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tomo
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2010/11/28

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  • 沙洩水晶

    古色の金貨と 日は暮れて斜陽 機織る絹の糸むすび 重ねつ紫陽花と小雨は噴水 影と咲き時の大理と砕けては響く 碧き 鈴の声錆びし 夏風一握の砂金を放じて 瞬く黄水晶(シトリン)と 虚天(そら)と夕づつ 瑶光(ほしびかり)白金 淡青 薄紅て時劫の粉雪《こゆき》と落葉すば在りし 記憶と 波紋し揺られたる ( 枯れ葉 朽ち葉と 朱に塗られ 湖畔(みず)は翠に 対比を描き 風と音《おん》なくちりぬる 孤秋の嘆き...

  • 雨の日の二重星

    銀鏡またたく なだしずく時編む雨の 縫い針よぴしゃり ぴしゃりと奏で織り成す絹の画布霧とけぶらう白煙が描くは絵画印象派かすみ暮れゆく 景観に色塗りきらめく幻燈と朧に浮かぶ心象と包み消えゆく街並みよ吹きたつ風と 時の波渦巻き地を這う花火の鼠避けども避けど追いたつ 不安にて 自存の影へと歩み寄る更紗ささらう 遮光幕星座 綴らう紋様 微細にて風と棚引く 天鵞絨《ビロード》よ揺らたつこころを 表象し迷霧さまよう 宵の...

  • 虚しみと 哀しみと

    -------------------きょう そらのわたあめすぷんでつついてぱくりとたべたしろい ああすくりーむちほちほ とけておいしいかった-------------------巡る思念の雲のうえ揺られて踊る言葉たち理性の筆圧かからぬよちよち歩きの言葉たち白紙の胸へと眠り 夢を見る葉桜ゆらす 秋風の冷たき微風が 肌を刺し季節の始めと終りを告げる9月4日の午後六時独りベンチに腰を掛け5歳の時分の文章ながめてはひとり思索にふける 夏の暮れ夜の満潮...

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