いた「喜んで、とキツネは言った。友達には、儀礼がか [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑬ 泥棒とロバ
  • 泥棒とロバ さらった一頭のロバでふたりの泥棒が争っていた。一人はロバを飼うと言い、も一人は売りたがった。拳骨が激しく飛び交う殴り合いで二人は防戦にわれをわすれた。三人目の泥棒がやってきてロバ先生を掴まえた。ロバはかつては田舎の住人で泥棒はいっぱしの君主だトランシルバニアやトルコやハンガリアみたいな。二人じゃなく三人もとでくわした。この取引には多すぎる。地方は彼らのだれにも征服されはしない。四 [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑫ 狼と子羊
  • 狼と子羊 最も強い者の理屈がまかり通ってしまうそのことをすぐお見せしよう一匹の子羊が澄んだ小川の水を飲んでいた。腹を空かせた狼がいい獲物はいないか探していたが空腹に導びかれそこに現れた。「おれの水飲み場を荒らすとは見上げた根性だ。狼は怒り狂って言ったその軽率を懲らしめねばな― 殿様、子羊は答えた殿下、どうかお怒りになりませぬようにわたしが小川で渇きを癒そうとしてることを判ってくださいあなたの水 [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑪ 両割れ袋
  • 両割れ袋 ある日、ジュピターが言った「すべての生き物はわたしの許へ出頭することもし仲間のうち誰か訴えたいことがあるなら怖れず陳述するがよいわたしが救済を講じよう。猿よ、来なさい、最初に話すがよいというのもこれらの動物を見て比較しなさい彼らの美とおまえの美点を。満足かね? ― わたしがですか?どうして満足しないことがありましょう。わたしには他の動物同様に4つ足があるじゃないですか。わたしの肖像画 [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑩ 雄鶏と真珠
  • 雄鶏と真珠 ある日雄鶏が真珠を土から突きだしそれをすぐに宝石商に与えた。綺麗だけどね、雄鶏は言った。粉ひき場のちっちゃな穀粒のほうがずっといいや。無知な男が遺産に古文書を相続し隣の本屋に持って行った。価値あるものと思うけど銀貨のほうがずっといいや。 Le Coq et la perle Un jour un Coq détournaUne perle qu'il donnaAu beau premier Lapidaire :Je la crois fine, dit-il ;Mais le moind [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑨ ツバメと小鳥たち
  • ツバメと小鳥たち ツバメは旅を重ね多くを学んだ。見たことはなんでも忘れないでおくことができた。どんな小さな嵐も予想し襲来のまえに水夫に告げた。 麻の種を撒く季節にひとりの農夫がたくさんの畝に撒くのを見た。「これは気にいらない」ツバメは小鳥たちに言った。私ならこんな大きな危険からは遠ざかってどこかの隅で暮らすよ。農夫が手で空を切り前進しながら種を撒くのを見なさい。あの手が広げるのはあ [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑦ 狼と犬
  • 狼と犬 狼は骨と皮ばかりに痩せていた番犬たちがしっかり守るので……。この狼が一匹の逞しく美しい番犬と出会った。 太って毛並みの艶も良い犬は道に迷ったのだった。犬を襲い、四つにバラすのに狼はやぶさかではないが戦闘しなければならないこいつは凄く大きいし手ごわい戦いをやりそうだ。 そこで狼は下手に出て話しかけ、犬の立派な太り肉を褒めた。「あんた次第で肉付き良くなれますよ、犬は答えた。森を出 [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌ寓話 ⑥ 都会の鼠と田舎の鼠
  • Le Rat de ville et le Ratdes champsAutrefois le rat des villesInvita le rat des champs,D'une façon fort civile,A des reliefs d'ortolans.Sur un tapis de TurquieLe couvert se trouva mis.Je laisse à penser la vieQue firent ces deux amis.Le régal fut fort honnete;Rien ne manquait au festin:Mais quelque'un troubla la fetePendant qu'ils étaient en train.A la porte de la salleIls entendirent du brui [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌの寓話 ⑤ 二頭のラバ
  • Les deux Mulets Deux mulets cheminaient, l'und'avoine chargé,L'autre portant l'argent de lagabelle.Celui-ci, glorieux d'une charge sibelle,N'eut voulu pour beaucoup en etresoulagé.Il marchait d'un pas relevé,Et faisait sonner sa sonnette;Quand l'ennemi se présentant,Comme il en voulait à l'argent,Sur le mulet du fisc une troupe sejette,Le saisit au frein et l'arrete.Le mulet, en se déf [続きを読む]
  • ラ・フォンテーヌの寓話 ④ 牛になりたがる蛙
  • 牛になりたがる蛙一匹の蛙が牛を見てすばらしく大きいと思った。蛙は小さくて体全体で卵ぐらい。牛と同じくらい大きくなりたくて伸び、膨らみ、むりやり大きくなろうとした。こんなふうに言いつつ。「よく見ておくれ、妹よ。これでどうかしら? 言っとくれ、まだまだかい?― いいえ ― これでどお? ― ぜんぜんダメよ― これじゃどお?― ちょっとも近づいてないわよ」貧弱で気取り屋で馬鹿な蛙は膨らみ続けて死んでしまった。 [続きを読む]