水嶋康宣 さん プロフィール

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水嶋康宣さん: 彫刻家の素描手帳
ハンドル名水嶋康宣 さん
ブログタイトル彫刻家の素描手帳
ブログURLhttp://sketchbookbysculptor.blog136.fc2.com/
サイト紹介文彫刻制作の傍ら描いた、色鉛筆・パステル・水彩などによるスケッチを見てください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供175回 / 365日(平均3.4回/週) - 参加 2010/11/20 12:58

水嶋康宣 さんのブログ記事

  • 中世キリスト教美術 XXV Be in love in the Western Middle Ages
  • 《キリストの昇天》より キリストの昇天を見守る使徒たち 11c前半 マケドニア オフリド スヴェータ・ソフィア大聖堂 'Ascension of Christ' 11c First half Macedonia Ohrid Sveta Sophia Cathedralマケドニアなんて日本でごく普通に西洋美術史を学ぶ際にはほとんどノーマークの地です古代ギリシャ・ローマに目をやって中世を駆け足で通り過ぎやっとイタリアルネサンスのページを開き西洋美術史の勉強が本格化するといった調 [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 XXIV Be in love in the Western Middle Ages
  • 《聖ディミトリオスと聖職者たち》 7c中ごろ ギリシャ テッサロニキ アギオス・ディミトリオス聖堂原画はモザイクで私がヨーロッパ中世のキリスト教美術への関心を持つきっかけになった作品です聖ディミトリオスは初期キリスト教の殉教者の一人ですが詳しいことはわかりません具体的な人物を表しながら観念的な形体人物の形を目で追っていくうち図示されたものとは別次元のモザイクが放つ色彩の法悦のようなものに捉えられて [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 XXIII Be in love in the Western Middle Ages
  • 〈聖ゲオルギウス〉  ノーヴゴロト派 15c初  サンクトペテルブルク ロシア美術館 よりジョージやジョルジョにゲオルクなどがゲオルギウスの転訛であることをご存知の方は多いかと思います聖ゲオルギウスはイングランドやジョージ(グルジア) モスクワの守護聖人で特にイングランドは白地に赤い十字の図案のセント・ジョージ・クロスを国旗に採用していますサッカーワールドカップの中継などでよくみかけますよねちなみに [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 XXII Be in love in the European Middle Ages
  • ジャン2世の肖像 1360年ころ ルーブル美術館蔵より*この絵はキリスト教とは直接関係ありません14世紀にもなると王侯貴顕や教会への高額寄進者など世俗の人々が絵画のモチーフとしてどんどん登場しますフランスにも数百年の後西洋美術史に燦然と輝くフランス絵画の萌芽ジャン・フーケが登場しますジャン・フーケで言えば昔の友達でこんなのがいましたパリ旅行にちょくちょく出かける女の子が好きになりマリー・ローランサンや19 [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 XXI Be in love in the European Middle Ages
  • 〈お告げ〉の天使 絹織物 9c初頃 ヴァチカン美術館蔵よりAngel of Announcement, Silk fabric, 9c Early time, Vatican Museumこのシリーズの記事を更新しながら若き日河原町通りの京都書院や駸々堂で立ち読みした平凡社ファブリ世界名画集のルネサンス初期の画家たちのことを思い出します彼らのちょっと変な人体や空間に途轍もなく大事なことを感じてから私のヨーロッパ中世への扉が開かれていったように思います中世の画工 [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 ⅩⅩ Be in love in the European Middle Ages
  • 〈聖母子〉 (エチミヤジンの福音書より) 989 アルメニア エレバン 古文書館マテナダラン(Virgin and Child〉 (From the Gospel of Ejmiatsin) Armenia Yerevan Archaeological Museum Matenalandアルメニアに世界最古の教会がありますエチミヤジン大聖堂です1世紀には十二使徒聖タダイ 聖バルトロマイが伝道し殉教してるんですね思うにキリスト教は発祥の地から主に西に広がり仏教は主に東へ広がりイスラム教だけが東西に [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 ⅩⅥ Be in love in the European Middle Ages
  • 〈お告げの天使〉 14c初 イコン マケドニア オフリド 聖クリメント教会 より 14c Initial Icon Macedonia Ohrid St. Kliment Church美術に限らず教条的な強要が概していい結果に結びつかないのは当たり前のことです進んでやる気のないことにいい結果が出るわけないやはり心の問題 気持ちや思いこそが表現の質を決めてしまうだからといって観察に基づいて制作することが「敗北」と言えるのか観察―見ることは テクニックの [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 XV Be in love in the European Middle Ages
  • 〈聖ゲオルギウス〉10c カッパドキア ギョレメ岩窟教会オフコースというバンドで活躍されたシンガーソングライターの小田和正さんの建築学科の学生時代の論文に「ルネッサンスの建築がいかに中世の建築を堕落させたか」というテーマのものがあるそうです(残念ながらどこ探してもヒットせず”あるらしい”としかいえませんが)それを聞いた時なるほどなと思いましたルネッサンスの建築って教会に限らず豪壮華麗なものを建て始め [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 XIV Be in love in the European Middle Ages
  • 上:『エヒテルナハの福音書』 聖マルコの象徴として獅子 7c末 写本画 パリ国立図書館蔵下:『バンベルク黙示録』 子羊礼拝より子羊を礼拝する人々 1020年以前 写本画 バンベルク国立図書館蔵モノを見る際には百聞していないと一見しても分からないだからこそ逆に目の前にあるものをひたすら観察し視覚の捉えるままそれが何である意味がある価値があるなどの判断を交えず絵筆なり鉛筆なり粘土なり鑿箆なりを持った手を動 [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 XIII Be in love in the European Middle Ages
  • わたしが中学高校時代に教科書やノートの片隅に描いた落書きコレクションではなくて左上より時計回りに:〈キリストの復活〉天使        (サウザンプトン詩篇集) 10c末 ケンブリッジ セント・ジョンズ・カレッジ蔵 より 〈キリストの復活〉刑吏の頭部    (サウザンプトン詩篇集) 10c末 ケンブリッジ セント・ジョンズ・カレッジ蔵 より 〈聖マタイの象徴〉の頭部       (エヒテルナッハの福音 [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 Ⅻ Be in love in the Western Middle Ages
  • 〈聖マルガリータの祭壇〉 12c スペイン ヴィック司教区美術館蔵より下から時計回りに:聖母子像原画に向かって右下の天使原画に向かって左上の天使わたしは別に何かどこかのある時の出来事が古代の呼称でなきゃいけない中世でないとおかしいなどと呼称区分にこだわりがあるわけではないのです全ての出来事を既存の歴史区分の中に納めなければ気が済まない訳でもないでも西ローマ帝国が滅んでからを古代ヨーロッパシャルルマー [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術Ⅺ Be in love in the Western Middle Ages
  • 左下より時計回りに「マリアの誕生」 13c末 ピサ サン・マッテオ国立美術館蔵より アンナを見守る人「マリアの誕生」 13c末 ピサ サン・マッテオ国立美術館蔵より アンナ「アンジェの黙示録」 1375〜81年 アンジェ タピストリー美術館蔵 より 七つの頭を持つ海獣のひとつ「予言者エゼキエル」1225年頃 ステンドグラス ロンドン ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館蔵 より中世と言っても東は今のロシア トル [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 Ⅹ Be in love in the Western Middle Ages
  • 左から:「エイブラハムと三天使」から サン・ルイ王の詩篇集より 1256年 パリ国立図書館「大天使」 ノブゴロド派 サンクトペテルブルク ロシア美術館「忠信にして真実なる者とその軍勢」から スペイン エル・ブルゴ・デ・オスマ大聖堂の黙示録より観察に基づいて制作することがダメなのかというと全然そんな風には考えていません凡そヒトの営むあらゆる分野で観察すること見ることを疎かにして発展したものなどないはずで [続きを読む]
  • 中世キリスト教美術 Ⅸ Be in love in the Western Middle Ages
  • キリスト アギアソフィア大聖堂 イスタンブール現物はモザイクです人々を無知蒙昧に縛り付け収奪する暗黒の中世という言い方がなされることも少なくないのですが豊かな絵画表現感情豊かな聖堂建築の数々それらを目にすると果たして暗黒なだけかと思います十字軍のようなあきれるぐらい野蛮な「暗黒」の所業を引き起こすもこと美術のわたしの好みから言えば中世はとても感情豊かで力強いゴチック後期 初期ルネサンスくらいになる [続きを読む]