杉篁庵 さん プロフィール

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杉篁庵さん: 杉篁庵日乗
ハンドル名杉篁庵 さん
ブログタイトル杉篁庵日乗
ブログURLhttp://blog.sankouan.sub.jp/
サイト紹介文杉篁庵主人は、定年で隠居した無為徒食の渡世人です。日々感ずるところを記します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供374回 / 365日(平均7.2回/週) - 参加 2010/11/01 21:20

杉篁庵 さんのブログ記事

  • 春日
  • 春日や娘の声を遠く聞く 杉竹おのが手をひとり見入れる春日かな 杉竹うち晴れて春日照れるや墓碑銘の影やはらかき文字たどりつる 横雲春日さし輝き見せる猫の目が萌え草の上おしゃれの用意 やゑ 傍題に、「春陽、春日影、春の朝日、春の夕日、... [続きを読む]
  • 白花たんぽぽ
  • 雨に冷え白花蒲公英かしこまる 杉竹黄昏の狭庭に白し鼓草 杉竹春雨の中に白花蒲公英の孤高に濡れて庭の静けし 横雲いっぽんの白いたんぽぽ咲いていて春雨の中夢が溶けてく やゑ 日本に昔からある在来種のタンポポは花や総苞外片の形状などで地... [続きを読む]
  • 春嵐
  • 春荒れのひと夜あかして萎るかな 杉竹春嵐呆けを笑へる娘居て 杉竹汝が胸に咲きたる花の深む色春のあらしのどどむべきかは 横雲吹きすさぶ春の疾風が散らしたか心に傷の跡残さずに やゑ 「春疾風(はるはやて)、春荒れ、春突風、春烈風、春はや... [続きを読む]
  • 春帽子
  • 今日からは新しき道春帽子 杉竹ふわり飛ぶ旅の男の春帽子 杉竹遠き日を呼ぶかにかろき春帽子頬触るるまで近づくるもの 横雲遠くから片手かざして春帽子近づいてくるゆるい坂道 やゑ 「夏帽子」は強い日差しを避けるため、「冬帽子」は防寒用と... [続きを読む]
  • 彼岸
  • お中日人来ては去る良き日なり 杉竹花束に連れられて行く彼岸婆々 杉竹大いなる彼岸桜や偲ぶほど艶ます風の光り含めり 横雲一本の彼岸桜が咲き満ちて君と二人の夢を見ている やゑ 「彼岸桜」は、仲春の植物季語。「江戸彼岸」「枝垂彼岸」など... [続きを読む]
  • 花韮
  • 花韮に髭触れつつも猫眠る 杉竹花韮の星に影さし時揺るる 杉竹我が庭に星降りしごと咲き敷ける花韮の白薄き紫 横雲花韮の薄紫は嘘の色逢えなくっても逢いに行こうか やゑ ハナニラ(花韮.)は、 ユリ科トリスタグマ属。原産地は中米から南米。... [続きを読む]
  • 白木蓮(はくれん)
  • 白木蓮の散る日差なり村遠し 杉竹この空はどこまで続く白木蓮 杉竹白雲に心とまれるはくれんのほぐれむばかり風に濡れけり 横雲君のいる村に輝く白木蓮さびしい春を歌い続ける やゑ このところ春が加速していい、早春の花から桜の開花に向かっ... [続きを読む]
  • 辛夷(こぶし)
  • 辛夷咲く墓地入口に佇めり 杉竹杖ついて辛夷の下に居るふたり 杉竹遠望の田打ち桜はけぶるごと君来ぬ里にぬくき陽の射す 横雲また逢える溢れるほどに咲いている辛夷の花が知っていること やゑ 辛夷は仲春の季語。傍... [続きを読む]
  • 喇叭水仙
  • 重たげに喇叭水仙倒れたり 杉竹歓びの歌声揃うふ黄水仙 杉竹咲き競ひ春を歓ぶ黄水仙遥けき想ひ陽射しに揺るる 横雲陽を受けて喇叭水仙揺れている私の想い呟くように やゑ 「喇叭水仙(らっぱすいせん)」は春の季語。... [続きを読む]
  • クリスマスローズ
  • 俯けるクリスマスローズ色かすか 杉竹風ぬくしクリスマスローズ咲き揃ふ杉竹 俯ける八手花笠影濃くす我身ひとつといざよふ月に 横雲クリスマスローズを月が照らしてる見る人影が来ない夜にも やゑ クリスマスローズは、植物学上の属名はヘレボ... [続きを読む]
  • ヒマラヤ雪の下
  • 春深む雨のヒマラヤ雪の下 杉竹ヒマラヤ雪の下名乗りて濡れて夕霞 杉竹糸遊に大岩団扇濡れそぼつ迷へる道にあふよしもなく 横雲枯池に咲いたヒマラヤ雪の下きみに会うため鬼さんこちら やゑ 「ヒマラヤ雪の下」は今頃が花の盛りなので、初春仲... [続きを読む]
  • 雪柳
  • 雪柳久しく便りなきままに 杉竹そよ風の行方探るや雪やなぎ 杉竹眺めやる心のはてや雪やなぎおぼつかなくも風に揺れをる 横雲会いたいと待ち遠しくて揺れている心模様の雪柳咲く やゑ 「雪柳」は、仲春の季語。傍題季語に「小米花(こごめばな)... [続きを読む]
  • 風光る
  • 風光る尾長は花を啄めり 杉竹若き日の古きアルバム光る風 杉竹春の日の眩しき風に心染めあひみむことの契りむすべり 横雲肩組んで別れ惜しんだ思い出をめくるアルバム風が眩しい やゑ 「風光る」は、春風がきらきらと光り輝くように感じられる... [続きを読む]
  • 春の宴
  • 再会のグラス満たせり春の宴 杉竹人妻の酔ひたる指や春の宴 杉竹白髪の友と語らふ春の宴終はりて望む十三夜月 横雲久々に会った友らと春の宴手術予定と旅の計画 やゑ 春は宴の季節、卒業式・入学式・入社と別れがあり出会いがある。出会いと... [続きを読む]
  • 春堤
  • 春堤の鳥啼く昼を惜しみけり 杉竹登り来し春の堤に香り満つ 杉竹萌えいづる草摘みゆける春堤茂みをわけてつがい鳥鳴く 横雲逢えないで彷徨っている春の土手どっちにしよう川が分かれる やゑ 「春堤(はるづつみ・しゅんてい)」「春の堤」「春の... [続きを読む]
  • 草餅
  • 朝市の草餅食むやかぐはしき 杉竹母娘して草大福を頬張れる 杉竹緑濃き川の堤になりゆくや草餅食みてそぞろ行くなり 横雲春雨があがって草が萌える色大福にして頬張ってみる やゑ 草餅の子季語には、「蓬餅、草の餅、母子餅、草団子、草大福」... [続きを読む]
  • 仏の座(三階草)
  • バス停を囲みてやさし仏の座 杉竹仏の座河原一面南無菩薩 杉竹春の野の仏の座とて咲く花の君が唇淡き紅 横雲道端に咲き乱れてる紫の宝蓋の草蹴とばして春 やゑ「仏の座」は、辞書には、「(1)キク科のタビラコの別称。春の七草の一つ。〈季・新年〉... [続きを読む]
  • 春の草
  • 春草を踏みて静かな里を出づ 杉竹朝市の路の辺に満つ春の草 杉竹しのぶればもゆる思ひに春草のいやめづらしき君が影かな 横雲君を待つ心がもえて春の草かぐわしいから身体もうずく やゑ 「春の草」の子季語は「春草(しゅんそう・はるくさ)、芳... [続きを読む]
  • 桜貝
  • 小雨降る闇に浮かべり桜貝 杉竹てのひらに恋のひとひら桜貝 杉竹桜貝拾へる浜に色薄き風やはらかく君を撫で行く 横雲桜貝握って帰る門口に今日も休みの札が揺れてる やゑ 子季語,には、「花貝、紅貝」がある。桜貝... [続きを読む]
  • 雛納め
  • 雛納嫁ぐ気なくも急ぎけり 杉竹雛納めして君が影たそがるる 杉竹人去りて雛(ひひな)納むる薄闇のたそがるるまに思ふ行く末 横雲雛祭終わった街に雨か降りあなたの影も仕舞われていた やゑ 「雛納め」は雛祭の終わった後、雛人形をしまうこと。「雛... [続きを読む]
  • 風信子
  • しつとりと雨に光れりヒヤシンス 杉竹星光る窓辺に置きぬ夜香蘭 杉竹待ちわぶる夜香蘭咲く春の夜やかさねし袖は片敷きにして 横雲弾かれないピアノの上にヒヤシンス淋しく咲いて夜が過ぎてく やゑ 庭のヒヤシンスが咲き始めた。「ヒヤシンス... [続きを読む]
  • 蕗の薹(ふきのとう)
  • 雨の日の庭に見つくや蕗の薹 杉竹我が庭にひいふうみいよ蕗の薹 杉竹そこここに春の莟か蕗の薹ひとり探りて人の恋しき 横雲この春も逢えないままにたつ蕗の薹の味さえ苦い思い出 やゑ 早春、野山や人里など、至る所に顔を出す蕗(ふき)の花茎を... [続きを読む]
  • 蛙の目借時
  • 肩叩くトンと蛙の目借時 杉竹君が声次第に遠き目借時 杉竹ゆるらかに時うつろへる媾離(めか)り時夢にや遠く君が声聞く 横雲目借り時深い眠りに落ちていくあなたの声が遠く聞こえて やゑ 「蛙の目借時(かわずのめかりどき)」とは、春,蛙がさ... [続きを読む]
  • 春の闇
  • 三椏の香の満つ闇の色めきぬ 杉竹灯を消してしかと見詰むる春の闇 杉竹ぬばたまの春の闇路に迷ふ身のなほあかなくも夢やはかなき 横雲春の夜の闇に漂う夢の跡天女が遊ぶ風が優しい やゑ 「春の闇」は月のない春の夜の闇をいう。やや潤んだ白々... [続きを読む]
  • 花馬酔木(はなあしび)
  • 遠国の便り次々馬酔木咲く 杉竹逢ひたしとゆるむ心や花馬酔木 杉竹霞敷く春の山べをさまよへば馬酔木の花の小径に咲ける 横雲脇道に馬酔木の花が咲いている春の山辺を一人彷徨う やゑ 馬酔木の名は、馬が食べると「酔」うが如くにふらつき足が... [続きを読む]